ウクライナ、子供たちのネオナチ・キャンプの実態

愛国心と称して子供たちに憎しみを教える

ウクライナがアゾフスタリで無条件降伏したアゾフの捕虜をアメリカ製のミサイルで攻撃しました。自国の捕虜になった兵士を殺害しました。この少し前から収監されていたアゾフの証言がロシアのメディアで報じられ始めていました。それによると捕虜になったロシア兵への残虐な行為や殺害はウクライナの指導部の指示によるものだったと言います。捕虜の殺害は国際法で禁止されています。戦争犯罪を指導部が指示していた証拠が出てきました。証言し始めたアゾフの口封じとはいえ、これはゼレンスキーやアレストヴィッチが一番頼りにしていたネオナチを裏切ったことになります。これは彼ら指導部にとって、とんでもなく高くつきそうです。決定を下したウクライナ指導部が今度は逆に狙われる段階に入ったと言えそうです。そしてそれを支持したアメリカとNATOも同罪です。

こうした流れを見ていると、真実を封じ込めるという大きな流れが世界を支配していると言えそうです。コロナパンデミックは感染の診断に使えないPCR検査を使った感染爆発の演出です。ワクチンはワクチンを打った国ほど感染が続いています。薬害と言えるような被害が続出しています。しかし都合の悪い情報や事実は隠されます。共通しているのは嘘による洗脳です。いまだに日本はマスクをしている人が大半です。あれで守られると思い込まされています。実は逆なのに。

こうしたことを訴えても聞く耳を持つ人、自分の問題として考える人は少ないです。社会的に正しいとされていることを何も考えず従う人が多いです。暗殺事件をきっかけに日本の政治はカルトに支配されてきたという公然の秘密が表面化してきました。そして、ウクライナはこれまで世界で行われていた悪の縮図でした。欧米の支配層の傲慢と悪が、よく見える場所です。その一例として、そこで行われてきたネオナチ養成所の記事を訳しました。

記事の最初のところで「大人たちは一貫して、愛国心と称して彼らに憎しみを教えてきた」とあります。親が率先して子供たちをネオナチ・キャンプに送り込んできたという事実が語られます。これは日本で、良かれと思い?幼い子供にマスクをさせる姿と重なります。

記事の最後あたりに「そのようなしつけの基本は恐怖です。人は、子供をコントロールできるように育てることを目的に子育てをします。恐怖を与え続ければ、それに応じて、私はあなたを操ることができ、あなたを支配することができ、あなたは私の望むとおりになるでしょう」という言葉が出てきます。

対象は子どもだけとは限りません。
言いかえてみます。
≪そのようなしつけの基本はコロナやパンデミック、食糧危機、気象変動という恐怖です。グローバリストやネオコン支配層は、人をコントロールできるように育てることを目的に政治や経済、学問、メディアを動かします。恐怖、例えばコロナが怖いという思い込みを与え続ければ、それに応じて、支配層は人々を操ることができ、それに従う人々を支配することができ、全世界は支配層の望むとおりになるでしょう≫

しかし、嘘を知れば、何が実際行われてきたのか、支配層が何をしようとしているのか知れば、また、社会的な合意とされてきたものは作られた嘘だったと知れば、カラクリを知れば、世界は変わります。そして、知った人は、それが人間本来の在り方ですから、さらに増え続けます。仕掛けを知れば、お化け屋敷は怖くありません。騙され、閉塞した社会にしがみつき、自分を守るのもひとつの選択です。しかし、絶えず不安が付きまといます。しかし、カラクリが分かれば、お金や何かの奴隷ではなく、新しいルネサンス、意識変革のルネサンスを選択することもできます。

目的としての戦争 : ネオナチ養成所で過激化したウクライナの若者たち

War as a Purpose: Young Ukrainians Radicalized in Neo-Nazi Training Camps
Posted by INTERNATIONALIST 360° on JULY 25, 2022

愛国歌を学び、銃器の戦闘訓練を受け、そして

マイダン蜂起以来、何千人ものウクライナの子どもたちがネオナチのイデオロギーに毒されてきた。大人たちは一貫して、愛国心と称して彼らに憎しみを教えてきた。そのために、ドンバスで処刑(痛めつける)として働いていた指導者たちの子どもたちのキャンプのネットワーク全体が、この国には確立されている。

