何が重力を引き起こすのか? 重力は反発する

数学は物理学ではない

重力とか物理の話を始めると、私の個人的な印象として、”男”の世界での話と思われているような気がします。これまで紹介してきた電気宇宙論にしても、どちらかというと女性より男性が興味を持つ話題といえるような気がします。
しかし実は、私は男性よりも女性に知ってもらいたいという気持ちの方が強いのです。なぜなら、女性の方が本当は賢いと思っているからです。ある意味、男性は理屈で”理論武装”しないと自らを保てない存在なのかもしれません。しかし理屈なんて、それこそ星の数ほど掃いて捨てるほどあります。もっともらしい学問的なものを始め、個々人の「正しさ」を主張する理屈まで、いくらでもあります。コロナ騒動や温暖化詐欺はその典型です。理屈はお金で転びます。理屈は生命いのちにしっかりと根ざした感覚には最終的には簡単に崩れ去ってしまいます。母の一言には弱いです。

さて、本題に入ります。
私たちが住んでいる地球とある星、銀河との距離は何百光年離れているという表現はよく耳にすることがあると思います。その距離を測る根拠となる”赤方偏移”に疑問を呈したホルトン・アープは「何年もの間、私は質量が互いに引き合うという明白な事実に疑問を抱くことはなかった。”引力”はあまりにもあからさまで、考える必要がなかったのだ」といいました。

ですが、引力は引っ張る力だけで反発する力はないのでしょうか? ウィキには「重力(万有引力)は、引力だけが確認されており、斥力としての重力は確認されていない」と説明されています。

ウォル・ソーンヒルは「電気力は反対側の電荷の間では引きつけ、似たような電荷の間では反発し、重力は引きつけるだけに見えます。なぜなのでしょうか?」と問いかけます。電気の流れ、普段使っている電気のコードの中の電気は見ることはできませんが、磁石だとN極とN極が反発しN極とS極が引き付けあうのは、見えるので子どもでも知っています。

そして「ニュートンは、力=重力定数”G”という方程式で説明しましたが、これに2つの物体の質量を乗じても、疑問は解決しません。この質量はあの質量のことをどうやって知っているのか、どうしてそうなるのか。この方程式では、2つの物体の間の距離を2乗して割ると、うまくいきます。NASAはこの方程式を使って、太陽系をナビゲートしています。電気力と同じ力であることにお気づきでしょう。質量を2つの電荷に置き換えただけなのです。……この力は重力に比べれば非常に大きなものです。つまり、質量は電気的に理解できるかもしれないということです」と、物質の質量だけで重力を説明しようとする科学の常識に、まったく別の観点から理解できるかもしれないという可能性を示してくれます。
ですから「電気宇宙モデルは重力を捨てないということです。ファラデーが望んでいたように、重力を電気的な用語で説明するのです」

重力を理解する最初のステップとして
「重力と同じように、”ロンドン力”は常に引力であり、電気的に中性な原子や分子の間で非常によく働くので、物質や質量について話すことができるのです」とロンドン力というものに注目します。

※ ロンドン分散力(ロンドンぶんさんりょく、英語: London dispersion force)は、極性分子などが恒常的に持つ電荷や多極子ではなく、分子や原子などに量子論的に生じる一時的な電気双極子間の引力によって生じる弱い分子間力である。フリッツ・ロンドンにより示された。単に分散力、ロンドン力と呼ばれたり、瞬間双極子-誘起双極子相互作用とも呼ばれる。また、ファンデルワールス力は、狭義にはロンドン分散力を指す。
無極性分子は、巨視的には電気的に中性だが、実際には、極性を持つ複数の電子状態重ね合わせによって構成されており、電気双極子が内在していると考えることができる。このように量子論的に存在する電気双極子同士が相互作用し、分子間力としてはたらく。

重力を理解する2番目のステップとして、
「まず必要なことは、質量とは何かを定義すること」が前提だと言います。質量の定義は曖昧です。
「ラルフ・サンズベリーは、この電子構造というアイデアを発表し、この構造から磁力[言い換えれば、電気力の一種です]と重力[電気力の別の弱い形態です]を実際に導き出すことができることを示しました」
原子の中の電子は構造を持たないと主流科学では言われていますが、そこから
「ラルフ・サンスベリーは、電子の内部を周回する小さな亜粒子の速度を計算すると、光速よりも驚異的に速くなると言っています」
そこから
「ここからアンドロメダ銀河の向こう側まで1秒で移動できるだろうと計算しました」
つまり
「これは、時間を伴わないニュートンの法則に帰結します。言い換えれば、瞬時であると言うことです」
その意味で「ニュートンは正しく、重力は事実上瞬間的であり、アインシュタインは情報伝達の最大速度として光速を仮定して、発見の道から外れてしまったのです」といいます。これは量子論の人気のある不思議な理論を説明できます。

そして、肝心な、何が、重力を引き起こすのか? ですが、
「重力という非常に弱い力を生み出しているのは、整列したすべての素粒子双極子の総和なのです。そして重力は電気的に遮蔽することができません」

では、3番目のステップとして、なぜ重力が常に引きつけるのか?
「重力は棒磁石のように2つの極を持っています。これは、なぜ重力が常に引きつけるのかという質問に対する答えです。それは、私たちが地球の表面に立っているからです。
重力によって引き起こされた原子双極子は、弱い反発力を持つ内部重力場を形成します。地球内部では、これらの双極子のプラス端がすべて向き合っているのです。ですから、星や惑星では、原子間の引力は、この小さな双極子を所定の位置に保持するのに十分な強さを持っています」

そこから
「宇宙のすべての星や惑星は互いに反発し合っている」
「私たちは、私たちに誘導された双極子によって、地球と”結合”しているのです。磁気を帯びていない鉄の玉に磁石を当てたような効果です。したがって、重力は常に引力であると仮定し、また、地球上で測定される重力が普遍的な定数であると仮定するのは誤りです」

この「重力が反発する、これは奇妙な考えですが、新しいことではありません」といいます。
「物体の質量は、表面の電荷によって変化」するからです。
というのは、化石として残されている恐竜を想像してみてください。あれほどのデカい図体は現在の地球の重力の元では立つことさえ満足にできません。そういう素朴な疑問は不思議なことに無視され、問題にされません。つまり、重力が変わったかもしれないということです。巨人伝説や巨木の痕跡について知っている方は多いかもしれません。しかし、そういう情報について事実が隠されているという指摘はされていたとしても、なぜ?は疑問のままです。ここにその理由が隠されているのかもしれません。

また「ニュートンの法則を使って、太陽が月に及ぼす力と地球が月に及ぼす力を計算すると、月が地球と太陽の間にある新月では、太陽は地球の2倍の力で月を引っ張っている」そうです。
また、あの土星が水に浮くという話を聞いた事があるかもしれません。そういう記事が不思議物語として記事になっています。それは「地球で測定される”G”を用いると、水に浮く可能性が」あるからです。

ソーンヒル氏は「私たちは地球中心主義の過ちを繰り返しました。つまり、地球でGを測定し、それを宇宙全体に適用してしまった」
「”G”は普遍でも定数でもなく、実際、それは物理学で最悪の定義済みの定数です。測定するたびに違うし、同じ装置を使っていても違う」と指摘します。つまり、重力を電気的に理解すれば、重力が変わるということは不思議でもなんでもなくなるのです。

つまり「天文学は大問題を抱えている」のです。
「反発する重力があれば、衝突は回避される傾向にあります。しかし、天文学の問題は、引力のある重力の場合は、引力と衝突と爆発しかないことです。だから、最初にビッグバンが必要だったのです」

ですから「科学はシンプルでなければなりません。原子内の異なるスケールの荷電粒子の共鳴軌道系は、核力、磁気、重力を説明することができます」
「電気宇宙は、電気的な力が非常にさまざまなスケールで物質を組織化するパターンが繰り返されていることを示唆しています」
「何十億もの星に匹敵する見かけ上の重力を生み出しているのは、銀河の中心部にある電磁力と電磁エネルギーの集中です」
「従って、膨張しない電気宇宙の複雑な美しさは、電気的な物質の共振と、非常に異なるスケールでの電気的引力と斥力のバランスの結果であると言えるのです」

