テキサスからドンバスに助けに駆け付けたアメリカ人

”ナチズムは病気”、ゼレンスキーを支援する人はもっと病気

「彼女は路上に座り込み、血の海で、両足の横で、ロケット弾で両足が吹き飛ばされていた…… その写真を見たとき、私はここに来ると確信した」

テキサスから、義勇兵として、ブロガーとして、従軍記者として2014年からウクライナのドンバスで戦っているアメリカ人がいます。これはスプートニクの記事ですが、彼の口からNATOや欧米の犯罪行為、ネオナチの実態、メディアの嘘、テキサスからドンバスに駆け付けた動機、ドンバスに住んでいる人たちのことなどが語られています。

これはロシアのプロパガンダだという人がいるかもしれません。しかし、ここには一人の人間としての強い思い、物語があります。日本や欧米のメディアはゼレンスキーを英雄だと祭り上げていますが、コメディアンとかユダヤ人だというくらいで、彼の人としての人間味のある話を聞いた事がありません。報道の仕方もそうです。過去から現在まで、いつも、子どもが犠牲になったとか、何名亡くなったとか、悲惨な映像を、時には捏造してまで、煽るように報道します。ワクチンの死亡者は報道しませんが。それを見た視聴者は、なんてひどい! こんなことをするなんて、、、。パブロフの犬のように毎回同じような反応をします。そこには心に響く共感できる物語はありません。

つまり、心に欠けているのです。専門家らしき人が出てきて、喋って、口には出さないけど”信じろ”、です。ただ、ロシアはひどいとか、トランプやプーチンはひどいという印象付けです。深く問いかけるような問題提起はありません。それを見た視聴者は、そういうものか、で終わりです。遠く離れた場所で起きた出来事であろうと身近であろうと、そこには心を通わせる、共感できるきっかけはありません。メディアの報道をそのまま信じるような視聴者も心の健忘症にかかっているのです。知らぬ間にメディアによって感受性を奪われているのです。

https://youtu.be/4liaJP0apE0
お勧めドンバス・donbass 【貴重番組】ここで何が起きているのか?(ラッセル・ベントレーも出てきます)

”ナチズムは病気”:テキサス人がドンバスに来たのは、人々を守り、8年にわたる戦争の真実を伝えるためだった

'Nazism is Disease’: Texan Came to Donbass to Protect People & Tell the Truth About 8-Year Long War
Ekaterina Blinova

ラッセル・ボナー・ベントレー

テキサス出身の61歳のアメリカ人、ラッセル・ボナー・ベントレーは、ドンバスの人々が80年前に彼らの曾祖父たちがしたようにファシズムに立ち向かっているのを見て、助けに来ないわけにはいかなかったと言う。兵士として、そして今は従軍記者として、ベントレーは一生住み続けたいと願う土地を守っている。

「兵士として、人的支援ボランティアとして8年間ここにいる」と語るベントレーは、2014年にドンバス民兵に参加した後、”テキサス”というコードネームを授けられた。
「私はスート・ヴレメニ (時間の本質)戦闘部隊、ウォストーク大隊、スペツナズ大隊で働いた。ドネツク空港、スパルタク、アヴデーエフカ、ヤシノバタヤなど、非常にホットなポジションをこなしてきた」

ドンバスの歴戦の兵士は、当時”多くの興味深いもの”を見た。しかし、ロシアのZ作戦が始まってからのこの数週間、ベントレーが見たものは、まったく違うものだったという。
「ロシアは今、本当にここにいて、素晴らしい仕事をしている」と彼は言う。

“テキサス"は、この8年間、ドンバスでウクライナ軍がロシア正規軍と戦っていると主張してきた西側主流派のマスコミを笑っている。

「ウクライナの将軍に、なぜドンバスを攻撃しないのかと尋ねた男の古いジョークみたいなものだ。彼はロシア人がいるからだと言う。じゃあ、なぜクリミアを攻撃しないんだ? と聞くと、ロシア人が本当にそこにいるからだ」とベントレーは言う。

ドネツク人民共和国のアメリカ人義勇兵兼ブロガー、ラッセル・ベントレー ©Photo
ドネツク人民共和国のアメリカ人義勇兵兼ブロガー、ラッセル・ベントレー
©Photo

