プラズマ宇宙論⑲ ── 重力とは何か? 反重力装置?
ジャイロスコープによる重量減少の明らかな実証
今回は連載中のプラズマ宇宙論シリーズ「カッティングエッジ:重力とは何か?」に加え、エリック・ロバーツ・レイスウェイトとタウンゼント・ブラウンの記事も併せて紹介します。
エリック・ロバーツ・レイスウェイト(1921年 – 1997年)はイギリスの電気技師であり、リニア誘導モーターと磁気浮上鉄道システムの開発により"磁気浮上方式の父"として知られています。レイスウェイトは優れたコミュニケーターでもあり、テレビに何度も出演しました。その中でも特に有名なのは、1966年と1974年に若者向けに王立研究所で行ったクリスマス講演でした。74年の講演では、ジャイロスコープの驚くべき特性を取り上げました。
王立研究所での講演で彼は、ジャイロスコープは回転している時の方が重さが軽くなると主張し、それを実証するために、棒の先に取り付けた回転するジャイロスコープを片手で簡単に持ち上げることができるが、ジャイロスコープが回転していない時はそれができないことを示しました。
言ってみれば、"反重力装置"を実演したようなものですから、これが物議を醸し、王立研究所のメンバーは彼のアイデアを拒否しました。
「王立研究所はレイスウェイト教授の記憶、軽くなったジャイロスコープ、講義、そして彼の存在さえも追い出した」
トーマス・タウンゼント・ブラウンは、ウィキによれば「ブラウンの研究は、高電圧を動力源とする"イオン推進リフター"を作るアマチュア実験家たちに影響を与えた。ブラウンは反重力を発見したという主張がいまだにあり、未確認飛行物体(UFO)コミュニティで人気のあるアイデアで、多くの陰謀説を生んでいる」と書かれていますが、調べてみると面白いかもしれません。
「トーマス・タウンゼント・ブラウン、電気重力推進の発明者」
タウンゼント・ブラウン:研究計画書に記載された宇宙船の模型
「我々はできるだけ早く、自分たちが間違っていることを証明しようとしている。そうすることでしか、進歩を見つけることはできないからだ」
リチャード・ファインマン
カッティングエッジ(最先端)
重力とは何か?
「しかし、これまでに私は現象から重力の性質の原因を発見することができず、仮説を立てていません」
アイザック・ニュートン
重力は依然として謎めいた力である。
よく理解された現象だと思われても仕方がないが、実はそのメカニズムはわかっていない。重力は数学的に記述される。上のニュートンの引用を参照。アインシュタインは、ニュートンの重力の数学的記述を、時間をひとつの次元、つまり四次元として考慮することによって、事実上、数学的抽象的概念に置き換えた。我々は今、理論物理学が現実とほとんど、あるいはまったく関係ない、数学的魔術の時代に生きている。
「私が自分の生涯の仕事を冷静な満足感とともに振り返っていることは想像できるだろう。しかし、近くから見るとまったく違って見える。私は、それが揺るがないものだ(自分の立場を貫く、主張を曲げない)と確信しているコンセプトはひとつもない。 そして私は、自分が概して正しい道を歩んでいるのかどうか、不確かだと感じている」
アルベルト・アインシュタイン
もちろん重力も質量の性質として説明されるが、質量もまた仮説上の存在であることを考えると、これはほとんど役に立たない。標準モデルのヒッグス粒子(神の粒子)は、仮説の重力子粒子や重力波と同様、まだとらえどころがない(下記参照)。
一般相対性理論では、重力は時空の湾曲から生じる。それが曲がった線のきれいな絵以上のものであるにせよ。
ちなみに、これも知性(判断力)をゆがめるようだ。
「今日、重力理論のモデルは数学的形式以外には存在しない」
リチャード・ファインマン
いずれにせよ、我々の銀河系である天の川銀河には、崩壊しないという幸運な傾向を説明できるだけの質量がない。それゆえ、ダークマターのようなさらにまた論争を呼ぶ仮説が生まれた。
マティアス・ヒュフナー著『エネルギー、質量、そして光』は一読の価値がある。
※ 単刀直入に言えば、アイザック・ニュートンが天体の動きから導き出したように、エネルギーは質量を動かす中にあり、力は質量を動かす。質量の運動に関する理論は、力学という概念に要約される。今、実験室の空にはSAFIREと呼ばれる人工の太陽が昇り、物理学のマクロとミクロに分裂した世界観をついに打ち砕いた。膨張する閉じた世界の対称性という古い思考パターンは、方程式を使って記述することができる。新しい考え方、トーマス・クーンの言うところのパラダイムシフトが必要なのだ。世界は、開放系におけるダイナミックなプロセスとして理解されるべきである。
ヒッグス粒子は本当に発見されたのか? あなたの洞察力 disCERNment をお勧めする。
スイスのCERN(欧州原子核研究機構)にある大型ハドロン衝突型加速器(LHC)には、神、あるいは少なくともスタンダードモデルの基になるヒッグス粒子(神の粒子)を発見することを期待して、100億ドル以上が費やされてきた。他の実験も計画されていたが、神の粒子の発見が第一の目標であったことは間違いない。
この存在はもともとピーター・ヒッグスが思いついたもので、彼は質量だけを示し、他の特徴を持たない粒子の存在を仮定することから始めた。言い換えれば、通常の物質はすべて電荷で構成されているため、ヒッグスはパズルの他のどのピースとも似ていない(興味深いことに、気まぐれなダークマターも同じ質量だけのカテゴリーに入る)。しかし、電荷のない大質量粒子はどのようにして存在できるのだろうか?
その構造はどうなっているのだろうか?
このことは、物理学を数学者に任せることに内在する問題や、数学的概念と現実との間に急速に台頭しつつある断絶を強調しているのだろうか?
