不安の根源と神話として語られた惑星的大惨事

集合的無意識はどこから?

前回『不安はどこから? 無意識に刻まれたものとは』でユングの『赤の書』で描いた絵を紹介しました。
これに似たイメージが古代メソポタミアや世界中のペトログリフに見つけることができます。

大昔の岩に刻まれたペトログリフとかエジプトやシュメール、メソポタミア文明で残されているものは不思議なものでいっぱいです。日本にも神代文字と言われるものが伝わっています。まるで宇宙人に見えるようなものから不思議な動物の図や絵、文字に至るまで、何だこれ?というような訳が分からないものだらけです。
解読されているものもありますが、まるで人類の歴史に大きな断絶があったかのようです。

ヴェリコフスキーはユングについて『アムネシアの人類について』の中で「人間の夢、人間の記憶、想像力、詩は、これらのパターンに従ってグループ化して分析することができ、彼はそれらに名前を付けました、、、元型は太古の昔から受け継がれてきたものであり、ユングはその元型が何によって作られたのかを問うこともなく、またその元型が何によって作られたのかを問うこともありませんでした」と書いています。
Amnesia (アムネジア) とは物忘れの多いことを指す古典ギリシア語アムネースィアに由来する言葉。現代では主に「記憶喪失、健忘(症)」を意味します。(ニコニコ大百科より)
ですから人類はいつの時代かに記憶喪失してしまったということを暗示しています。

ユングは優れた功績を残した心理学者であったことは言うまでもありません。ですがユングの中心的なテーマでもある無意識の中核をなす「元型」がどのように作られたのかまでは問いませんでした。つまり原因までは追求しなかったという事です。

集合的無意識でもある元型はいつ頃どうやってできたのでしょうか?
元型は、もしつながるのなら不安とどう関係があるのでしょうか?
原因が明らかになれば、後の世の神話のイメージ、解釈が変わるかもしれません。

生存のため子孫を残すための気の遠くなるような年月の中で、自然にゆっくりと心の中に植え付けられてきたのでしょうか?
また、ダーウィンの進化論や化石がどうやって作られたのかという説明は本当なのでしょうか? 
それらは例外なく何億年何万年という悠久の年月の積み重ねの末にできたと説明されます。というか理論というか理屈を成立させるために、なが~い時間の経過が必要とされたといった方がいいかもと思えてきました。

突然、何の話だと思われたかもしれません。例えばここに木の切り株があったとします。これに超強力な放電をすると石化するんです。大昔の化石のように変化します。すべての化石がそうではありませんが、化石の中には一瞬で化石になったものもあるのかもしれません。そうなると化石のできた年代もどうなんでしょう。そういえば、映画「未知との遭遇」で出てきたデビルズタワーは大昔の木の切り株だという説がありますね。

さて、神話や世界各地に伝わっている伝承は科学万能の現在ではただのおとぎ話です。そのなかに深いメッセージを読み取れる方もいらっしゃいます。というか、これが神話の解釈の王道ですね。ですが、現実の生活とは無縁の存在です。
ではなぜ今日まで伝わってきたのでしょうか? 
なぜ大切に保存され文書や言い伝え、壁画など様々な形で伝えられてきたのでしょうか?
なぜ現代でも惹きつけられるのでしょうか?

それを解く鍵をヴェリコフスキーと電気的宇宙論に見つけたような気がします。もちろん私の単なる推測にすぎませんが。

ヴェリコフスキー博士の『衝突する宇宙』を読んで感銘を受け研究を始めたデビッド・タルボット氏David N. Talbott(比較神話学者)の動画を時間があれば見てください。こんなアプローチの仕方があるのかと驚かれるかもしれません。
私たちが教えられてきた神話のイメージが変わります。

【字幕の出し方】スマホだと画面右下の縦になった(•••)または CC マークから日本語字幕が選べます。パソコンだと右下にある歯車をクリックして「字幕」とか「自動翻訳」から操作してください。
なお記事の最後にこの動画の抜粋があります。緑の文字部分です。

神話って、そもそも何?

無意識にある不安の原因は何だろうと疑問を持ち、考え調べていくうちにヴェリコフスキーという人にぶち当たりました。巷では「トンデモ理論」として紹介されているのがほとんどですが、とにかく面白いんです。発想が大胆というか、凡人では考え付かないような疑問を抱き世界中の神話や伝承を調べた人でした。
疑問の立て方が凄い。で、そこから展開される推理がこれまたすごい。凄いとしか言いようがありません。常識的な世界観を守りたい人からすれば「狂人」と言われたのもうなずけます。

ヴェリコフスキーに触れる前に少し遠回りします。

神話は説話、物語

ウィキペディアでは神話は次のように説明されています。
「神話は、人類が認識する自然物や自然現象、または民族や文化・文明などさまざまな事象を、世界が始まった時代における神など超自然的・形而上的な存在や文化英雄などとむすびつけた一回限りの出来事として説明する物語であり、諸事象の起源や存在理由を語る説話でもある。このような性質から、神話が述べる出来事などは、不可侵であり規範として従わなければならないものとして意義づけられている」
だそうです。
・一回限りの出来事として説明する物語
・諸事象の起源や存在理由を語る説話
・神話が述べる出来事などは、不可侵であり規範として従わなければならないもの
なぜ? どうして? 誰が決めたの?