最後に、以前から「次元」という言葉の使い方に違和感を感じていました。それについて、ソーンヒル氏が指摘してくれました。
「ここで”次元”という言葉が使われると混乱が生じ、あらゆる種類の神秘的な話に巻き込まれることになります。実際、余剰(超)次元などというニューエイジ的な考えを始めたのは科学だと私は思います
電気宇宙では、その必要はありません。宇宙は私たちが持つ3つの物理的次元で観察するのと同じくらい素晴らしく神秘的であることができます。しかしそれはもっと深いところにあるのです

「次元」という言葉が幾何学的な概念を言っているのか、何か意識のレベルとして言っているのか、ごっちゃになっているんじゃないかと思っていました。特に量子論を引き合いに出したスピ系の記事に多く、本来の”科学”と神秘的なものが融合して、それなりに面白い解説がされているようです。ですが、この混乱は主流の科学が作り出した混乱だという気がします。結局、なんにも説明できないから最後は”神”頼みなのです。

ウォル・ソーンヒル

要旨
理論科学では、重力の役割は決まっていると考えるのが普通です。しかし、リチャード・ファインマンが観察したように「今日、重力理論のモデルは、数学的な形以外には存在しない」のです。問題は、数学では問題の本質的な力を説明できないことです。しかし、ビッグバンについて理論家が推測するとき、宇宙進化の原動力として重力が優位に立つと仮定して、次々と別の推測がなされるのです。
EU2015での発表では、ウォル・ソーンヒルが、電気宇宙のモデルにおける重力の役割を理解するための40年にわたる個人的な旅に私たちを導いてくれます。

※ いつものように見出しはこちらで付けさせていただきました。

ウォル・ソーンヒル:重力を理解するための長い道のり
Wal Thornhill: The Long Path to Understanding Gravity

重力を理解するための長い道のり

ありがとう。ようこそ。 おめでとう。なぜなら、エレクトリック・ユニバースのカンファレンス(会議)は、科学について学びたいのであれば、おそらく唯一の本物のカンファレンスだからです。ですから、イニシアチブをとって、好奇心とオープンマインドを持ってここに来られたこと、そしてこの会議のライブストリーミングに参加されたことを祝福します。

私は重力を理解するための長い道のりについて多くを語るつもりはなかったので、アニスの話は実に良い導入部となりました。10代の頃、ヴェリコフスキーの『衝突する宇宙』を読んでから、私の物語は始まりました。大学に入る前のことです。大学に入ってからは、講師に質問したり、他の学生に興味を持たせたりする絶好の機会だと思いました。しかし、ほとんどの人が興味を示さないことに驚きました。講師が答えられない質問をされることに敵意を示すこともありました。そのため、理系の学部生だった私は、図書館の神話や伝説、世界の民族の物語などの棚に目を通しました。そこで私は、ヴェリコフスキーが躍進を遂げ、答えなければならない質問を投げかけ、無視できない存在になったのだと確信したのです。

ヴェリコフスキーが提案した、金星が彗星であるとか、火星が歴史的な時代に地球に接近したとかいう話は、絶対に不可能でニュートンの法則に反するというのが天文学界の反応でした。そこで、1979年にヴェリコフスキーの自宅を訪ね、彼にこう質問したのです。これは、ニュートンの法則を破ることができるという彼の考えに向けられた敵意に基づいています。

「私たちが重力について理解していないことは何でしょうか?」
彼は親切にも、1930年代に書いた『重力のない宇宙』という薄い本をくれました。その中で彼は、重力を生み出そうとする物質の振る舞いを実際に見ていたのです。これは、現在行われている数学的、純粋に数学的な方法とは全く異なるものです。

それでアイデアが湧いてきて、しかも意見がまとまっていきました。科学は100年前に”レールから外れた”のです。前進する道、つまり発見の道を取り戻すためには、未来に戻る必要があります。古典物理学のアプローチ、偉大な実験家、物質の挙動について直感的に理解していた人たち、そしてニュートン自身にも立ち戻る必要があります。

それからわずか2年後の1981年『サイエンティフィック・アメリカン』誌を読んでいたら、ラルフ・サンズベリー Ralph Sansbury という人物が『古典物理学ジャーナル Journal of Classical Physics』を発行しているという小さな広告があり、すぐに私の目を引きました。その最初のトピックが「電子の構造」でした。

さて、素粒子物理学によれば、電子は構造を持たず基本的な粒子です。しかしこれは物理的現実性を持たない数学的概念です。なぜなら電子を点粒子に還元して電荷を与えようとすると無限大になってしまうからです。そしてもちろん一旦そうすると理論が崩壊してしまいます。科学者は最近、それを回避する方法を持っています。彼らはそれを”繰り込み(再正規化 re-normalization)”と呼び、理論が破綻したときに窓を開けて風が吹いている方向を確認し、それを方程式に突っ込んでやり続けるのです。

※ re-normalization:繰り込みとは、場の量子論で使われる、計算結果が無限大に発散してしまうのを防ぐ数学的な技法であり、同時に場の量子論が満たすべき最重要な原理のひとつでもある。

太陽に関する理論でも、そのようなことが繰り返されています。では、現在の状況はどうでしょうか?
これは、元王立天文台員で王立協会フェローのマーティン・リースという有名な人物の発言ですが、彼の発言で私が同意できる数少ないものの一つです。彼は「重力と質量の原因は何か?」という問いを投げかけました。
「これらの疑問は、いまだに私たち全員を困惑させている。”科学の終わり”が近いというよりも……」、言い換えれば、私たちはほとんどすべての理論に到達しているのですが「……私たちはまだ宇宙の探求の始まりに近い」と、私はこれに同意します。

また、リチャード・ファインマンも「今日、重力理論のモデルは、数学的形式以外には存在しない」と言っています。これは、テレビで現代科学の謎を語る番組を見ていて思うのですが、全ては数学なのです。オーストラリアからこちらに飛んできている間に、モーガン・フリーマンによる「宇宙の謎」の番組を見たのですが、誰も理解できない数式のショーに発展していき、最後には「現実は数学でしかない」と言う人が出てきました。

これは、実験、観察、アイデアの検証、実験による検証という古典的な物理学から、いかに遠いところに来てしまったかを示しています。ところで、数学は物理学ではないのです。

数学は物理学ではない

写真の右側の人物は、ピーター・ヒッグスです。私は彼を150億ドルの男と呼んでいますが、これは1, 2年前まで大型ハドロン衝突型加速器にかかった費用と同じだからです。ですから、発見の道の第一歩は、どこで道を外れて迷子になったかを探すことです。先ほども言いましたが、それは100年前の出来事です。

さて、このような写真は、”天才”に対するメディア好みの決まり文句です。お気づきですか? それは錯覚です。

ヒッグスの偽物:詐欺師たちはいかにして世界を騙したのか?
ヒッグスのいかさま:
詐欺師たちはいかにして世界を騙したのか?

さて、ピーター・ヒッグスにとって、大型ハドロン衝突型加速器のすべての動機と同様に、ヒッグス粒子と呼ばれる仮想の粒子の存在を示すことでした。この粒子は、他のすべての粒子(あなたと私を構成している粒子)に質量を与えるものとされていました。今まで聞いたこともないようなナンセンスな発想です!

私たちを構成する粒子は、質量があり、エネルギーを含んでいることを私たちは知っています。原子爆弾を見れば、粒子をいじくりまわして放出されたエネルギーがわかるでしょう。エネルギーがあり、質量があるはずで、外のものとは関係ありません。

ところで、物質を与えるもの、それは重力質量であり、質量はその重さによって測られます。つまり、質量という現象は、重力を理解することにかかっているのです。質量を押しても持ち上げても、その質量は変わりません。
なぜそうなるのでしょうか?

