ジェリー・テナント博士の「身体の電気回路を癒す」

健康と癒しにおける電磁場の役割

宇宙がプラズマを介して電気で接続されているならば、この地球も、自然も、水も空気も、動物も植物も、命あるものすべて「電気」によって接続されているはずです。
今回紹介する動画は、医療分野で、このことを実践しているジェリー・テナント博士のお話です。彼のテナントインスティテュートでは「物理学を使用して自然に治癒する総合的な医療アプローチを提供」しているようです。
ホームページには「痛みを感じる部位は、電圧が不足していることが多い。テナント博士のバイオモジュレーター®は、充電池のような方法で組織を充電することで、患部で実際にエネルギーを生産し、蓄える身体の能力を高めることができます。刺激を受けた部分のエネルギー濃度が高まり、組織が本来持っている電圧保持能力が高まります。細胞内にエネルギーが増えると、細胞の機能が高まり、痛みが解消されます」と紹介されています。

体の組織に充電する? アーシングに似ているのかもしれませんが、ちょっと違うようです。この動画では、ジェリー・テナント博士本人が眼の手術中にウイルスが鼻から脳に入り脳炎を発症し、闘病生活の中で、体が電気的な作用によって癒されることを発見した経緯が話されています。

そのどれもが興味深い内容ですが、特に印象に残ったのは
・細胞はpH7.35~7.45で活動しなければならない
・ロシアで開発されたSCENARという機器
・ヴィクトル・シャウベルガーの研究
・鍼灸の経絡は筋肉のバッテリーの積み重ね
・筋膜は筋肉のバッテリーを取り囲んでいる、いわば体の配線のようなもの
・歯の感染症が全身の病気を引き起こす
・根管治療は絶対にしてはいけない

という指摘です。

ビックリしたのは、ヴィクトル・シャウベルガーの名前が出てきたことでした。シャウベルガーという人はナチスに利用されてUFOの推進装置を作らされたというので有名なのかもしれませんが、興味があれば記事や動画がけっこう見つかりますので調べてみてください。信じ込まされている主流の科学の世界を越えた本物の科学の世界が見つかるかもしれません。

もう一つは歯の根管治療の話です。虫歯になって歯の治療をされた方は多いと思います。抜いたり、詰め物をしたりかぶせたり、それが全身にどのような作用をしているのか、怖い話です。大雑把に知ってはいましたが、勉強し直そうかなと思っています。本は出ていますが(『虫歯から始まる全身の病気―隠されてきた「歯原病」の実態』)絶版で結構な値段が付いています。運が良ければ、図書館にあるかもしれません。僕は地元の図書館に運よくあったのでさっそく借りました。なおこの動画はパート1です。パート2は本文の最後にリンク張ります。

▼アーシングは体の電気的なバランスを整えてくれます。

さて、動画の説明には、内容の紹介とテナント博士の略歴が記してあります。
「今日、様々な電磁療法がこれまでにないほど受け入れられ、使用されるようになりました。また、科学的研究により、電磁場が生命に与える影響が確認され続けています。急速に成長しているこの分野の先駆者の一人である眼科医のジェリー・テナント博士は、人体の電気回路に関する画期的な研究をまとめた『ヒーリング・イズ・ボルテージ』シリーズを著しています。今回は、2部構成の第1部として、テネント博士が科学の道を歩むきっかけとなった自身の驚くべき挑戦についてご紹介します。

ジェリー・テナント博士は、眼科および眼科形成外科の認定資格を有しています(ハーバード大学医学部およびサウスウェスタン大学医学部での研修)。彼は、ダラスのパークランド病院の眼科形成外科クリニックのディレクターとして、1965年から1995年まで診療を行いました。VISXエキシマレーザーのFDA研究の多くを担当し、アメリカとヨーロッパで約1000件の手術を行いました。
また、ダラス・アイ・インスティテュートの創設者兼所長であり、米国で初めて白内障手術後に眼内レンズを装着した外科医の一人として、その技術を世界中で教えてきました。テナント博士は、眼内レンズやいくつかの手術器具を含む医療機器の特許を保有しています。アリゾナ州のホメオパシー・代替医療委員会でライセンスを取得しながら、現在はテナント統合医療研究所のディレクターを務めています 」

ジェリー・テナント博士:身体の電気回路を癒す
Dr. Jerry Tennant : Healing the Body’s Electrical Circuitry

Thunderbolts Project™のThunderbolts.infoがお届けする「生命の電気」へようこそ。
健康と癒しにおける電磁場の役割とは?

