ドネツクの産院はいつから軍事施設になったのだろう?
この世界は"いのち"を破壊することが好きなのだろうか?
ウクライナのドネツクにある産科病院にロケット弾が撃ち込まれ多数の被害者が出てしまいました。ロケット弾や砲弾がウクライナ側から届くのは産科病院だけではありません。学校や幼稚園、市場といった人が集まる場所が狙われています。西側が支援しているウクライナ軍は明らかに民間人と民間施設をターゲットにしているということです。一方で、食糧危機が叫ばれ、というか、演出され、今年の後半にかけて大変なことになるのは避けられないようです。なのに、ウクライナでは退却するウクライナ兵が小麦の貯蔵庫を破壊し火をつけています。どちらも日本ではたいした報道はされていません。
不思議です。産科病院が直接攻撃されているのに"正義感溢れる"メディアはなぜ沈黙しているのでしょうか? なかにはロシア軍の攻撃だと報道する西側メディアもあります。ですが、ドンバス地域というのは2014年以降、ウクライナのネオナチと戦ってきたところです。味方のドンバスをロシアが攻撃するはずがない事は子どもでもわかることです。ですが、日本のメディアを含め西側メディアはすぐに嘘と分かるようなものまで、まことしやかにニュースにしています。
優勢なロシア軍に対して、ウクライナ軍は街全体を破壊して退却しています。投降するウクライナ兵が増えています。この投降するウクライナ兵をアゾフ・ネオナチ軍は後ろから撃ち殺しています。つまり、ウクライナ軍は民間人を殺害し、味方を殺しているわけです。こうした事実を報道できないメディアは事実を抹殺しています。末期症状です。さて、この末期症状、どのような形で終わりを迎えるのでしょう。
パトリック・ランカスター氏が報告している「ドネツクで産科病院がロケット弾に襲われる。母親、看護師、医師はウクライナを非難している」という動画を記事にしたいと思ったのは、こんなひどいことが行われているということを伝えたいということだけではありません。
西側の報道は都合の悪いことは報道しないということを訴えたいということでもありません。
その背後にいるネオコンとかグローバリストについてでもありません。
いのちの生まれる場を破壊していることの中に現代世界の縮図を見るような気がしたからです。霊的にも心理的にも肉体的にも経済的にも地球環境的にも、押しなべて、この世界の支配者は"いのち"を破壊することが好きなようです。起きたこと、起きていることに思いを巡らせれば、いくつも思い当たることがあると思います。嘘と誤魔化しだらけの世界に飽きちゃったというのが正直な気分です。
ドネツクで産科病院がロケット弾に襲われる。母親、看護師、医師はウクライナを非難している
いくつか質問してもいいですか?
どうぞ。
何が起きたか教えていただけますか?
砲撃が始まりました。とても大きな音がしたので、155mm弾が着弾したのだと思います。
2:34
私たちは地下室に連れて行かれ、3時間ほどそこに座っていました。
それは、いつ起こったのですか?
6:30ごろからです。
2:44
何人くらい中にいましたか?
私たちが地下に行ったとき、確かに10〜15回の衝撃があったわ。でも、その後、私たちが聞いたものだけでね。まあ、ものすごい数でした。
2:56
で、どこから来ましたか?
私はキエフスキー地区からです。
いや、どこからの砲撃でした?
おそらく、その方向からよ。ちょうど、そこに着弾したから。
そこに何があるんですか?
あっちから、上の方から。
ドネツク市がある場所、その方向から。
3:20
それは誰がしたと思いますか…
3:29
ウクライナだと思うわ。なぜならマリンカから来ているから、おそらく。今日、私たちはマリンカから砲撃されてる、ペスキは間違いなく。
3:35
私の夫はそこで戦っているし、私たちの子供たちもそうです。だから、全てはそこから来ているんです。
3:43
アメリカやヨーロッパは、民間人を砲撃しているのはロシアだと主張していますよ。
いえ、そんなことはありえないわ。
もちろん、賛成でも反対でもないけど、少なくとも産院を砲撃することはないでしょう。
3:58
なるほど。砲撃の何割がウクライナからですか?