エピシクルを考えてみよう。数学的モデルはある点までは正確な予測をすることができたが、根本的な現実を反映することはできなかった。
下の写真は、中央に仮説に基づいたヒッグスがある標準モデルに基づいた粒子動物園(混乱状態)である。
「今日、宇宙論者の根底にある仮定は、最も洗練された数学的手法で開発されている。その理論がいかに美しいかを"理解"せず、その理論に従うことを絶対的に拒否しているのは、プラズマ自身なのである」
ハンス・アルヴェーン
「我々は今、完全な混迷の時代にいる」
ノーベル賞受賞者、デイヴィッド・グロス
CERNには米国の様々な研究機関から2,100人以上のユーザーが登録しており、米国は研究室最大のユーザー・コミュニティとなっている。この現にあった事実に敬意を表するかのように、2012年7月4日のアメリカ独立記念日に、多くのファンファーレとともにヒッグスの"発見"が発表された。LHCへの巨額の投資を考えれば、何か発見しなければならないというプレッシャーがあったのは確かだ。
発見後、LHCは解体され、強化されて再建された。さらに最近、あまり騒がれてはいないが(ひっそりと)、物理学者たちは、LHCはヒッグス粒子が"実在する"ことを示唆する結果を示したが、1450億から4660億電子ボルトの範囲の実験では、ヒッグス粒子の存在は否定されたと発表した!
フェルミ研究所のドミトリー・デニソフは言う:
「我々はシグナルを見ていない。もし存在すれば、見えるはずだ。しかし、我々のデータを見ると、基本的には何も見えない」
もうひとつのヒッグスのちょっとした問題について、ニューサイエンテイスト誌は、ヒッグス粒子 bad boy が"悪さをしようとしない"と報じている。
物理学者たちは、ヒッグス粒子が新しいトリック trick(いたずら、手品、錯覚?)をしているのを発見したが、それは基本粒子の働きの解明にはほど遠いものだった。2012年にスイスのジュネーブ近郊にあるCERN素粒子物理学研究所で発見されたヒッグス粒子は、素粒子物理学の標準モデルによれば、他のすべての基本粒子に質量を与える粒子である。しかし、世界中で何千人もの研究者が研究しているにもかかわらず、ヒッグス粒子がどのようにして質量を持つのか、なぜある粒子が他の粒子よりも質量を持つのかを正確に解明することはできていない。
ヒッグスの発見、ひいては標準モデルの妥当性について懐疑的になる十分な理由がありそうだ。さらに、この粒子は複合粒子である可能性も指摘されている。言い換えれば、標準モデルを守るためには、もっと多くのものを呼び出す必要があるということだ。ダーク・ヒッグスとか?
これらはすべて、CERNのクルーが惑わされているとか、知性が低いと言っているのではない。そうではない。結局のところ、彼らは事実上、終わりのない資金調達マシンを発明したのだ。
重力と電磁気 Gravity and EM
電磁重力仮説の検証。
「今日、重力理論のモデルは、数学的形式以外には存在しない」
リチャード・ファインマン
「電磁重力? エレクトリック・ユニバース理論の検証」(principia-scientific.orgより)
※本論文では、三つの水素原子の理想化された配置に関する単純化された数学的解析に基づいて、重力の電磁気的基礎に関するEUの推測を検証する。その結果、水素原子が電磁気によって歪み、原子双極子を作る可能性は少なくともあり得ることが示唆された
主流派からの興味深いバランスの取れた分析である。重力が電磁気起源であるという考え方は、しばしば即座に否定される。電磁気学は遮蔽することができ、重力は遮蔽することができないため、このふたつの力は両立できないと一般に考えられている。しかし、このような見方は明らかに単純すぎる。そこで、この記事を強くお勧めする。
ウォル・ソーンヒル:重力について
Holoscience.comより
「慣性質量と重力質量の等価性は、重力が電気的な力でもあることを示唆している。アインシュタイン以前、何人かの著名な科学者は、中性粒子間の重力は最終的に粒子内の電気分極によるものである可能性を示唆していた。1882年、フリードリッヒ・ツェルナーは、自著『電気の静的作用による万有引力の説明とウェーバーの法則の一般的重要性』の序文でこう書いている
「……我々は、反対の符号を持つ一対の電気粒子、すなわち二つのウェーバー分子対が互いに引き合うと結論づける。この引力は重力であり、分子対の数に比例する」
実際、重力は、帯電した惑星や恒星内のすべての素粒子が形成する、放射状に並んだ電気双極子の和として表すことができる」
「この新しい電気的概念は、ニュートンの"万有引力定数"、すなわち “G"が従属変数であることを示唆している。Gは天体内の電荷分布に依存する。彗星のような帯電度の高い天体は、固い岩のように見えるが、重力場があり、まるで毛玉(ふわふわした球)のようだ。そして、放電する際に、遠まわしに"非重力的"と呼ばれる加速度を受ける。重力の力が電気力に比べて極端に弱いのは、核子の極小の電気双極子歪みのためである。重力は通常の静電シールドでは遮蔽できない。なぜなら、重力場内の素粒子はすべて、金属であろうと非金属であろうと、双極子の歪みに反応するからである」
「磁気はどうだろう? 電流を流す二本の電線の間の磁力に関するアンペールの法則は、電界中の電子の歪みによって生じる横方向の電気力と等価であることがわかった。この歪みによって、電子は小さな平行電気双極子を形成する。つまり、磁気力は単に電気力の別の現れなのである」
「この単純な物質の電気モデルには、既知のすべての力を電気力というひとつの力に還元できるという大きな長所がある。しかし、それには代償を伴う。我々は、遠くで働く力に対する独特の恐怖症を捨てなければならない。そして、光速が現実の速度の壁であるという概念も捨てなければならない。光速は我々にとっては速く見えるかもしれないが、宇宙のスケールで見ればとても遅い。そのような速度制限を課し、力を粒子によって伝達することを要求することは、宇宙を完全に支離滅裂なものにしてしまうだろう。
