宇宙は生きていますか? 死んでいますか?

生きている宇宙と死んだ宇宙論

宇宙は生きていますか? それとも、死んでいますか? という質問をされたとしたら、あなたはどう答えますか?
ネットで検索すれば美しい銀河の写真がいっぱい見つかります。とはいえ赤外線とかいろんな波長の”光”を合成したり画像処理をしているので、私たちが仮に望遠鏡で覗いたり撮影できたとしても、そのままではあのように美しくは見えません。さて、その画像に映った銀河は生きているのでしょうか? それとも死んでいるのでしょうか? そういう質問自体「ありえない」のでしょうか? わたしは考えてみる価値があると思っています。死んでいるのか生きているのか、どういうイメージを持っているのか、いたのか、持たされていたのか。

今回紹介する動画の中で、マイケル・クラレージ博士は、
「私たちは生きている宇宙に住んでいます。私たちが育ってきた宇宙論は死んでいます」といいます。さらに
「天体物理学は、研究対象となる物体が、あなたや私、そして私たちの小さな細胞と同じように生きていることを認めるまで、行き詰まるでしょう」とも言います。

動画の中で出てきますが、銀河の画像と細胞の画像がとてもよく似ています。従来の光学的な撮影では、ご存知のように全く別物に見えます。ですが「電気的」に「見る」と共通しているものが見えてきます。そして可視光線で光学的に見ると宇宙空間に浮かぶ様々な銀河や恒星は何百光年も離れて孤立しているように見えます。しかし「電気的」に「見る」と何百光年も離れていようと電気のフィラメントでつながっているのが見えてきます。

普通は、遠く離れた銀河や太陽や惑星と人間を始めとした動植物が「接続」されているなんて思いません。それぞれがバラバラの存在です。ですから科学もそれぞれバラバラのものとして専門分野というものがあります。星を見るときにはこの理論、身体を見るときはこの理論、際限なくバラバラの、それだけに通用する理屈が、さらに細分化されて「進化・発展」しています。ですが、トータルな絵は描けません。
これを「電気」の目で見ると、それぞれがつながっており、銀河の構造も細胞の構造も似ているということが見えてきます。トータルな絵が描けるようになり、パズルのピースがつながってきます。

クラレージ博士は「すべての星ではないにしても、ほとんどの星が他の星とつながっていることがわかります」と言います。それは「現代の天文学は断絶(分離)というイメージの上に成り立っており、目に見えるものからしかモデルを作ることができ」ないからです。
その理由は「生命や知性が惑星や星に接続されているという考えは、私たちの意識には無理があったので、その可能性を否定した」ことにあります。

ですが「このような知覚の限界を克服するためには、データを増やすだけでは必ずしも深い理解にはつながらないのです。新しい望遠鏡を導入したからといって、それだけで私たちの認識や感情が高まるわけではありません」と言います。技術は進歩しました。ニュースや報道でさえコンピュータ・グラフィックで意図的に作ることは十分可能です。多分、既にされています。スマホやコンピューターの処理が早く高性能だからと言って、情報が多いからと言って、情報の真偽とはなんの関係もありません。そこから何を引き出すのかという目的意識によって、同じ情報であっても結果としての認識は大きく変わってきます。ちなみに情報源としては、いまやテレビや新聞は最悪です。

仮に銀河と細胞の絵を見せられても、これまで教育され慣れ親しんだ考え方や意識の枠組では、似てるなあと思っても、そこから何も引き出せないかもしれません。また、この世界について仮に真実の情報を知ったからといって、そこから間違った結論を引き出すことだってあります。

クラレージ博士は「正しい問いかけをしなければ、データが増えても必ずしも助けにはなりません」と言います。正しい問いかけとは何でしょうか? 問いかけをするために前提とされるものは何でしょうか?

ひとつの大きなヒントは「それらの世界を自分自身に見えるように知るためには、私たちの認識を変える必要があり、おそらく私たちの感情の質も変える必要があります」だと思います。それは宇宙の電気的理解です。


この動画のデータと要約のようなものをあげておきます。
サファイア SAFIRE・プロジェクト(※動画の本文の後に解説があります)
エレクトリック・ユニバース──イギリス
国際会議・シンポジウム
2018年7月7日~11日、イギリス、サマセット州
マイケル・クラレージ博士は、経験主義者が研究室の外で考えるような、より哲学的な視点からサファイア SAFIREでの仕事について語ります。天文学と生物学、死者と生者の宇宙について、驚愕とまではいかないまでも、興味をそそられる見解を述べています。

