したいのにできないわけ
楽しみにしていたのに、なぜか直前になってぶち壊しになったり、出かけようとした途端、邪魔が入って出かけられなくなったり、あこがれていた人に会える直前になって怖くなったり、あと一歩というところで前に踏み出せなくなることがあります。
本当はやってみたいのにできない。楽しみにしていたのになぜか邪魔が入る。それはなにが原因なのでしょうか?
そうなってしまうのが本当は怖い
本当はそうしたいのにできない時、たとえば嫌悪感を言い訳に使っていませんか? 例えば男性に対する嫌悪感がひどいから本当は付き合いたいのに付き合えないとか。みんなと一緒に行きたいのに嫌いな人がいるから行かないとか。
その背景には、次の段階に進むことへの怖れが隠れていることがあります。
本当はそうしたいのに、不安や怖れが大きくて、わざわざ出来ない状況を作り出したり、諦める理由を探すのです。みずから、そう仕向けるのです。
本当はそうしたいのにできない理由に嫌悪感を使ってしまうと、誰かに対する嫌悪感は強ければ強いほど自分の行動を正当化できます。正当化できる便利な道具だから嫌悪感はいつまでたってもなくなりません。嫌悪感を無くしてしまうと正当化できる理由がなくなってしまうから。
ですから、こういう時は、出来なくってもどこか一方で『良かった』って安ど感を感じます。安堵感を感じたとしたら、先に進むことへの怖れがあったという証拠です。もちろん後悔もするかもしれません。後悔の念が強ければ強いほど次に取る行動が発作的になります。発作的に行動してしまうとたいてい失敗してしまいます。そうなるとますます前に進むのが怖くなります。怖くなればなるほど自分の行動を正当化したくなります。
誰もが次に何が待ち受けているのか知りたいです。ですが次に進むことへの抵抗が強いと、知っていたとしても次に進まないかもしれません。
『それ、知ってる』と言って何もしないかもしれません。
その怖れはどこから?
次のステップに進もうとするとき、ワクワク感や冒険心よりも怖れの方が大きいと進めません。その怖れはどこから来ているのでしょうか?
幼いころ、何か新しいことをしようとしたら、親からしょっちゅう『危ない!』と言われたり『なにしてるの!』って叱られたのかもしれません。そんなこと言われ続けていたら臆病になってしまいます。
怖れを明確にしてみましょう
次のステップに進もうとするとき、どんな怖れを感じますか? それを感じてください。言葉にして書いてみてください。
選択する
怖れの正体が分かれば、恐れからなにかを選択することをやめてください。怖れから選択していることに気がついてください。それはうまくいきません。怖れではなく愛から選択してください。そうすれば先に進む勇気が湧いてきませんか? 次のステップに進むと決めて、冒険を楽しんでください。
以下の文はカウンセリング.COMで回答させていただいたときのものに手を加えたものです。
次のステップが怖いから
私たちは、何かを手に入れようとするときや、次の段階に進もうとするとき、それが出来ない状況を作り出してしまうことがあります。
たとえば雨が降っているから出かけるのを止めるときがあります。出かけたくない本当の理由は別にあるのですが、それを隠して雨のせいにしたことってないですか?
この場合に当てはめれば、男性とお付き合いを始めようとした時、不安や怖れがあるのにそれを隠して嫌悪感のせいにします。
男性に対する嫌悪感は、とても都合のいい言い訳になります。先に進まなくてもいいのですから。
必ずしもそうだと言っているわけではありません。思いもよらないパターンが隠れていることがあります。そんなときこそカウンセリングを利用されてはいかがでしょうか。