もし電子が、電子の古典的半径内を周回する電荷の小さなサブユニットで構成されているとすれば、電子がコヒーレントな物体であり続けるためには、電気力は光速をはるかに超える速度で作用しなければならない。実際、放出された場合、電子の電荷のサブユニットはここからアンドロメダ銀河の裏側まで1秒で移動できると計算されている!」
「重力が縦方向の電気力であることを考えると、電気力が超光速で作用する直接的な証拠がある。実際、ニュートンの有名な方程式は、重力が太陽系のスケールで瞬時に作用することを要求している。重力は少なくとも光速の2╳1010倍の速度で作用しなければならないと計算されている。そうでなければ、密接に公転している恒星は、わずか数百年の間に互いを引き離すようなトルクを経験することになる。
同様に、地球は太陽の引力に、8分前に太陽がいた場所ではなく、今いる場所で反応している。もしそうでなければ、地球や太陽系の他のすべての惑星は、数千年以内に宇宙空間に放り出されてしまうだろう。したがって重力は、空間の幾何学的特性ではなく、物質の電気的特性なのである」※この議論は著名な天文学者トム・ヴァン・フランダーンによって提唱され、彼は矢の速度を光速の200億倍と計算した
「光の性質とは何か? アインシュタインの特殊相対性理論は、エーテルによる残差を示したマイケルソン=モーリー実験によって、最初の段階で否定された。これは後に、デイトン・ミラーによるはるかに厳密な実験の繰り返しによって確認された。しかし、それまでには大衆の妄想と群衆の狂気が定着し、反対の証拠は許されなくなっていた。
デイトン・ミラーの話は興味深い。自己欺瞞の並外れた力がなければ、常識的に考えて、何もないところに波が存在するはずがない。つまり、マクスウェルの言う通り、光はエーテルという媒質の中を進む横波の電磁波なのだ」
「エーテルとは何か? 真空の宇宙空間では1立方センチメートルの中にニュートリノが溢れている。ニュートリノは電荷を持つ共鳴軌道系なので、すべての物質と同じように、電場に整列した弱い電気双極子を形成するように歪むことによって電気力に反応する。従って、真空中の光速は、ニュートリノの電気力に対する応答の遅れの尺度である」
「アインシュタインを大スターに押し上げた太陽による星の光の屈曲についてはどうだろうか? マイケルソン=モーリーの実験で発見された残差は、地球とすべての重量測定が可能な天体がエーテルを"引きずって"いることを示している。太陽近傍での星の光の屈曲は、単に重力によって太陽に保持された広範なニュートリノ大気が期待する効果である。光はより密度の高い媒質の中で遅くなり、通常の光の屈折や屈曲を引き起こす」
警告しておくが、ソーンヒル ─ 物理法則を著しく無視する行為は許されない!
「ある特定の動きをするために最初に発明される仕組みは、常に最も複雑である。そして、跡を継ぐ芸術家たちは、一般的に、元々採用されていたよりも少ない推進力、少ない運動の原則で、同じ効果をより簡単に生み出すことができることを発見する。
同じように、最初の哲学体系は常に最も複雑である」
アダム・スミス
エリック・レイスウェイト、ジャイロスコープ、そして"忌まわしき知識人"たち
エリック・ロバーツ・レイスウェイト(1921-1997)はイギリスの電気技師、工学教授で、リニア・インダクション・モーターと磁気浮上式高速鉄道システムの開発で"高速鉄道技術の父"として知られる。
1974年英国王立科学研究所で行われた講演の模様はBBCで放映された。これは今でもYouTubeで見ることができ、一見の価値がある。この講演で興味深かったのは、ジャイロスコープによる重量減少の明らかな実証である。レイスウェイトは反重力装置を発明したとは主張していない。彼はただ、ジャイロスコープのように動く物体にはニュートン物理学の法則が適用されないようだと指摘しただけだ!
それでもやはり、この分野での研究発表後、多くの人々が"反重力"効果について彼に問い合わせた。彼は常に注意深く対応したが、それにもかかわらず、そのような異常な効果を頭ごなしに否定する人々には批判的だった。
レイスウェイトはそのような人々を"忌まわしい(不愉快な、お粗末な)知識人 knowman“と呼んだ。この人たちは、レイスウェイトが強調していることは、すでに"説明"されていることだから、"興味がない"と"知っている"だけの人たちである。問題なのは、象徴的な哲学者であるチャールズ・フォルテがよく言っていたように、何かをうまく釈明する(うまい言葉を使って言い抜ける)こととそれを説明することはまったく違うということだ。レイスウェイトは、観察、探求、好奇心、驚き、そして時折閃く洞察力など、科学とは本当は何なのかを人々に思い出させることに常に熱心だった。
「ある意見が広く支持されているという事実は、それがまったくばかげていないという証拠にはならない。実際、人類の大多数が愚かであることを考えれば、広く信じられていることは、賢明であるよりも愚かである可能性のほうが高いのである」
バートランド・ラッセル
ジャイロスコープに関するエリック・レイスウェイトの講演 パート1/7
エリック・レイスウェイト※による英国王立科学研究所の1974-75年クリスマス講演。
不可解な電子
電子の重要性にもかかわらず、我々は電子について驚くほど何も知らない。例えば、電子は波動なのか粒子なのか、そのどちらとも一致する性質を示すが(それゆえ波動・粒子の二重性という言葉がある)、従来の常識によれば、電子には構造がない。
※波動・粒子の二重性:いくつかの特性は波動説、他のものは粒子論により最も良く説明されるという事実により特徴付けられる物質と電磁放射の特性
「電子の半径を測定する試みはすべて失敗している! 我々が知っているのは、半径が10-18 m(milli?、1,000分の1)以下であるということだけだ。つまり、その半径は原子の半径の1億分の1である。電子の既知の性質はすべて、その半径がゼロであるという仮定と一致している。我々の知る限り、電子には構造がない」
以上、ロンドン科学博物館のウェブサイトより引用。
ラルフ・サンズベリー
ラルフ・サンズベリー