今日、様々な電磁療法がこれまでにないほど受け入れられ、使用されるようになりました。また、科学的研究により、電磁場が生命に与える影響が確認され続けています。
西洋医学では、一般に切り離された部位や臓器を様々な専門家が治療するという伝統があります。しかし、電磁ヒーリングの第一人者は、人間の体やすべての生物に対する新しい見方を提案しています。
急速に成長しているこの分野の代表的なパイオニアの一人である眼科医のジェリー・テナント博士は、著書『ヒーリング・イズ・ボルテージ Healing is Voltage』シリーズで、人体の電気回路に関する彼の画期的な研究を紹介しています。本日は2部構成の第1部として、テネント博士が科学の道を歩むきっかけとなった自身の驚くべき挑戦についてご紹介します。

ジェリー・テナント博士

私はいつも、私はテキサス州のMDライセンスを持って話しているわけではないという免責事項から議論を始めます。私はアリゾナ州MDHのライセンスで話しています。アリゾナ州とネバダ州には、統合医療とホメオパシー医療のための特別な医療委員会があります。私はアリゾナ州統合ホメオパシー医学委員会の下でライセンスを取得しており、テキサス州のライセンスではなく、そのライセンスの下でこの会話をしています。

私は眼科医としての訓練を受け、30年ほど白内障手術を中心とした伝統的な眼科診療を行ってきました。眼科医になってとても楽しかったですし、眼科のあり方を変えるようなこともたくさんできました。私は、眼内レンズをこの国に持ち込んだこと、そしてその使い方に大きな影響を与えました。

私がトレーニングを受けていた頃は、単に目からレンズを取り出していたので、人々は本当に大きな分厚い眼鏡をかけることになっていました。もちろん、それらは見ることはできますが、すべてのものが30%大きすぎ、30%近すぎて見え、歩くことも運転することも難しいため、かなり不自由なものでした。

私は白内障の手術後にレンズを入れた初期の人の一人でしたが、最初に使ったヨーロッパ製のレンズには問題があったので、それを改良してより良いレンズを手に入れ、その方法を他の人に教えるようになりました。それも楽しみのひとつでした。

私が研修を受けていた頃は、両目を失明させた患者さんを2週間ほど入院させていましたが、高齢者をベッドに寝かせたまま2週間も失明させてしまうと、当然ながら混乱してしまい、精神的にも参ってしまう傾向があります。そこで私は水密性の高い切開方法を開発し、患者がベッドに寝たままでなくても、手術台からすぐに起き上がって歩けるようにしたのです。

また、病院に入る高齢者の問題もありました。お年寄りは特定の生活パターンになりがちで、自分に合ったものを食べて、消化器や泌尿器のプロセスを働かせていますよね。お腹を壊す食べ物があるから、病院に入れて全部変えてしまう。普段の環境から離れただけで病気になったり、転んで怪我をしたりすることも多い。

その時に取り組み始めたことの一つが外来手術です。そのため、白内障の手術をして、すぐに帰宅できるというのは大きなメリットでした。私たちは、麻酔科医や内科医とともに、そのための技術を開発し、その方法を教えました。

次に眼科でやったことで面白かったのは、レーシック手術に使われるレーザーの研究の大半を担当したことですね。そこで私は、その研究の9割ほどをVISXという会社で行いました。しかし、そのレーザー手術をする過程で、レーザーではウイルスが死なないことを知らなかったのです。

そこで私は、インドから来た白血病の患者の角膜の傷跡をレーザーで削り取っていました。そして、傷跡を十分に削り取ったのですが、角膜からウイルスが放出されてしまいました。それが鼻から脳に入り、脳炎になってしまったのです。

それで、患者さんを見て、どこが悪いのかを知ることはできても、処方箋の書き方を覚えることはできませんでした。また、痙攣のような動きも出てきて、座っていても突然、何かをしてしまうこともありました。誰かの眼球の内側で手術する場合は、あまりうまくいきません。そして圧倒的な疲労感に襲われました。