アメリカの従軍記者によると、ロシア軍は泥沼化している、あるいはウクライナ軍が彼らを打ち破っているという西側主流メディアのシナリオは、現実とは全く関係がないという。ロシア軍の歩みが遅いのは、ウクライナ軍とそのナチス大隊が民間人を人間の盾として使っているためで、そのためロシア軍は基本的に一軒一軒回らざるを得ないと彼は説明する。

「彼らは人間を盾に使っている。それは単なる戦術ではなく、彼らの戦略のひとつだ」とベントレーは言う。
「彼らは実際は民間人の後ろに隠れてるんだけどね。本当に卑怯(臆病)で、陰険で、卑劣な行為だ」

ウクライナにナチスはいないと信じている人は、目を覚ますべきだと歴戦の兵士は言う。
「彼らのナチス大隊は正真正銘のナチスだ。鉤十字のタトゥーを入れて、”ハイル・ヒトラー(ヒトラー万歳)” ”バンデラに栄光を!”と言っている。バンデラはドイツのナチスの協力者で本当にひどい戦争犯罪人だったんだ」

ロシア軍に支援されたDPRとLPRの進攻はゆっくりと進んでいるが、計画通りに進んでいると”テキサス”は指摘する。彼は、ネオナチ・アゾフ大隊の本拠地であるマリウポリは2週間以内に陥落すると考えている。
「そして、ドネツク戦線の主要な要塞であるマリインカとアブデエフカが陥落すれば、"ドミノ効果"が起こるだろう」と彼は言う。

ドネツク人民共和国にいるアメリカ出身の義勇兵兼ブロガー、ラッセル・ベントレー ©Photo
ドネツク人民共和国にいるアメリカ出身の義勇兵兼ブロガー、ラッセル・ベントレー
©Photo

ドンバスの人々:「彼らは地の塩であり、人類の心髄 cream(最上の部分、最良の部分、粒よりの人、選び抜かれた精鋭たち)だ」

ドネツク市やドネツク人民共和国の人たちは、ロシア人に会える喜びでいっぱいだとベントレーは言う。

「つまり、これは戦争の終わりの始まりを意味するんだ。ここにいる誰にとっても長い戦争だった」と従軍記者は指摘する。
「8年というのは第二次世界大戦の2倍の長さで、ここにいる間はずっと恐ろしいものだった」

ベントレーはドンバスの人々について、暖かさと優しさをもって語っている。ベントレーによれば、彼らは「地の塩であり、人類(人間愛)の心髄でもある」のだという。

「彼らは非常に文化的だ」と彼は言う。
「私が知る限り、最もオープンで、寛大で、親切な人たちだ。そして、私は世界中をたくさん旅してきた」

しかし同時に、彼らは世界で最も断固とした(ぐらつかない)勇敢な人々でもあると、従軍記者は強調する。彼らは毎日、妻との最後の別れのキスになるかもしれないと思いながら、外に出ている。なぜなら、ウクライナ軍は非常に近くにいて、いつでも迫撃砲や大砲でドネツクの市民に爆弾を落とせるからだと”テキサス”は指摘している。

ドネツクのトーチカUミサイル落下地点 ©Photo : DPR Territorial Defense Headquarters
ドネツクのトーチカUミサイル落下地点
©Photo : DPR Territorial Defense Headquarters

この対立を始めたのは、東ウクライナ人ではないという。彼らは境界線の反対側からキエフや同胞のウクライナ人たちに懸命に道理を説いたが、そのために轢き殺され、撃ち殺された後、彼らは武器を手にしたのだ。

「本物のナチスを相手にしてしまえば、狂犬か毒蛇のようなもんだ」とベントレーは言う。
「同情や正義、人道に訴えても仕方がない。ナチズムは病気なんだ。そして、それを治す方法はたったひとつ、ここウクライナで永久に治す準備をしているんだ」

デモ隊と警察の衝突が始まったキエフのマイダン・ネザレジノスチ(独立)広場で、警察官と反対派支持者が目撃された。(ファイル)© Sputnik / Andrey Stenin
デモ隊と警察の衝突が始まったキエフのマイダン・ネザレジノスチ(独立)広場で、警察官と反対派支持者が目撃された。
© Sputnik / Andrey Stenin

ユーゴスラビアへの違法爆撃からウクライナのアメリカ支援によるクーデターまで

テキサス州の裕福な家庭に生まれたアメリカ人が、なぜ戦乱のドンバスに行き、遠い土地を守るために民兵に参加したのか、実に信じられないことだと思う。しかし、そのきっかけとなった一連の出来事がある。