どのようなメカニズムであれ、どちらも同じに違いありません。では、何かを押したとき、実際には何が起こっているのでしょうか?

それは、あなたの指の外側の電子と、あなたが押そうとしている物体の外側の電子が、互いに電気的に反応しているのです、それが電気力です。ところで、素粒子物理学は、宇宙物理学と同じくらい混乱していて、完全に脱線していると言えるでしょう。素粒子は電子とは別のクォークで構成されているそうです。そんなところでしょう。しかし、そのクォークが見えないのはなぜでしょう?

なぜかというと、原子核の中に閉じ込められていて、見ることができないからです。これは天文学者や惑星科学者の典型的なトリックで、磁場がどこから来るかを説明するとき、その磁場はいつも物体の中の見えないところに隠されているのです。物体の表面や外部にあるものが原因であるという概念はありません。だから、大型ハドロン衝突型加速器はヒッグス粒子の概念を確認したわけではありません。それは何かを発見したのであって、それが示唆する短寿命の物質の共鳴がどうであれ、物質がなぜ質量を持つのかという問題とは何の関係もないのです。全く関係ありません。その答えは、ヒッグス粒子と呼ばれる外部の宇宙の甘ったるい粒子ではなく、物質の構造そのものに見出されなければならないのです。

一方、重力は非物理的な4次元の神秘的なゴムシートの中で失われています。皆さんは、ゴムシートの上に重い物体が乗っていて、それが一種の漏斗を形成している絵をご覧になったことがあるでしょう。重力を使って重力を説明しているわけですが、重力が質量を下に引っ張らない限り、漏斗は形成されません。しかも、これは”ゆがんだ空間 warped space ”であるはずなんです。その漏斗の上に物を置いても、その穴には何も落ちてきません。力が発生しない、空間は力を発揮できないのです。
そこで……こんな方程式があります。

What does E=mc² mean?(E=mc²は何を意味するのか?)

誰もが、見たことがあると思います。物理学で最も簡単に識別できる方程式です。どういう意味ですか?

エネルギーは物質と結びついていて、エネルギーと質量は物質の観点からは定義できない、ということです。では、数学的な等式とは何を意味するのでしょうか?

ここがポイントです。方程式は現実を記述する方法であり、簡略表記法なのです。その記号が何を意味し、何を必然的に伴うのかを正確に知らなければ、等式の意味すら伝えられないし、説明もできないのです。それは数学的な記号です。物理的には何を意味するのでしょうか?

答えがないのなら、理解できないのです。それが、今の物理学の状況です。その代わりに、私たちは、外から質量を与える神話上のボゾンという野獣の狂気じみた捜索を目の当たりにしてきました。そうです。この方程式が教えてくれるのは、エネルギー、質量、光速はすべて物質の特性であるということです。それを繰り返し、十分に理解されるまで繰り返すのです。

もちろん、そう言うと、それが意味するのは、光の速度は媒質に依存するということです。媒質がなければ、光の伝達はありません。不可能です。”C”は普遍定数、物理定数のひとつのはずですが、媒質に依存します。つまり真空は媒質であり、アインシュタインはその媒質を取り除いてしまったのです。アインシュタインは”エーテル”と呼ばれる、光が移動するはずの媒質を捨てました。マクスウェルの方程式ではエーテルが必要です。

アインシュタインはエーテルを捨てましたが、どうしてそんなことができるのか、どうしてそんなことが許されるのか、決して言いませんでした。光速は一定ではなく、変化することが分かってきました。それで、どうなったのか?

現在は光速でメートルを定義しているので、無理やり定数にしました。ですから、たとえ方程式が機能し、あなたがものを作ったり科学をしたりできるように、いわば十分に現実を記述しているとしても、物理学者がボード上の各記号や演算子の意味を本当の物理用語(平易な言葉)で説明できない限り、方程式は本当の意味を持たない単なる説明のままなのです。

ニュートンは正直で、自分の重力の法則について何の説明もできないと言いました。しかし、彼はそれを普遍的な法則にまで高めてしまうという、数学者の過ちを犯してしまった。そうすれば、数学のゲームは続けられ、ダークマターやブラックホールなど、観測できない”庭の奥の妖精”を発明して架空の物語を存続させることができ、これが現実となったのです。

つまり、私たちは重力を理解していないのです。

私たちは重力を理解していない!
私たちは重力を理解していない!

ニュートンは、力=重力定数”G”という方程式で説明しましたが、これに2つの物体の質量を乗じても、疑問は解決しません。この質量はあの質量のことをどうやって知っているのか、どうしてそうなるのか。

この方程式では、2つの物体の間の距離を2乗して割ると、うまくいきます。NASAはこの方程式を使って、太陽系をナビゲートしています。

電気力と同じ力であることにお気づきでしょう。質量を2つの電荷に置き換えただけなのです。昨日のジェリー・ポラックの講演で見たように、この力は重力に比べれば非常に大きなものです。つまり、質量は電気的に理解できるかもしれないということです。

電荷を質量に置き換えて、電気的な力が生まれるのであれば、質量は電気的に理解できるのかもしれません。ですから、重力を理解するためには、なぜ物質が質量を持つのかを理解しなければなりませんが、私がヒッグス粒子で指摘したように、彼らは何もわかっていないのです。

ニュートンの方程式は時間には言及していないことに気づくでしょう。それは瞬間的なものです。そうすると、これはうまく取り繕うことができます。しかし、電気宇宙では、この瞬間的なつながりが、コヒーレンス(首尾一貫性)のために絶対不可欠なのです。原子のコヒーレンス、つまり安定した粒子であること、惑星系のコヒーレンス、つまり地球が今どこに太陽があるか知っていること、そして銀河では渦巻きを形成することができるのです。もし片方の星が10万年後まで他の星の位置を知らなかったとしたら、どのようにして美しい渦巻きを形成するのでしょうか、しかも素粒子レベルでです。

さて、この万有引力定数”G”には特異な次元があり、これは数学用語で、長さ、質量、時間の空間の3次元とは関係がありません。しかし、時間には空間の長さも方向もありません。ここで”次元”という言葉が使われると混乱が生じ、あらゆる種類の神秘的な話に巻き込まれることになります。実際、余剰(超)次元などというニューエイジ的な考えを始めたのは科学だと私は思います。

電気宇宙では、その必要はありません。宇宙は私たちが持つ3つの物理的次元で観察するのと同じくらい素晴らしく神秘的であることができます。しかしそれはもっと深いところにあるのです……
だから、”G”は実は定数であってはならないのです。というのも、それは質量のことで、先ほども言ったように、質量とは粒子に結びついたエネルギーのことで、電気的変数なのです。ですから、”G”は普遍的なものではないのです。

ビッグGは定数か?
ビッグGは定数か?

つまり、(私たちが地球上で測定している)”G”は普遍でも定数でもなく、実際、それは物理学で最悪の定義済みの定数です。測定するたびに違うし、同じ装置を使っていても違うのです。つまり、私が言いたいのは、重力に起因する効果には、もっと複雑なものがあるということです。そして、私は”起因する”と言いました。というのも、場合によっては、実際の電磁気的な力を見ていることがあるからです。──それについてお話ししますが、それは重力と勘違いされています。それは、まだ考案されていないどんな方程式でも説明できないほどの複雑さを持っています。それが有効かどうかは、文脈(前後関係、事情、背景、状況)に依存します。普遍的なものではないのです。

私たちは地球中心主義の過ちを繰り返しました。つまり、地球でGを測定し、それを宇宙全体に適用してしまったのです。なぜ、そんなことをする道理(権利)があるのでしょうか?