日本の神話の位置づけ

日本の神話はどのように位置づけられているのだろうか知りたかったので調べてみると、こだわりアカデミーというサイトで「大地の崇拝から始まった神話。神話なくして、人間は生きられません」という対談シリーズがありました。

「神話」とはどういうものなのかという質問に
「そもそも人間は、いつの時代どの時代でも、物事がどうやって始まったのか、なぜ存在するのか、どういう仕組みなのか、神話によって説明してきました。社会システムから死生観、自分達の行動、物の起源、価値、社会のアイデンティティーまでも、神話で説明しています」

なぜ、人間はそのような神話を持つようになったのかという質問には
「それに対して人間の生き方は、反自然的です。集団ごとに異なる文化が形成されており、自分の文化の中で当り前のことが他からは野蛮に見えたりします。ですから、その文化で行なわれている一つひとつの習俗、システム、その文化が持っている価値観などをきちんと説明、定義しておかないと、自分の行動に迷い、ためらいが生じてしまいます。そうなると、文化は解体してしまいますからね」
「神話のない文化はあり得ない、つまり人間は、神話がなくては生きられないといって良いでしょう」
と、おっしゃっています。

・物事がどうやって始まったのか
・なぜ存在するのか
・どういう仕組みなのか
という問いに、神話を知ることで果たして納得できるものなのでしょうか? 私にはわかりません。
一見、荒唐無稽な神話の世界に、そうした謎の答えを見つけるには相当に高度?な「知性」が必要とされます。悲しいことに、僕はここでもう落ちこぼれてしまいました。

さらに「クロマニョン人が残した遺物には、地下の洞窟に描かれた岩壁画もあります。・・・多くの洞窟では、絵の描かれている場所は、長い地下の通路を通り抜けてやっと行き着けるところにあります。・・・そんな通行の極めて困難な、迷路のような通路を通り、やっと絵の描かれている広々とした空間にたどり着けるのです。・・・それらの洞窟を女神の身体の内部だと思っていた。つまり、地下の通路を大地母神の産道として、絵の描かれている広々とした空間を、子宮と見なしていたのです。・・・」
だそうです。
分かるような分からないような、、、。
はぁ、ひれ伏すしかありません。別に嫌みで言ってるわけではありません。誤解しないでください。
以前は僕もこういう説明でなんとなく納得していました。そうなんだろうなと。

さらに「世界各地の神話の比較研究もされていますが、日本の神話には、どういった特徴が見られるのか」という質問には、
「他の世界の神話に出てくる最高神達はおしなべて男性であるのに対し、アマテラスは女神であるという点です。さらに、旧約聖書のヤハウェや、ギリシア神話のゼウスなどの最高神達は、自分に背く者は容赦なく罰を与えて徹底的に滅ぼし、殺すことに何のためらいもない残忍な神様です。しかし、アマテラスは徹底して寛仁であり、慈悲深い神様です・・・」
なるほど。
同様な解釈はほかでも読まれたことがあるのではないでしょうか。見事な見解だと思います。多分そうなんでしょう。ですが、、、

神さまの世界はそうかもしれないけど、、、

キリスト教も「慈悲」を説きます。スピ系も「愛」を説きます。それとも西洋文明と日本の違いでしょうか? 解釈の違いでしょうか? それにしては現代社会は野蛮と忍従が跋扈しています。真実は隠され、矛盾だらけで、嘘とごまかしだらけです。
なんでこんなことになってるの?

私たちは常識的とされるマスコミなどのメインストリームの情報と、そこからは認知されない外れた情報の海の中にいます。言い換えればバラバラの関連付けられない、その場しのぎの情報をつまみ食いしているような状態です。というか、させられています。ですから知識はいっぱい増えても頭の中で整理できません。バラバラの分離状態のままです。なにが本当なのかさえ分かりません。

真理に基づいた基準などありませんから。
そもそも基準そのものがあるかどうかも疑わしいです。
マスコミが騒げばそうだと思い、別の情報を知ると、そちらが正しいと思い、、、コロコロ変わります。そのうち不安になります。不安を打ち消すため、何らかの情報にすがったり、最後は正当化します。

わたしたちは根底から間違っているのかも?

神話のオーソドックスな解釈は、長い年月の研究の積み重ねなんでしょうが、はっきり言って、つまらないです。こんなこと言ったらお叱りを受けるでしょうが。
ヴェリコフスキー博士という存在を知った今、もしかしたら歴史観そのもの、土台から勘違いしているんじゃないだろうかと思えてきました。

というのは、ヴェリコフスキーは神話や世界中の伝承を研究し再構築して「一回限りの出来事として説明する物語」ではなく、実際に惑星規模の大惨事が起きたのだと仮説を立てたからです。70年も前に。 

そんな太古の昔の話ではなくて、天空から火が降り注ぎ、大地が揺れ、洪水が起き、陸と海の姿が変わった大惨事は本当にあったと大胆に証明しようとしました。

先ほど引用した「岩壁画も、、、そんな通行の極めて困難な、迷路のような通路を通り、やっと絵の描かれている広々とした空間にたどり着ける」所にあったのは、
そこに逃げ込むしかなかったのかもしれません。

私には洞窟の奥まで逃げるしかなかったと想像する方が素直に納得できます。実際に大惨事があったという歴史が抜けているから、こういう解釈が多いのかもしれません。

わたしは、小難しい解釈を聞かされるより、実際に起きたから伝えたかったんだとシンプルにとらえた方が理にかなっていると思います。

ノアの箱舟は想像上の作り話ですか? 
あるとしたら現在の主流の歴史認識と整合性が取れません。
世界各地で古代の相当進んだ文明と思われる遺物が発見されています。ピラミッドだってインカの石組みだって、なにかが、古代の歴史が、ごっちゃまぜにされているように思います。整合性が無いように感じるのです。主流の学界はたいてい都合の悪いものは無視しているようです。公認の歴史観とそぐわないから。彼らにとって学説と専門家の領域を守ることの方が大切みたいです。