マイケル・クラレージ、星間物質の新しい見解
Special Feature: NEW VIEWS OF THE INTERSTELLAR MEDIUM ─ Michael Clarage

SAFIREチーム

サファイア SAFIRE チームでの私の仕事の一つは、衛星や望遠鏡のデータとの関連性を考慮して、研究室でできる具体的な実験を提案することです。今回の2回目の講演では、私がどのようにそのプロセスに関わっているのかをご紹介したいと思います。モンゴメリー・チャイルズが、このプラズマ二重層を作るチャンバーに水素を導入しているところです。

モンゴメリー・チャイルズが、このプラズマ二重層を作るチャンバーに水素を導入しているところ

サファイア・プラズマエンジンの周辺では、多くの機器が計測を行っています。

プラズマ二重層
プラズマエンジンの機器の計測

データは制御室のコンピュータに送られ、収集、同期、カタログ化され、後に分析されて論文に使用されます。これはローウェル・モーガンの論文とモンゴメリー・チャイルズの論文の1ページです。

ローウェル・モーガンの論文
モンゴメリー・チャイルズの論文

現在、チームはサファイア・プラズマエンジンの実験結果を説明した4本の論文を執筆中です。サファイアの使命は、イベントを発生させて記録し、データを収集、分析、普及させることです。

SAFIREプラズマエンジン

この目的のために、サファイアにはコアチーム、審査委員会、特別コンサルタントがいます。理論と実証の境界線を明確にし、実験とデータの記録において、サファイアが最も厳格な規律を守るように、全員が常に監視しています。私はサファイアプロジェクトの永続的な貢献は、生のデータと確固たる経験的な証拠にあると信じています。

陽極[アノード]
サファイア 陽極[アノード]

サファイアのデータを深宇宙からの最新データと相関させることは、思ったよりも簡単ではありません。ハーシェルとプランクのミリ波望遠鏡が銀河系の星間物質の新しい画像を送り返してきましたが、これには天文学者の多くが驚かされました。まるで、自転車に乗っていて、誰かに車輪を引っ張られたかのようです。

銀河系の星間物質の新しい画像
銀河系の星間物質の新しい画像

私たちは、このデータの意味を理解するのに苦労しています。これまでの理論とは一致しないのです。これまでの理論は放棄するか、大幅に修正する必要があります。新しいモデルが必要なのではないでしょうか。
経験科学では、プロセスと発見のための厳格なルールを厳守する必要があります。新しいモデルを開発するには、ある種の自由な発想、想像力、推測、あるいは新しい洞察を得るために他の分野に深く踏み込むことが必要です。

今回の第2回目の講演では、私が新しい天文データを理解し、新しいモデルの可能性を探るために行ったいくつかの例をご紹介します。

今、天文学は非常にエキサイティングな時期を迎えています。もしうまくいけば、私たちの子供の子供たちが「天文学が書き換えられた21世紀の初めに、私もそこにいたかった」と言うようになるでしょう。
それはどんなものだったのでしょうか?

ダークマターやブラックホールといった天文学者の持論の多くがゴミ箱に向かっています。これは、ハーシェル望遠鏡やプランク望遠鏡が星間物質から得た新しいデータのおかげでもあります。これまで以上に素晴らしい望遠鏡からデータを収集すると、生物学的な画像を見ているのか、それとも天文学的な画像を見ているのか、よくわからなくなってきます。これは細胞の顕微鏡写真であり、こちらは星間物質の新しいデータです。

恒星間物質 細胞
左:細胞 右:恒星間物質

同じです。一つは星間物質から、一つは細胞の世界から。

恒星間物質   細胞
左:細胞 右:恒星間物質

同じですね、星間物質──細胞の世界。

恒星間物質   細胞
左:恒星間物質 右: 細胞

これは私のお気に入りです。

Biological   Galactic   生物的な 銀河系の
Biological: 生物的な Galactic:銀河系の

ふたつは生物学の世界からで、別のふたつは我々の銀河系で起こっていることを示しています。 ですから、 同じように見えるのは偶然ではありません。これは、私たちの機器の人工物でもありません。このふたつの世界が似ているのは、多くの点で似ているからなのです。

銀河の
銀河の
生物的な
生物的な

私たちは生きている宇宙に住んでいます。私たちが育ってきた宇宙論は死んでいます。これは”終わった”という意味ではありません。つまり、死んだものについてしか語っていないのです。星は死んだことになっていて、銀河も死んだことになっていて、宇宙全体が死んだことになっていて、生きているのはあなたと私だけなのです。この不条理の奥深さは、もう一度見直す必要があります。

