セルゲイ・ラブロフ外相のインタビュー ─ ヒトラーもユダヤ人の血が流れていた

目次

「私の勘違いかもしれないが、アドルフ・ヒトラーもユダヤ人の血が流れていた」

先日、イタリアのテレビ局によるロシアのセルゲイ・ラブロフ外相のインタビューがあり、ラブロフ外相の発言内容に対してイスラエルからの抗議があったそうです。
ラブロフ外相の「私の勘違いかもしれないが、アドルフ・ヒトラーもユダヤ人の血が流れていました」という発言に対しての抗議でした。公には伏せられていますが、公然の秘密でしょう。

「セルゲイ・ラブロフ外相のインタビュー(イタリアのテレビ局「メディアセット」、2022年5月1日、モスクワ)」の翻訳です。その前に、ブチャの虐殺の真相が明らかになったので、その記事から紹介します。

ブチャの大虐殺を行ったのはウクライナ軍

ひと月前くらいに騒がれていたブチャの虐殺は、ウクライナ軍の仕業だと証明されました。
mpr21というサイトの記事「ブチャの大虐殺を行ったのはウクライナ軍である」から引用します。

ウクライナ軍のクラスター爆弾のダーツ
ウクライナ軍のクラスター爆弾のダーツ

ブチャの虐殺について、メディアは突然沈黙した。この沈黙は、フランス国家憲兵隊が関与する捜査が開始され、死体から金属製のダーツが発見された結果である。

病理学者や法医学者によると、ブチャの死者には砲弾の一種から出た小さな金属片があるため、ロシアに対する宣伝活動はピタリと止まってしまった。初期の結果では、民間人を殺害したのはウクライナ軍であることが判明している。

金属ダーツは2014年以降、ウクライナ軍がドンバスの住民に対して広く使用した。ルガンスク人民共和国の軍が放棄したウクライナ砲兵陣地から見つかった口径122ミリのD-30砲弾の中から発見されたものだ。
ダーツは2015年のウクライナ砲撃の後、ドネツク人民共和国のスラヴィアンスク市でも発見されており、当時は大きく報道されたが、メディアはいつものように緘口令を敷いている。

現代戦ではほとんど使われていない。戦車の砲弾や野砲に含まれる榴散弾の一種である。ひとつのシェルに最大8,000本のダーツを収納することができる。発射された砲弾は、時限式の信管が起爆し地表で爆発する。

長さは通常3〜4cmで、殻から剥がれ、幅300m、長さ100mほどの円錐形の弧を描いて散布される。被害者の体に衝突すると、剛性を失ってフック状に曲がり、4枚のフィンからなるダーツの背面が折れて2度目の傷害を負うことが多い。

戦争当初から、ウクライナの砲兵隊はヴォクザルナヤ通りのロシア軍の隊列に砲撃を加えていた。この砲撃で、市内のいくつかの地区が一度に破壊された。3月末、ロシア軍が撤退する数日前に再び発砲し、ロシア軍がキエフとチェルニヒフを離れると同時に攻撃を繰り返した。

調査により、砲撃により民間人が死亡したことが確認されており、明らかにウクライナの砲弾はロシアの陣地に落下している。ブチャに配備されたロシア軍は、明らかに自軍の陣地に発砲していない。そのため、ウクライナ軍が行った銃撃で民間人が死亡した。

ダーツはロシアとウクライナの両大砲の兵器庫にあるが、ロシア軍はこの戦争でD-30榴弾砲を使用しておらず、ましてやブチャで活動している空挺部隊はそのような弾薬を持っていない。

殺された人々は至近距離から処刑されたのではなく、砲撃の結果であり、"平和なウクライナ人の計画的な大量虐殺"という特徴は排除されている。死体の散乱位置など、数々の証拠がこれを否定している。

ブチャ、ホストメル、ボロディアンカを訪問した専門家が収集し、独立した兵器専門家が検討した証拠によると、この地域ではクラスター弾と強力な無誘導爆弾が使用されたことが判明している。多数の民間人を殺害し、少なくとも8棟の建物を破壊した。このような兵器は、世界のほとんどの国で禁止されている。

フランス国家憲兵隊の法医学部門の専門家18人とキエフの法医学調査チームが、ロシア軍が町から撤退した後の死因を記録している。

「私たちは多くの切断された遺体を目にします」とピロフスキーは言った。「彼らの多くは手を後ろに縛られ、後頭部には銃弾が撃ち込まれていた。また、自動小銃で撃たれたケースもあり、被害者の背中に6〜8個の穴が開いているようなこともありました。そして、クラスター爆弾の部品が犠牲者の体に埋め込まれていたケースもいくつかあります」

ブチャで見つかったダーツの写真を調べた英国の団体「フェニックス・インサイト」の武器専門家ニール・ギブソンによると、これは122ミリのZSh1砲弾のものだという。
「また珍しい、めったに見られない発射物だ」とギブソンは言う。
「今回はアメリカの対人弾シリーズに相当するものです。本物の榴弾のように機能しますが、ダーツとワックスバインダーが充填されています」と言います。