だから、矛盾する証拠に対して選択的(えり好みする)無分別(見落とし、無知)selective blindness を行っているのです。ダークマターやダークエネルギーなど、あらゆるものを発明しています。

翼竜は飛ぶには重い、科学者が主張
翼竜は飛ぶには重い
科学者が主張

例えば、ここにある写真ですが、アニスが講演で言ったように、私たちはありえないほど巨大な生物の化石の記録を無視しています。ウルトラサウルスは、現在の体重に換算すると180トンもあったはずです。そして、筋肉によってもたらされる最大の力は、体の大きさに関係なく、ネズミでもゾウでも同じです。
先史時代の(ノアの洪水以前の)世界では、350ポンド(158.7573kg)の飛行生物が空を飛んでいましたが、もはや30ポンド(13.6kg)程度の飛行生物は許されません。そして、ウルトラサウルスの首は、今日の重力下では、体にくっつく部分に430,000フィートポンドものトルクを発生させたはずです! あの首と同じ質量の鉄の桁でも、あの重さでは ”たわむ(座屈、ひんまがる)” ことになってしまうのです。

また、宇宙船が地球を通過する際に異常が見られることや、彗星が”非重力 non-gravitational forces ”と呼ばれるものを発揮することも、観測的にわかっています。そのため、彗星からの帰還を予測することは難しく、実際に重力や、鉱山の深い坑道に入ったときの重力の変化などを測定した人は「第5の力があるように見えるが、ニュートンの法則から予想されるような変化はない」と述べているそうです。また、塔の上に登りながら重力を測定した人は、ニュートンの法則に合致しないので、6番目の力があるのではないかと言っています。

数ヶ月前に指摘されたのですが、ニュートンの法則を使って、太陽が月に及ぼす力と地球が月に及ぼす力を計算すると、月が地球と太陽の間にある新月では、太陽は地球の2倍の力で月を引っ張っているのだそうです。そして疑問は、なぜ月があるのか、ということです。いい質問ですね。
これらの疑問は、ニュートンの簡単な方程式では何ひとつ答えられない。もちろん、”G”が普遍的なものであれば。

ビッグGは普遍的か?
ビッグGは普遍的か?

地球表面で測定した’G’を用いると、67P彗星は固い岩のように見えますが、その密度は非常に多孔質の塵や氷のように見えます。私はサンダーボルトのホームページの「宇宙ニュース」で、このことを繰り返し指摘してきました。

ビッグGは普遍的か?
ビッグGは普遍的か?

惑星サターンは水より密度が低いようです。地球で測定される”G”を用いると、水に浮く可能性があります。

ビッグGは普遍的か?
ビッグGは普遍的か?

また、太陽の組成は、核に至るまでほとんどが水素であると計算されています。では、太陽と同じ大きさの天体で、コアに水素ガスがあるものはあるのでしょうか?
もしあなたが地球を見て、電離層が太陽のように明るく照らされていて、大気中に酸素や窒素などがあるとしたら、地球のコアは酸素と窒素だと言えるでしょうか?
いいえ、重元素である可能性が高いと言うでしょう。

マイケル・ファラデー

マイケル・ファラデー
マイケル・ファラデー

ここで古典物理学の原則に行き着くのですが、それは「優れた物理学はシンプルでなければならない」ということです。私が話していることを物理的な言葉で説明できないなら、シンプルに、他の人に聞きに行く権利があります。偉大な実験家ファラデーは、重力の電気的性質の可能性を見いだしました。2つの方程式は同じ形だと言ったことを思い出してください。
そして彼はこう書いています。
「自然界のすべての力は相互に依存しており、ひとつの共通の起源を持つ(これは電気宇宙の立場です)、あるいはむしろひとつの基本的な力の異なる現れであるという長い不変の説得力……」だと。(再び、電気的宇宙の考え) 「……私はしばしば、実験によって重力と電気の間の関係を確立する可能性について考えさせられた……」
そして、彼は続けて「どんな条件も、それらが確立するであろう関係の価値を誇張することはできなかった」と言いました。その通りです。

もし、人々がファラデーの直感に従っていたら、私たちの科学は数世紀は進んでいたでしょう。しかし、もちろん、ここで肝心かなめの問題が生じます。電気力は反対側の電荷の間では引きつけ、似たような電荷の間では反発し、重力は引きつけるだけに見えます。なぜなのでしょうか?

オリバー・ロッジ卿
オリバー・ロッジ卿

アインシュタインの時代にいた人物、オリバー・ロッジ卿はイギリスの物理学者で作家、無線電信の開発への貢献でよく知られています。彼は、電波探知機と初期の無線電信受信機の心臓部を完成させました。マルコーニより1年早く電波を発信し、その功績は国際的に認められています。エーテルは、空間を満たす波動媒体として提唱されたもので、もちろん電気宇宙が依拠するものですが、ロッジは、その研究でも知られています。このほかにも、雷の研究、ボルタ電池の起電力の研究、電気分解、霧や煙の拡散に電気を応用した研究など、さまざまな科学的成果をあげています。また、内燃機関用の電気火花点火装置を発明しました。

彼はファラデーに似た現実主義者でした。彼は実験や試行錯誤をする覚悟がありました。アインシュタインが提唱した新しい相対性理論には批判的でした。もし、教育が適切に行われるなら、アインシュタインに対する彼の主張をアインシュタインの主張と並べ、生徒が自分で判断できるようにすることを提案したいです。

彼はアイザック・ニュートンに言及して「真に自然哲学に必要なものは、ニュートン力学の補足であり、ニュートンが疑い、追求したが、到達できなかった媒体で表現し、主に電気的な追加事実、特に可変慣性の事実を、彼の時代から発見したものを導入することだ……」と書きました。これは、1921年2月17日付の『ネイチャー』誌に掲載されたものです。ロッジは、ニュートンの力学が、関係する質量への電気的影響を考慮する必要があることを十分認識しているようです。

これは、重力にとって極めて重要な考えです! 重力を理解することは、質量をキログラム単位で表現できるようになるために不可欠です。つまり、彼はうまく道を切り開いた人だったのです。もう一度言いますが、優れた物理学はシンプルである必要があります。

オリバー卿は「電子の構造が……」と書いています。(現在のところ、電子には構造がないことを思い出してください)それが「理解されれば、周囲のエーテルにおける”偶力(?)even-powered ”の応力が必ず関与していることを見るだろう」と書いています。

※’「even-powered’ stress」の訳ですが、どう訳せばいいのかよく分かりません。「even-」は、均一な、一様の、等しい、同一の、一定の、規則正しい、対等の、偶数、偶の。「powered」は、~を動力源とした。 「stress」は応力のことです。例えば「AC-powered」ですと「AC[交流]電源方式の」になります。

私が直感的に感じるのは、これが発見の方向性であり、必要なのは内在的で本質的な(固有の)何かであって、重力が飛来する粒子であれ、衝突する波であれ、何らかの外力の作用によるものとして説明しようとするすべての試み(あるいはヒッグス粒子と彼は言ったかもしれない)は「失敗する運命にある……」ということなのです。LHC( 大型ハドロン衝突型加速器 )の実験が無駄になったことで、彼は墓の中でくるくる回っていることでしょう。

彼は、電子には構造があるに違いないという考えで、洞察力と並はずれたセンスを示しました。すべての素粒子は、自己エネルギー(または質量)を持ち、素粒子物理学者が(紛らわしいが)”スピン”と呼ぶ磁気分極を示すために、荷電した素粒子構造と軌道運動を持っている必要があります。ここにも今日の物理学のやり方と同じように、言語が入り込んでいるのです。

重力を理解する最初のステップ

さて、粒子や物質について語ろうとするならば、私たちが何を話しているのか、原子のスケールで見てみないとわからないことがあります。それで、最初のステップは、先ほど言ったように、スケールについて何らかのアイデアを与えることです。現代の素粒子論は何の役にも立ちません。なぜなら、専門家たちは何が本当に”本物 real ”なのかについて、先月のネイチャー誌でまだ議論していたからです。