天体物理学は、研究対象となる物体が、あなたや私、そして私たちの小さな細胞と同じように生きていることを認めるまで、行き詰まるでしょう。私の細胞が生きていることは、誰かに映画を見せられる前から知っていました。また、星や銀河が生きていることも、誰かに映画を見せてもらう前から知っています。それは、細胞分裂です。

細胞分裂
細胞分裂、分裂した瞬間
細胞分裂

左の写真を見ているときに、たまたま誰かの天文カタログで右の写真を見て、どこかで見たことがあるような気がしました。

細胞分裂と銀河
銀河

これは動物の細胞の画像で、可視光線で目で見たときのものです。

細胞の画像
Creative Commons : Cell Image Library Creative Commons : 細胞イメージライブラリー

若い頃は、ミトコンドリアやゴルジ装置、リソソームなどの小さな機能的なパーツがすべて揃っていると聞いていました。整理されていない水の袋の中をランダムに浮遊していると聞いていました。そして、目的のないランダムな動きが、細胞生命に必要な何百万もの複雑な生化学反応を何らかの形で達成していると思い込んでいました。
例えば、新しいアミノ酸が細胞の右側から入ってきたとしても、左側で何かをするために必要とされていれば、どうにか、彼らはただ必要であるところまでさまよいます。実際、生化学反応のスピードを説明するには、ランダムな拡散は100万倍も遅いことが知られていました。しかし、細胞が実際に何をしているのか、なぜそれをしているのかを知っているモデルを提案することは禁じられていました。
その後、90年代に入って蛍光色素が開発され、それまで見えていたものとは異なる生体分子に付着するようになり、それが細胞の姿となったのです。

細胞の姿

この研究が別の場所で行われていたとき、私は大学院にいたのですが、誰もが「私たちは何を見ているんだろう」と思いました。そして、数年の研究の後、右側のさまざまなフィラメントが、実際に細胞のすべての部分をつなぎ合わせ、細胞のすべての部分を動かしていることを発見しました。

細胞の姿

さらに詳しく調べてみると、アミノ酸などの原材料が細胞内に持ち込まれると、それらがパッケージ化されて、細胞が必要とする場所に運ばれることがわかりました。これはコンピュータ・アニメーションの例ですが、データに基づいて作成されていることをムービーで見始めたときのことを、私は鮮明に覚えています。これは、細胞がどのように機能するかを理解する方法のすべてを変えました。

コンピュータ・アニメーション

言い換えれば、細胞レベルでの生命についての説明がすべて覆されたのです。ランダムで目的のないものだと思われていたものが、注意深く計画された目的のある活動であることがわかりました。念のために言っておきます。分子のランダムな動きで細胞が機能するという古い考え方は、その理論が証明されたことはなく、実際には機能しないことを示す証拠がすべてありました。

しかし、目的のないランダムな宇宙に生きていると仮定しているので、ランダムモデルは何年にもわたって強力に擁護されました。拡散モデルが間違っていると証明されたのは、顕微鏡の新しい技術が発明されてからです。言い換えれば、私たちは自分の目で見なければならなかったのです。今は見たものからモデルを作るしかありません。

例えば、骨しか見えない、つまり内臓や筋肉が見えないとすると、人間の体にはたくさんの空洞があるというようなことになります。そして、骨が動き回るのは、ランダムな気流や他の骨との衝突が原因だと言うでしょう。

骨しか見えない

しかし、筋肉を見ることができれば、体を動かす目的で筋肉によって骨が動かされているというモデルを構築することができます。

筋肉

これは、私たちがよく知っているイメージです。望遠鏡で夜空を見たときに、目で見ることができるものです。ひとつの光の点、そして多くの空虚な空間、さらに別の光の点、そしてさらに多くの空虚な空間が見えます。
学生時代のある課題では、既知の星間距離と既知の星の大きさを用いて、ふたつの星が接触するほど近づくことは不可能であることを証明しなければならなかったことを思い出します。私は、このような、宇宙はつながっていないということを証明するような課題が嫌いでした。そして、今でもこのような話し方を耳にすることがあります。最近、ある著名な天文学者のラジオインタビューを聞いていると、彼女は「暗闇の向こうに」とか「想像を絶する空きスペース empty space(余白空の空間)」といった表現を使っています。

同じような空の領域を、望遠鏡から得られた新しいデータを使って見てみましょう。

このように、完全に逆転しているように見えるのです。新しいデータによると、すべての星ではないにしても、ほとんどの星が他の星とつながっていることがわかります。孤立した星は例外的な存在であるということになります。現代の天文学は、左の断絶 disconnection(分離)というイメージの上に成り立っており、目に見えるものからしかモデルを作ることができません。

DSS1 Hershel ハーシェル
左:DSS1 右:ハーシェル

そして今、現在のモデルを修正する必要があり、その書き換えが今まさに行われていて、とてもエキサイティングです。では、そのフィラメントで何を見ているのか?