しかし、なぜ手を縛られた状態で発見されたのか、気になる問題が残っている。

ダーツは、第一次世界大戦中に広く使われた武器である。当時の航空機が歩兵を攻撃するために発射したもので、ヘルメットを貫通させることができる。第二次世界大戦中はあまり使われなかった。

ベトナム戦争では、プラスチックカップに入ったダーツが使われ復活した。特に敵が草木に隠れるような場所で効果を発揮するため、イスラエルがガザやレバノン領で行った戦争でよく使われる弾薬である。

複数の人道支援団体がダーツの禁止を呼びかけているが、現在に至るまで禁止されていない。しかし、人口密度の高い民間地域で無差別殺傷兵器を使用することは、戦争法に違反する。アムネスティ・インターナショナルは「ダーツは、密集した植物を貫通し、多数の敵兵に命中するように設計された対人兵器である」と述べている。「民間の住宅地では決して使ってはいけない」と。

また、ユーチューブで及川幸久さんが解説されています。さんざんロシア軍の仕業だと報道していたメディアは沈黙しています。欧米の報道陣を大勢集めて派手に"死体見学ツアー"をしていましたが、嘘だとバレたわけです。まんまとウクライナ軍が誂えた"死体見学ツアー"に参加させられたわけです。趣味が悪いというか、良識を疑うというか、そこに集まった欧米の報道陣のセンスにもあきれます。しかも"誤報"だったとは決して報道しないでしょうし。

イスラエル軍がウクライナ軍を訓練している

ゼレンスキーがユダヤ人だからウクライナにネオナチがいるはずがないと主張する方がいますが、実際、イスラエルはウクライナ軍を訓練しています。同じくmpr21というサイトの記事「イスラエル軍、ウクライナ軍を訓練」から引用します

イスラエル軍はウクライナ軍を訓練している

イスラエルの新聞『イェディオス・アクロノート Yedioth Ahronoth』によると、イスラエル軍はロシア軍と戦うためにウクライナ軍を訓練している。一面に掲載された記事は「ウクライナのカオス Chaos in Ukraine」と題され、ウクライナ軍を支援するイスラエルの役割について詳しく書かれている。

新聞によると、訓練生は「イスラエル軍の予備役将校と、軍の最も重要な特殊軍事部隊の一つとされるセイエレット・マットカル スタッフユニットの卒業生」だという。

この部隊は、ロシア兵との戦闘に参加するため、ウクライナの民間人にイスラエルIWIのアサルトライフル"タボル TAR-21″の使い方を訓練している。

訓練場所は秘密だが、同紙は「ウクライナ西部のいくつかの工業用建物を含む巨大な施設」と記している。

「この取材・撮影・出版は、ウクライナ側の要請により、厳重な秘密裏に行われたものである」と同紙は指摘し、民間人向けの秘密軍事演習は、イスラエルがウクライナへの軍事物資の提供を公式に拒否しているときに行われていると付け加えている。

『イェディオス・アクロノート』は、イスラエル軍高官の言葉を引用して「この演習が必要なことは理解しているし、もちろん、我々は皆、ウクライナ国民への支援と連帯で団結している。我々は見て見ぬふりをする」と述べた。

「ロシアの戦争と戦術を研究するためにウクライナに使節団を派遣できればと思うと続け、極超音速ミサイルなど戦場に入る"ロシアの近代兵器"は、この地域のイスラエルに対して使われるだろうし、それは我々にとって並外れた教訓になるかもしれないと指摘した」

一方、テルアビブのウクライナ大使館が行った対ロシア戦への参加呼びかけに応じたイスラエル人は数百人と推定されている。にもかかわらず、ゼレンスキーは日曜日、国会での演説で、ウクライナをロシアに対してより断固として支援しなかったとして、イスラエル政府を批判した。

ゼレンスキーは、イスラエルがウクライナに弾薬を提供せずに、ロシアに制裁を加えていることを批判した。

イスラエルは、シリアにロシアが駐留しているため、外交的に弱い立場にある。イスラエルのヤイル・ラピド外相は、ロシアがシリア上空でイスラエルの戦闘機を撃墜することをイスラエルが恐れていることを明言した。

ビデオでは、アゾフ大隊の隊員が、イスラエル兵器産業からライセンスを受けてウクライナで製造されているイスラエル製ライフル”タボル”の取り扱いについて説明している。

このあたりの事情を理解するのに次の藤原直哉氏の動画が参考になります。

セルゲイ・ラブロフ外相のインタビュー

1 May 2022 22:30
Foreign Minister Sergey Lavrov’s interview with Mediaset, Italian television network, Moscow, May 1, 2022
952-01-05-2022
セルゲイ・ラブロフ外相のインタビュー(イタリアのテレビ局「メディアセット」、2022年5月1日、モスクワ)

セルゲイ・ラブロフ外相のインタビュー

質問:核戦争、第三次世界大戦の可能性についてのあなたの発言の後、全世界が尋ねています:そのようなことが起こる可能性は本当にあるのでしょうか?