イマヌエル ヴェリコフスキー(著), Velikovsky,Immanuel(原著), 敬信, 鈴木(翻訳)

ヴェリコフスキーの奇想天外

ヴェリコフスキーについて調べていて、これはとても一つの記事ではまとめられないと実感しました。この人の与えた影響というのは「トンデモ理論」というバカバカしい評価を超えて、歴史観、宇宙観、科学、認識の仕方、考え方思い方そのもの、社会の在り方まで考え直すよう迫っているように感じます。
だからヴェリコフスキーや電気的宇宙論を非力ですが紹介していきたいのです。

正直なところ、ヴェリコフスキーが主張したことを、どうやってまとめればいいのか分かりません。ですから一回の記事でまとめるのは諦めました。

ヴェリコフスキーの奇想天外な主張を超簡単に説明すると、

紀元前2000年~1500年頃、後に惑星となる金星が彗星として天空に現れました。というのも古代の占星術では金星はありませんでした。そして地球に壊滅的な大惨事を引き起こします。金星が現れたことで太陽系の惑星の軌道が乱れ、火星が地球に近付きます。何年かの周期で彗星金星や火星が接近するたびに地球に大災害をもたらしました。金星は木星から飛び出しました。太陽が輝く前は土星が天空で輝いていたのかもしれません。

red comet

想像してみてください。

月ほどの大きさの彗星が天空に現れたとしたら、
惑星規模の放電が起こり、
空から電気の火が降り注ぎ、
大地はひっくり返り、
金星や火星が月ほどの大きさにまで近づき、
地球の回転が止まり、地軸が傾き、

放電と雷撃の嵐の中で
古代の人はそこに神々の争いを見たのかもしれません
稲妻は髭のある竜や蛇として、
天空の三日月に見えた惑星を牛の角に見立て
木星や土星の代わりに現れた原始の太陽を丸い円で描き、、、

天空の牛の角

放電と雷撃の傷跡は
火星の顔にスカーフェイス(マリネリス峡谷)と呼ばれる大きな傷を残し
人類はそれを間近で見
月にいくつものクレーターを形作り(隕石ではなく)
地球の大地に峡谷や山脈を刻みました。
想像を絶する世界です。それも太古の昔ではなく。

火星(マリネリス峡谷)
火星(マリネリス峡谷)

ヴェリコフスキーは「恐ろしきもの」の記述を古代の文献にいくつも発見しました。
この恐怖の体験がトラウマとなって人間の無意識に深く刻まれたのでしょうか?

現在の安定した太陽系に慣れっこになっている私たちからすれば、なんとも荒唐無稽なお話に聞こえます。
ですが太陽系が今のような安定した形になったのはいつなのか誰にもわかりません。教科書に載っている説明があるだけで。あの説明がどのようにして出来上がったのか、誰が考え出したのか、疑問に思ったこともありませんでした。ただ覚えることに夢中で、覚え込まされるだけで。

仮に惑星規模の大惨事が実際に起きたとすると、その前提で神話を読み直すと新しい発見があるはずです。もしかしたら、聖書などの書物も別の視点からの解釈が出来るかもしれません。これって、興奮しませんか?

ヴェリコフスキーの主張は証明されてきた

『衝突する宇宙』が出版された1950年以降、喧々諤々の論争が巻き起こりました。それは「ヴェリコフスキー事件」と呼ばれました。ですが、彼の主張の中で予測したものは、その後、すべて事実によって証明されました。ところが主流の科学は、ほっかむりしました。

「……最後に、このモデルは特定の予測を可能にし、確認することを可能にしました 。これは優れた科学理論の要件です。彼が行った予測のいくつかは、当時としてはとんでもないものでした。
金星は白熱に近く(当時、金星は地球の兄弟星とされ似た環境だと思われていました)、木星は電波ノイズを発し、月の岩石は磁化されているだろう。ヴェリコフスキーは正しかった。当時の天文学者は間違っていた。
しかし、彼の理論が間違っていると非難された一方、彼を評価する教科書は見つかりません。おそらく、それらはすべてラッキーな推測だったのでしょう!!!
……それ以来、懐疑的な学者たちは、ヴェリコフスキーの激変現象に関する歴史的見解が間違っていることを示してきた。しかし、惑星の遭遇という彼の基本的な前提が確認され、その詳細が驚くほど詳細に解明されました。この新しい分野の先駆的な研究者たちは、今では、畏敬の念を抱かせるような惑星遭遇が先史時代にも起こっていたことに同意しています。」(「ちょっとした歴史」より)

Velikovsky

ヴェリコフスキーの幽霊の帰還』という文書を引用して、ヴェリコフスキー博士の簡単な紹介をします。

アルバート・アインシュタインの友人であり、同僚でした。
彼はヘブライ人の出エジプトに伴う大惨事に疑問を感じました。聖書や他の伝統的なヘブライ語の情報源があまりにも鮮明に語られています。
パピルス・イプヴェールと呼ばれるパピルスの中に、川が赤く流れ、空に火が燃え、疫病が土地を襲ったエジプトを圧倒する大災害が書かれています。
ヴェリコフスキーは、バビロニアやアッシリアの土器、ヴェーダの詩、中国の叙事詩、北アメリカのインディアン、マヤ、アステカ、ペルーの伝説などにも驚くべき類似点を見いだしました。
彗星が地球の近くを通過し、地球規模の地震、風、落石が初期の文明を衰退させたと結論付けました。
この彗星が後の惑星金星であることを明らかにしました。
古代の観測者たちは金星を畏怖と恐怖の念を持って見ており、金星が世界を終わらせる大災害の原因であると主張していた。
ヴェリコフスキーは、これらの天文学的な伝統は、人間のトラウマ的な経験に根ざしているに違いないと推論しました。
金星が地球に接近(紀元前1500年頃)したことが、ヘブライ人の出エジプトの歴史的背景になったとヴェリコフスキーは主張します。
メディアがヴェリコフスキーの話を正確に伝えることはほとんどなく、ヴェリコフスキーが知的革命の種を蒔いたことにも気づかないだろう。