そんなわけで、1995年の11月末に仕事を辞めざるを得なくなり、1日16時間寝て、1日2〜3時間は新聞を理解できる時間がありましたが、スイッチが切れるように、もう理解できなくなってしまったのです。

私はボストンやニューヨークなどで見つけた最高の医者に診てもらいました。彼らは皆、あなたの脳には3つのウイルスがある、どうしたらいいかわからない、がんばってくださいと言いました。そこで、1日に2〜3時間しか考えられなかった私は、どうすれば自分が元気になれるのかを考える旅に出たのですが、その中で心に響いたのが、体中の細胞が同じハードウェアを持っているということでした。

細胞イラスト

ノートパソコンとデスクトップパソコンが違うように、細胞の見た目は全く違いますが、基本的な部分はすべて同じです。そして、ひとつの細胞を働かせる方法がわかれば、すべての細胞を働かせることができると思ったのです。

細胞イラスト
細胞の種類

そこで、30年ぶりに細胞生物学の本を大量に購入して読み始めたところ、心に響いたのが「細胞はpH7.35~7.45で活動しなければならない」という言葉でした。

細胞はpH7.35~7.45で活動しなければならない
P CO₂と血漿pHの基本的な関係について

pHについては、酸塩基のバランス以外はあまり覚えていませんでしたが、目の外科医として30年間、そのような知識を必要とすることはありませんでした。そこで私はpHの研究を始め、pHとは簡単に言えば、液体中の電圧の測定値であることを知りました。

pHとは簡単に言えば、液体中の電圧の測定値
pHメーターはどのような仕組みになっていますか?

使われている銅線を考えてみると、スイッチを入れれば電子が流れ、スイッチを切れば電子が止まるが、液体では電子供与体にも電子奪取体 electron donor or an electron stealerにもなる。そして、慣習的に、液体が電子を盗むものであれば、電圧の前にプラスの記号を付けます。また、電子供与体の場合は、電圧の前にマイナスの記号を付けます。また、慣習的に、電圧を0から14までの対数スケールに変換して、pHと呼びます。つまり、電子を盗む側のプラス400ミリボルトはpH0と同じで、電子を提供する側のマイナス400ミリボルトはpH14と同じなのです。

細胞のpHは7.35から7.45でなければならない
pHと電圧

細胞のpHは7.35から7.45でなければならないと書かれていますが、これは1ミリボルトの差はあっても−22から−25ミリボルトと同義です。そこで私は、ああ、細胞は電圧がないと働かないんだな、と納得しました。そして、突然、この新しい考え方が自分の中で疑う余地のないものになったのです。

次の課題は、それをどうやって測定するかということです。もちろん、一般的なpHメーターにはスイッチが付いていて、pHとミリボルトのどちらかを切り替えて読み取ることができ、プローブを液体に刺すだけで、pHやミリボルトを教えてくれたり、pHの対数スケールに変換してくれます。そこで、身体の中でどうやって測定するのかと考えたところ、中谷という人物が、現代の電子機器を使って初めて鍼の回路を測定し1951年に発表したことがわかりました。

中谷
中谷義雄医学博士

そこで、初歩的な機器を用意して測定を始めたところ、脳は−25ミリボルトで動いているはずなのに、−2から−4ミリボルトの間で動いていることがわかりました。それで、なぜうまくいかないのかがわかりました。それほどの力がなかったのです

※原文は it didn’t have the juice to do it. juice:ジュース、分泌物、分泌液 動力源、電気、電力、ガソリン 元気、活気、精力、活力

そこで次の課題は、さて、どうしよう? 
そこでいろいろ調べてみると、ロシア人の男性が、電子をより効率的に細胞膜に運ぶための波形を発見したことがわかりました。

電子をより効率的に細胞膜に運ぶための波形を発見した
SCENAR [SKENAR]
自分でコントロールするエネルギー適応型調節

アレクサンドル A.カラセフ A. KARASEV, et al. SCENAR [SKENAR]:自己制御エネルゴニューロ適応規制は、宇宙旅行の独特の問題を克服するためにロシアの宇宙計画のために開発された。
ソチ大学を拠点とし、1970年代後半にアレクサンダーカラセフが率いるロシアの医師と科学者のチームは、エネルギー効率が高く、複数の用途があり、持ち運び可能で、非侵襲的な治療法を開発した。彼らは、免疫系を刺激するために電気信号を使用して反復可能な治療的治療を達成した最初の人々だった。ヘッドサイエンティストのレベンコ教授は、SCENARが治療できず、しばしば治癒できない病気はほとんどないと主張した。それ以来、ロシアで実施されたテストでは、Scenarが80%のケースで効果的であることが証明されている。