セルゲイ・ラブロフ:全世界というのは、西側のメディアや政治家のことを指しているようですね。
西側諸国がロシアの代表者の発言をいかに巧みに捻じ曲げているかを指摘するのは、今回が初めてではありません。私は、現在高まっている脅威について、また、第三次世界大戦のリスクがどれほど現実的なものであるかについて質問されました。私は、文字通り次のように答えました:ロシアは、核戦争の防止を保証する協定を結ぶ努力を止めたことはない。近年、ロシアはアメリカの同僚たちに、1987年にゴルバチョフやレーガンが行ったような、核戦争に勝者はなく、それゆえ核戦争を決して起こしてはならないことを再確認する声明の採択を執拗に提案しました。

トランプ政権はこの問題に関して独自の考えを持っていたため、私たちは説得に失敗しました。しかし、バイデン政権は私たちの提案に同意してくれました。2021年6月、ジュネーブでのプーチン大統領とバイデン米大統領の会談で、核戦争が承認し難いことに関する声明が採択されました。強調させてください:これは私たちの主導で行われたものです。

2022年1月、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国は、最高レベルで同様の声明を採択しましたが、これも私たちの主導によるものです:核戦争に勝者はありえません。
核戦争は決して引き起こしてはならないのです。この目標を達成するために、プーチン大統領は、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国による首脳会議の開催を提案しました。この提案には、中国の同僚とフランスが賛同しました。米国と、それにいつも従順な英国は、この重要なイベントを当分の間、保留しています。

このように述べた後、私は、現存する脅威をエスカレートさせないよう、最大限の注意を払うよう皆に促しました。2月にウラジーミル・ゼレンスキー大統領が「ウクライナが核兵器を放棄したのは間違いであり、再び保有する必要がある」と発言したことに言及しました。また、ポーランドの指導者が、アメリカの核兵器を自国領土に配備する用意があると発言するなど、さまざまなことがありました。

ウラジミール・ゼレンスキーとポーランドの発言について、なぜかメディアからの質問はありません。あるいは、フランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン外相の発言の後、突然こう言い出しました:フランスも核兵器を持っていることを忘れてはならない。
これが私の言っていたことです。西側のジャーナリストが文脈から言葉を取り出して、私や他のロシア代表が実際に言ったことの意味を歪曲するならば、彼らの信用は得られません。

質問:数日前、プーチン大統領は、ロシアは"比類なき武器"を持っていると言いました。彼は何を言いたかったのでしょうか?

セルゲイ・ラブロフ:これは誰もがよく知っています。
3年前、プーチン大統領は連邦議会での演説で、ロシアの最新のイノベーション(革新、刷新、新機軸)を紹介しました。まず、その中に極超音速兵器が含まれていました。
米国が対弾道ミサイル条約を脱退した後、ロシアが開発に着手したことを率直に詳しく説明したのです。当時、ジョージ・W・ブッシュ大統領は、世界の安定を大きく確保したこの重要な文書をなぜ自国が破棄するのかという質問に答え、ロシアを標的としない対ミサイルシステムを構築するために条約を脱退するとウラジーミル・プーチン大統領に告げました。彼は北朝鮮とイランを懸念していると言い、そして「それに対して好きなことをすればいい」と言いました。また、これは米国に対してのものではないと考えるだろうと。

米国のミサイル防衛システムは北朝鮮やイランを狙ったものではなく、ロシア、そして中国を狙ったものであることがよく分かっていたので、極超音速兵器に取り組むしかなかったのです。ミサイル防衛を圧倒できる兵器が必要だったのです。そうでなければ、ミサイル防衛システムと攻撃的な兵器を持っている国は、ミサイル防衛システムによって応答が抑制されると考え、先制攻撃をしたくなる可能性があるからです。

こうして、私たちはこれらの兵器を開発しました。専門書に詳しく書かれています。持っていることを隠しているわけではありません。現在の新STARTに代わる戦略的安定性に関する条約に、すでに開発された、あるいは今後開発される新システムに関する議論を盛り込むことについて、米国と協議する用意があるほどです。今日、アメリカはこれらの協議をすべて中断しました。私たちは自分たちの力量に頼ることになります。

質問:アントニオ・グテーレス国連事務総長がキエフを訪問した際、同市がミサイル攻撃を受けました。今回の空爆を国連に対する挑発行為と見なす欧米のメディアやウラジミール・ゼレンスキー大統領に対して、どのような反論をしますか?