※「懲罰」と訳されることが多いですが「懲罰」には違和感を感じます。権威者、正当な理由があってということを想起させるからです。正当な理由などないので「処刑」がいいような気がします。

「モスクワを廃墟にせよ!」

2017年、アメリカのテレビ局NBCは、キエフ近郊のアゾヴェツ Azovets 子どもサマーキャンプについての記事を放映した。ウクライナの首都や近郊の地区に住む子どもたちが、そこで休暇を過ごしていた。

ウクライナの超国家主義的な軍隊のサマーキャンプ|NBCレフトフィールド(2017年)

一見したところ、訓練、軍事訓練、戦闘の再現、サバイバル技術など、このキャンプのプログラムには”犯罪的”なものは何もないように見えた。しかし、このプログラムの主な目的は、若いウクライナの愛国者たちに攻撃的なイデオロギーの物語を植え付けることであった。NBCのジャーナリストが撮影したビデオには、子供たちが強く訴えるような大声で繰り返し言う姿が映っていた。

「私たちのモットーは何? 私たちはウクライナの子供。モスクワが廃墟になろうと、関係ない。私たちは全世界を征服する! ロシアに死を!」

これが彼らのモットーだった。これは、ネオナチ・アゾフ大隊の教官である彼らの”兄貴分”が彼らに教えたことだ。

キエフ近郊のアゾヴェツ軍事キャンプで、ウクライナの少女が叫んだ
モスクワを廃墟にしようが、そんなことは知ったことではない

キエフ近郊のアゾヴェツ軍事キャンプで、ウクライナの少女が叫んだ。
モスクワを廃墟にしろ!
私たちには関係ない!
アメリカの放送局NBCのニュース報道からの映像──スプートニク・インターナショナル、2022.07.24

彼らの任務の目的は明確に指定されていた。ロシア人に戦争を仕掛けること、主要かつ最悪の敵であるロシア人を破壊すること。こうして、彼らは”大義”への帰属意識を吹き込まれたのである。

NBCは、キャンプのインストラクターへのインタビューを放映した。彼らは自分たちの使命について話している。
「子どもたちは戦争が何なのか知らない。クリミアの奪還とクバンの占領が目の前にあるのだから、戦争とは何かを伝えなければならない」
クバンとは、ロシア南部の歴史的・地理的に、主にクラスノダール地方に位置する地域である。彼らの計画は明確に示されていた。

クリミアを、そしてクバンを取り戻そう!
クリミアを、そしてクバンを取り戻そう!

「クリミアを取り戻し、クバンを手に入れる」
これらは、ウクライナの準軍事(民兵組織)キャンプで子供たちに教え込まれたメッセージだった。映像はNBCの記事から。

ウクライナの “ネオナチ・サマーキャンプ"で幼い子どもたちに軍事訓練を行う(2017年)

「彼らのインストラクターは、標的を人間だと思うなとアドバイスする。したがって、この少年少女たちが銃を撃つときは、殺すために撃つのだ。彼らの多くはティーンエイジャーだが、中には8歳の子供もいる。彼らは、ウクライナの過激な民族主義グループのひとつが設けたサマーキャンプで、同国西部の森に隠されている」と、子供たちの軍事キャンプであるザカルカ・ヴォリ(ガート・ヴォリ、ウクライナ)を取材したAP通信の記事の冒頭で伝える。

「我々は決して人に武器を向けない。しかし、ドネツク人、分離主義者、ノヴォロシア(新ロシア、ウクライナ南部と東部の大きな一帯)、グリーンマン(ロシアの特殊作戦部隊)、モスクワの占領者を人間とは思っていない。だから、彼らを狙ってもいいし、狙うべきだ」と、教官のユーリー・"チェルノタ"・チェルカシンはカメラに向かって臆面もなく子どもたちに指導している。