▼「ヴェリコフスキーの幽霊の帰還」の全訳です

世界の終わりを思い出す(動画の抜粋)

動画には『イマニュエル・ヴェリコフスキーの作品からインスピレーションを得て、タルボットは「原始の太陽」として記憶されている天体の力である辺境の星、土星に焦点を当てた大規模な古代の物語を発見しました』と説明があります。
動画を見る時間のない方のために、かいつまんで内容を紹介します。と思いきや、凄く長くなってしまいました。
(基本、DeepL翻訳です。おかしなところは出来るだけ修正しました)


ひとつの物語が語られてきました。すべての世界中の人々によって何度も何度も繰り返し。
幾万ものバージョンの同じ話。
何世紀にもわたって私たちは天の静かな規則性を驚嘆してきました。
予測可能な宇宙サイクル、 恒星と惑星の静かな時計仕掛けの動き。
しかし、この最初の物語はすべての物語の母と父はひとつの全く異なる 時間を告げる。
惑星達が遠い光の斑点でなかったとしたら

かつて、遠い昔、ヒーローがいてドラゴンを退治した。美しいお姫様を救うために。
私が子供の頃、 おとぎ話に魅了されました。
その後、私は イマニュエル・ヴェリコフスキーの本を読んだ。
突然神話がひとつの強迫観念になった。
私は世界の歴史について知っていると思った。

かつて遠い昔に一度、天国は地球に近かった、
そして、私たちは神々の前に住んでいました。
それは、エデンの園、アバロンの島、地球上の楽園だった。
でも、それは空が落ちる前だった、
天が混沌の中に転落したとき、神々は戦いに行きました。

私たちが立っている所からは、この惑星達は空の小さな斑点です。
そう、ひとつの疑問が生じます。
なぜ先祖たちはこれらの光のピン刺しの点を見たのか? このような敬虔と恐怖を伴って。
我々は知っています。最初の天文学者は覚えている。
空の巨大な力の雷と火と石の武器を振り回す惑星達を。
この認識はどのように起こったのだろうか?
なぜ遠く離れた文化が、神々として惑星達を祝うのでしょうか?

その後、宇宙時代が到来しました。
我々は期待していました。我々の探査機が明らかにすることを。

惑星達は孤立し冷たく死んでいたと。
しかし我々は代わりに見つけた。驚くほど最近の活動が壊滅的な規模で続いている事を。

金星の超過熱した大釜は火山と惑星全体の溶岩流を明らかにする。
大陸規模の亀裂と割れ目を伴った惑星火星。
木星と土星の月衛星達は、一人の天文学者も予想していなかった力によって再彫刻されていた。
どのような宇宙イベントが残したのか、遠い惑星にこんな巨大な傷跡が?

ひとつの可能性は決して考慮されていない。
それはひとつの特別な可能性である。
その説明は最初の星崇拝の記憶中に横たわっている。
ヴェリコフスキーImmanuel Velikovsky氏の本は「衝突する宇宙」と呼ばれる。
ヴェリコフスキー氏は神話の神々が惑星達であると主張し、この地球自体は惑星の不規則な動きによって乱されたと。もちろん科学界はヴェリコフスキーを完全に否定した。

しかし、私は彼のアイデアが魅力的だと感じました。
だから、私は惑星の大惨事のこれらの奇妙な理論を調査することにしました。
私はヴェリコフスキーが題材を完全に歪めているのではないかと心配になりました。

、、、膨大な不条理を発見しました。
神の故郷として記憶された輝く都や天国の神殿は何処なのか?
神々の山は何処。火と光の柱は空の中央に上昇しますか?
かつて空で旋回したとされる大車輪はどこにある?

ヴェリコフスキー氏は確かにひとつの鍵を発見していました。
この鍵はパターンを認識していました、なぜならパターンは一貫性とつながりを意味するからです。
徐々に私は感じ始めた。我々の集団記憶における特異な共鳴を。
一万の古代の声が私たちに思い出せと促します。
どのようにそれが起こったのか広く分散した文化に。
それはこのような類似の物語を保存している?

黄金時代の普遍的神話
英雄の神話
彼女の長い流れる髪を伴った天国の女王の神話。

100の普遍的なテーマがあり、そして、すべてが文明のように古くなっています。
しかし、誰が私たちが本当に神話のアーキタイプのいずれかを説明したと言うことができますか?