セルゲイ・ラブロフ:私たちは常に警告を発していました。
プーチン大統領は、特別軍事作戦の開始を発表した際、同国東部の市民を抑圧し、ロシアの安全保障に対する脅威を生み出すために使用されているウクライナの軍事インフラを対象とすると述べました。ウクライナの過激派とキエフ政権が武器弾薬の形で援軍を受け取る機会を奪うために、我々が軍事目標を攻撃していることを、彼らはよく知っています。

一方、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領が、軍用工場(と呼ばれるもの)にも他の軍事施設にも全く関係のない状況について、一言も語っているのを聞いたことがありません。ここ数週間のドネツク中心部へのトーチカUミサイル攻撃や、クラマトルスクの民間鉄道駅、ケルソンを含む他のいくつかの場所(ちょうど一昨日)などを意味しています。
これらの攻撃の理由は、明らかに民間人を恐怖に陥れ、これらの地域に住む人々が自分たちの運命を決定するのを妨げるためです。現地の大多数の人々は、ネオナチや米国、その親密な同盟国の手中にある道具となりつつあるキエフ政権から長年受け続けてきた抑圧にうんざりしているのです。

血なまぐさい非合法的なクーデターで政権を握った人々は、自国民と、ロシア語、教育、メディアを禁止し、ロシアのすべてに対して戦争を開始しました。彼らは、ナチスの理論と実践を促進する法律を採択しました。私たちは彼らに警告しました。私たちの警告はすべて沈黙の壁に突き当たりました。
今となっては理解できますが、当時、米国を中心とする西側諸国はすでに、ロシアの脅威を作り出そうとするウクライナの指導者(ペトル・ポロシェンコとその後に登場したウラジミール・ゼレンスキー)をあらゆる方法で後押しするつもりだったのです。

2021年11月と12月に発した、NATOの無謀な東方拡大を止め、軍事・政治ブロックへの新規加盟に関連しない安全保障に合意する必要性についての我々の警告は拒否されました。私たちが受け取った答えは、あまり礼儀正しいとは言えないものだったとさえ言えます:
「あなたには関係ない」「私たちは好きなようにNATOを拡大する」そして「あなたの許可は求めない」

一方、ウクライナ政権はドンバスとの紛争線上に約10万人の兵力を集め、ミンスク合意や停戦に違反する攻撃を激化させました。我々は、このふたつの共和国を承認し、相互援助に関する協定を締結し、彼らの要請に応じて、今日のウクライナで繁栄している軍国主義者やナチスから彼らを守る以外に選択肢がなかったのです。

質問:ウラジーミル・ゼレンスキーは違う見方をしていますが、あなたはどうお考えですか?
彼は、非ナチ化には何の意味もないと考えています。彼はユダヤ人です。
ナチス、アゾフ──その数はごくわずか(数千人)です。ウラジミール・ゼレンスキーはあなたの見解に反論しています。ウラジミール・ゼレンスキーは和平の妨げになると思いますか?

セルゲイ・ラブロフ:ウラジーミル・ゼレンスキー大統領が反論しようがしまいが、私には何の違いもありません。彼は風のように気まぐれだと言われています。一日に何度も立場を変えることができます。

和平交渉では非武装化、非ナチ化の議論もしないと言っているのを聞いたことがあります。
第一、彼らは8年間のミンスク協定と同じように、会談を妨害しています。
第二に、そこにはナチ化(ナチズムを採択する、あるいは、採択を強制した社会的なプロセス)があります。捕らえられた過激派やアゾフ大隊、アイダール大隊などのメンバーは、卍やナチスの武装親衛隊大隊のシンボルを服につけ、体に入れ墨しています。彼らは公然と『我が闘争』を読み、宣伝しています。

彼の主張はこうです:彼がユダヤ人であるなら、どうしてウクライナにナチズムが存在するのか?
私の勘違いかもしれないが、アドルフ・ヒトラーもユダヤ人の血が流れていました。これは全く意味がない。賢明なユダヤ人は、最も熱心な反ユダヤ主義者はたいていユダヤ人であると言います。
「どんな家族にも黒い羊がいる」と言うようにね。

※黒い羊:この用語は、黒い子羊や羊はまれであり、羊毛は染色しにくいため、白い羊に比べて価値が低いと考えられているという事実から生まれた。18世紀になると、この言葉は否定的な意味を持ち始め、家族の中で奇妙なものを暗示するフレーズになった。

アゾフに関しては、アメリカ人、特にカナダ人がウクライナの超急進的で明らかにネオナチ的な部隊の訓練で主導的な役割を果たしたことを確認する証拠が現在発表されているところです。この数年間、ネオナチをウクライナの正規軍に入れることが目的でした。こうして、アゾフの戦闘員があらゆる部隊(大隊や連隊)で主役を演じることになりました。そんな報道を西側メディアで読みました。
アゾフ大隊が明らかにネオナチ部隊であることは、2022年初頭の状況まで、欧米諸国は何のためらいもなく認識していましたが、まるでタイミングを見計らったかのように考えを変え始めたのです。日本は数年前、ネオナチのイデオロギーを持つという理由でアゾフをテロ組織としてリストアップしたことを最近になって謝罪しています。