子供たちの軍事キャンプ
子供たちの軍事キャンプ

子供たちの軍事キャンプに関するAP通信の記事からの映像──スプートニク・インターナショナル©AP Photo

ウクライナの民族主義者キャンプは殺すために子供を訓練する(2018年)

ラジオ・リバティー(外国のエージェントとして機能しているメディア)によるアゾヴェツに関する偏った報道と、その中で示された事実でさえ、議論の余地はない。

ウクライナのアゾフ連隊は、子供のためのブートキャンプを開設(2015年)

連想されるのは、ヒトラーユーゲント(ナチ党の青年組織)だけである。

「収容所の朝は点呼とウクライナ民族主義の祈願で始まる。
『ウクライナ、英雄の聖なる母よ、私の心に降臨せよ。聖なる! 並外れた! 団結せよ! ウクライナに栄光あれ! 英雄に栄光あれ!』子供たちは熱狂的に叫ぶ。
このキャンプでは、風邪をひいた者は”スリーハンドレッド300” ”WIA”(カーゴ300は負傷した兵士を運ぶための軍事用語──編注スプートニク)と揶揄され、子供たちはしばしば名前の代わりにコールサインを使う。シフトが始まると、子供たちには木製の機関銃が配られる。年長組は島(避難・孤独・未知への挑戦などの象徴、草原の中の森林地帯)へ行き、そこで本物の銃の模型をもらう。このスナイパーライフルは、レーザースコープを使って撃つ。13歳のウラジミールにとって、このような競技は初めてだ。
『静かに交戦するのが好きだから、スナイパーになったんだ』と少年は説明する」

どれも目新しいものではない。ドイツのジャーナリストで作家のグイド・クノップが、1930年代の第三帝国における青少年の教育について語った言葉を紹介しよう。

「彼ら(ヒトラーユーゲントのメンバー──編注:スプートニク)はテント村や干し草の山で寝泊まりしていた。毎年、約2000人のヒトラーユーゲントのメンバーが、ヒトラーユーゲントの指導者バルデュール・フォン・シラッハの呼びかけに熱心に応えていた。
『我々は総統のために行進する。総統がお望みなら、我々は総統のために行進する』」

アゾフ大隊の処刑兵は、ウクライナのヒトラーユーゲントを訓練するための教官の役割に完全に適合している。熱心なナチスが連隊のバックボーンを形成し、そのシンボルと方法は彼らの信念に対応している。拷問、レイプ、殺人、誘拐、そして囚人や反体制派が重傷を負わせられた(不具にされた)秘密の牢獄──アゾフはそれをすべて行ってきた。

夏休みの間、何百人ものウクライナの子供たちがアゾヴェツ収容所を通り、憎しみを抱いた愛国者へと姿を変えていった。

「射撃は本当に楽しい」

多くのジャーナリストが、ウクライナがネオナチの温床になりつつあることを書いている。メディアも、ウクライナの子どもたちの軍国主義化という話題を何度も取り上げてきた。

2019年『エル・コンフィデンシアル』のスペイン人特派員エセル・ボネットは、キエフ近郊の準軍事的な子どもたちのキャンプ ”リーダー” の印象を語っている。

「8歳のビクトリアは、普通の女の子のように見える。そして、彼女の将来の夢は、同世代の人たちと大きく異なるとは言えない。ファッションデザイナーになるのが夢なのだ。大人になったらモデルになるとか。しかし、この少女はすでに兵士のような気分になっている。ウクライナ軍の戦闘員として活躍することも夢ではない。
誰と一緒に戦争するんだ? ただし、教官たちは彼女にこう説明する。”親ロシア分離主義者”との戦闘に参加した者、あるいは自称ドネツク共和国やルガンスク共和国でウクライナ軍による破壊工作に参加した者のどちらかとだ」

このジャーナリストは「ビクトリアの決意は大人でさえも怯える」と指摘し、子供の言葉を引用している。
「ウクライナはひとつしかないのだから、それを守らなければならないわ。だから、ここに来たの。戦い方を学びたいの。ピストルを撃ったり、迷彩服を着て歩いたりするのが好きなの」