人間の歴史の中で最も恐ろしい出来事、終末の日。
ひとつの宇宙的な規模の災害、混沌と闇に陥る世界。
その話は地球上のあらゆる古代の人種によって語られた。

私はそれがとても奇妙だとわかった。
誰もこの集合記憶を説明できない。
ヴェリコフスキーのキー、パターン認識を使用して私は検索を始めた。
私は神話の世界的なテーマに集中した。
驚いたことに、私は驚嘆する一貫性を発見した。

ラグナロク(北欧神話の世界における終末の日のこと)の大惨事では、巨大な蛇ミッドガルドが空に斜線を描いていた。彼の燃えるような毒が天と地を満たす。
ギリシャとローマの歴史家が呼び覚ました偉大な大竜テュポンの攻撃を
全世界が震えたとき海はその土地を氾濫させるために干上がった。
稲妻は空に光った。山から血が溢れ、その山は分割され崩れ落ちて来た。
そして、地球は闇の大きな雲に包まれました。

しかし、竜は生物学的に不可能な怪物です。
そう、古代の記録は何が有ったと意味するのか
竜が恒星の間を移動し、そして惑星を乱すことによって?
アステカ、マヤ、バビロニア、エジプト人、チャイニーズ、日本人、そして海洋の人種、初期のイギリスのケルトとゲルマン諸国、ギリシア人、ローマ人、宇宙の蛇や竜をひとつの天体現象の象形文字として採用しています。

彗星だ。
古代の天文学者達の間では竜と彗星は同じ意味を持ちます。
これらは世界の終わりを意味します。
ヴェリコフスキーは気づいていた。
大惨事の最も一般的なシンボルは蛇や竜が世界を襲っていた事だった。

多くの異なった象形文字は、蛇や竜を当て嵌めている。
ひげを生やしたドラゴン達
燃えるドラゴン達
長く流れる髪を伴った蛇
羽に被われた蛇
それが私の指針となりました。
異なるシンボルがすべて同じものを指している場合、あなたは発見の端にいます。

しかし、ドラゴンが彗星を意味するなら、そして彗星は終末を意味したなら、私たちのおとぎ話の中の他のキャラクター達はどうなのだろう?
英雄とは何のこと?
美しいお姫様とは何を言っているのか?

セントジョージの神話では闇の竜が村を襲う。そして美しいお姫様を運び去ります。
その後、主人公セントジョージが来る。
彼は竜を退治し、姫を解放します。
しかし、このストーリーの以前の初期のバージョンでは龍はお姫さま自身の恐ろしい一面を持っています。
だから、主人公は実際に彼女自身の自我の変化からお姫様を守っています。

それ以降のバージョンでは、無実のお姫様と公正な乙女は、しばしば醜い魔女の犠牲にされている。
そして、魔女、食いしん坊な鬼、竜のような鬼は、すべて姫自身の分身や恐ろしい一面を表しています。
竜のようなものすべてが自我の変化を表している。または、お姫様自身の恐ろしい側面を。
そして魔女が乱れた髪や炎のような髪の毛で空を舞っている間にも、彼女はまた怒りに満ちた時には蛇や火を吐く竜の姿をしています。
魔女の髪の毛は雨、あられ、風、稲妻をもたらすと言われていた。まさに古代の国々が彗星について言っていたことです。そう、同様に魔女のホウキも。

ヨーロッパからアジアまで、草、わら、または、羽の塊、原始的なほうきや泡立て器は彗星の認められたシンボルでした。
神話は原始的な心の空想に過ぎないですか?
または、彼らは人間の精神のための洗練されたメタファー(暗喩)ですか?
私は感じ始めていた。
神話が実際に偽装された異常な自然事象の記述であることを。


しかし、どのようなイベントがあったのか?
終末の彗星と美しいお姫様とは?
彼女は世界を脅かす彗星のようなシンボルに見えない様に思えた。
民俗伝説のお姫様はより古風な女神像の子孫です。
より初期の女神は二重の性質を持っています。輝く母と貪り食う竜として。
ヒンズー教徒の女神カリは彼女の美しさで有名でした。
しかし、彼女のひどい局面では彼女の長いくしゃくしゃの髪の房は天を横切って伸び、空を黒くして太陽と星々を一掃した。

私たちはアステカの女神コアトリクエ(「蛇のスカート」地球の女神)で驚くほど似たイメージに遭遇します。
シュメールのイナンナ
エジプトのハトホル
カナンのアスタルテ
ギリシャのゴルゴン
ヒンドゥーのランガ
そして怒りの女神や嘆きの女神の風刺画として後に最も人気のあるものです。

恐ろしい女神は壮絶な恐怖の彗星でしたか?

イマニュエル・ヴェリコフスキー氏は信じていた。
地球は惑星サイズの天体の接近によって激しく乱れていたと彼は提案しました。
終末の日の彗星が実際には「エラント(誤った)惑星」であったことを。
そして従来の科学者は彼を狂人と呼んだ。

初期の女神像の原型はシュメールのイナンナです。テキストでは彼女を偉大なドラゴンと表現しています。"空に燃える純粋な松明"と呼ばれています。
それなら、この彗星のような女神イナンナは誰ですか?

彼女は惑星である。惑星
金星
後のバビロニア天文学では惑星金星はまだ嘆く星として記憶されていた。
それは魔女の星と呼ばれていました。
南北アメリカでは、アステカの歴史は金星を偉大な羽毛の蛇として記憶し、彼らは金星を「スモーキングスター」と呼んでいました。まさに彗星に使われていたフレーズです
ペルーの天文学者たちは古代の人々の間で彗星の最も一般的なフレーズである長髪の星、チャスカとして金星を知っていた。

しかし、女神はふたつの顔を着けていた。恐るべき一面を手に入れる前の彼女は空に向かって畏怖すべき美しさを放って輝いていた。

私たちは、ギリシャのアフロディーテとして女神を知って来ました
ラテンヴィーナス、天国の娘、美しいお姫様の原型。
彼女の名前の一つはアフロディーテ・コマアテオ、長い髪や燃えるような髪のアフロディーテ。
古代天文学の言語では、
アフロディーテ・コマアテオ は、金星・彗星を意味します。

天の力と栄光の象徴。その名は金星でした。
ここでは姫や怒りの女神や破滅の彗星になった蛇龍を相手にしているわけではないんです。
私たちは彗星の神話上の親に直面している。尊敬と恐怖の両方を鼓舞する彗星、ひとつの彗星、 惑星に成った金星。
証拠については、ヴェリコフスキーは世界中の古代の記録を引用していた

セントジョージ物語では、そこに竜があり、お姫様が居ます。
その後、セントジョージ自身があります。
お姫様がもともと惑星 金星を意味していた場合、その後のセントジョージは誰でしょう?