ジャーナリスト(西側メディアの一部)がウラジーミル・ゼレンスキーにインタビューし、アゾフについてどう思うか、アゾフが説き、実践している思想についてどう思うかと尋ねました。彼は、そのような大隊はたくさんあり「彼らは彼らである they are what they are」と言いました。この「彼らは彼らである」というフレーズは、ジャーナリストによってカットされ、放映されたインタビューには含まれていないことを強調しておきます。つまり、ジャーナリストはこの人の言うこと、考えることを理解しているのです。
彼は、ネオナチがロシアと戦うためにどう利用できるかを考えています。

質問:ネオナチの過激派は数千人、数万人いると言われています。彼らが存在することで、人口4千万人の国の非ナチ化を正当化できるのでしょうか?
ロシア軍には、ネオナチの思想を受け継ぐワグナーグループのような大隊もあります。

セルゲイ・ラブロフ:ワグナー・グループについては、このテーマに関心のある方々と何度も話し合ってきました。ワグナーはロシア国家とは何の関係もない民間軍事会社です。フランスの同僚にもこのことを説明しました。ワグナーグループがマリ政府とセキュリティーサービスの提供に合意したとき、彼らは神経質になりはじめました。2021年9月、私の尊敬するジャン=イヴ・ル・ドリアンやジョセップ・ボレルは、ロシアはアフリカでビジネスをしていない、国家としても民間軍事会社としても、アフリカはEUとフランスの領域だからだ、と率直に発言しました。これは、ほぼ文字どおりに、彼らが私に言ったことです。

また、リビア当局がこの民間軍事会社をリビアの国会があるトブルク市に勧誘したリビアの状況も説明しました。イタリアはリビアの状況をよく理解しています。彼らはマリのように商業的な条件でそこにいるのです。ウクライナにはそのようなものはなく、西側諸国から大量の傭兵が来ています。ワグナーグループのウクライナでのプレゼンスについての話は、欧米の同僚がやっていることから注意をそらすためのトリックに過ぎないと思います。
マリウポリのアゾフスタル工場での対立をめぐる状況や、ウラジミール・ゼレンスキーとそのチーム、そして欧米の後援者が、これらの人々をすべて避難させてウクライナに送りたいという頑なな、ヒステリックとさえ言える願望を持っていることは、ウクライナの過激派の側に傭兵やおそらく欧米の軍隊の活動中の将校がいることを確認する多くの人々がいる、という事実によって、説明できるでしょう。

あなたは、数十人(千人でも)のナチスの影響力を排除することが、人口4千万人の国を危険にさらす価値があるのか、と質問しています。この質問は正しいとは言い切れません。それは、ロシアの基本的な安全保障上の利益の問題です。
我々は数十年にわたり、この問題について話し合ってきました。クーデターのずっと前に、西側諸国はウクライナにやってきて(これは20年前のこと)、選挙のたびに自分たちは誰の側にいるのかを決めなければならないと言い始めました:ヨーロッパ側かロシア側か。
その後、彼らは、ウクライナの指導者が推進する、できるだけロシア連邦とは違うものになるための取り組みを奨励するようになりました。ロシア語やロシアのメディアに対する迫害、ロシア語のテレビチャンネルの閉鎖、ロシア語で書かれた印刷物(ロシアのものもウクライナで出版されたものも)の販売禁止、私たちの国家と社会における神聖な機関であるロシア正教会、ナチスの理論や実践を促進する法律の採択などについては、これまで述べてきました。これらの法律は、過激派大隊の数万人の過激派のために採択されるのではなく、国全体のために採択されるのです。

西ウクライナは大祖国戦争の勝利のお祝いをやめました。ずいぶん前のことです。最近の動きはそれとは関係ありません。
彼らは、ヒトラーに協力した人たち(シュヘービッチ、バンデラなど、武装親衛隊の戦闘員)の誕生日を国民の祝日として祝い始めると、ウクライナをナチスから解放した人たちの記念碑を壊し始めました。ニュルンベルク裁判でナチスに協力した罪で有罪になったウクライナ反乱軍ができた日を国民の祝日として祝うようになりました。これはここ2、3ヶ月で起こったことではなく、何年も前から始まっていました。クーデター以前から。

※ロマン・シュヘービッチ:ウクライナの国民主義者であり、ナハチガル大隊の指揮官の人、ドイツのシュッツマンシャフト201予備警察大隊の大尉、ウクライナ蜂起軍の軍事指導者、そしてガリチア・ヴォルィーニ虐殺の主催者の一人

2014年2月にフランスとポーランドの外相が平和的解決を保証した翌日にクーデターが起きました。翌朝、野党が政府を転覆させ、大統領狩りを宣言し、行政庁舎を占拠したとき、我々は、なぜEUの権力、影響力、権威を利用して野党に協力させることができなかったのか、と問いました。

答えは不可解なものでした:ヴィクトル・ヤヌコヴィッチはキエフを離れました。多くの人が首都を離れました。同じ年の2014年、イエメンでクーデターが起こりました。アブド・マンスル・ハーディー大統領も首都を離れました。違いは、ヴィクトル・ヤヌコヴィッチがキエフを離れて(ウクライナの)別の都市に向かったのに対し、アブド・マンスル・ハーディーはサウジアラビアに逃亡したことです。しかし、ウクライナでは、大統領が別の都市に行ったので、もう何もする必要がなくなりました。