ニューヨークの独立研究者、ラルフ・サンズベリーは、重大な意味(物事から予想されること)を持つ可能性のある実験を数多く行った。結局のところ、電子は基礎的で分割できないものではないかもしれない。サンズベリーによれば、電子はサブトロンと呼ばれる小さな粒子から構成されており、サブトロンは電子の古典電子半径の中を周回している。
単純に計算すると、これらのサブトロンは毎秒250万光年の速度で移動しているという、少々驚くべき結果が得られる! 理論的には、地球からアンドロメダ銀河の裏側までの距離を1秒以内にカバーできることになる。このことは、"瞬間的な遠隔作用"という言葉に意味を与えている。重要なのは、これが新しい重力理論の必要条件だということだ。
形態場
ケンブリッジ大学のルパート・シェルドレイク教授は、形態場 Morphic fields という考え方を広めた。簡単に言うと、自然界には記憶が内在しており、結晶から動物に至るまで、すべての自然システムはその種の記憶を受け継いでいるという理論である。各システムは、このプールされた、あるいは集合的な記憶によって形作られる。もちろん、これはエレクトリック・ユニバースと類似した見解であり、そこでは電気的粒子とサブ粒子の複雑なダンスが存在する。
絶対時間への挑戦
「どんな手も、私のために過ぎ去った時間を刻むことはできない」
バイロン
ロシアの科学者が、天文サイクルと関連する放射性崩壊の予期せぬ規則性を発見した。
リンクより
「その意味するところは、これまで純粋に統計的なものとみなされてきた多くの現象、例えば、あるサンプルで測定された放射能の瞬間的な割合の揺らぎの分布が、何らかの形でコントロールされているか、少なくとも天体物理学的な要因に強く影響されているということである……」
これらの科学者が主張するように、放射性物質の崩壊が天文学的な周期と関係しているとすれば、これは従来の年代学に疑問を投げかけることになる。さらに、もし太陽系がここ数千年の間に激変に見舞われたのだとしたら、特に多くの天変地異論者が主張するような強烈な電気的性質の激変に見舞われたのだとしたら、従来の年代測定法はほとんど陳腐化する。
※「ロシアの発見が"絶対時間"の存在に挑む」
Russian Discovery Challenges Existence of ‘Absolute Time’
ロシアの科学者が放射性崩壊の予期せぬ規則性を発見、天文サイクルと関連していた
2年前、ロシアの生物物理学者S.E.シュノールは、欧米ではほとんど知られていなかったが、ロシアの著名な物理学雑誌『Uspekhi Fisicheskikh Nauk1 』に、放射性崩壊から生化学反応の速度に至るまで、物理的、化学的、生物学的プロセスの広範囲における異常な統計的規則性に関する30年以上の調査結果をまとめた論文を発表した。
(中略)
シュノールの同僚であるウラジーミル・ヴォエイコフは『21世紀』2000年春号で次のようにコメントしている。「シュノールの研究は、時間が不均質であることを示している。それはニュートン的な時間ではない。
時間の各瞬間は他の瞬間とは異なっており、これは研究するあらゆる物理的プロセスで見ることができる」
極の反転
「科学においては、何千もの意見の説得力は、一人の人間の小さな理性の火花ほどの価値もない」
ガリレオ・ガリレイ
ダイホールド財団は、2023年に惜しくもこの世を去ったダグラス・ヴォクトの発案によるものだ。彼の研究は、極の反転と氷河期に焦点を当てたもので、どちらも実際に起こったことが知られている。しかし、地球温暖化は人間が作り出したCO2によるもの(人為的地球温暖化 Anthropogenic Global Warming、AGW)という大衆迎合的な考えとは正反対に、ヴォクトは地球の気温は主に太陽サイクルによって左右されると考えていた。エレクトリック・ユニバースやエレクトリック・サン・モデルとも類似する考え方である。
大気のわずか0.04%がCO2であり、少なくとも96%は火山や腐敗した植物などの自然発生源によるものであることを考えると、人為的なCO2排出量の削減が地球温暖化に大きな影響を与えるかどうかは疑わしい。すべての科学者がAGWに同意しているという主張は捏造されたものであり、たとえ主要メディアが嫌になるほど繰り返したとしても、真剣な議論には値しない。そのため、CO2アプローチは単なる課税の一形態に過ぎないと否定的な見方をする者も多いが、さらに陰謀説を唱える者もいる。後者は、よく文書化されている数多くのDUMB(地下深くの軍事基地)を指摘し、"エリート"がすでにさまざまな終末シナリオの準備をしていると主張することが多い。
ヴォクトは、太陽には時計周期があると信じており、数々の歴史的出来事が彼の時間軸を実証している。この時計サイクルは12,068年ごとにX軸を横切り、1サイクルは2回の極反転、つまり24,136年を意味する。困ったことに、彼の計算によれば、2046年に再び極の反転が起こり、この大地の騒乱の後に再び氷河期が訪れることになる。彼は、極が移動するとき、地球は減速し、数日間停止し、その結果、海が陸地に押し寄せ、実際上"白紙に戻す"と主張した。彼はこれを"神の審判の日"と呼ぶこともあったが、間近に迫った災害を和らげるために行動を起こすことは可能だと信じていた。
特にポールシフトや自然災害に関しては、多くの天変地異論者が彼の考えに共感するだろう。願わくば、彼の時間軸が間違っていて、極の反転がずっと先のことであってほしい。終末の時の予言は目新しいものではないが、同じように、太陽周期や太陽の鼓動についての話も、今日では珍しくない。
宇宙天気
SpaceWeatherNews.com(旧suspicious0bservers.org)の活動は、ダグラス・ヴォクトとダイホールド財団の活動と重なる部分がある。彼らは太陽活動を注視している。2023年5月には、スペインのような低緯度地域でも極域オーロラが見られたが、その原因となった太陽フレアは、その強さの分類ではそれほど重要なものではなかった。これは、1850年頃から始まった地球磁場が弱くなっていることのさらなる証拠だと解釈されている。それ以来の温暖化(しばしばAGWのせいとされる)のいくつかを説明することに加えて、これは我々が再びポールシフトに向かっているという主張を支持するのだろうか?