まず、クリントンとNATOによるユーゴスラビアへの攻撃だが、彼は当時でさえ「恐ろしい、恐ろしい犯罪」だと知っていた。そして、アメリカによるアフガニスタン、イラクへの侵攻だ。2011年、アメリカ主導のNATO連合は、かつて繁栄していたリビアを石器時代になるまで爆撃した。

「だからリビアの後、マイダンが始まり、ビクトリア・ヌーランドがクッキーを配り、ジョン・マケインやその他諸々が登場したとき、私はこの取引が何であるか、何が起こっているかを正確に知っていた」と、ベントレーは言う。
「そして、2014年5月2日のオデッサでの大虐殺を見た。何人もの人々が焼かれ、殴り殺された」

ウクライナのマイダン活動家とその指導者にクッキーと(裏で)政治的アドバイスを提供する、ヴィクトリア・ヌーランド米国欧州・ユーラシア担当次官補とジェフリー・パイアット駐ウクライナ大使。 © AP Photo / Andrew Kravchenko, Pool
ウクライナのマイダン活動家とその指導者にクッキーと(裏で)政治的アドバイスを提供する、ヴィクトリア・ヌーランド米国欧州・ユーラシア担当次官補とジェフリー・パイアット駐ウクライナ大使。
© AP Photo / Andrew Kravchenko, Pool

しかし、我慢の限界は、2014年6月2日のウクライナによるルガンスク地方州庁への空爆で両足を失い、負傷で死んだドンバス在住のインナ・ククルザさんのニュース記事だった。

「あの空爆の直後に作られた映像があった」とベントレーは振り返る。
「彼女は路上に座り込み、血の海で、両足の横で、ロケット弾で両足が吹き飛ばされていた……
そして、その映像から作られた写真には、地面に座り込んでカメラを真上から見ている彼女が写っていた。その写真を見たとき、私はここに来ると確信したんだ」

ベントレーはルガンスクにやってきて、そこで犠牲になったインナや他の市民を追悼する記念碑を訪れたとき、自分の運命がドンバスのそれと密接不可分であることを感じたという。

「その瞬間、彼女は私の魂を見つめているようだった。彼女は私に、あなたはこれをどうするつもりなのと尋ねていた」と彼は言う。
「私は、現地に行って、攻撃されている人たちと一緒になって、彼らを攻撃している人たちと戦う、と答えた。そして、これこそ私がしたことだ」

ドネツク人民共和国にいるアメリカ出身のボランティア戦闘員兼ブロガーのラッセル・ベントレー © Photo
ドネツク人民共和国にいるアメリカ出身のボランティア戦闘員兼ブロガーのラッセル・ベントレー
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ドンバス人道支援

ベントレーは8年間、兵士として、また援助ボランティアとして活動してきた。彼の名付け親となったフロリダ出身の正教会信者の女性、ボリス神父とともに、従軍記者はドンバス人道支援基金を立ち上げた。

「米国や欧米のドナーから10万ドル以上の資金を集め、人道支援に充てた」とベントレーは言う。
「私たちは主に子供たち、幼稚園、孤児院、教会を対象に活動している。ウクライナの砲撃で破壊された多くの家屋を修復してきたよ」

ほとんどのアメリカ人はドンバスで何が起こっているのか知らないが、支援の手を差し伸べる準備ができている人たちがいる。もし西側メディアが、キエフの8年にわたるウクライナ東部での戦争を黙殺しなければ、もっと多くの人々が参加することになるだろう。現在、西側の主流メディアは現実を歪めていると、従軍記者は言う。

「CNNやFox Newsで見るものはすべて嘘だと言っていい」と彼は言う。
「マスメディアは、彼らが言うことは、すべて嘘だ。そうなんだ。たとえ事実として正しいことを言ったとしても、それはプロの偽装活動だ。彼らはあなたを欺くためだけにそうする」

ベントレーは、アメリカのMSM(主流マスコミ)と個人的な情報戦を繰り広げているのは、真実と正義を信じ、誰にでも平等に、よりよい世界を作りたいからだという。彼は決して引き下がらないし、ここに留まるつもりだ。

「これ以上の場所はない」と、歴戦の兵士は言う。
「ドネツク、ドネツク市は私の家であり、残りの人生をここで過ごすつもりだ」

(エカテリーナ・ブリノワ)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Posted by kiyo.I