ピストルを撃ったり、迷彩服を着て歩いたりするのが好きなの

ウクライナのキャンプでは、子どもたちが銃器などの武器の扱いを教えられていた──映像はNBCの記事より

2018年、リーダー準軍事キャンプでは、20日間の交代制で7歳から16歳までの最大200人の子どもたちを受け入れていた。キャンプは夏の3カ月間行われた。3食付きで1日18ドルだった。訓練がぎっしり詰まった厳しいキャンプだ。施設間の移動は、隊列を組んでの移動が厳しかった。

水泳、ランニング、体操、障害物競走、縄跳びなど、毎日の体力づくりのメニューが組まれていた。子供たちは銃器の扱いを教わった。7歳の子どもたちは、目隠しをして自動小銃の分解と組み立てを簡単にやってのけた。彼らは空気銃による射撃をマスターしていた。

背景には、ウルトラナショナリストの国歌が流れていた。隊列を組んで行進し、スローガンを唱和した。
「ウクライナはすべてに優先する!」「英雄は不滅、敵は死すべし!」「指導者は道を開く! ウクライナは団結する! 勝利か死か!」

ウクライナには、このような子どもたちの軍事キャンプが何十とある。いわゆる尊厳の革命以来、何千人もの若いウクライナ人がこの過激主義と憎悪の学校を通った。ネオナチの思想家の目標が極めて明白であったとすれば、親たちは、攻撃的な民族主義者になるための訓練を受ける場所に自分の子供を自発的に送り込むことによって、何を望み、何を達成したかったのだろうか?

家族心理学者のエカテリーナ・シヴァノヴァは、このような”愛国的”キャンプに参加する子供たちが直面する危険と、それが彼らの精神にどのような影響を与えるかを説明した。

「この例では、大人によるアクセントが重要です。子供たちは、あの人たちは人間ではない、殺さなければならない、と教え込まれています。子供には疑う権利はなく、監督している大人の意見を信じて、あれは人間ではないということを信じます。

憎しみを植え付けられた人間は、他の人間を人間として見ることができません、その能力が欠けています。これは人種差別に近いのです。相手はどこかが違うという事実に対する憎悪です。

憎しみをもって育った子供たちはそれ以降、自分が育ったパラダイムと異なる意見を受け入れない(聞かない、見ない)ために、その後、成長する機会、多方面に伸びる機会、異なる視点を見る機会もありません。

実際、公平に見て、愛国的な軍事ゲーム”ザルニツァ”を思い出すことができます。80年代前半、私が通っていた学校では、みんなで野原に出て、走って、女の子は応急処置を教わり、男の子は斥候や司令官、地図の読み方などを教わりました。でも、そこに攻撃性はなかったと記憶しています。

それに、学校では基本的な軍事訓練を受けていて、一時期は機関銃を分解していたこともありました。その授業で行われた一般的な医学の訓練は、今でも高校で使っています。しかし、それは常に人生について、助け合いについて、交流についての物語でした。

ここでは、誰と戦うべきかを明確に理解するために、”敵”を作り出そうとする多大な努力が見て取れます。自分を殺しに来る侵略者がいると思い込んでいる人々をコントロールするためには、常に外敵が必要です。

そのようなしつけの基本は恐怖です。人は、子供をコントロールできるように育てることを目的に子育てをします。恐怖を与え続ければ、それに応じて、私はあなたを操ることができ、あなたを支配することができ、あなたは私の望むとおりになるでしょう」

ジャーナリストのパヴェル・ヴォルコフが Ukraina.ruの記事で指摘したように、こうしたキャンプが”愛国心”を教え、そこに何の問題もないと心から納得している親もいたのである。肘にオカルトファシズムの”黒い太陽”のシンボルをつけた”ブリク”というコールサインのキエフのキャンプのブンチュージニ(”コサックの首長のスタッフ”、ウクライナでは教官をこう呼ぶ──編注スプートニク)が子供たちを誘惑していた。これこそ、彼がしていたものだったのだ.