8年間ずっと、いつも砲撃されているのよ。私がここに住んでいる限り、彼らは砲撃してくるの。
4:11
なぜ彼らはそんなことをするのですか?
わからないけど、電力だと思う。
ここは産院なんですよね?
そうです。
どこか近くに軍事施設がありますか?
4:25
ここにはありません。一番近いものでもかなり遠いです。この辺りには産院があるだけよ。今、地下で誰かが出産しています。
4:36
病院を意図的に砲撃したと思いますか、それともミスだと思いますか?
彼らが何を考えているかなんて誰にもわからないわ。
4:45
彼らは砲弾を打ち込んでくるけど、それは彼らにとっては問題ないんです。どこに落ちようが誰も気にしない。他の選択肢を考えることは無理です。
4:51
ゼレンスキーに一言かけるとしたら、何と言いますか?
自分の子供たちをここに連れてきて、ここに滞在させるように言います。
5:00
彼がどのように寄り添うかを見守るわ。少なくとも一日は。それ以上はないわ。子供たちとの8年間はこんな感じでした。
5:05
今、何週目ですか?
34週目よ、家では5歳と6歳の子供がいます。また砲撃されます。だから、いつも通りすべてが完璧なんです。
5:15
もしプーチンに話しかけられるとしたら、何を言いたいですか?
彼に…
彼が終わらせるように。
何とか終わらせるように。一度始めたことは終わらせるべきよ。
5:31
私たちはもう本当に疲れきっているんだから。それから、子供たちのことが心配。犠牲者が多すぎるから、最終的に早く止めてほしい。
5:41
わかります。
あれは…
女性や小さな赤ん坊が死にました。
多くの子供たちが死にました。
誰が砲撃していると思いますか?
5:54
それは明らかに我々の側ではないわ。
全部ウクライナ軍、右翼セクター、あまりに多くの傭兵。彼らは155mm弾で私たちを砲撃したの。
6:09
ところで、それはフランスの武器です。名前は忘れたが…。
シーザー
そうです。今はドイツのものも受け取っています。
よくわかりました。
6:18
あなたは今、地下にこもっていますか?
そうです。
私たちも一緒に行っていいですか?
来てください。妊婦さんもいるし、赤ちゃんもいるし、もうあそこで出産もしてるし、手術もしてるんですよ。
6:27
降りてください、まっすぐです。
私たち、いいでしょ?
はい、はい。
ありがとう
6:44
こんにちは!
こんにちは!
6:53
2、3質問していいですか? ここの状況はどうなんでしょうか?
恐ろしい。
とても怖い
今日は何があったんですか?
7:01
砲撃している。 日中3回目の地下室への避難を命じられました…
7:14
どこから砲撃してくるんですか?
なぜわかりますか?
マリンカ。
オルロフカかアンドリエフカという村があって、そっちから来ているんです。
7:22
こっち側ですね?
そう
そして、これらはウクライナ軍ですね?
他に誰がいるの? 砲撃できるのはウクライナだけよ。
7:33
それがウクライナだとなぜ確信できるのですか? アメリカやヨーロッパは、民間人を砲撃しているのはロシアだと主張しています。どうしてウクライナだとわかるんですか?
7:43
見えるから。ロシアは私たちを守ってくれているの。
7:51
もう一回言ってくれますか?
ロシアは私たちを守ってくれています。そしてウクライナはあたりかまわず砲撃しているだけ。
なるほど。で、私たちは今ここにいる?
地下よ
8:02
そうです
息もできないほど何もないところ、食べ物もベッドも水もないの。
どこの病院でしたっけ?
ヴェシュネフスコヴォ。ヴェシュネスコヴォの産科病院です。
8:14
小さな赤ん坊がそこにいます….
8:16
こんにちは!
こんにちは。みなさん。人でいっぱい
8:27
どんな状況ですか?
状況が緊迫しています
8:41
ここにいる人の数はどれくらいですか?
人数はわかりません。みんな弱りきって…。
多くの人が…。
8:52
とても言えません。各自が自分の子供のこと、自分の部署のことで精一杯です。だから、お伝えすることはとてもできません。
9:02
私たちは今、その途中なの、わかります? 私たちは出産しているの。医師、治療する人。全て揃っています。お母さんも子供もスタッフもみんなここにいます。
9:14
パニックにならないように、なんとかやっているところよ。
皆さんはどのくらいここに座っていますか?