北米からメソアメリカまで、南アメリカまで、古代メソポタミアから 古代エジプトまで、あなたはカオスの力を倒す戦士ヒーローを見る
ギリシャのアポロ
ヘラクレス
ペルセウス
テセウス
またはネイティブアメリカンの伝承のコヨーテやレイヴン(カラス)

これらの姿形は天体とは関係ないと思い込んでいる人がほとんどだと思います。
ヘラクレスはカオスの怪物と戦うために生まれた。巨大なネメアライオンもヒドラをも退治した。
ゼウスの子として覚えているけれども、彼はたいてい人間として見られ地球を歩いている。
しかし、以前のバージョンのヘラクレス、エジプトの英雄シュウ・アンフールやホルスは、地球には生息していません。
彼らは混沌の竜に挑戦したとき、彼らはその戦いを天で繰り広げた。
オリジナルのヘラクレスは、天体の力でした。
実際、ギリシャ・ローマの天文学では、戦士の英雄を惑星「火星」と特定していました。
北米のポーニー族は、遠い昔に闇の力を打ち破った先祖代々の戦士を覚えています。
空の戦士を探すために彼らが指差したのは火星という惑星だった。
アボリジニの オーストラリアも同様でした。そして同様にチャイニーズもバビロニア人そして南太平洋民族も。
終末のテーマはどこにでもありますが、私たちは、カオスモンスター、怒りや嘆きの女神ヴィーナス、そして戦士である惑星
火星を見つけます。

この普遍的な記憶には、どのような出来事が考えられるのでしょうか?

世界的な伝統では、王が地球上で統治する前に、王の原型が天に現れたと言われています。
アステカ・ケツァルコアール
エジプトのラー
ヒンドゥー教ブラフマ
すべての文化は自身の普遍的君主を持つ。
国の繁栄は地方の王様が担っていると言われています。
良い王の治世では、地球は豊かに花を咲かせます。

それは王権の基準を定めた普遍的な君主が、黄金時代と呼ばれる原始時代に顕著な状態をもたらしたからである。
ヒンドゥー教徒にとって、これは クリタ・ユガまたは理想的な時代でした。
イラン人はブリリアント・イマの時代と呼びました
チャイニーズでは完璧な徳の時代
それは楽園だった。
エデンの園。

世界の偉大な神話では建国王のいない黄金時代はありません。

未発表の ヴェリコフスキーの原稿で、、、ヴェリコフスキー氏は、、、考えられないことを提案していた。
、、、神話的な黄金時代には、地球は別の惑星の衛星だったかもしれない。ひとつのガス巨人の。
彼はこの惑星を特定した。土星として。
古代ギリシャの詩人、哲学者、歴史家によれば、現代はクロノスの黄金時代と呼ばれるかつてのエポックの影に過ぎないという。
しかし、この古代の神クロノスは誰だったのか?

すべてのギリシャ天文学の伝統は合意したクロノスは惑星土星でした。
私たち独自の惑星の名前はローマ人から来ています。
ローマの詩人や歴史家たちは、かつて土星が神王として支配していた時代があったと主張しています。
しかし、黄金時代は続かなかった。
ケツァルコアトルの神話、ラーとアンの神話、クロノスとサトゥルヌスの神話では、黄金時代はただ終わりを迎えるだけではありません。
それは乱暴に終わります。

普遍的な君主、最初の太陽神が世界の上で輝いていたとき。
古代ギリシャ人は太陽神ヘリオスと呼んでいました。
しかし、初期のギリシャ語写本では、ヘリオスは惑星土星の名前でした。
バビロニアのシャマーシュは常に太陽と訳され、土星と同定された。
 (引用:シュメールの古い太陽神ウトゥと密接な関係があり、そのシンボルが太陽円盤であったバビロニアの太陽神。シャマシュの父は月の神、ナンナでした。彼の妹は愛と性的情熱の女神イナンナでした。)

しかし、土星は星空の中の単なるドット(点)です。
何がその小さな斑点を祝うために最初の星崇拝を引き起こしたのか?
太陽として?
ヴェリコフスキーは、古代言語における土星と太陽の混同について語った。

私は気付いた、それは混乱の問題ではありませんでした。
古代人にとって、土星は崇められた太陽神だった。
毎日、太陽は東から昇り、西に沈む。
しかし、古代の太陽神土星は昇ったり沈んだりしなかった。
それは、動きませんでした。
エジプトのテキストには、太陽神アトゥムまたはラーのことが書かれています
“偉大なる神が生きている、空の真ん中に固定されている"
驚くべきことに、バビロニア人は天の静止した中心にいる太陽神シャマーシュを表現するために、ほとんど同じ言葉を使っていました。
ヒンズー教徒にとって、太陽神スーリヤは最高の休息の場所、動かない場所を占めていました。
ギリシャのヘリオス(ギリシア神話の太陽神。その名はギリシア語で太陽を意味する)とアステカのケツァルコアトルもそうです。
初期の表現では、これらの姿は静止した宇宙の中心を占めていた。
この世界的な伝統には驚くべき統一性があります。

古代の太陽神土星が、かつて現在の太陽や惑星が存在しない場所に立っていたということは、どのようなことなのでしょうか?
明らかなパターンは見えていたのですが、大きな絵が見えない状態が続きました。