──つづく
エリック・レイスウェイトの信じられないほどの天才
エリック・レイスウェイト教授
The Incredible Genius Of Eric Laithwaite
©2003 Richard Milton
エリック・レイスウェイトの信じられないほどの天才
©2003 リチャード・ミルトン
王立研究所は面白くない(快く思っていない)
ロンドンのアルベマール・ストリートにある王立研究所を娯楽目的で訪れる人はほとんどいない。1799年に設立され、ハンフリー・デイヴィ卿がナトリウムとカリウムの元素の発見を実証した場所であり、マイケル・ファラデーが電磁誘導を発見した場所である。
有名な円形の講義室では、特にウィリアム・ブラッグ卿が1920年代に子供向けのクリスマス講義を導入して以来、軽い雰囲気に包まれたこともあったのは事実だ。しかし、全体としては、ここはお高く止まった人(堅物、気取った、もったいぶった男、極端に形式ばって、尊大で時代遅れの退屈な人)の領域である。
1973年のある夜、気取った(もったいぶった男)たちはいまだに立ち直れないほどの衝撃を受けた。それは、ヴィクトリア女王※ように、彼らが面白くなかった経験だった。実際、王立研究所の200年の歴史の中で、主要な講演会、すなわち「イブニング・ディスコース」の議事録が出版されなかったのはこの時だけである。このユニークな科学的検閲の原因を作ったのは、ロンドンのインペリアル・カレッジの電気工学教授、エリック・レイスウェイトである。
※「私たちは面白くない」:ヴィクトリア女王が実際にこの言葉を言ったのか、あるいはこれらの話はすべて作り話なのかを判断することは不可能であるとされている。
レイスウェイトは、これほど著名な研究機関の敷居にその影が落ちる以前から、論争に関わるのはこれが初めてではない。1960年代、レイスウェイトは旅客列車に動力を供給できるリニアモーターを発明した。1970年代、彼と彼の同僚たちは、リニアモーターと最新のホバークラフト技術を組み合わせ、イギリスの実験的高速列車を作り上げた。これは非常に斬新だったが、完全にオーソドックスな技術だった。
このような軌道式ホバークラフトの利点は、線路の上空を宙吊りになって走るホバーレール列車を見れば誰でもわかる ── 静かで、摩耗する可動部品がなく、実質的にメンテナンスフリーなのだ。この最後の点の重要性は、あらゆる鉄道システムの年間ランニングコストの80%以上が、日々の摩耗のために線路や車両のメンテナンスに費やされていることを知れば、すぐに明らかになる。
英国政府は当初、彼の装置の開発に投資していたが、その後、予算削減が相次いだため、経済性の必要性を訴えて撤退した。レイスウェイトは、ランカシャーの無愛想な男で、不人気な真実を話すことに躊躇しなかった。政府とその科学官僚たちに、彼らが犯している間違いをはっきりと告げたが、中止の決定は変わらなかった。
レイスウェイトは負けを拒絶し、自分の発明をさらに一歩進めた。彼のリニアモーターを電磁気によって浮上させることで、メンテナンスフリーの軌道上で静かで効率的な磁気サスペンションを提供するだけでなく、列車の動きから軌道を磁気で持ち上げるための電力を生み出す高速輸送システムを実現した。
レイスウェイトは1970年代初頭に、彼の新しい"マグレブ(磁気浮上式高速鉄道)“システムについて次のように語っている。
「私たちは何もせずに揚力と誘導を得ることができる(列車を)推進するためのモーターを設計した。── 文字通り、何もせずに。追加装置も追加電源も必要ない。このようなものを見ることができるとは、私の想像をはるかに超えている」
レイスウェイトのマグレブの設計は、永久運動とまではいかなかったが、何も出さずに何かをもらいたい科学界の権威が疑惑の目を向けるには十分なものだった。しかし、このプロジェクトも政府によって中止され、さらなる開発は中止された。
今日、ドイツと日本で磁気浮上式鉄道が建設されているが、イギリスは鉄道予算の80%を従来の交通システムのメンテナンスに使い続けている。── 毎年数億ドルだ。
マグレブ・プロジェクトが中止されたことで、レイスウェイトはそれまでの20年間を開発に捧げてきた技術をお蔵入りにした。彼の数十年にわたるキャリアのすべてが、一夜にして消えてしまった。マグレブ・プロジェクトが中止されたのと時を同じくして、レイスウェイトはアマチュアの発明家、アレックス・ジョーンズから突然魅力的な電話を受けた。
ジョーンズは、科学者やエンジニアに興味を持たせようと試みたが、今のところ成功しなかった驚くべき新発明があるという。レイスウェイトはそれを見てみたいだろうか?