重要なのは、わからない(我々は知らない)ということです。
誰も本当は知らないのです。

これは新しいデータで、他の望遠鏡から得られるデータと同様に、部分的なものです。それは、我々に本当の世界の狭いスリットしか見せてくれません。つまり、これらのフィラメントはケイ酸塩、ダストケイ酸塩、微粉末の岩石でできていると確信していますが、大量の炭化水素、糖類、アミノ酸も見られます。
※ケイ酸塩:金属酸化物と二酸化ケイ素SiO2からなる塩。天然に広く多量に存在し地殻の主成分
そうです、炭化水素、糖類、アミノ酸。数年前までは、これらの物質は小さな切り離された地球の表面にしか存在しないと考えられていましたよね。

銀河の中で何十億もの星を繋いでいる彼らは、いったい何をしているのか?

多くの文献では、このフィラメントを星形成領域と呼んでいます。確かにそうかもしれませんが、この説明は、銀河系内のあらゆる物質の最終的な目標が、いわゆる星の誕生であることを前提としています。星のゆりかごと言うことは、フィラメントが星のために存在していることを前提としています。もしかしたら星はフィラメントのために存在しているのかもしれませんし、お互いのため、あるいはもっと大きなもののために存在しているのかもしれません

このように、星間物質中のこれらの構造物からより多くのデータを得るにつれ、私たちが見ているものが何であるかについて結論を急ぐのは控え、開かれている大きな絵について心を開いておくことをお勧めします。私は星や惑星の電気的な側面をよく見ていますので、宇宙での放電、つまり宇宙の稲妻を見ることができるのではないかと思いました。そして、私の同僚の一人であるイグナシオ・シスネロスは、空の様々な領域を重ね合わせたマルチ波長天文学のやり方を教えてくれています。素晴らしい人です。

これは、空のある領域の写真です。ふたつの画像の間には約50年、いや40年の隔たりがあります。

2つの画像の間には約40年の隔たりがある

さて、この放電は何でしょう?

この放電は何?

私たちは本当に知りません。これが何であるかは誰にもわかりません。

このようなものがたくさんあるのでしょうか?
── はい。
1時間ほどの間に、このような例を12個ほど見せてもらいました。

どれくらい、それは続きますか?
── わかりません。
どのくらいのエネルギーが放出されますか?
── 分かりません。

そこにあります。
問題は、誰も探していないということです。

つまり、ガイア望遠鏡プロジェクトのようなものは、素晴らしいものですが、点光源の変化を見ているだけです。それが設計(デザイン)なのです。ですから、このような拡散放電の変化を見るには、新しい研究が必要になります。

ほとんどの宇宙物理学はデータ過多で困っていると思いますが、それは有用な機能を果たしている構造を見ているという考えがないからです。

星の中にあるフィラメントの機能とは?
あの過渡的な放電の機能は何なのか?

正しい問いかけをしなければ、データが増えても必ずしも助けにはなりません。現代の宇宙論は、数百年前に、大宇宙における機能や目的の問題を否定したり、無視したりして、不幸な方向に進んでしまったと思います。

点光源の変化を見ているだけ

生物学者は、形は機能に従うという原則を認識していました。では、
なぜ宇宙物理学者はこの原則を認めないのでしょうか? 
なぜ宇宙物理学者はこの疑問を持たないのか?

銀河

生命や知性が惑星や星に接続されているという考えは、私たちの意識には無理があったので、その可能性を否定したのです。その否定を裏付ける証拠は何もありませんでした。星が生きている可能性を否定することが科学的手法の誤用であることは、この部屋にいる人たちには言うまでもないでしょう。

この2世代の間に、私たちは望遠鏡を開発し、銀河、何十億もの銀河、何兆もの星を見せてくれました。そして、私たちはすぐにそれらをすべて死んだものとし、自分にとっても他のものにとっても何の目的もないと宣言しました。私は、このような私たちの盲目さは、私たちの知覚の限界によって説明できる部分が多いと提案します。

私たち一人一人、地球上の人間は約80年の命ですが、周囲の数マイルを直接認識することしかできません。銀河は何百億年も存在し、その大きさは、光が端から端まで行くのに10万年もかかるほどです。このように人間の存在期間と大きさには計り知れない差があるのに、私たちは銀河の何を直接見ることができるのでしょうか?