9:22
ほぼ一日中よ。ただ、私たちが上へ行くこともあるわ。夜もここで過ごすことになりそう。
9:29
子供たちが怖がるので。
今日の砲撃の強さはどうですか?
とても強いです。
8年間、こんなに強くなかった。
9:39
あなたの名前は?
イナです。
ありがとう
9:46
ユーリャ、生まれたの?
9:56
(男性医師に)こちらの状況について教えてください。難しい状況ですか?
もちろん大変です。とても対処しにくいです。最初は11時頃に始まりました。11:00から14:00まで私たちはここにいました。
10:14
12時10分には、出産もここで行われました。陣痛のため、女性は出産を始めました。女の子が生まれました。
10:28
無事でよかった。その後、私たちは上へ行きました。そして17:30から21:00まで、私たちはここに留まっています。
10:41
夕方には、さらに激しい砲撃が始まりました。とてもひどくて、とても怖かった。全部ここで破壊されました。
10:51
私たちはここに留まりました。そして聞いていた通り、女性にとってはとても大変なことです。みんな産前産後の状態です。そして、ストレスのために、彼女らの状態はさらに悪くなっています。
11:09
でも、みんな元気でしたよ。医師たちは皆、自分の仕事をしていました。私たち新生児科医は、子どもたちと一緒にいました。婦人科医は母親と一緒に。
11:20
みんなあちこちにいました。誰かがテーブルで横になっていて、彼らはすべてを管理して、可能な限りのことをしようとしていました。
11:32
誰か怪我をしましたか?
いいえ。少なくともここにいる人の間ではありません。
ありがとう。
11:42
こんにちは!
こんにちは!
どうですか?
地下の誰よりも元気です
11:51
今日は何がありました?
砲撃よ
どうでした?
とても怖かった。地下に降りたのは3回目。
11:59
3回も。
ここで働いているんですか?
はい、ここで働いています。
砲撃はどこから?
ウクライナ側からドネツクに砲撃しています。
12:12
わたしたち民間人に向けてよ。
なぜそうだと思うんですか?
彼らは私たちを必要としていないからよ。
アメリカやヨーロッパは、民間人を砲撃しているのはロシアだと言っていますよ。
12:21
ここに来れば、どこから砲撃が行われているのか見せてあげられるわ。アメリカやヨーロッパは本当に何も知らないのよ。
12:27
ゼレンスキーも、民間人には砲撃していないと言っています。
ゼレンスキー? ドラッグをあまり吸わせないようにすれば、全てを知ることができるわ。
12:37
彼の妻を子供と一緒にここに来させれば、どんな感じかわかるはずよ。
ここには小さな赤ん坊や、たくさんの妊娠中の女性、出産した人たちがいます。
12:46
そして、このすべてのストレス。
しかし、誰が兵器を提供しているのですか?
フランス、ドイツ…
どのように提供しているんですか?
ヨーロッパ全体、アメリカ、あらゆる国が武器を提供しています。
誰に?
12:54
ゼレンスキーに。麻薬中毒者に。そうでしょう?
私が間違っていると言って。その通りよ。いつまで黙って許してるの。
13:03
そして砲撃している。彼らは知らないの?
まるでバイデンが知らないかのように、誰も、誰がどこから砲撃しているのか知らない。
13:10
彼らは皆、それをよく知っている。彼らの指揮の下、砲撃が行われているの。他に方法はないわ。地下で何が起こっているかわかる?
13:19
女性が何人いるか見た?
はい。
子供もいるのよ。見た?
もちろん
何か悪いことをしたからなの?
13:25
彼らは何も悪いことはしていない。
13:32
彼らはただ、普通の穏やかな生活を送りたかっただけなの。それだけなの。
あなたの名前は?
エレナです。
ありがとう
13:46
こんにちは!
こんにちは
13:48
今、この地下には何人の女性がいますか?
200人以上でしょう
それであなたは…
私たちはここの地元の者です。
14:03
いや、ここで働いていると言ったよね?
そうです。
お仕事は何ですか?
准看護師です。
ありがとう
最後までお読みいただき、ありがとうございました。