他の人たちはジョーンズを変人として見下していたが、レイスウェイトは時間を持て余していたため、彼をインペリアル・カレッジに招いた。
研究室に到着したジョーンズは、得体の知れない奇妙な機械装置を持っていた。それは、車輪のついたシンプルな木製のフレームで、子供用の手押し車のように、作業台の上に置かれる実験器具の上で前後に押すことができた。しかし、フレームの前面には重い金属製の物体が吊り下げられており、振り子のように左右に振ることができた。その金属製の物体はジャイロスコープだとジョーンズは説明した。
レイスウェイトが戸惑って驚いて見ていると、ジョーンズはジャイロスコープを回転させ、左右に振らせた。木製の箱は車輪でベンチの上を動いたが、車輪に駆動力はなく、外部からの推力もなかった。── 物理学の法則からすると、そんなことは起こるはずがない。
「アレックスが彼のマシンのスイッチを入れたとき、それは人のしつけをかき乱すようなものだった。ジャイロスコープが反作用なしに力を生み出しているように見えた。ありえないものを見たと思った」とレイスウェイトは回想した。
「他のみんなと同じように、私はニュートンの運動の法則で育った。第三法則は、すべての作用には等しく反対の反作用があり、したがって、自らの次元を超えて物体を推進させることはできないというものだ。この物体はどうやらそうらしい」
レイスウェイトは独自のジャイロスコープ実験を開始し、車輪の縁に質量の大部分を持たせた大きな回転コマを作った。そして彼は「これらは、不可能と思われたことを間違いなくやってのけた」ことを発見した。
王立研究所の会長であったジョージ・ポーター卿に招かれ、金曜のイブニング・ディスカッションを開催したのは、彼のキャリアの重要な時期だった。
今にして思えば、ずけずけと物を言う話し方で物議を醸す人物を、サー・ジョージが王立研究所の演説に招いたのは、かなりリスキーだったように思えるかもしれない。しかし、それまでレイスウェイトが磁気浮上式高速鉄道(リニアモーターカー)の開発をめぐって政府や科学官僚と衝突していたのは、資金や技術革新をめぐる争いであって、科学的原理をめぐる争いではなかった。彼は、英国の多くの上級科学者と同じように、乏しい財源をめぐって戦っていた。彼は、新聞の大見出しに載るような率直な個人主義者であったかもしれないが、それでも著名なプロの科学者であり、クラブのメンバーだった。
このような背景から、王立研究所は彼に講演を依頼した。しかし、フライデー・イブニング・ディスコースは普通の講演会ではない。黒ネクタイを締め、ジョージアン様式のエレガントなダイニングルームで、18~19世紀の科学の巨人たちの肖像画が羽目板張りの壁から威圧的な眼差しで見下ろす中、夕食をとるのである。
王立研究所の仲間にこうして招かれ、ファラデーやデイヴィが立っていた場所で講話をすることは、通常、生涯の抜群の公共サービスの報酬、英国王立協会のフェローシップ、ゴールドメダル、そしておそらくはナイト爵位までを得るための序章である。このような保守的な場を踏まえて、一般的に招待された人々は、科学の未来や恐らく過去の輝かしい業績など、何か価値のあるテーマを選んで講演する。
しかし、レイスウェイトが選んだのは、何か価値ある、造作ない話題ではなく、ニュートンの運動の法則 ── まさに物理学の根本理念であり、その場に集まったすべての著名人の第一の信条である ── に疑問があることを、集まった大物たちに示すことだった。
講演会場の円形の吹き抜けの中に立っていたレイスウェイトは、自分が作った大きなジャイロスコープを聴衆に見せた。── それは、3フィートのポールの先についたオートバイの車輪に似た装置だった(まさにそれがそれだった)。この車輪は、小型だが強力な電気モーターによって駆動される低摩擦ベアリングで高速回転させることができた。
レイスウェイトはまず、この装置が非常に重いことを実証した。── 実際、重さは50ポンド(22.68kg)以上あった。車輪のついたポールを腰の高さよりずっと上に持ち上げるには、両手を使って力を振り絞る必要があった。しかし、車輪を高速で回転させ始めると、装置は突然軽くなり、片手で、しかも明らかに力を入れた様子もなく、簡単に頭上に持ち上げることができた。
いったい何が起こったのだろうか?
重いものが回転したからといって、急に軽くなるはずがない。そのような質量は、外力を受けるか、例えばロケットエンジンのように質量を排出する場合のみ、上空に推進することができる。レイスウェイトはトリックを使ったのだろうか? ひもが隠されていたのか? 秘密の抜け穴の中に共謀者がいたのか?
もしレイスウェイトが賞賛や驚きで息を呑むことを期待していたのなら、それは期待外れだった。聴衆は彼の実演に唖然として沈黙した。この実演によってニュートンの運動法則が明らかに破られたと説明すると、思わず静まり返った聴衆は凍りつくような沈黙に変わった。
「私はとても興奮していました」と彼は回想した。「なぜなら、驚かせるようなものを見せられると思ったからです。そして、私はむしろ『私が発見したものを見に来てくれ、私とこれを分かち合ってくれ』という精神でやったのです。誰も私と分かち合いたがらないことに気づいたのは、後になってからでした。
『あの男は明らかに狂人だ』という反応でした。『何かトリックがあるに違いない』と言われました」
「私は単に伝えようとしただけです。『ほら、ここに調査する価値のある非常に珍しいものがあるんだ。私が電気工学の分野で十分な評価を得ていて、変人扱いされないことを願っている。だから、このことを話したら、耳を傾けてほしい』と。しかし、彼らはそれを望みませんでした」
「王立研究所の講演の後、大混乱が起きました。それは主にニューサイエンティスト誌の記事の結果で、それに続いて『レイスウェイト、ニュートンに逆らう』といった見出しの記事が日刊紙に掲載されました。宇宙船やSFの影響で、マスコミは常に反重力装置の可能性に興奮し、何かを重力に逆らって上昇させることができると言った途端、『反重力装置を作った』ことになるんです。そうなると、特に体制側からの非難が殺到します。あなたは科学の評判を下げた、あるいはそうしようとしている。潮流に逆らうようなことをしたのだから」
聴衆のはっきりとした沈黙は、その運命的な晩の後もずっと続いた。英国王立協会のフェローシップも、金メダルも「立ち上がれ、エリック卿」もなかった。そして、この200年間で初めて、レイスウェイトの驚くべき講演を記録した『議事録』が出版されることはなかった。前例のない学問的スターリニズムの行為として、王立研究所はレイスウェイト教授の記憶、軽くなったジャイロスコープ、講義、そして彼の存在さえも追い出した。