世界中の絵文字や記号の中で果てしなく繰り返されるアイデア、空に浮かぶ大三日月。
学者たちはそれを月を意味するとしているが、絵文字の中の三日月は月のようには見えない。
太陽には似ていないが、不思議と似ている。
そして最も神秘的なのは、この謎めいた太陽の球体を取り囲む大きな三日月です。
初期のエジプトの絵では、太陽神ラーの上に三日月の角が描かれています。
メソポタミアでは、太陽神シャマーシュの周りに三日月が繰り返し描かれ、三日月の角が空で回っています。
その姿は世界中に現れ、今の自分たちの空にはない広大な三日月となっています。

私が観察していた視点から三日月を作り出す唯一の方法は、古代の天文学者がガスの巨人土星を置いていた場所、まさに天球極に大きな天体を置くことです。


三日月が回転することで、あることに気づかせてくれました。
古代の神話やシンボルは、私たちの世界には答えてくれません。
黄金時代を通じて惑星が並んでいたと言われています。
英雄が宇宙の柱や世界の山をもたらすのを見ています。
どこからともなく生まれてきた木星を、土星の息子であり後継者として見てきました。
神話の原題は、今の自然界で起きていることで説明されるものではありません。
私は神話のテーマをすべて網羅した統一理論の可能性を感じるようになりました。
しかし、それは私が想像を絶することを許さなくてはなりません。

地球はかつて全く別の惑星の一部であったかも知れない。
古代人の証言を実際の出来事の文字通りの記述として捉えれば、その出来事は次のようになっていたでしょう。

地球は惑星の集まりの中を移動し、空に巨大な形として現れた。
土星は天極にある巨大な静止体として見られた。
金星は土星の中心に真正面に現れ、火星は金星の内側に現れた。
木星もそこにあったが、土星によって隠されていた。
システム全体は、私たちの太陽によって照らされたガスの拡散雲の中を移動した。

地球では、これは昼と夜の明確な区別がないことを意味した。
初期の分岐点では、ガス状の物質や塵が金星から土星に向かって伸びていた。
安定期には、これらの放射の流れは、3点と4点の星のようなパターンとして現れた。
時間が経つにつれて、周囲の雲は散逸し、より明確に定義された昼夜のサイクルが始まった。

私達の太陽からの光によって作成された土星に明るい三日月が現れた。
地球がその軸の上で回転すると、三日月は、北極の中心を中心に回転しているように見えました。
より小さい惑星火星は、次第に不安定になり、地球に近づくにつれて、その中心位置から下降するように見えました。
その後、中心位置に戻り、さらに下降し、下降するたびに大きくなっていきます。
目視で金星の下に落ちると、火星と金星の間に物質の流れが伸びているのが見えました。
下降を続けているうちに、ガスや塵が地球に向かって伸び始めた。

金星と火星の両方の横方向の変位が起こりました。

ガス、氷、破片が2つの惑星の間で渦巻きました。
やがて、渦巻き状の物質が金星を取り囲むように集まってきました。

惑星系が宇宙空間を移動するにつれて、バンドの外観(帯の姿)は劇的に変化しました。
火星の上下運動は続いて、大気と他の物質は下降するたびに地球に向かって伸びていた。
最終的に、この物質は、悲惨な影響で地球に到達しました。

空が晴れると、火星が遠ざかっていくのが見え、ガスや塵の流れが上に向かって伸びていき、
火星が照らされた柱の頂点となって現れました。
金星を取り囲むバンドは、徐々に開きました。
彗星のような物質の4つの流れは金星から再び放射した。
そして、火星から地球に伸びる物質は、極軸を上って後退した。
土星の安定した支配期間は、惑星構成の崩壊とともに終了した。

土星が静止していた位置から転落し、初めて木星が現れたのです。
金星の変位と共に、バンドと放射物質は崩壊して、金星と火星の間で渦巻きのようなパターンに散らばった。
一時的に木星に視覚的に支配された構成(コンフィギュレーション)の更新があった。
そして、後になって初めて、構成は崩壊し、惑星は新たな、より遠くの均衡へと移動しました。
今では何も歴史的な議論で私の信念を揺るがすことはできませんが、科学的に受け入れられる言葉では擁護できませんでした。
これは20年間、私が解決できなかった問題でした。
結局、私は解決策を見つけることに絶望しました。

だから、1991年で、私は辞めました。
1年半の間、 私は決して本を開けなかった。
ある日、見知らぬ人から電話があった。
ボブ・グルーバーグ氏(軌道力学の専門家)は「私はあなたのジレンマに対する答えを持っていると思います」

、、、数ヶ月後には仕事に復帰していました。
宇宙から地球に接近し、これはピラミッドとして降りてくるセグメントです…
太陽系の現在の配置は、太陽から外側に9つの惑星が含まれています
最初の水星、次に金星、地球と火星、木星、次に土星、天王星、海王星、そして最後に遠い冥王星です。


古代の惑星系では、5つの惑星を考慮しなければならない。
木星、土星、金星、火星、地球。この惑星構成は、
それが同時に太陽の周りを回転するように、独自の重心の周りを回っていました。
惑星は非常に近くにあり、互いに重力的に相互作用していた。
この同一線上のシステムでは、惑星は一直線上にとどまりました。
しかし、小さな惑星火星は共鳴によって、ますます楕円軌道に移動されました。
水、ガス、塵の雲が周囲の空間に飛び散り、惑星の間に引っ張られ、引き伸ばされた。
整列は、次第に不安定になり、金星、火星、そしておそらく地球の変位をもたらしました。
最終的にその結果、整列が完全に解けてしまい構成がバラバラになってしまいました。