そのことを知ろうとすると、ズリア・ヴァレーヴァ・フロストZulia Valeyeva-Frostというロシア人の小児科医がいることがわかりました。ズリア・ヴァレーヴァは、ロンドンから来たフロストという男性と結婚し、ロンドンに移り住んでいました。そして彼女は、このロシア製の装置を使って細胞にエネルギーを伝達する方法を人々に教えているところでした。

Zulia Veleyeva
ズリア・フロストMD博士

それで、彼女に電話して「君のやっていることに興味がある」と言いました。すると彼女は「運がいいことに私は3日後にサンフランシスコで初めてのセミナーをすることになったの」と言ってくれました。私は、サインしてください、と言いました。そのセミナーに参加して、ロシア製の機器を手に入れ、細胞の充電を始めたところ、6週間ほどで事態が好転し始めたのです。

ロシア製の機器を手に入れ、細胞の充電
SCENAR ”スタートレック”デバイス

もう一つは、その頃、飛行機に乗っていたら、隣の席にダラス地区の看護師さんが座っていたことです。そして彼女は、自分がリンパ腫で、首に大きな腫瘍があり、全身に散らばっていることを話し始めました。

リンパ腫

そして、MDアンダーソンがんセンターでは彼女に家に帰り、死を待つようにと言われたのに、メキシコに行って数日で腫瘍がなくなったと話してくれました。そこで私は彼女を助けてくれた医師を訪ね、彼らがいったいどうやってそれを実現したのかを確認しました。これが、私の旅の始まりであり、電子機器という他のビジネスとともに、どうすれば健康になれるのかを考えるきっかけとなりました。そして、彼らが教えてくれたことの一つは、基本的にすべての腫瘍は歯の感染症、特に根管治療の歯に関連しているということでした。

すべての腫瘍は歯の感染症、特に根管治療の歯に関連している
ヒトの生活歯(生きている歯)および失活歯(死歯)の象牙質細管への細菌の侵入

そして、彼女は病院に行き、根管治療の歯を抜き、口の中の感染症を取り除きました。口の中の感染症をきれいにして、数日後には腫瘍が消えていました。そして、写真だけでなく、帰国後のMDアンダーソンでの医療記録も送ってくれて、腫瘍が消失していることを証明してくれました。

脾胃( 脾臓と胃腸)経穴と呼ばれる場所で根管治療を行いました。ダラスの医師はその歯には何の問題もないと言いましたが、私は出血性疾患も患っていました。メキシコに戻って、この看護師を手術した歯科医に治療してもらいました。彼女が歯を抜いた時は、骨の中に大量の感染症があり、マスクに飛び散っていました。それなのに、歯に関しては何の症状もありませんでした。しかし、歯を抜いた48時間後には出血性疾患が治り、むしろ驚きました。そして、それからの6週間ほどで、私の脳は再び動き始めました。

そうして私は、体が実際にどのように機能しているのか、体の中で電圧(電位差)がどのような役割を果たしているのかを解明する道を歩み始めました。なぜなら、私が医学部で教わったこととは明らかに違うからです。その中で、私に理解しようとさせるように導てくれたのは鍼治療(鍼灸)でした。

体の中で電圧(電位差)
背中に電圧がかかると、背骨に沿ってある自律神経節を使って各臓器に行き渡ります。

実際のところ、それはより大きな絵の一部でした。私は自宅の椅子に座っていました。そして私は自分自身に言い聞かせました。明らかに、私が教えられた伝統的な医学は、私に家に帰って死ねと言ったのです。そして、それは明らかにうまく機能していませんでした。
しかし、カイロプラクティックは効くときもあれば、効かないときもあります。鍼灸治療は効くときもあれば、効かないときもあります。エッセンシャルオイルが効くこともあれば、効かないこともある、などなど。

このように、様々な医療モデルがあり、うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。そこで私は考えました。もし私が見つけ出せたら、これらすべてに共通する分母があるはずだと。そうでなければ、つまり物事がうまくいくということは、基本的な法則、物事がどのように機能するかという基本的なルールに従っているからです。