私たちは、クーデターを起こした者たちが最初に行った声明が、ロシア語の地域的地位の廃止に関するものであったことに注目しました。彼らは武装した過激派(これも超急進派)にクリミア最高評議会を襲撃するよう呼びかけました。これがすべての始まりでした。今となっては誰もこのことを思い出したくはないでしょう。
EUは、クーデターによってキエフの権力を掌握した凶悪犯によって屈辱を受けたのです。ちょうど今、EUが、コソボにセルビア人の自治体を作るという決定を執行できなかったことによって屈辱を受けているのと同じです。EUの仲介で、プリスティーナとベオグラードは2013年にこれに合意しましたが、EUはまたしてもその無能さを見せつけました。

質問:今、イタリアの役割は何だと思われますか?

セルゲイ・ラブロフ:イタリアは、反ロシア制裁を採用するだけでなく、あらゆる種類のイニシアチブを打ち出す人々の最前線に立っています。
私にとっては本当に不思議なことでしたが、今ではイタリアがそういうこともあるのだと慣れてしまいました。イタリアやイタリアの人たちは、自分たちの歴史や世界の正義に対して、黒と白の区別がつくという、ちょっと変わった見方をしているんだなと思いました。不正確な表現は避けたいが、いずれにしても政治家の発言には、メディアの記事はもちろんのこと、あらゆる外交的、政治的な礼儀を超え、ジャーナリズムの倫理をはるかに超えたものがあります。

質問:何を、誰のことを指しているのか、教えてください。

セルゲイ・ラブロフ:我々の大使館はそのような資料を送ってきたし、イタリアの法律違反があったということで訴訟も起こしました。いまさら詳しく説明したり、嫌なことを繰り返したくはありません。少なくとも、私が最も温かい感情を抱いているイタリアの人々とは関連付けません。

質問:米国の役割についてお話しできますか。ジョー・バイデンは、ウクライナを公然と支援し、資金と武器を供給し続けています。彼は、侵略者がいて、ウクライナは攻撃を受けていると言っています。

セルゲイ・ラブロフ:ジョー・バイデンの一族とウクライナのつながりについては、アメリカやヨーロッパのメディアでたくさん読まれているので、彼が現在の状況に注目することは、驚くことではありません。
しかし、彼の個人的な関心に加え、ワシントンがウクライナをロシア連邦の真の脅威とし、ウクライナとロシアが団結せず、両者の関係が友好的でないことを確認するための長期戦略の失敗を認識しているという事実についても否定はできません。

実は、これはジョー・バイデンだけの問題ではないのです。
ソ連が崩壊したとき、アメリカのエリート全体が、ウクライナのないロシアは単なる地域大国であり、大したことはない、というズビグニュー・ブレジンスキーの"遺産"に導かれていました。彼らはこの論理に導かれて、ウクライナに攻撃的な武器を投入し、あらゆる方法で明らかに反ロシア的な偏向でその軍事化を奨励し、NATOの庇護のもとで毎年行われる何十もの軍事演習に引きずり込んだのです。それらの演習の多くはウクライナで行われました。90%のケースで、それらはロシアに向けられたものでした。
また、米国は(プーチン大統領が言ったように)"反ロシア"計画を決着させたいと考えていることが、今、よくわかります。
「ロシアを倒さなければならない」「ロシアを敗北させなければならない」「ウクライナは勝たなければならない」「ロシアは負けるべきだ」という声明をますます聞くようになってきています。

我々はウラジーミル・ゼレンスキー氏の要請で会談に合意し、弾みをつけ始めました。3月、イスタンブールの交渉官会議で、ウラジーミル・ゼレンスキーが公言した内容をもとに、合意事項がまとめられました。
彼は、ウクライナは安全保障が提供されるなら、中立国、非ブロック、非核の国になる用意があると言いました。ウクライナ側が自ら提案したように、クリミアとドンバスには安全保障が適用されないという合意が想定されていることを理解した上で、私たちはこの土台の上で活動する用意がありました。
しかし、ウクライナ側が提案し、署名して私たちに手渡したこの提案の直後、彼らは立場を変えました。今、彼らは別の方法で会談を行おうとしています。特に安全保障については、当初はロシアも含めて全員で合意していたはずなのに、まず西側から保証を受けたいと言っています。

ウラジーミル・ゼレンスキーが、ウクライナの中立国としての非ブロックの立場の用意があると言ったとき、彼は重大な一歩を踏み出し、我々はそれを歓迎しました。しかし、その後、彼の大臣やウクライナ議会議長が、安全保障を受けるべきだが(憲法に明記されている)NATO加盟という目標は残る、と言い始めました。
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長と英国は、ウクライナ人がこの目標を維持したいのであれば、そうする権利があると言い始めたのです。ということなのです。

今やNATOさえもアメリカ人にはそぐわない。彼らは最後の会議をNATOの枠組み(ウクライナ支援に関する会議)で行わず、単に代表団を集めただけです。NATOの決定は合意によって行われ、彼らはすべての問題を迅速かつ単独で決定する必要があるためです。

質問:おそらく彼らの行動は、マリウポリとブチャで起こったことに影響されたのでしょう。どちらのケースでも、あなたは演出された作品、パフォーマンスについて話していました。しかし、たとえば、数日前、CNNが3月13日に無人機で撮影した映像を放送しましたが、それによると、あの通りにはロシア軍が遺体とともにいたことがわかります。これによって彼らのアプローチが変わったのでしょうか? これらの戦争犯罪に関する真実はどこにあるのでしょうか?

