チェリャビンスク衝撃波/放電現象

2023年2月10日のトルコの大地震でトルコとシリアに大変な被害が出ました。この地震で不思議な光や雲が報告されています。一説では人工地震だという説も出ています。トルコを巡る政治情勢など状況証拠からうなずけるところもあります。しかし、ここでは人工地震説については触れません。こうした現象を考えるうえで今回の翻訳記事は参考になるかもしれません。

「チェリャビンスク、ツングースカ、アークブラスト」という2017年10月22日の記事の中で、アンドリュー・ホール氏は、隕石の空中破裂、エアバーストがどのように起きたのか、詳細に分析しています。それは"衝撃波/放電現象"だと言います。

▼読者からの投稿で、不思議な現象をとらえた動画がいくつか投稿されていました。

ミシガン州エスカナバ発電所爆発事故による奇妙な光線。
カリフォルニアで木が内側から燃えているのを発見 CBS Philadelphia

チェリャビンスク、ツングースカ、アークブラスト
Chelyabinsk, Tunguska and Arc Blast

2017年10月22日

アークブラスト

電気宇宙論では、大きな隕石が地球に落ちるのは珍しいことだと長い間主張されてきた。岩石が地球に落ちてこないのではなく、まず何かが起こらなければならない。その何かとは、放電である。

宇宙にある物体の電荷は地球と同じではないから、両者が接触する時には何かが起こらなければならない。電位が同じになるようにしなければならない。これは、隕石が地球に衝突したときではなく、隕石が地球に電気的に接触したときに起こる。

月、火星、水星、そしてそれ以外の惑星の至る所にあるクレーターは、衝突よりも放電の痕跡がより顕著に現れている。実際、エレクトリック・ユニバースの理論では、小惑星や彗星そのものが惑星間の放電の結果であると考えられている。クレーターを作った放電の破片であり、クレーターの原因ではない。

隕石の質量が大きければ大きいほど、電位差は大きくなる。放電は、小さな隕石よりも大きな隕石を地球から遠く離れた場所で粉々に吹き飛ばす可能性が高い。被害は流星の衝撃波によるもので、地球に衝突した流星の残りカスではない。

ツングースカとチェリャビンスクという、近代史上最大の隕石現象がそうである。チェリャビンスクは、何千人もの人々が目撃したように、空中破裂で爆発した。ツングースカも隕石のかけらが見つからなかったことから、ツングースカがそうではないかと長い間疑われてきた。あらゆる証拠から、ツングースカは、超音速で大気圏に突入したエアバースト隕石が爆発した際の衝撃波であったと思われる。

チェリャビンスクでは多くの人が目撃し、撮影されたので、エアバーストがどのように発生したか、またアークブラスト理論でどのように予測されるかという証拠がある。

アークブラスト Arc Blast ※ とは、ある地形が超音速の風によって発生した衝撃波の結果であるとする説である。衝撃波は電流の通り道であるという事実が前提となっている。衝撃波は、それが伝わる媒体の密度、圧力、温度を突然急上昇させる。また、電離(イオン化)が急増して、周囲より高い電圧の帯電した波面が発生する。

