SAFIREプロジェクト、フェイズ1ミニチュア太陽始動
ミニチュア"太陽"を生成するために必要な実際のプロセスの実行・開発・テスト
記事追加のお知らせ
この記事も含め、SAFIREプロジェクトはフェイズ1から3まで既に一度記事にしました。それとは別に、それぞれもう少し詳しく解説された PDFファイルが公開されていることに後で気がつきました。それぞれ別の記事でまとめようかなと思っていましたが、煩雑になりそうなので、PDFファイルの内容はすでに公開した記事のあとにそれぞれ続けて掲載することにしました。
この記事は次の二つの記事を翻訳したものです。
「SAFIREプロジェクト、フェイズ1」
「SAFIRE PHASE ONE」
なお構成が少し違いますが「プロジェクトレポート」という PDFファイルにはフェイズ1から3まで、まとめて掲載されています。
フェイズ1の様子。実験に使われた器具、ソフトウェア、実験の様子など、写真で紹介。
モンゴメリー・チャイルズ氏は実験の様子を「まるで宇宙が歌っているようだ」と述べています。また「このプラズマ二重層シェルは自己組織化し、内部の高密度プラズマの高エネルギー封じ込め場として機能していることが発見された」ことが報告されています。
フェイズ1
コンセプトの証明
産業界では、10億ドルのプラントを建設する前に、まずプラントの完全な機能モデルを構築し、コンセプトがうまく機能するかどうかを確認します。モンゴメリー・チャイルズとSAFIREチームは、このようにしてコンセプトの有効性を検証した。
ベルジャー
ベルジャー( 釣鐘形の実験用のガラス容器)のセットアップには、フェイズ2の本実験で予定されているすべての構造要素やデータレコーダーが含まれている。
ミニチュアの"太陽"を生成するために必要な実際のプロセスを実行に移し、開発し、テストする。
ベルジャーで行われた実験の結果は、技術システムが意図したとおりに機能することを示している。
また、最初の観測により、"電気的太陽"仮説が予言するプロセスや現象が明らかになった。
アノード(陽極)
これは最初にテストされた陽極のひとつ。鉄の複合材です。直径2cmと4cmの2種類のサイズがありました。下の画像は、アクティブなプラズマ領域という"極めて過酷な環境"で陽極に何が起こったかを示している。
レゾナンス(共鳴、共振)
モンゴメリー・チャイルズ
「最初にベルジャーを起動し、プラズマの電磁波と電波の周波数を測定したとき、心臓の鼓動のようなリズムがあり、安定かつ連続的だった」
「共振(共鳴)は科学における原理であり、普遍的であり、かつスケーラブルな原理である。共鳴(共振)はSAFIREに影響を与えて[及ぼして]いるのだろうか?」
「また、原子質量が3であることから、核融合を起こすための核反応を媒介する何らかの調和的共鳴が観測されているのではないかとも考えている。もしそうだとしたら、まるで宇宙が歌っているようだ」
概念実証(コンセプトの証明、実際に可能であることを示す)試験中のベルジャーの陽極。
コントラストを上げることで、層状になっていることがよくわかる。
最初の実験セットアップ──概念実証(コンセプトの証明)
フェイズ1(PDF)SAFIRE PHASE ONE
商標や特許で保護された資料の著作権 © 2017, Aurtas International, 特許出願中
注:実験の写真はすべて目で見たままのものであり、フォトショップ加工は行っていません。
概念実証:卓上試験
概念実証(概念の証明、アイデアの実現、コンセプトの証明):卓上試験
太陽の大気は、真空の宇宙空間に存在する安定したプラズマである。SAFIREの装置は、プラズマの生成と、その性質や特性に関するデータの収集・保存の両方を行う必要があった。これらの実験データや観測結果は、実際の太陽観測で得られた同様のデータと比較することができる。
チームメンバーの間で何度も電話会議を行い、文献を探し、業者と打ち合わせた後、設計が完成し、実験スペースを借り、機材を買ったり借りたりして、2014年初めに小さな装置が作られた。
球状の金属アノード(陽極)、ベルジャーの中にある交換可能なさまざまな銅カソード(陰極)、真空を作るためのポンプ、陽極に電力を供給する1800ワットの直流電源で構成されていた。また、高速度カメラや静止画カメラ、オシロスコープ、光学および質量分析計がデータを収集する。