セルゲイ・ラブロフ:ここにある真実はひとつだけです。
3月30日、ロシア軍はブチャを離れました。翌31日、ブチャのアナトリー・フェドルク市長は、テレビカメラの前で「街は通常の生活に戻った」と勝利を宣言しました。そのわずか3日後に、この遺体の写真を流し始めたのです。詳しく説明する気はありませんが、真剣に見ている人なら一目でわかるほど、明らかにフェイクだからです。

何が米国に影響を与えたのか分かりません。米国が厳かに、そして非常に印象的に"これだけのこと"に耐え忍ぶことは不可能だと宣言するとき、米国が国境から1万キロメートルも離れた場所で、安全に対する脅威があると判断したことを誰も覚えていません。1999年のイラク、アフガニスタン、リビア、ユーゴスラビアでのことです。
アメリカには、そうしたでっち上げの(イラクのように捏造と判明した)脅威を好きなように無力化する権利があることに、誰も疑いを持ちません。

我々は、彼らがロシアの国境に脅威を与えていること、これはレッドラインであることを何年もかけて何度も警告してきました。彼らはただうなずいているだけでした。しかし、今では、世界はアメリカの言うことだけを聞いていればいいと考えているのでしょう。
NATOや欧州連合は、自分たちの主人がワシントンに座っていることを受け入れたのですから。そしてワシントンは、世界は一極集中であるべきだと決定しました。例えば、ワシントンの財務長官による声明を読めば、率直にそう言っています。

質問:数日前、貴省はあなたの前任者であるアンドレイ・グロムイコがローマ法王パウロ6世と会談している写真を掲載しましたね。これは、フランシスコ法王に調停役を求めるものですか?

セルゲイ・ラブロフ:単に二人の会談の記念日だったのだと思います。外務省は20年、30年、40年前の出来事の写真をソーシャルメディアのアカウントに掲載しています。

質問:平和をもたらすことができるのは誰なのでしょうか? そのような人物、機関、国はあるのでしょうか? トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領も、フランスのエマニュエル・マクロン大統領も、イタリアのマリオ・ドラギ首相もトライしています。ロシア、西側諸国、ウクライナが条約に調印するような和平プロセスを開始させることができるのは誰でしょうか?

セルゲイ・ラブロフ良い質問ですが、とっくに終わっていることです。
2014年に"ドンバスの平和"をスローガンに当選したペトロ・ポロシェンコがいれば、すべての問題は平和的に解決できたはずでした。その後、彼は戦争を始めました。
ウラジミール・ゼレンスキーによって解決されたかもしれない。選挙期間中、彼は自らを “平和の大統領 president of peace“と紹介しました。
2019年12月には、ミンスク合意を履行し、ウクライナの切れ目のない領土的一体性の中でドンバスに特別な地位を与える法律を採択すると約束しました。彼にはあらゆるチャンスがありました。すべてのカード、そして切り札さえも彼の手の中にあったのです。

ウラジーミル・ゼレンスキーは、ミンスク合意を決して守らないと公然と傲慢に言うことを選びました。なぜなら、これ(ミンスク合意)がウクライナの国家と民族の没落を意味すると言われているからです。
国連安全保障理事会でミンスク合意を起草し承認した人々は皆、沈黙を守りました。彼らは、彼が望むならその実施を止めることができるが、ロシアはそれを継続すべきだと言いました。それが、平和をもたらすことができた人たちです。

ウラジーミル・ゼレンスキーも、ネオナチの大隊に違法な命令を下すのをやめ、すべての民間人を解放させ、抵抗をやめさせれば、今すぐ平和をもたらすことができるのです。

質問:ウラジミール・ゼレンスキーに降伏してほしいのですか? これが平和の条件なのでしょうか?

セルゲイ・ラブロフ:我々は、彼に降伏を要求しているのではありません。
私たちは、彼がすべての民間人を解放し、抵抗をやめるよう命令することを要求しています。我々の目標は、ウクライナの政権交代ではありません。これは米国の得意とするところです。彼らは世界中でそれを行っています。

我々は、ウクライナ東部の人々の安全を確保し、彼らが軍国主義やナチス化によって脅かされないようにし、ロシア連邦に対する脅威がウクライナ領土から発せられないようにしたいのです。

質問:イタリアは、ロシアがガスの供給を停止していることを懸念しています。何が起こっているのでしょうか?