この写真は、古典的な原子がほとんど空の空間 empty space であり、荷電粒子はこのスケールでは見えないというアイデアを与えてくれます。原子核の周りを回る電子が、近くの原子から核電荷を遮蔽できるのは、電子が軌道を回っている時間のほんのわずかしかないことが容易に理解できます。なぜなら、陽子の軌道のある地点、あるいはほとんどの地点で、例えば陽子の電荷は近くの原子から見えるし、もう一方の原子も同じだからです。つまり、もし2つの原子が軌道を同期させることができれば、2つの原子が集まって分子を形成することができるのです。

 原子の大きさ。オーストラリアのメルボルン・クリケット・グラウンド[MCG]
原子の大きさ。
(オーストラリアのメルボルン・クリケット・グラウンド[MCG])

もし原子核がピンポン玉の大きさだったら、電子はノミの大きさになって、このスタジアム(これは、オーストラリアのメルボルン・クリケット・グラウンド[MCG]で、有名な施設の一つです)の外を回っていることになります。ここにも、この人たちの話を聞かない人がいます。

ニュートンはこう言っていたと思います。
「もし、あなたが遠くを見たなら、それは巨人の肩の上に立ったからだ」
巨人が間違った方向を向いているかもしれないので、巨人選びは慎重にした方がいいと思います。このような人たちこそ、科学教育のカリキュラムに入れるべき人たちです。

フリッツ・ロンドン
フリッツ・ロンドン

フリッツ・ロンドン Fritz London は、科学哲学者であり、先見性のある論理学者であり、献身的な理論家でした。1930年、フリッツ・ロンドンは、ファンデルワールスの分散力として知られる原子間の弱い引力双極子電気結合力 weak attractive dipole electric bonding force(これも彼の名をとって、”ロンドン力 London force ”と名付けられた。※瞬間双極子─誘起双極子相互作用)を説明し、気体分子が凝縮して液体や固体、言い換えれば、惑星やあなたや私、そして見える宇宙のすべてを形成させることを明らかにしました。”ロンドン力”は、電気的に中性な原子のわずかな歪みによって生じる電気双極子の振動に起因しています。つまり、地球や惑星や太陽がどのような物質からできているかという話をしているのです。

小さな電気双極子は、最後のスライドに示したように、原子の中の電荷が事実上大きな距離で分離しているために生じます。電気双極子は共鳴し、互いに同調し、結合するように周回します。これは重力と同じように常に引力があるので、手がかりになります。実際、フリッツ・ロンドンは、もしかしたら重力は、このような中性の物質同士の相互作用のようなものなのかもしれないと述べています。つまり、重力の正体に関する手がかりは、重力に興味のない化学者には手に入れることができ、物理化学や電気に興味のない宇宙物理学者には得られなかったようです。

言うまでもなく、重力は原子間の力(”ロンドン力”)よりもずっとずっと弱いという特徴がありますが、それが手がかりになるはずです。私たちは、同じような、しかしはるかに弱い原子間の”ロンドン力”によって地球に結合しており、ここで電気宇宙の繰り返し(現れる)パターンの考え方に触れることができます。つまり、重力と同じように、”ロンドン力”は常に引力であり、電気的に中性な原子や分子の間で非常によく働くので、物質や質量について話すことができるのです。

物質と質量
物質と質量
重力を理解する2番目のステップ

”重力とは何か”という発見への道のりの第二段階は、物質を構成する粒子に注目することです。ニュートンの法則は、2つの物体の質量を掛け合わせます。そこで、まず必要なことは、質量とは何かを定義することです。

電子は基本的な不可分の粒子と定義されていますが、エネルギーを蓄えるためには、ここに(上の図、青色で)示されている、より小さな軌道を描く荷電粒子の合成物でなければなりません。エネルギーは、荷電粒子同士、あるいは宇宙に存在する他のすべての粒子との運動によって蓄積されます。ニュートリノを含むすべての素粒子に共通して言えることですが、それが何であるかは関係ありません。ニュートリノもまた含まれます。昨日、ニュートリノに質量があることがわかったという報告がありました。

さて、質量がないということは、とにかく本物の粒子ではありえないということです。質量のない粒子などありえないのですから。問題は、標準粒子(素粒子の標準モデル)によると、ニュートリノはヒッグス場と呼ばれるものと相互作用しないことでした。つまり、標準モデルには何か重大な誤りがあるということです。では、何が起こったのでしょうか?

彼らは、これは標準モデルを修正する機会を与えてくれる、と言いました。言い換えれば、もっとお金を送ってくれ!ということです(会場笑)。電子は、先ほど申し上げたように、基本的で不可分の粒子と定義されています。そして、それはすべての素粒子について言えることで、この単純に繰り返される原子モデルは、はるかに小さなスケールのものなのです。あのグラウンドの真ん中のピンポン玉と、外側のノミを覚えていますか、つまりあの小さな物体の中に、回転する帯電した小さな物体もあるのです。宇宙的なスケールで、私たちがどこに立っているのか、誰が言うことができるでしょうか?

さて、先に述べたラルフ・サンズベリーは、この電子構造というアイデアを発表し、この構造から磁力(言い換えれば、電気力の一種です)と重力(電気力の別の弱い形態です)を実際に導き出すことができることを示しました。つまり、古典物理学が意図していたこと、つまり単純化することをやっているのです。もし、もっと多くの力や粒子を発明した人にノーベル賞を配るとしたら、そうすればするほど、私たちはますます分からなくなるのです。

とはいえ、ラルフ・サンスベリーは、電子の内部を周回する小さな亜粒子の速度を計算すると、光速よりも驚異的に速くなる、と言っています。サンスベリーは、もしその小さな粒子が電子から放出されたら、ここからアンドロメダ銀河の向こう側まで1秒で移動できるだろうと計算しました。

これは、時間を伴わないニュートンの法則に帰結します。言い換えれば、瞬時であると言うことです。そのようなスピードは、我々のスケールでも、銀河のスケールでも瞬時のことです。トム・ヴァン・フランダーンは独自の天文学的計算を行い、地球は太陽の周りを回っていることに注目させ、太陽が今どこにあるのかを知っており、それを判断するのはかなり簡単だと指摘しました。そして、より説得力のあるテストを行うことで、重力の速度が光速の200億倍を超えることを計算したのです。つまり、ラルフ・サンスベリーのものとは1,000倍程度の差があったわけです。ラルフ・サンスベリーの方が正確なのでしょう。

つまり、電子が安定しているためには、物質(粒子)間の電気力が我々の尺度では瞬時に働く必要があるのです。ここから出てくる何かは、情報の交換速度がほぼ無限大になれば、時間は普遍的なものになる、ということです。

時間はアインシュタインの時計とは関係ないのです。時計は原子などでできている物理的なもので、その環境によって刻み方が変わってきます。だから、時計を時間という概念の代用品として使うことは、まったく許されない(証拠として使えない)ことなのです。ですから、アインシュタインの特殊相対性理論は、残念ながら即座に割り引かれてしまいます。

つまり、ニュートンは正しく、重力は事実上瞬間的であり、アインシュタインは情報伝達の最大速度として光速を仮定して、発見の道から外れてしまったのです。そうすることで、すべてを切り離してしまい、機能しない(非現実的な)宇宙を作ってしまったのです。宇宙を成立させるため(機能する宇宙を保っておく)には、宇宙のすべての構成要素が、他のすべての構成要素が何をしているかをリアルタイムで知らなければならないのです。

この考え方とアインシュタインの考え方の違いは、むしろ池に小石を落として音波を拾うようなもので、これは圧縮直接波で、波紋そのもの(時間がかかる)よりもずっと速いのです。光は波紋です。エーテル(媒質)を通過して受け手に届くまで時間がかかるのです。

質量の本当の意味を知ることで、誰もが見たことがあるけれど誰も理解していない方程式で表されるエネルギーに本当の意味を与えようとすることができます。

E=mc²の本当の意味?
E=mc²の本当の意味?