この帯電した衝撃波が隕石を空中で爆発させる様子をスローモーションで撮影したのがこの映像です。まず、この静止画で何が起こっているのかを見てください。

26秒あたりから、流星のすぐ前に柱状のものができ始めている。

26秒あたりから、流星のすぐ前に柱状のものができ始めている
チェリャビンスク隕石、シベリアの空を駆け抜ける……

隕石が近づくにつれ、柱が見えてくる。

隕石が近づくにつれ、柱が見えてくる
隕石の前に垂直に圧縮(凝縮)したシートが現れるが、これはカメラエフェクトではない

隕石は明るくなり、柱の中心部にさしかかると少し暗くなる

隕石は明るくなり、柱の中心部にさしかかると少し暗くなる
隕石が圧縮の柱に入ると、隕石と柱の両方が明るくなる

隕石は再び明るくなり、爆発しそうな勢いで柱を抜けると、暗くなり、大きな爆発が起こる①

隕石は再び明るくなり、爆発しそうな勢いで柱を抜けると、暗くなり、大きな爆発が起こる
そしてまた地上に向かって明るくなる──放電している

隕石は再び明るくなり、爆発しそうな勢いで柱を抜けると、暗くなり、大きな爆発が起こる②

隕石は再び明るくなり、爆発しそうな勢いで柱を抜けると、暗くなり、大きな爆発が起こる
隕石は再び明るくなり、尾はまだ光り輝く圧縮の柱の中にある
柱の底が隕石とほぼ同じ明るさになっているのを見てください

隕石は再び明るくなり、爆発しそうな勢いで柱を抜けると、暗くなり、大きな爆発が起こる③

隕石は再び明るくなり、爆発しそうな勢いで柱を抜けると、暗くなり、大きな爆発が起こる
そして爆発し、明るい三角形の閃光を柱状に地球に放つ
フラッシュは、前の画像で圧縮の柱であった前景の建物の後ろにあることに注意してください

隕石は再び明るくなり、爆発しそうな勢いで柱を抜けると、暗くなり、大きな爆発が起こる④

隕石は再び明るくなり、爆発しそうな勢いで柱を抜けると、暗くなり、大きな爆発が起こる
放電の衝撃で塵が舞い上がるが、前景の建物はまだ見えている

1分過ぎにまた小さな爆発が起こる。 隕石のすぐ下に明る光の柱がある。これは放電である。

1分過ぎにまた小さな爆発が起こる。隕石のすぐ下に明るい光の柱がある。これは放電である
隕石は最後に閃光を放ち、その下に明るい柱が見え、最初の柱はダスト雲の中に消えていく

1分過ぎにまた小さな爆発が起こる。 隕石のすぐ下に明る光の柱がある。これは放電である。②

1分過ぎにまた小さな爆発が起こる。隕石のすぐ下に明るい光の柱状がある。これは放電である
そして、それは消える

"隕石を破壊したように見えた"あの柱は何だったのか? あの隕石は、"オーバーヒート(過熱)"して破裂したのではない。宇宙の電気的性質を発見してください。新しい視点を得るために、thunderbolts.infoご覧ください。

“隕石を破壊したように見えた"あの柱は何だったのか? あの隕石は"オーバーヒート(過熱)“して破裂したのではない。宇宙の電気的性質を発見してください。新しい視点を得るために、thunderbolts.infoをご覧ください
小さな岩の破片がいくつか見つかった


では、ここで何が起こったのか?

あの圧縮した柱状のものは衝撃波だった。隕石の前のバウショック(弧状衝撃波、頭部衝撃波)が地面に接触して反射し、立上り反射波となった。

この波は温度、密度、電荷を運ぶため、定在波を通して圧縮の柱状体を作る空気を地上まで電離させた。隕石が柱状のものに衝突したとき、導電性の定在波を通して地面に直接接続し、放電を開始した。放電は柱状に数回点滅し、電荷が中和されて隕石が完全に蒸発する前に、おそらく地上への第二の経路を確立したのだろう。

このチェリャビンスク隕石は、電気宇宙論の視覚的証拠である。彗星や隕石の力学は、他のあらゆる点でもこれを裏付けている。ツングースカの謎を深く掘り下げると、証拠と目撃者の証言が衝撃波/放電現象を裏付けていることがわかる。

木星に衝突したシューメーカー・レヴィ第9彗星

木星に衝突したシューメーカー・レヴィ第9彗星

木星に衝突したシューメーカー・レヴィ第9彗星も同じことが言える。爆発は木星の電離層で放電により発生した。そう結論づけるウォル・ソーンヒルは、リンク先のビデオの中で、多くの証拠となるポイントを論じている。
彼は、彗星の破片が木星に近づいたとき、どのように明るく光ったのか、彗星が接触したとき、惑星の極オーロラがどのように明るくなったのか、このイベントの間、木星からどのように電波が放射されたのかを説明し、電離層で放電による爆発がどのように、なぜ起こったのか視覚的に証明し、解説している。