セルゲイ・ラブロフ:我々の行動を批判する人たちや、最近我々を非難する人たちは皆、なぜか話したがらない単純なことです。
私たちからお金(3,000億ドル以上)が盗まれました。要するに、盗まれました。その金額の大部分は、ガスと石油の供給に対する支払いでした。ガスプロムが欧米の銀行の口座にお金を預けていたからこそ(あなた方のルールに従えば)できたことです。ロシアを罰したかったから、盗んだのです。

今、彼らは以前と同じように取引を継続するよう提案し、お金は彼らの口座に残っています。彼らはまた盗もうと思えば盗めます。これが理由です。なぜか誰もそのことを語らない。正直なジャーナリズムに何が起こったのでしょうね?

私たちが今提案しているのは、ガスプロムバンクがユーロやドルを受け取った時ではなく、盗まれることのないルーブルに換金した時に、物資の代金を支払うとみなすということです。それが全てのストーリーです。我々のパートナーはこのことをよく理解している。なお、買い手側には何も変化はありません。今でも契約書に明記された金額をユーロやドルで支払っています。その後換金されます。

私たちは自国の国民を失望させ、西洋が泥棒のやり方を続けるのを許す権利はありません。

質問:プーチン大統領の健康状態について、欧米ではさまざまな憶測が飛び交っています。

セルゲイ・ラブロフ:アントニオ・グテーレス国連事務総長をはじめ、最近プーチン大統領と話をした外国の指導者に聞いてみてください。私が言いたいことがわかると思います。

質問:5月9日が近づいてきました。1945年のナチズムからの解放を祝うことになりますね。モスクワではパレードが行われるそうです。このときまでに何が起こるのでしょうか? ”戦争”の終わりは近いのでしょうか?

セルゲイ・ラブロフ:ソ連には伝統があり、何かの祝日に大きくて派手な何かをすることがありました。
ウクライナにおける我々の行動は、私が述べた目的だけに焦点を合わせています。それは、プーチン大統領によって定められたもので、民間人を保護し、その安全を確保し、彼らやロシアに対する攻撃的な武器やナチス化に関する脅威を無力化することであり、西側諸国はそれを必死に軽視しようとしています。

NBCの報道を見たり、アメリカの雑誌『ナショナル・インタレスト』を読んだりしています。そこでは、1935年から1938年のようにナチスになびくことを警告し、くぎを刺す真面目な記事が出始めています。

質問:5月9日までに紛争は終結するのでしょうか? そうなることを期待する理由はあるのでしょうか?

セルゲイ・ラブロフ:わが軍の兵士は、戦勝記念日を含むいかなる日にも、人為的に行動を合わせることはないでしょう。

私たちは、いつもと同じように、5月9日を厳粛に(心から)祝います。ロシアと旧ソ連諸国を解放し、ヨーロッパをナチスの疫病から解放するために亡くなったすべての人々を思い起こすでしょう。

ウクライナでの作戦のペースは、まず第一に、民間人とロシア軍関係者のリスクを最小限に抑える必要性に左右されます。

在日ロシア連邦大使館の声明

The Embassy of the Russian Federation in Japan

イスラエルのヤイル・ラピド外相の反歴史的発言に注目が集まっているが、これはキエフのネオナチ政権を支援する現イスラエル政府の方針を大きく説明するものである。イスラエルの大臣は、文字通り次のように述べた。「ユダヤ人はホロコーストで自滅したのではない。ユダヤ人を反ユダヤ主義で非難することは、ユダヤ人に対する露骨な人種差別のレベルである」
ウクライナにネオナチがいるかどうかという問題は、なぜかいまだに欧米のマスコミで(そしてわれわれリベラルの一部で)議論されている。ウラジミール・ゼレンスキーのユダヤ人としての出自は”鉄壁”の論拠のひとつとして挙げられている。この議論は成り立たないだけでなく、狡猾でもある。
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そして、ウクライナで実際に起きていることは、狂信的なロシア恐怖症やロシアのあらゆるものに対する戦いを別にしても、反ユダヤ主義や同性愛嫌悪が最も広く浸透しているということであり、少し前までは考えることさえできなかったことだ。
FACTS
❗️ ウラジーミル・ゼレンスキーが2020年に署名した「ウクライナにおける反ユダヤ主義の防止と対策に関する」法律が存在するにもかかわらず、その規範は効力を発揮していない。国内および政治的な反ユダヤ主義やナチズムは抑圧されるどころか、逆に助長されている。"バンデラ"行進でのユダヤ人嫌いの叫びを当局や法執行機関が冷静に受け止めているのは、キエフの現政権が自分たちの絶対の正しさ(無謬性)に自信を持っているからである。
この"国家建設"は、ホロコーストで150万人のユダヤ人を失い、首都にバビ・ヤール(キエフにある渓谷、ナチスが約10万人を殺害した場所)の犠牲者の記念碑がある国にとっては、とりわけ非道徳的なものである。
➡️https://t.me/MID_Russia/20095

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Posted by kiyo.I