エネルギーとは、宇宙の他の部分にある帯電した物質と相対的に運動している帯電した物質のことです。百科事典や教科書を見ると、ある形から別の形に変化する例を挙げていますが、実際にはそれが何であるかという基礎的なレベルの説明はありません。

電磁エネルギーは、すべての素粒子の固有の(内在する)軌道構造に蓄積されています。つまり、それは運動する物質です。粒子の質量は、加速度よりもむしろ、どれだけのエネルギーが内部に吸収され、変形しているかを示す指標です。これはむしろ、水で満たされた風船を持っていて、それを突くと、風船は動くのに抵抗して、代わりに変形するようなものです。この粒子も同じです。

そしてこれが、私が言及した先の人物が、電気的な、あるいは、粒子に電気エネルギーを投入すると、粒子加速器のように、その粒子の質量が変化するように見えるという考え方に注目しなければならないと言った理由なのです。この概念に注目する必要があるのです。

何が、重力を引き起こすのか?
重力の原因は何か?
重力の原因は何か?

では、重力の原因は何でしょうか?(何が、重力を引き起こしますか?)
重力質量と慣性質量(持ち上げたり押したりする力)は等しいので、同じメカニズムで重力が発生していることになります。

さて、ロンドン力などでお話しした原子の静電双極子ですが、地球内部のほとんどの原子は、内極がプラス、外極がマイナスで形成されています。理由は、重力が原子核を引っ張っているからです。重力を遮ることはできない。そこがポイントです。だから、電子が下にあることは、原子核が重力場で動かないように抑えるということを除けば、それほど重要ではないのです。

原子核は電子の約1,800倍の重さがあるので、重力に引っ張られる方向に動くと、原子が歪みます(そこで示したように)。つまり、その原子の下端は、表面に近い端よりもプラスになり、マイナスになっています──シンプルに。なぜなら、電子は曲線の上部にいる時間が長く、下部にいる時間は短いからです。つまり、原子の中で発生する電場は素粒子を歪ませるので、原子、原子核、電子の中の粒子はすべて同じようにごくわずかだけ歪んでいるのです。

これが重力と電気力の違いであり、その歪みの量は限りなく小さく、10のマイナス38~39乗の重力です。重力という非常に弱い力を生み出しているのは、整列したすべての素粒子双極子の総和なのです。そして、分子力(これははるかに強い)によって保持されているため、原子は動くことができず、原子核はただそこに座っていて、すべてが均衡を保っているのです。しかし、この弱い電気双極子力があり、それが物体に伝わっているのです。そして重力は電気的に遮蔽することができません。この双極子力は、まるで磁石の糸のようなもので、滑りやすい表面に磁石の糸を置いてゴロゴロさせると、すべての磁石がひとつずつつながっていきます(鎖状になっている)。ここでもまったく同じようなプロセスが起こっています。

3番目のステップ──なぜ重力が常に引きつけるのか?
重力の、引力の両極性 《電気》分極 重力分極
重力の両極性

さてここで、重力は棒磁石のように2つの極を持っています。これは、なぜ重力が常に引きつけるのかという質問に対する答えです。それは、私たちが地球の表面に立っているからです。そしてこれが、発見への道のりの3番目のステップです。

重力によって引き起こされた原子双極子は、弱い反発力を持つ内部重力場を形成します。地球内部では、これらの双極子のプラス端がすべて向き合っているのです。ですから、星や惑星では、原子間の引力は、この小さな双極子を所定の位置に保持するのに十分な強さを持っています(落下することはできません)。そして、惑星などの大きな天体内部の内圧が緩和されるわけです。

内部には一種の反重力効果があります。深い坑道での計測がニュートンの法則に当てはまらないのは、このためでしょう。宇宙にあるすべての星や惑星は、これが荷電粒子のようなものなので、逆二乗則の力で反発し合っているのです。荷電粒子そのものの理解や、さらに低次の構造を示唆する意義があるかもしれません。

さて、これは面白いことに、宇宙のすべての星や惑星は互いに反発し合っているんです。ニュートンの引力は影響範囲が限定されているのです。これによって、多くの異常が説明できるかもしれません。実際、先ほどお話した鉱山や塔、第5、第6の力や、地震学者が地球内部で発見した内核の複雑な構造や奇妙な特徴も、このようなモデルに基づいて説明できるかもしれません。これはごく最近のことですが、彼らはこの奇妙な構造を地球の内核に見いだしたのです。

私たちは地球の一部である
私たちは地球の一部である

私たちは地球の一部であり、それは非常に低いレベルの分子力のようなものです。私たちが地球に引き寄せられるというのは、同じプロセスですが、スケールが違います。

私たちは、私たちに誘導された双極子によって、地球と”結合”しているのです。磁気を帯びていない鉄の玉に磁石を当てたような効果です。したがって、重力は常に引力であると仮定し、また、地球上で測定される重力が普遍的な定数であると仮定するのは誤りです。──これは地球自体の分極に依存しており、地表の電荷を加減することで変化させることができるのです。

※ 参考までに:「分極とは?図解で分かりやすく説明します!

重力が反発する

物体の質量は、表面の電荷によって変化します。だから、神々のサンダーボルトがあちこちで激しくぶつかっていたとき、そして惑星が軌道上にあったとき、それは、それらが強く電荷を交換するのに十分なほど、互いに接近することを意味し、それらの質量は変化していたのです。つまり、重力が反発する、これは奇妙な考えですが、新しいことではありません。

重力は反発する?!

実際、ニュートンはその可能性を検討しました。なぜなら、うまくいきそうな理論があったからです。重力の押し付け理論 pushing theory of gravity は、もともとニュートンの同僚であるニコラス・ファシオ・ド・デュイリエ Nicholas Fatio de Duillier が1690年に提案し、その後ジョルジュ=ルイ・ルサージュ Georges-Louis Le Sage が1748年に提案した、はるか昔の理論です。彼らは、無指向性の小粒子の束が空間に浸透して物体を押し付けようとし、それが相互に遮蔽し合うので、重力のように見える効果が得られ、数学的にもそれが成り立つとしたのです。これは後にファシオ=ルサージュ理論として知られ、ニュートンを含む多くの学者によって真剣に検討されましたが、非常に妥当な理由で破棄されました。
──(妥当な理由とは)粒子を物体に衝突させれば、エネルギーを放出することになり、地球が太陽の周りを周回するためのエネルギーは、地球を蒸発させるのに十分だったはずです。

しかしながら、最近になって、現代のガリレオとも呼ばれるホルトン・アープがクエーサーの固有赤方偏移を発見しました(アニスもそれについて話しています)。そして彼は、一旦、距離が得られる赤方偏移=後退速度(という等式)を頭の中から追い出して、取り除いてみると、宇宙がかなり静的であることを発見したのです。けれども、そこで彼は問題に直面しました。もし宇宙が静的なら、重力が引き合う力であるなら、どうしてそうなるのか?

すべてのものが互いに向かって落ちてくるはずなのに、彼はそれを観察していません。ですから、彼は実際に(この論文で言っているように)、ルサージュ重力と呼ばれるものが重力を押していると考えるための観測(観察)に基づいた(から得られた) 前提条件 (要件)を持っていたのです。

彼は「何年もの間、私は質量が互いに引き合うという明白な事実に疑問を抱くことはなかった。”引力”はあまりにもあからさまで、考える必要がなかったのだ」と述べています。これは残念ながら、今の天文学の状況です。”何も考えない”ことを要求しているのです。
「しかしその後、銀河やクエーサーの観測により、銀河系外の赤方偏移は主に固有なものであり、膨張する宇宙での後退速度の結果ではないという事実を受け入れざるを得なくなりました」
そこで、彼はこう続けました。
「一つの基本的な前提が崩れることで、科学の根幹全体に余波が及ぶのは興味深いことです」
私はこの人に最大の敬意を表します。彼は、観測から得られた要件 observational requirements に応じてどこへでも行く用意があったのです。本物の科学者の証です。

重力は反発する?!
重力は反発する?!