「ひとつの隊には8人から14人の子どもたちが参加する。プログラムは以下の通りだ。12日間のキャンプで、子どもたちは10の分野を経験する。ウクライナの歴史、機関銃の分解・組み立て、戦術、医療、ロープパーク、クライミングウォール、護身術、障害物コース、サバイバルコース、ロボット工学などだ。ヒトラーユーゲントみたいなことをさせるんじゃないかという批判がある。それは真実ではない。我々は子どもたちを戦争のために準備しているのではない。我々は、子供たちをひとつにまとめ、人々を愛することを教え、戦争をしないようにしようとしているのだ」

Sputnik
※その記事は「スプートニク」の初出記事にネオナチ・キャンプのユーチューブ動画を追加したものです。

ウクライナの極右子供キャンプ:「戦士を育てたい」(2017年)

動画の説明(上から順に)

ウクライナの超国家主義的な軍隊のサマーキャンプ|NBCレフトフィールド(2017年)

2014年、ウクライナの民間人武装集団「アゾフ大隊」は、親ロシア派の分離主義者と戦うために団結し、国の支配を目指した。
3年後、彼らはウクライナ国家警備隊に吸収され、進行中の紛争に従事していないときは、親ウクライナのキャンプファイヤーの歌、厳しい軍事訓練、国家のアイデンティティに対する強硬な姿勢を特徴とする毎年恒例の子供向けサマーキャンプを運営している。

ウクライナの “ネオナチ・サマーキャンプ “で幼い子どもたちに軍事訓練を行う(2017年)

ウクライナの”ネオナチ・サマーキャンプ”で幼い子どもたちに軍事訓練を実施
米国政府は、ウクライナ国家警備隊の一部であるネオナチ団体”アゾフ大隊”(Батальйон Азов)に財政支援、武器、訓練を流していることが明らかになった。カナダとイギリスも国家警備隊を支援していることが確認されている。

ウクライナの幼い子どもたちへの軍事訓練
ナチス親衛隊の紋章を”公式に”掲げているアゾフ大隊は、キエフ政権によって”領土防衛のボランティア大隊”と説明されている。これは内務省管轄の国家警備隊で、アメリカの国土安全保障省に相当するものだ。

正式にはアゾフ海のベルジャエフを拠点とするアゾフ大隊は、ドンバス地方での反対派の反乱に対抗するために政権が編成したものである。(ウクライナ東部・南部)

ロシア軍と戦うための幼い子どもたちの軍事訓練

アゾフ大隊は、東ウクライナでの超軍事的な活動だけにとどまらない。キエフポスト(ウクライナ主流メディア)などの報道によると、より広範な訓練・教化プログラムの一環として、幼い子どもたちのためのサマーキャンプ軍事訓練プロジェクトを行っている。

RTによると

アゾフ大隊の小隊長であり、キャンプの指導員であるオレクシーは、ウクライナのICTVチャンネルに対し「このキャンプは、子供たちに学校や携帯端末以外のものがあることを示し『我々の愛を与える』ために設立された」と語っている。
「人は強くなければならない、祖国の領土保全のために勇気を持たなければならない」と彼は付け加えた。(RTレポート)

ウクライナで幼い子どもたちに軍事訓練

キエフポストが引用した西側メディアの情報では、キエフ郊外のヴォディツァ地区にあるアゾフ・サマーキャンプに、6歳の子供たちが参加していることが確認されている。

キエフポスト紙は、その偏った報道で西側メディアを非難しているが、それでもこの軍事訓練プロジェクトの極悪非道な性質を認めている。

このキャンプは、元司令官であるアンドリー・ビレツキー議員が設立したアゾフ大隊によって運営されている。
キエフのプッシャ・ヴォディツァ地区の森林地帯にあるこのサマーキャンプでは、子どもたちはただ兵隊ごっこをしているのではない。ロシアのウクライナに対する戦争の最前線で戦った兵士から、本物の軍事訓練を受けているのである。