これでわかることは、ふたつは間違いなく一直線に並んでいて、ふたつは少しさまよっているということです。私が持っているこのモデルの精度を得ることができないからです。
このモデルの精度は重要なふたつの数字までしかありません。
しかし、たったふたつの大きな数字でも彼らはそこに留まっている。
重要な数字がふたつあっても彼らは一緒にいる
彼らは離れて飛ばないし、彼らは引っ張り合いません。

今世紀の知的驚きの一つは、神話が記憶するための鍵であることの発見でしょう。
そして、もし記憶していることが実際に起こったことならば、物理学と天文学が関与していることになります。どんなに異常なことでも、どんなに奇抜なことでも。


神話は崩壊する(堕ちる)前の時限のないエポックから始まる。
時系列の参照の前に。
季節の前に。
昼と夜のサイクルの前に。
それは黄金時代です。
偉大な惑星のコンジャンクションの時代。

その昔、万国君主、固着した神、動かない太陽がいた。
天が地に近かった頃、天の大球として記憶されていた神。
普遍的な君主は光り輝く目、心、魂を持っていた。

女神、ヴィーナス(金星)は普遍的な君主の娘であり配偶者である。
女神の子宮の中には、生まれていない英雄、火星、心のなかの心、目の瞳が存在していた。
女神は大いなる星であり、その彗星のような髪の毛を四方八方に放っており、美しい王女の天の原型であった。彼女は天の栄光であり、古代の太陽神に命を与えている火炎であった。
彼女の居場所は太陽の中心にありました。
これが女神を主翼とし英雄を車軸とする太陽の大輪を生み出した。

構成が進化するにつれて、彗星のような流れは3つの光線に集まり、3つの形または三重の女神として記憶されました。
その後、同じ彗星のような物質が4つの流れや光線を示し、車輪に4本のスポークを与えました。
4つの光の風
4つの生命を生む流れ
4つの炎の矢が4つの方向に発射され、
天の4つの柱

昼と夜は土星の大三日月の到来とともに到来し、この三日月は金星の中心星を取り囲んでいた。
土星の三日月の角は、一日のサイクルのための天の時計を提供しました。
右に上がると明るくなった空に向かって色褪せ、左に下がると輝きを増していく。
主人公は母なる女神の胎内から生まれ、女神を円錐形の冠として身に着けていた。

彼は髭を生やした。
彼の舌は突き出ていた。

主人公は短剣や釘の形をして下界に落ちた。
主人公は女神と交わり、孕ませる種として女神の子宮に再び入り、女神と主人公の両方が元の軸の位置から離れると、新しい化身で再び現れた。

再誕生した火星は螺旋状のサイドロックを身に着けていたが、それは女神自身であり、今は彼女の蛇のようなアスペクトを取っていた。
英雄と女神は宇宙の中心で螺旋状の踊りをしていた。
蛇の尾はそれ自身を金星の周りに巻きつけてバンドを作り、大きな目の形を呈した。
それで、再突入では、火星は瞳孔または目の赤いリンゴになりました。

土星の黄金時代は、神々の囲いが封印されたときの大惨事によって中断された。
主人公のダークアスペクトでの降臨は、圧倒的な雲と闇をもたらした。
これは冥界の旅であり、英雄の典型的な試練であり、地球にとっては火と水の大洪水であった。
そして、火星は深海の水の中から現れ、世界の山を作り出した。

金星の開いたバンドは、偉大な世界の輪の縁を形成し、取り囲んでいる大蛇の燃えるような体を形成した。
4つの川によって水を得たこれは神々の国であり、世界の山の頂上で休息しており、明るい三日月が角のある頂上を形成している。
火星の山は旋回する空の繋ぎ止める柱となった。
世界軸に沿って上昇する風や水の柱。
宇宙の柱は、その4つの延長線上にあり、世界の車輪を持ち続けている。

しかし、古代の楽園は長続きしなかった。
英雄が女神を追い払ったり、万国共通の君主の心を奪ったりして、天の頂上から転げ落ちていったのだ。
黄金時代は、混沌の大群が解き放たれ、その後のイベントでは、主人公はドラゴンを鎮圧するか、荒れ狂う女神をなだめることになります。
普遍的な君主の息子である木星が空の中心に設置されることになる。
残るのは集合的な記憶の断片だけ。


人間の心の奥底に隠された、取り返しのつかないほどに失われた、しかし永遠に切望される何かの感覚。
天国と地球が一つになった楽園。
この楽園の死は神話の誕生を意味する。
数十年前から、私たちの探査機は天を探索し私たちの長年の思い込みに挑戦するメッセージを返してきました。
答えを期待したところで、謎の矛盾を発見した。

しかし、私たちの期待は、何事もない太陽系という知的な虚構に基づいていたのです。
私たちの祖先が、私たちが忘れてしまっているような、並外れた宇宙的な出来事を経験した可能性を許容できるだろうか?
もしこの考えを可能性として許容するならば、私たちは革命を招いているのです。
一つの発見は、避けられない別の発見につながり、過去と未来に対する私たちの全体の見方は永遠に変更されます。

神話の絵

読みにくいとは思いますが、ヴェリコフスキーと電気的宇宙論の記事は日本語になった記事はあまりありません。どうしても翻訳に頼らざるを得ません。本は4冊手に入れましたが読むだけで大変です。

激変の地球 (超科学シリーズ)
鈴木敬信(著), イマヌエル・ヴェリコフスキー(著)

最後までお読みいただきありがとうございました。




Posted by kiyo.I