負電荷の環境下で正電荷の陽極という、かなり単純な組み合わせで、陽極の周りに球状のプラズマを発生させるという予測であった。そして、そのとおりになった。
プラズマ現象の最初の証拠は、陽極の表面に現れた小さな丸いタフト(房)であった。このタフトは、互いに等しい距離を保とうとするため、絶えず動いていた。その数は、陽極に流す電流を増やすとどんどん増えていく。陽極の空いたスペースに新しいタフトができると、すべてのタフトが互いに等距離を保とうとせめぎ合う。
陽極に電力を加えると、陽極の周囲に球状のプラズマシェルが現れ、タフトを見えなくする。タフトがこの層を形成したのか、それとも高密度のプラズマ層の下の陽極に残っていたのかは不明である。最初のプラズマ層の周りには、さらに多くのプラズマ層が出現し、タマネギのような球状がたくさんできた。この球状のシェルは、それぞれ色が異なり、独立して回転していた。このようなシェルは、プラズマ物理学の分野では、正と負の電荷が交互に並ぶことから、ダブルレイヤー(二重層)と呼ばれている。
このプラズマ二重層シェルは自己組織化し、内部の高密度プラズマの高エネルギー封じ込め場として機能していることが発見された。また、突然、短時間に高エネルギーが放出されることも測定された。電源の入力が1800ワットしかないのに、オシロスコープでは200万〜1000万ワットの過渡的な放電が観測された。
この球状のシェルはそれぞれ明確な色を持っており、他とは独立して回転している
Safire──プラズマ放電の電圧と電流のプロット(グラフ)
電圧×アンペア数 700ボルト x 3000アンペア = 2,000,000ワット
縦軸に、ボルト、アンペア 横軸に、ナノ秒(青:電圧 赤:アンペア数)
実験の結果、陽極の大きさを変えたり、陰極の構成や形状を変えたりしても、プラズマの挙動や構造に変化が生じないことがわかった。しかし、陽極のサイズを大きくすると、プラズマ球のサイズも大きくなった。どちらの場合でも、同じように入れ子状になった球状の二重層シェルが形成された。
このフェーズ1の装置は、安定したプラズマを一貫して生成する能力を持っていたが、2つの問題から、フェーズ2にスケールアップする時期が来ていることがわかった。ひとつは、診断装置を置くスペースがないこと、もう一つは、大量の熱が発生するため、運転時間に制限があり、冷却装置が必要なことだった。
ベンチトップ(卓上試験)はその目的を達成した。太陽のような球状のプラズマを作り、真空容器内で維持し、実験室で分析できるようになった。
THE SAFIRE PROJECT チーム
モンゴメリー・チャイルズ
主席研究員、設計技師
マイケル・クラレージ博士
天体物理学者
ポール・アンダーソン博士
実験計画、化学者
ローウェル・モーガン博士
応用物理学者
ウォレス・ソーンヒル
宇宙論者 電気宇宙
ドナルド・スコット博士
プラズマ電磁気学
ヤン・オンダルコ
コンピュータサイエンス、データ収集
ジェイソン・リクバー
システムエンジニアリング、テレメトリー
レイトン・マクミラン
機械・電気技術者
ベン・ゲド・ロウ
映画撮影、光学、ビデオキャプチャー
サイエンスレビューチーム
ジェームズ・ライダー博士
会長
国際科学財団
ハロルド・プソフ博士
オースティン高等研究所 所長
エリック・W・デイビス博士
最高科学責任者
オースティン高等研究所(テキサス州オースティン市)
ウィリアム・A・ガードナー
名誉教授
カリフォルニア大学
ハサウェイ・コンサルティング・サービス
コーポレートパートナー
ヴァンテージ・マシン社
DMI Precision Ltd.
フォグラー・ルビノフLLP
トロント大学
プリンストン・インスツルメンツ
デルタフォトニクス
ブルックスオートメーション
Intlvac
フルーク・コーポレーション
プラズス
コンピュータ・エリート
オリリア・ツール&CNC
SASインスティテュート
レッドケージ・ソリューションズ
スウェージロック社
カート・J・レスカー・カンパニー
ハサウェイ・コンサルティング・サービス
パラディグム・クリエイティブ・グループ
シルバーウルフ・プロダクションズ
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This document copyright © 2017 The SAFIRE PROJECT & Silver Wolf Productions Inc.
フェイズ2に続く
最後までお読みいただき、ありがとうございました。