これらの異なる要素の共通項が見つけ出せれば、自分が元気になる方法がわかります。そして、それらの共通点は電圧(電位差)というピースであることがわかってきました。私のように電子工学や物理学の知識がない者が始めようとすると、非常に複雑になります。私は大学1年生の時に物理学を学んだだけで、それが私のバックグラウンドでした。

問題は、ここでの共通分母をどうやって見つけ出すかということですが、私はその点で別の道を歩み始めました。私は中央の電荷を帯びたボールの周りを電子の小さなボールがたくさん回っているようなことはないということを理解し始めました。原子とは何かということは、おそらく75年ほど前から知られていましたが、いまだにそれを教えています。

原子図は原子の姿ではありません
原子図は原子の姿ではありません

そして、本を読んだり、話を聞いたりするようになりました。幸運なことに、私の前にその道を歩んでいた様々な人たちと話すことができました。原子とは何かについて理解を深めていきました。エネルギーとは何か、原子とは何か、さらには宇宙の仕組みが分からなければ、細胞の仕組みを理解することはできません。そこで私は、別の方法があるのではないかと考えるようになりました。

Schauberger
ヴィクトル・シャウベルガー
Schauberger

そこで、私に大きな影響を与えたのが、水を燃料とする空飛ぶ円盤の作り方を解明したスイスの水の専門家シャウベルガー Viktor Schauberger の研究でした。そして、ご存知のようにヒトラーに捕らえられ、ドイツ人のために産業界で働くことになったのです。

シャウベルガーSchaubergerの研究

彼は、右回転して一点に集中するものがあることをよく理解していました。エネルギーを一点に集中させるものを、私たちはもちろん爆縮 implosion(内破)と呼んでいます。また、左に回転するものがあり、小さく始まり、大きくなり、そして消えていくものを爆発 explosion と呼んでいます。そして、それが2つの基本的なエネルギーであると。水とエネルギーに関するシャウベルガーの研究は、身体の仕組みを解明しようとする私の道に大きな影響を与えました。

もうひとつは、細胞、つまり筋肉が圧電体であるという研究を読んで、非常に力強いものを感じました。それで、検討を始めたのですが、最初は間違っていました。私たちの筋肉は、12ボルトのバッテリーのように配線されていると思っていました。12ボルトのバッテリーのカバーを外すと、そこには1.5ボルトのバッテリーがたくさん配線されています。そして、私たちの体はこのように配線されているのだと思いました。私たちの筋肉は、細胞が働くための電力を供給するひとつの大きなバッテリーに過ぎないのだと思いました。

筋肉は、細胞が働くための電力を供給するひとつの大きなバッテリー

しかし、私が測定したところ、全身の電圧は正常なのに、ひとつの回路やひとつの臓器が故障している患者がいることに気付き始めました。そこで私は、人間の仕組みについて私が間違っているのではないかと考えました。
そして、経絡は筋肉の電池を重ねて配線し、電力を供給する1本の柱ではないかと考えるようになりました。

経絡は筋肉の電池を重ねて配線し、電力を供給する1本の柱

同僚のエヴァンズ博士とこの話をしていたら、トム・マイヤーズ Tom Myers の『アナトミートレインAnatomy Trains』という本を読んだことがあるかと聞かれました。
アナトミートレイン:筋膜のつながり、張力を感じ合うライン

Anatomy Trains

私は「いや、聞いたことがない」と答えると、彼は「じゃあ、読んでみるといいよ」と言ってくれました。そこで、マイヤーズの本を手にしたのですが、マイヤーズは、死体にアクセスできるマッサージセラピストでした。彼は鈍的解剖を行いました。筋膜の解剖を始めると、筋膜は足の指から頭まで、あるいは手から頭まで、筋肉を包んでいることを発見しました。筋膜は足の指から頭まで、あるいは手から頭まで続いていて、筋肉を包んでいることを発見しました。筋膜は、足の指から頭まで、あるいは手から頭まで続いていて、筋肉を取り囲んでいます。しかし、彼はすでに詳細な分析を終えていました。そこで、まずマイヤーズの研究から始めました。