ニュートンの法則は、科学の祭壇の神聖な位置に戻された。レイスウェイトは失脚者(存在しないと見なされる人)となり、世界は再び正常に戻った。
その後20年間、レイスウェイトは実験室でジャイロスコープの異常な挙動を調査し続けた。最初はインペリアル・カレッジで、引退後は実験台と実験器具を提供してくれる協力的な機関があればどこでも行った。
レイスウェイトは、1980年半ばまでに、つまり彼が「最も憂鬱な時期」と呼んだ時期までに、懐疑論者たちがジャイロスコープから得られる力はないと言ったことが正しかったことを証明するのに十分な実証的研究を行った。
「数学的な計算は力はないと言っていたし、それは正しかった」とレイスウェイトは振り返った。「消え去ることのないものがあった。片手でも50ポンドの重りを持ち上げられるか、持ち上げられないかです。私が大きなホイールを持ち上げて見せた評論家の中で、それを説明しようとした人は一人もいなかった。だから、ファラデーに倣って実験をすることにしたんです」
インペリアル・カレッジを退職した後、レイスウェイトは詳細な実験を長く続けた。サセックス大学は彼に研究室を提供し、彼は同じエンジニアで発明家のビル・ドーソンとパートナーシップを結んだ。レイスウェイトとドーソンは1991年から1994年までの3年間、王立研究所を狼狽させた奇妙な現象を詳細に調査した。
「まず私が知りたかったのは、どうやって50ポンドのホイールを片手で持ち上げられるかということでした。そこで私たちは、手を使わずにこれを再現する実験に着手しました。そして、遠心力の欠如という問題に取り組みましたが、実験の結果、遠心力は本来あるべきものよりも少ないことがわかった。一方、私は理論をやり始めた。私たちはより洗練された実験を考案し、少し前にそれを解き明かしました」
本当のブレークスルーは、歳差運動するジャイロスコープが空間を通して質量を移動させることができるとわかったときだった、とレイスウェイトは言う。
「コマはいつもそれを見せてくれたが、我々にはそれが見えなかった。もしジャイロスコープが中央の旋回軸に十分な量の遠心力を発生させなければ、確かに質量移動が発生します」
「説明不可能なことを説明できるようになったので、今まで以上にエキサイティングになりました。ジャイロスコープはニュートンの法則に絶対的に従うようになった。私たちは今、神聖な法則にまったく挑戦していない。
誰もが認めるようなルールに厳格に忠実でありながら、同じ結果、つまりロケットを使わずに空間を通り抜ける力を得ていました」
レイスウェイトとドーソンの研究は、今や実用的な実を結んだ。彼らの商業会社であるジャイロンは、ほとんどの正統派の科学者が不可能だと言っている無反応ドライブの世界特許を申請した。
残念なことに、エリック・レイスウェイトは1997年に亡くなった。彼の装置は、おそらくライト兄弟の最初の飛行機やゴットリーブ・ダイムラーの最初の自動車に匹敵する試作品の形で残っている。
死の直前、レイスウェイトは事実上たった一人で歩んできた長い実験の道について哲学的に語った。
「なぜ人々は新しいもののアイデアを拒絶するのだろうか?」と彼は尋ねた。
「もちろん、昔からそうだった。ガリレオの話に戻れば、地球が宇宙の中心だと言わなかったために死刑にされそうになった。マーク・トウェインが、かつて言ったことを思い出すよ。『変人は、その正しさが証明されるまでは変人なんだ』」
「だから今、私自身はずっと正しかったことを証明した。実験を見た人は誰でも、物理学を知っていれば、私ができると言ったことをやったこと、そして私がもはや異端者でないことをすぐに知るでしょう」
レイスウェイトの無反応ドライブは驚異的なマシンである。正統派の科学では、決して作ることはできないし、動くこともないだろうと言われていたマシンである。しかし、いずれは大きな価値を持つことが証明されるかもしれない ── おそらく反重力リフティング装置を提供することさえできるかもしれない ── とはいえ、グリッグスのハイドロソニックポンプ※のように、エネルギーの純消費者なのだ。
現在のところ、これがオーバーユニティー(フリーエネルギー、永久運動ができるとされている)装置であるという証拠はない。── 科学的合理主義が現在夢見ている以上のものが、天と地に存在することを証明する新しい推進手段に過ぎない。
しかし、レイスウェイトは他にもいるし、原動力も他にもある。無反応ドライブよりもっと驚異的なものもある。
レイスウェイトが申請したジャイロスコープを利用した「推進・測位システム」の特許。
PDFはこちら(※▼抜粋)
シャフトの周りで自由に回転できるジャイロスコープ
推進システム
発明の背景
本発明は、車両の推進システムに関するものである。特に、宇宙船の推進および/または位置決めにおいて有用である。
今日使用されている推進システムの大部分は、走行面に対して力を加えるか(自動車、列車、ケーブルカー[支持ロープを介して]等)、走行媒体を構成する物質を推進方向とは逆方向に加速するか(プロペラ機、動力駆動または手動推進ボート等)、熱または重力に由来するエネルギー勾配を利用するか(帆船、グライダー、サーフボード等)、または、ジェットエンジンのように部分的に、あるいはロケットエンジンのように全体的に、乗り物によって運ばれた燃料の形で物質を噴出するかのいずれかに依存している。これまで、宇宙空間で乗り物を推進したり位置決めしたりするには、後者の方法を採用するしかなかった。
後者の方式を採用した推進システムに関連する問題は、揮発性の燃料を運搬する必要があるため、宇宙船内の乗組員、宇宙船自体、およびその内容物に危険が及ぶことである。
このような推進システムに関連する別の問題は、搭載燃料の量によって車両の航続距離と操縦性が制限されることである。
このようなシステムに関連するさらに別の問題は、車両がいったん加速されると、さらに燃料を消費することでしか減速できないことである。
本発明は、地上での特殊な用途にも有用である。例えば、ボートの推進システムを静粛化する試みに多くの努力が費やされてきた。プロペラなどの必要性をなくすことにより、本発明によるシステムは、これまで可能であったよりも静かな推進力を提供することができる。
タウンゼント・ブラウンと重力
写真は「トーマス・タウンゼント・ブラウン:彼は誰だったのか?」より
コメント
Hsing Leeより
lee8798@shaw.ca
9-25-3