これは2014年のハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド(ハッブル宇宙望遠鏡による超深宇宙領域の探査)、露光時間600時間です。これは、私たちに押し寄せてくるもののうち、目に見える部分に過ぎません。アープは、これらの淡い赤方偏移した天体は必ずしも遠くの天体ではないことを示しました。だから、ディープフィールド(深宇宙)だからといって、遠くにあるわけではないのです。これは長時間露光で見ているだけで、赤方偏移した天体は比較的近くにあり、近くの明るい天体に混じっています。言い換えれば、ビッグバンはなかったのです。ビッグバンは宗教的な書き換えに過ぎないのです。

天文学は大問題を抱えている
天文学の大問題
天文学の大問題

つまり、天文学は大問題を抱えているのです。
反発する重力 repulsive gravity があれば、衝突は回避される傾向にあります。しかし、天文学の問題は、引力のある重力 attractive gravity の場合は、引力と衝突と爆発しかないことです。だから、最初にビッグバンが必要だったのです。この写真にも稲妻が写っていませんが、これは重大な誤りです。多体(二つ以上の物体)の重力系のカオス性を安定化させる方法はあるのでしょうか?(これはアニスも言及しています)

※On the stability of the gravitational system of many bodies「多体系の重力系の安定性について」 K. E. Plokhotnikov

惑星の質量を電気的に変化させると、軌道はどうなるのでしょうか?(恐竜を想起、激変)

さて、これまで見てきたように、そしてバークランド(ビルケランド)電流などで、プラズマを通して電流を伝えることができます。もちろん、太陽系は太陽プラズマを浴びています。そして、ここで、電気宇宙モデルは、プラズマ宇宙と、プラズマ宇宙論に関するすべての査読付き文献と噛み合うのです。

 電気重力
電気重力

さて、これについてはもっと詳しく紹介しましたし、YouTubeでも見ることができますので、ここでは詳しく説明しませんが、このアイデアは、質量のある惑星、例えばM1おうし座の超新星残骸:かに星雲の軌道の半径と質量が、軌道のエネルギーが一定であれば比例することを示すことです。つまり、神々のサンダーボルトのような放電によって惑星の質量が2倍になった場合、その惑星の軌道は2倍になるということです。軌道の半径が2倍になり、外に出てしまうのです。そして、このことが重要なのは、カオスの中から秩序を作り出すことができるからです。

カオスの中の秩序?
カオスの中の秩序?

さて、金星の場合、金星と地球の間のコンジャンクションの時に流れる”筋状のもの”(言い換えれば、バークランド電流)がすでに検出されています。──(図参照)
つまり、金星の後ろに見えるあの尾は、何十年も前に探査機(どの探査機かは忘れました)が検出したものです。これが報告されたのは1980年代のことだったと思います。それで、電気宇宙では、各惑星は太陽放電の小さな陰極であり、実際には金星から地球に向かって電子が移動しています。(ちなみにSOHO探査機でした)

つまり、バークランド電流は、内側の惑星から外側の惑星に電子を移動させるのです。その結果、外側の惑星の質量が増加します。あの小さな重力双極子の外側の極がマイナスであることを思い出してください。──あの物体にもっと電荷(マイナス電荷)を加えると、その力の強さが増すのです。言い換えれば、物体の質量が増加し、重力場が増加するように見えますが、この場合、高校物理の先ほどのスライドでやったように、外惑星は遠ざかり、危険から逃れられます。かなり良いアイデアのように思えます。ですから、軌道は電荷の交換が最小になるように変化する傾向があります。現在でも、火星が地球の背後にあるとき、火星の電離層にブルークリアリングと呼ばれる現象が起き、巨大な砂嵐が発生しますが、これらはすべて電気的な影響です。このように、地球は火星を、金星は地球をくすぐるのです。

しかし、以前は、火星に接近する際、これらの影響ははるかに強力で顕著だったでしょう。そのため、人類が生き残るための条件である安定性を迅速に達成することができたのです。認識すべき重要なことは、電気宇宙モデルは重力を捨てないということです。ファラデーが望んでいたように、重力を電気的な用語で説明するのです。つまり、慣性質量の等価性は、すべて電気的なものなので、これで簡単に説明できるのです。

カオスの中の秩序?
カオスの中の秩序?

物体を押すと電気的に反発しますが、重力も同じように粒子の電気的な歪みで作動します。つまり、原子にかかる加速度の効果は、重力場に固定された原子にかかる重力と同じように、原子の中の重い原子核のオフセット(相殺)を生じさせるからにほかなりません。ですから、あなたが落下しているとき、実はあなたの体内のすべての原子核は原子の中心に移動しているのです。あなたは無重力、いわば”質量ゼロ”なのです。

ジャイロスコープ──重力を打ち負かす手がかり
ジャイロスコープ
ジャイロスコープ

この短い動画は、ジャイロスコープについての疑問を投げかけるもので、私は楽しんでいます。ジャイロスコープは、重力の何倍もの力で周辺部の原子を回転させます。実際に測定してみると…… 宇宙飛行士が訓練とより高い重力のために置かれる遠心力発生装置を覚えていますか? 宇宙飛行士の体の原子核や原子はすべて周辺部に向かって移動しますが、ジャイロスコープでも同じです。

さて、この人ですが、ロンドンのインペリアルカレッジで電気工学の教授をしていた時、レイスウェイト教授は王立研究所の講義に招かれました。彼は、ジャイロスコープによる力の観測を実証することを選び、ジャイロスコープによる運動について一連の誤った結論を導き出しました。誤った結論(これについては実際の報告書から引用しています)。この王立研究所の講義は、以前はイベントの後に放送されていたのですが、彼の講義は放送されず、その理由は、彼が”誤った結論”を導き出したからでした。それは大抵”説明できない実験をした、行った”という意味の”逃げ口上(意味をぼかした言葉)”です。

さて、それを説明するように見える数式があります。その数式には質量や加速度や重力などが使われていて、それらが正しく理解されたり定義されたりしないので、その数学が本当に機能するかどうかを問わなければなりません。科学者はこのデモをとても不快に思い、”誤った結論”であるという理由で送信を阻止しました。

これらは実際にウェブ上のgyroscopes.orgで見ることができます。

しかし、ここに、新しい物理学の立場からジャイロの運動を解析する機会があり、そうすることで、物理学だけでなく材料科学を使って重力を打ち負かす手がかりを得られるかもしれません。回転するジャイロでは、原子核のオフセットが地球の重力によるオフセットの何倍も強く、極性も逆です。これは、ジャイロの外側がより正であり、重力双極子のプラス端だからです。この実験は、ジャイロが地球よりも宇宙の引力の影響を強く受けることを示唆しています。

これを見てください(レイスウェイト教授が話す)。(※ 動画の33:33のところ)
「もちろん、これをここに持ち出すときは、シーソーのようにバランスを取ります(バランスポイント)が、そうすると、バランスポイントが狂い、下に傾くはずです。有利な条件があれば、こうなることは分かっているのです。しかし、今、私たちはそのバランスを取り、その質量の中心でバランスを取りました。だから、このジャイロが重心をピボット(旋回軸)に移動させれば、バランスを保てるはずです。問題は、そうなるかどうかです。(拍手)体を実際より軽く見せることはできないと言う人は、その体に手を入れてみてください」

ここで私が提案したいのは、数学者が電気宇宙モデルを適用して、その理由を説明しようとする有利な条件(良い機会)です。このジャイロは、宇宙の残りの部分と地球のマイナス電荷の前では、プラスの電荷として現れ、宇宙の残りの部分からより強く影響を受けているように見えるからです。ジャイロを慣性誘導に使えるのは、このためかもしれませんね? 宇宙の残りと自分を結びつけているのです。また、見かけ上、重量が減っているように見えるこれらの実験についても、”電気宇宙”のアプローチを用いると、よりよく理解できるかもしれません。

電気重力

電気重力
電気重力

ファラデーが重力の電気的性質を発見して以来、20世紀にはコンピュータによるバーチャルリアリティに助けられた数学的神秘主義への回帰によって、その道は失われてしまいました。しかし、ピーター・モデル Peter Moddel (この会場にいらっしゃる方だと思います)は、著書『理にかなっている Making Sense 』の中で「意味をもたらすプロセスの経験を注意深く記述することによって、何が関係しているのかの理解に到達することができる」と書いています。