しかし、残念なことに、彼は首のところで止まっていて、私が興味を持っていた目のようなものの多くは、明らかに首より上にありました。それで、彼の研究から始めて、解剖学のアプリを手に入れて、幸いなことに鍼灸の2Dの図面であれば見ることができました。ここからここまでの回路がある。どの筋肉がここからここまで続いているのか? そして、アプリを見てそれを把握することができました。

筋肉アプリ
アプリの画面
筋肉のバッテリーパックのロードマップやアトラス

そこで私は、筋肉のバッテリーパックのロードマップやアトラスを作成することができました。そして、鍼灸の経絡は、筋膜という共通の鞘に囲まれた、あるいは共通のストッキングに囲まれた、単なる筋肉のバッテリーの積み重ねであるという結論に達しました。そして、もう一つ報告されていたのは、筋膜は単なる半導体であるということです。

体全体のコミュニケーションシステムとしての筋膜
体全体のコミュニケーションシステムとしての筋膜

だからもちろん、あなたは私よりもよく知っていると思いますが、半導体は光の速さで電子を動かす分子の集まりですが、一方向にしか動きません。そう考えると、とても納得がいきます。筋膜は、筋肉のバッテリーを取り囲んでいる、いわば体の配線のようなものです。これで、バッテリーシステムと配線システムが揃いました。そのおかげで、意味がないと思われていたことが、実は完璧に意味があったということが理解できるようになりました。

例えば、体調が悪かった時、左足の親指にアイスピックを刺されたような感じがしました。私の脾臓は腫れて痛み、胃もずっと痛かった。私は左目の黄斑部の視力を失い、考えることもできませんでした。まあ、他の医学分野では、このようなものを一緒にすることはないでしょう。しかし、私が今説明したものはすべて同じ電源を持っていることがわかりました。

なるほど、突然、物事が完全に理解できるようになりました。同じ回路が、なんと、この根管治療の歯を通っているのです。そんなわけで、回路内の歯が死んでいるとブレーカーのようになり、回路が遮断されてしまうことがわかりました。
根管治療は絶対にしてはいけません。歯医者は、死んだ組織を体内に残しても大丈夫だと考えている唯一の医師です。そんなことを信じている医者は他にいません。

根管治療

根管治療とは、歯に穴を開け、オーガ(らせん状の刃先)を使って回転させ、動脈を引き抜き、神経を抜いて歯を殺すことです。そして、パテを詰め込み、無菌状態を保つことを前提にしています。まあ、それはナンセンスです。

重度の感染症になると、サーキットブレーカーのような働きをする
重度の感染症になると、サーキットブレーカーのような働きをする

根っこの部分で血液やリンパ液が付着したままなのです。ですから、そこに細菌が入り込む可能性は確実にあります。根管治療の歯は足の親指が死ぬのと変わりません。(足を)そのままにしておくと、壊疽(えそ)で死んでしまいます。盲腸が機能しなくなる。(盲腸を)そのままにしておくと、腹膜炎で死んでしまいます。根管治療も同じように死に至りますが、時間がかかるだけです。

根管治療を広めたのはジョージ・マイニー George Meinig という歯科医です。彼は晩年、歯科医に根管治療をやめさせようと努力していたようです。

The Root Canal Cover-Up

彼は『歯根管隠蔽工作 The Root Canal Cover-Up』という本(『虫歯から始まる全身の病気―隠されてきた「歯原病」の実態』)を書きました。マイニーが登場して本を書く前から、ウェストン・プライス Weston Price は、病気の人の歯を抜いてウサギの皮膚の下に埋め込むと、1週間後には、その歯を持っていた人と同じ病気になったといいます。そして、それを何百回も繰り返しました。このように、歯の感染症が全身の病気を引き起こすという概念は非常に長い間知られていました。しかし、歯科医師たちはそれをうまく隠してきました。

根本的原因

今、Netflixで「根本的原因 The Root Cause」という映画が公開されています。この映画では、アスリートとして活躍していた彼が、根管治療を受けた後に身体障害者となり、回復のために様々な努力をしている様子が描かれています。彼が根管を取り除く状態になるまでは、何の効果もありません。そして、その後、彼は健康を取り戻しましたが、これはまさに私に起こったことです。

パート2にご期待ください。
──おわり
▼パート2

最後までお読みいただきありがとうございました。

ジョージ・E. マイニー(著), 恒夫, 片山(監修), Meinig,George E.(原著), 恒志会刊行部(翻訳)

Posted by kiyo.I