数で考えてみると、私たち一人一人の銀河に対する位置は、あなたの体に対する一個の電子の位置のようなものです。つまり、私たち一人一人が、人間の体のどこかにある血球の中の分子の中にある電子だと想像してみてください。さらに、あなたの全電子生命が100万分の1秒で行き来することを想像してみてください。
10ページ目を失いました(原稿の10ページ目が見つからない)
つまりそれぞれの人生が続くのです。人生全体、私の人生全体。この例えでは100万分の1秒で私は創造しています。そうすると、人類の歴史のすべて、既知の歴史のすべてが、100万分の1秒のうちの1000分の1秒で過ぎ去ってしまうのです。では、そのようなシナリオの中で、私たちのような電子天文学者は、人体について何を直接感じ取ることができると思いますか?

電子天文学者が物理学を間違えると言っているのではありません。自分が見ているものを理解できるかどうかということです。つまり、我々天文学者は、星や銀河を研究する際に、そのようなハンディを背負っているのです。私たちが住んでいる世界は、もっと大きな世界の一部であり、その世界はさらに大きな世界の一部であり、私たちの中には、さらに小さな世界からなる小さな世界があります。そして、それらの世界を自分自身に見えるように知るためには、私たちの認識を変える必要があり、おそらく私たちの感情の質も変える必要があります

銀河

太陽や地球を直視しようとすると、太陽や地球に感謝の気持ちを持っているかどうかにかかわらず、微妙な変化に気がつきます。このような知覚の限界を克服するためには、データを増やすだけでは必ずしも深い理解にはつながらないのです。新しい望遠鏡を導入したからといって、それだけで私たちの認識や感情が高まるわけではありません。私たちは問いかけなければなりません。
どうすれば自分の知覚や感情、感覚を高めることができるのか?

私たちの多くは、少なくとも知覚が高まった瞬間を経験しています。そもそも私たちの多くが科学者になった理由はそこにあります。
もし、この話をもっとしたいという人がいたら、私に会いに来てください。

──おわり

サファイア・プロジェクト The Safire Project とは

Safire Project ホームページ

サファイア・プロジェクトのホームページ

Actual images from the Safire chamber.

サファイア・プロジェクトのホームページから引用させていただきます。

サファイア・プロジェクト
サファイア・プロジェクトは、”星や惑星の現象における電気の役割を探る”ための実験室ベースの実験で、特に電気太陽理論 Electric Sun theory を独立して検証することを目的としています。”実験計画法”に基づき、SCADA制御システムを使用したサファイアは、理論やシミュレーションではなく、主に観察と実験に重点を置いています。実験は”瓶の中の星”とも呼ばれる大型の真空チャンバー内で行われます。真空チェンバーで生成されたさまざまなデータは、太陽から得られたデータとの比較を可能にし、単なる視覚的な比較を超えた結果をもたらします。SAFIREは”Stellar Atmospheric Function in Regulation Experiment(恒星の大気機能制御実験)”の頭文字をとったもの。現在までのところ、サファイア・プロジェクトでは、EU/ES(エレクトリック・ユニバース/エレクトリック・サン)モデルとの不一致は見つかっていません。

真空チェンバー
真空チェンバーは、蛍光灯と同じように放電を発生させることができます。真空チェンバーには、正電荷を帯びたボール状の陽極と、それを取り囲む陰極の電極が設置されています。混合ガス、圧力、電圧、電流(直流)を変化させることで、さまざまな種類のプラズマ放電が可能になります。このようにして得られた特性は、電界、磁場、光(電波から紫外線まで)、化学分析など、さまざまな方法で測定されます。

主任研究員のマイケル・クラレージは次のように説明します。
サファイア・チャンバーは、太陽系で電気がどのように発現するかを理解するためのツールです。あるときは、自然界で観察された”外の世界”から始めて、それをチャンバー内で再現できるかどうかを確認します。また、衛星から送られてくる膨大なデータを再解釈する際に、チャンバーで見たものを参考にすることもあります。

エリック・J. ラーナー(著), Lerner,Eric J.(原著), 一, 林(翻訳)

最後までお読みいただきありがとうございました。

Posted by kiyo.I