軍事訓練を目的とした子ども兵士の徴集

サマーキャンプの訓練プログラムは、国際法を無視した子ども兵士の徴集の第一段階を構成している。

ウクライナでの幼い子どもたちへの軍事訓練

子ども兵士の採用には、必ずと言っていいほど、軽自動小銃の使い方に慣れるための訓練プログラムが含まれる。

軍事トレーナーは、サマーキャンプに派遣されたアゾフの準軍事組織の一員である。

キエフポスト紙の記事には、”ネオナチ・サマーキャンプ”の性質が詳しく説明されている。この報道で確認できるのは、ウクライナの国家警備隊(ウクライナ内務省が出資)の管轄下にある団体が、小さな子供たちに戦争の技術を訓練し、教え込んでいるということだ。

ウクライナの民族主義者キャンプは殺すために子供を訓練する(2018年)

夜中にスタングレネード(閃光弾)で目を覚ました若いキャンパーたち。彼らはテントからよろよろと出てくる。中には使い方を習っているAK-47を手にした者もいる。教官は「ウクライナの敵を人間だと思うな」と忠告する。だから、彼らが撃つときは、殺すために撃つのだ。

サウンドバイト(ウクライナ語) ユーリ・チェルカシン教官
「人を狙ってはいけない。絶対にだ。しかし、我々は分離主義者、小さな緑の男、モスクワの占領者を人間とは見なさない。だから、彼らを狙ってもいい、そうすべきなのだ」
チェルカシンは、ウクライナ東部で親ロシア派の分離主義者と戦った30万人のウクライナ人の一人だ。キャンプ参加者のほとんどは10代だが、中には8歳の子供もいる。AP通信は、ウクライナ西部の森の中に隠されたキャンプに、めったにアクセスすることができなかった。このキャンプは、極右の民族主義者グループによって、ロシア人から国を守るために子どもたちを訓練することと、民族主義的なイデオロギーを広めることのふたつの目的のために作られたものである。

※SOUNDBITE:サウンドバイト 《ラジオ・テレビのニュース番組に挿入される録音[画]されたスピーチ・インタビューからの簡潔な抜粋》

サウンドバイト(ウクライナ語)ルスラン・アンドレイコ、スヴォボダ党員
「ジェンダーのこと、今ヨーロッパを支配した現代のボルシェビキの変態的な価値観のすべて。今、彼らはLGBTやゲイプライド(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)の人々が自己の性的指向や性自認に誇りを持つべきとする概念を表す言葉)パレードを教えようとしている」
民族主義者は暴力と人種差別で非難されてきたが、ウクライナのロシアとの紛争で中心的な役割を果たしてきた。彼らは政府との関係を維持しており、政府は民族主義者が建設した若者向けキャンプの一部に約15万ドルの資金を充当している。

UPSOUND(ウクライナ語)「力があれば、自由がある」と唱えるキャンプ参加者たち。近年、何百人ものウクライナの若者が民族主義者の訓練キャンプを経ている。キャンプ参加者のギターに貼られたステッカーには「白いヨーロッパが我々の目標だ」と書かれている。
サウンドバイト (ウクライナ語) ミハイロ(注:ここでは名前はひとつしか与えられていない)18歳のキャンパー「我が国では、どんな時でも、物事がうまくいかないことがある。そして、人はそれに備えなければならない。だから私はこのキャンプに来た。自分と自分の大切な人を守る方法を勉強するためだ」

ウクライナのアゾフ連隊は、子供のためのブートキャンプを開設(2015年)

ウクライナのスミー地方の子どもたちは、障害物コースを走ったり、武器を扱ったりといった基本的な軍事技術を学ぶブートキャンプに参加することができる。このキャンプは、かつてのボランティア部隊であるアゾフ連隊の隊員によって設置され、若いウクライナ人に祖国を守ることを教えている。──その一方で、連隊の極右的なイデオロギーにも触れている。(オルガ・カレニチェンコ、RFE/RLのカレントタイムTVより)

ウクライナの極右子供キャンプ:「戦士を育てたい」(2017年)

ウクライナでは、極右のアゾフ民兵が最前線で戦い、子どもたちのためのサマーキャンプを運営している。
ガーディアンはこのキャンプを訪れ、16歳のアントンの体験を追った。アゾフ大隊は本当に現代のヒトラーユーゲント組織を作っているのか、それとも若いウクライナ人に待ち受ける厳しい現実に備えさせようとしているのか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Posted by kiyo.I