実験家ファラデーの直感は、後の数学的推測よりも重みを持つはずです。なぜなら彼は、電気モーターの発明に十分な意味を与える電磁気学的プロセスの経験を持っていたからです。

プラズマ中の電流は、銀河や星、地球上の循環する気象システムなど、自然に物質の回転パターンを繰り返し形成します。科学はシンプルでなければなりません。原子内の異なるスケールの荷電粒子の共鳴軌道系は、核力、磁気、重力を説明することができます。つまり、ひとつの力がすべてを支配しているのです。(会場笑)

電気宇宙は、電気的な力が非常にさまざまなスケールで物質を組織化するパターンが繰り返されていることを示唆しています。銀河系スケールでは、バークランド電流による長距離に達する電磁力が支配しています。プラズマ宇宙論は経験的に銀河の回転曲線を詳細に再現し、電波天文学はごく最近、螺旋腕(渦巻腕、渦状腕)電流を確認しました。

何十億もの星に匹敵する見かけ上の重力を生み出しているのは、銀河の中心部にある電磁力と電磁エネルギーの集中です。重力ブラックホールは存在しません。ご覧いただいたように、物体の内部では反発し合っています。しかし、恒星や惑星のスケールでは、分子力が星や惑星を形成し、近くの天体の影響範囲と宇宙の他の部分の物質の反発力によって弱い重力場を引き起こします。

地球上のGを普遍的な定数とすることで、他のすべての天体に対して無効な質量を計算します。分子雲中の同じ放電現象で生まれた星や惑星は、太陽を含め、初期の組成や構造がほぼ同じになります。

星は熱核のコアを持っていません。なぜなら、星もマークランド対流(私はここで詳しく説明しません)を起こしており、膨大な量の物質が引き込まれ、重元素はすべてコアに行き着くからです。ですから、放射エネルギーは表面での反応によるもので、銀河回路からの電流によって駆動される輝く電離層でのものです。それで、これはラルフ・ジャーガンズ(ユルゲンス)・モデルの拡張で、星の出力は電気的入力だけによるものではなく、何か他のもの、明らかに核反応が起こっているのです。

従って、膨張しない電気宇宙の複雑な美しさは、電気的な物質の共振と、非常に異なるスケールでの電気的引力と斥力のバランスの結果であると言えるのです。質量、エネルギー、重力といった基本的な物理モデルを実際に持つことが、前進への道となります

振り返ってみると、20世紀以前に物理学が知られていたように、数学は自然哲学の補助的、従属的な(下位の)学科であることがわかります。ボードの記号の本当の意味が謎である以上、私たちは万物の理論を把握できる範囲にはいない(入手できない)のです。私たちは、暗黒の未知の宇宙で数パーセントの混在物 contamination ではないのです。明らかに、電気宇宙の”設計者”は、単なる数学者以上の存在でした。

電気宇宙は、荷電物質そのものと電気力の究極の性質と起源という物理学の真の謎がどこにあるのかをより明確に示しています。エティエンヌ・クラインとマルク・ラチエーズ・レイがその著書『統一への探求 Quest for Unity』で書いているように「統一が深化したことを示す兆候は、基本の物体 elementary object の理解がより完全になり、物理学の他の分野や対象にも広く行き渡るようになったことである」

本当の冒険へようこそ!
ありがとうございました。

──おわり

エリック・J. ラーナー(著), Lerner,Eric J.(原著), 一, 林(翻訳)

資料

資料として「3個以上の天体を持つ一般位置の重力系は、一般的に言って不安定である」という論文の一部と、ヒッグス粒子の”イカサマ”について参考までにあげておきます。
ヒッグス粒子についてはネットで調べると、よいしょ記事ばかりですね。

多体系の重力システムの安定性について K. E. プロコトニコフ ※1

……一連の計算実験の一般的な結論は、3個以上の天体を持つ一般位置の重力系は、一般的に言って不安定であることを示している。提案する方法の枠組みで、3個以上の天体の数を持つ重力系の角運動量がゼロの等しい特殊なケースと、2個の天体の運動の問題を特別に考察している……

「ヒッグス・フェイク:素粒子物理学者はいかにして世界を騙したのか?」※2
ヒッグスの偽物:詐欺師たちはいかにして世界を騙したのか?

ヒッグス・フェイク(いかさま)──素粒子物理学者はいかにしてノーベル委員会を騙したか

今年のノーベル物理学賞は、アインシュタインを墓場に向かわせるか? ヒッグス・フェイク ── CERNの大型ハドロン衝突型加速器と、この世界で最も高価な実験の基礎となった理論モデルを容赦なく批判している。ドイツの物理学者であり、受賞歴のあるサイエンスライターであるウンジッカー Unzicker は、昨年の発見に対するスウェーデンアカデミーの反応は、何十億ドルもの公的資金を使ったことを正当化しようとするCERNの試みに惑わされた結果であるようだと論じている。本書は、アインシュタイン、ディラック、シュレーディンガーといった偉大な物理学者たちは、ヒッグス粒子の”発見”を馬鹿げていると考えただろう、という主張から始まっている。

その理由は著者によれば、次のようなものである。
1)いわゆる標準モデルが信じられないほど複雑になってしまったこと。
2)100年来続いている物理学の大きな謎は、何一つ解けていない。
3)歴史が示唆しているのは、現在のモデルが行き詰まりであることだ。
4) 素粒子物理学者は、ますます複雑化する実験技術によって、疑惑の結果で自分自身を騙している。
5)コミュニティにおける科学的確信は、専門家の意見への盲信、集団思考、オウム返しによって確立されている。
6)複雑なデータ解析は、誰も監視できない。


ウンジッカーはこの分野の歴史的な調査を行い、1930年以来行われてきた素粒子物理学は “全体として無益な事業である “と結論付けている。この本には、有名な哲学者や科学者の面白い引用が散りばめられている。最後の「解毒剤」では、"ロルフ=ディーター・ホイヤー、ミチオ・カク、リサ・ランドール、ショーン・キャロル、ブライアン・コックス、ジム・アル=カリリなどの有名物理学者による誇張された主張"を特に攻撃している。最後に、ウンジッカーは、素粒子物理学者に対して、記者会見、公聴会、討論会などで質問されたいことを列挙している。

ウンジッカー氏の著書は「根拠があり、健全で、情報に富んでいる」、「自然科学としての物理学を、その最高の伝統の中で激しく訴えている」と賞賛される一方で、素粒子物理学者からは「支離滅裂な暴言」、「時間を無駄にするナンセンス」として退けられることもあった。さらに露骨で挑発的な口調で書かれた新刊は、高エネルギー物理学界を動揺させることになりそうだ。

著者の過去の著書に対する賞賛の声
・「科学とは結局のところ、カモにされないということだ」という主張は、心に刻む価値がある。
『Publishersweekly』──「現代の理論物理学者を広く否定する……」
・「ウンジッカーはまた、高エネルギー粒子加速器への巨額の資金支出にも狙いを定めている」
『Kirkus Reviews』──「ウンジッカーはあえて主流の外側で考えている
・「爽やかで刺激的な本だ…」
ハイデルベルク大学、ハンス・フォルカー・クライングロートハウス教授
・「現代物理学のバカバカしさを見直すために、タイムリーに必要なもの
アルカラ・デ・エナレス大学、アントニオ・ルイス・デ・エルビラ教授
・「科学的真理に対する情熱的で深い探求。CERNの素粒子物理学者に対するウンジッカーの質問は正当なものである
PD Peter Thirolf、ミュンヘン大学原子核物理学者。
・「物理学への大きな貢献……ウンジッカーは皇帝が裸であることを指摘している……既成の科学者たちは呪い、呻き声を上げるだろう」
エドウィン・E・クリングマン、作家、元NASA研究物理学者

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Posted by kiyo.I