ここ数年、ジャイロスコープや高回転装置を使った反重力原理の"発見"に関する主張が、さまざまな雑誌に掲載されていることに注目してきた。そのほとんどは電磁石を動力源としている。私は、UFOやエリア51を監視するコミュニティの人々が、政府がすでにこれらの原理に基づいた推進システムを開発しているかもしれないと推測していることを指摘した。また、このような主張をしている人々の中で、彼らが"発明"した様々な装置のアイデアが元々どこから来たのかを明らかにしようとする人はほとんどいないことも指摘してきた。
これには腹が立つ。そこで、私は記録を正し、信用に値するところには信用を与えるために、この推薦文を書いている。
1920年代、タウンゼント・ブラウンという若い科学者が電磁気学に夢中になった。彼はその後50年間、この研究に没頭し、その大半は主流科学界の片隅で無名のまま過ごした。1940年代、アメリカ政府はブラウン氏を貴重な人材とみなしていた。しかし、何かが起こった。陰謀説が氾濫し、そのほとんどがフィラデルフィア実験に関連している。
私は何が起こったのか推測するつもりはない。なぜなら、私は知らないし、将来、政府文書が機密指定解除されるまでは、おそらく知ることはできないだろうからだ。それに、どれも重要なことではない。
重要なのは、タウンゼント・ブラウンが行った電気重力の研究、つまり重力と電磁気の研究である。
1929年、タウンゼント・ブラウンは教授のビーフィールド博士と共同で、ビーフィールド・ブラウン効果として知られるようになった現象に関する論文を発表した。1923年にこの効果を初めて観測したのはブラウンであり、1985年に亡くなるまでこの分野の研究を続けた。
ブラウンは、電磁気学とは異なる電気重力と呼ばれる効果を発見した。彼が最初に観測したのは、コンデンサーを二つの磁極の間に置き、極性を変えることによって、コンデンサーを上下に突き動かすことができるというものだった。
何年もかけて、彼はこのような方法で物体の質量を変化させることができること、そしてRPMS(毎分回転数?)と質量の変化には直接的な相関関係があるように見えることに気づいた。彼は水に対する最初の推進力実験を行い、大成功を収めた。
やがて彼は、ビーフィールド・ブラウン効果を使って物体を浮遊させる実験に移った。
彼は、ここで見ることができる独自の電気重力ディスク、ミニ空飛ぶ円盤さえも作った:
http://www.soteria.com/brown/pictures/bahnson6.jpg www.soteria.com/brown/pictures/bahnson6.jpg(どちらもリンクは開きません)
ブラウンと彼の仕事に関する豊富な情報は、ここで見ることができる:
Disclosure/Saved Web Pages
※ Thomas Townsend Brown
今日、発明家たちによって利用されているジャイロの原理は、これらの個人によるオリジナルではない。
すべては、今日行われている研究よりも一世代前にタウンゼント・ブラウンによって行われた研究に由来する。
タウンゼント・ブラウンは、成人してからのほとんどの期間、政府や科学界から過小評価(無視)されていた。
彼が亡くなった今、正当な評価を与えない理由を私は見いだせない。
私たちは、この研究分野のパイオニアを称えるべきだと思う。
ジャイロスコープについて考えるとき、質量減少に関わる原理は、1920年代にブラウンとビーフィールドが観察した原理とあらゆる点で等しい。
ジャイロスコープが速く回転すればするほど、その"極性"は速く移動する。
ここで働いているのは、すぐれた才気でも天才でもない。
他の真に優れた頭脳によってなされた科学的研究の単純な推定(未知の事柄を既知の事柄から推定すること)である。
いつの日か、アメリカの軍産複合体とウォール街の泥棒男爵(ジョン・ロックフェラー)の強欲が灰ではなく無と化したとき、人類がニコラ・テスラ、ウィルヘルム・ライヒ、タウンゼント・ブラウンの仕事の意義を認識するようになることを私は望んでいる。
地に叩きつけられた真実は、再び蘇るだろう。
Peace
タウンゼント・ブラウンと3フィートの円盤のひとつ、1958年、バーンソン研究所にて
※グリッグス・ハイドロソニック・ポンプ
グリッグス・ハイドロソニック・ポンプは、衝撃波を利用して水を含む流体を高温に加熱する装置である。このポンプを発明したのは、米国ジョージア州のエネルギー効率コンサルタント、ジェームズ・L・グリッグス氏である。この装置はオーバーユニティー、つまり消費するエネルギー以上のエネルギーを生成すると主張されている。
作動原理
グリッグス・ハイドロソニック・ポンプは、水などの流体に衝撃波を発生させ、高温に加熱するローターを使用する。ローターは一連のキャビテーション気泡を発生させるように設計されており、気泡は崩壊して熱という形でエネルギーを放出する。このプロセスは連続的に繰り返され、高温の水または蒸気の安定した流れを発生させる。
主な特徴
・衝撃波を利用して流体を加熱するため、可動部品や従来のポンプが不要である。
・高いエネルギー効率で温水または蒸気を生成できる
・オーバーユニティー運転で、消費エネルギーより多くのエネルギーを生成する
・暖房、冷房、発電など、さまざまな用途に使用できる
利点
・エネルギー効率:グリッグスハイドロソニックポンプは、高いエネルギー効率で温水や蒸気を生成できるため、エネルギー消費量とコストを削減できる。
・低メンテナンス:ポンプの可動部が少ないため、メンテナンスや修理の必要性が低減される。
・汎用性:暖房、冷房、発電など様々な用途に使用できる。
課題と論争
・一部の専門家は、熱力学の法則に関する懸念を理由に、この装置の過不足ない主張の妥当性を疑問視している。
・この装置は科学界からの懐疑と批判にさらされており、"永久機関"や"フリーエネルギー装置"というレッテルを貼る専門家もいる。
・この装置の性能は一貫しておらず、一部のユーザーからはさまざまな結果が報告されている。
結論
グリッグス・ハイドロソニック・ポンプは、衝撃波を使って流体を加熱する装置であり、消費する以上のエネルギーを生み出すと主張している。懐疑的な見方や論争がある一方で、エネルギー消費とコストを削減する可能性があるとして賞賛されている。この装置の能力と限界を完全に理解するためには、さらなる研究とテストが必要である。
…https://www.youtube.com/watch?v=wAHNpCeGmDw&t=1s
最後までお読みいただき、ありがとうございました。