地球の過去における破滅的な激変の圧倒的な証拠によって、均一進化論に対するクアッカデミア quackademia※ の支配力が失われつつある今、悪賢い科学者たちは、その原因を隕石に求めることが流行している。

※「quackademia」という単語は「quack+academia」の造語でしょうか? とすると、「いんちき学界」という意味になります。quack:いんちき、偽医者、やぶ医者、ほら吹き、ヤマ師。academia:学界、学術研究機関、アカデミア

地層、氷床コア、海面、化石などのデータは、極端な環境条件が支配的であった時代を物語っている。洪水、風、地震、火山など、現代とは比較にならないほど大量の証拠がある。

白亜紀の恐竜の滅亡はチクシュルーブ隕石によるものだというのは、海底に穴が開いているからという理由だけで通用する一般常識(従来の考え方)である。"気候科学"が失敗であると認識され、地質学者がより多くの地上の穴を発見するにつれ、科学者が気候の不調をすべて炭素排出と関連付けることを止め、地上の穴と関連付けるようになることを私は恐れている。

しかし、隕石がすべての大災害を引き起こすという結論に飛びつくのは、少し都合が良すぎるのではないだろうか。物理学では、十分に大きく、異なる電荷を持つ2つの物体は、電気的に接触したときに放電するのであって、衝突したときに放電するのではないとされている。放電は、地球から反射してくるバウショックによって作られる定在波を通して、アークブラストが起こる。より良い解釈がない限り、あなたは視覚的な証拠を見ただけだ。

物理的な結果(成り行き)は異なる。運動学的な衝撃は、電気衝撃波の衝撃とは異なる二次的な結果をもたらすだろう。だからといって、いつか大きな隕石が都市や半球を破壊しないとは限らない。電気衝撃波による死は死であることに変わりはない。しかし、それは私たちが身を守るための手がかりになるかもしれない。衝撃で死ぬと考えられているよりも、生き残るのは簡単かもしれない。

また、まず大きな隕石から地球を守るにはどうしたらいいのか、そのヒントにもなるかもしれない。地球に到達する前に、隕石が放電するようなものを与えればいいのだ。小惑星の通り道に地雷原を作り、イオンチャージと長いワイヤーアンテナを設置して、確実に接触できるようにするのである。

チェリャビンスクのフィルムは、ドン・クレス氏の提供によるものです。

──おわり

アークフラッシュとアークブラスト

「ArcWearとKinectricsが実施したアークブラストに関する研究、オンタリオ州技術者フォーラムで発表」より

Arc Flash and Arc Blast というサイトから抜粋

アークとは何か?
アークが発生するのは、一般的にどのような状況か?

電気"アーク"は、空気中を流れる電流の放電である。アークは、2つの導体間の空気経路をイオン化する過電圧によって、または2つの導体間の偶発的な接触(およびその後の再分離)によって引き起こされることがある。

注意事項
気体の"イオン化"について議論する。空気は通常、電気に対して絶縁体だが、電離すると導体になる。気体がイオン化するとどうなるか、また、"イオン化"という言葉が何を意味するのか、

アークフラッシュとアークブラストの違いは?

“アークフラッシュ"とは、空気中の電断により発生する極めて高温の放電のこと。
“アークブラスト"とは、突然のアーク故障によって引き起こされる高圧の音波のこと。

アークフラッシュの温度はどのくらいになるのか?

20,000度ケルビン(摂氏、華氏に換算するのはお任せする)

注意事項
この温度は、太陽表面の温度のおよそ4倍であることに注意してほしい。アークフラッシュは、とても、とても、熱い。実際、これほどの高温に耐え、蒸発しない材料は知られていない。アークフラッシュが人間の皮膚にどのような影響を与えるか、想像するのは難しいことではない。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
@kiyo18383090

Posted by kiyo.I