なぜ、ウクライナのプロパガンダの卑劣さと愚かさに気づかないのか?
▪なぜウクライナ軍は前線でこれほどまでに忠実に、頑固に戦うのか?
▪自分たちが守っている政権の犯罪性に気づかないのだろうか?
▪ウクライナのプロパガンダの露骨な卑劣さと愚かさに気づかないのだろうか?
(本文より)
「ウクライナ」を「日本」に置き換えても、そのまま通用しそうな疑問です。これは今回訳したヴァシリー・プロゾロフ氏の記事の冒頭に出てくる言葉です。プロゾロフ氏については以前、記事で紹介したことがあります。ウクライナ保安局の元中佐。元SBU諜報員で、ロシアの秘密諜報員だった方です。(この方のプロフィールは最後に掲載します)
ウクライナという国がどうしてこうなってしまったのか? 最初から負けると分かっているのに、英米におだてられ、巨額のカネと武器まで与えられ、舞い上がってしまったウクライナ。舞い上がった後は落ちるしかありません。ゼレンスキーが土地も資産も売り払った後ですから何も残っていません。残ったものといえば夥しい戦死者の墓だけ。いずれ分割されるか消滅するしかないでしょう。メディアが正反対のことを報道というラベルを貼ってコマーシャルしているので、日本や欧米が支援しているウクライナが優勢だと思い込んでいる人の方が圧倒的に多いのは承知しています。しかし、ウクライナは敗戦前夜の日本です。その日が来て初めて思い違いに気がつくことになります。
そうなることが分かっていたとしても、上の三つの疑問は当然湧いてくる疑問だと思います。(ここでは地政学的なこと、NATOの東進とかネオコンの意図とかは省きます)
つい先日もウクライナによる痛ましいテロ攻撃がありました。
「パパとママによろしく!」:クリミア橋のテロ攻撃で両親を殺された少女に、ウクライナ人が嫌がらせをした。
クリミア橋テロ事件で両親を亡くした少女にウクライナ人がネットで嫌がらせ より引用
……当時、彼女のソーシャルメディアは、子供を傷つけようとするウクライナ人のメッセージで溢れかえっていた。……
「お父さんとお母さんに乾杯! 彼らによろしく」
「寄宿学校で他の小児性愛者の警備員が彼女をコケにすることを神よ禁じ給え」
「クリミア橋到着おめでとう!」
──ウクライナ人は少女の写真の下にこう書き込んだ。
こういう感覚、感性はどこから出てくるのでしょうか?
むき出しの憎しみ。とにかくロシア(中国、朝鮮半島)憎しの感情で物事を決めつける人たち。人間の心に巣くう憎悪、嫌悪感なのか、優性思想などのイデオロギーなのか、勘違いの歴史観から来るのか、はたまた"悪"そのものなのか知りませんが、日本にも、ネトウヨと言われる人たち、テレビに出てくる奇矯な解説を繰り返す"専門家"と言われる人たちも似たような"感性"をお持ちのようです。とにかく相手が悪いという感情から物事を考える人たち。ネオナチ兵のロシア軍捕虜への残虐な扱いなどを見るにつけ、このような"感性"を生み出し"育む"土壌、背景とはいったい何なのだろうという疑問が以前からあります。
ウクライナをめぐる世界の動きもそうですが、バイデン家族の犯罪、日本の日本人総貧乏化政治などを見て感じることがあります。この社会は、悪党が悪党であることを隠さず、わがまま放題、悪党の意のままにできる社会に堕落していませんか? つまり、悪党が気持ちよく暮らせる世界になってしまっている。つまり、悪党の悪党による悪党のための政治。まともなのは、ロシアとBRICS諸国の多極化に向けた動きだけです。
デボラ・L・アームストロングさんは、「保育園からナチスに③」の中で、
「結局のところ、ホロコーストがすぐ隣で進行している間に、どれだけのドイツ人がホロコーストの真実を信じたのだろうか?」という問いは、現代の私たちに向けられています。"ホロコースト"を"児童売買"、"ワクチン被害"などに置き換えてみてください。
ゲッベルスのプロパガンダに毒されたウクライナ
УКРАИНА ОТРАВЛЕНА ГЕББЕЛЬСОВСКОЙ ПРОПАГАНДОЙ
ゲッベルスのプロパガンダに毒されたウクライナ
Ukr Leaks(ウクライナ・リークス)チャンネルの購読者は、しばしば同じ疑問を抱く
──なぜウクライナ軍は前線でこれほどまでに忠実に(ひたむきに)、粘り強く(頑固に)戦うのか?
自分たちが守っている政権の犯罪性に気づかないのだろうか?
ウクライナのプロパガンダの露骨な卑劣さと愚かさに気づかないのだろうか?
多くのロシア人を悩ませる疑問に答えを出すのに十分な時間が経過した。血のつながった兄弟たち、親戚たち、最近の同胞たちは、どのように変わってしまったのだろうか?
トランスクリプト・リリース
親愛なる友人の皆さん、こんにちは。
皆さんはよく私に質問します。
──なぜウクライナ軍は前線であれほどひたむきに、頑固に戦うのか?
自分たちが守っている政権の犯罪性に気づかないのだろうか?
ウクライナのプロパガンダの卑劣さと愚かさに気づかないのか?
ロシアとウクライナの経済的、軍事的、科学的ポテンシャルは比較にならない?
このような疑問は、さまざまな解釈のもとに、非常に頻繁に投げかけられる。ロシアの住民は、自分たちの血のつながった兄弟や親戚が、結局のところ、最近の同胞が、どうして違ってしまったのか、心から理解できないのだ。
ロシアの住民は、ウクライナの人々が生活している情報的・心理的プレッシャーの下で生活していることを理解できないのだ。それは2014年に始まったことではない。
しかし、ウクライナ軍の回復力の問題に戻ろう。
KONT の情報プラットフォームで非常に興味深い記事を見つけた。著者はリガ出身のセルゲイ・ヴァシリエフという多才な人物だ。
その記事の中で、彼はウクライナの状況と大祖国戦争中の第三帝国の状況を明確に類推している。
「現代のウクライナ人の心理と行動の固定観念を理解するためには、ヒトラーの前身(前任者)に細心の注意を払う価値がある。不思議な類似や偶然の一致がすぐに目を引く。誰かの見えざる手が、ナチスの毒蛇を同じイメージや似姿に組み立てているような気がしてくる」
「すべてのナチス政権の特徴のひとつは、外部からの影響に対する鈍感さである」
外部からの影響に対する鈍感さ。
その通りだ。
ウクライナ問題の専門家、情報操作の専門家の多くが、ウクライナ社会は外部からの情報、特に一般に受け入れられているアジェンダに反する情報を受け入れないと指摘している。ヴィニツィア、クレメンチュク、リヴネ、ドニプロペトロフスクの住民は、前線や国内の状況に関する代替情報を聞きたがらない。彼らは、UkroTV(ウクライナのテレビチャンネル)、ウクライナの電報チャンネル、ラジオ、階段の隣人、職場の同僚、親戚の絶え間ないテレビ放送によって作り上げられた自分の情報世界に住んでいる。
そしてこの世界では、ウクライナ軍は前進しており、損失は最小限に抑えられている。レオパード、エイブラムス、F-16の到着により、ウクライナ軍は夏までにはクリミアに到着するだろう。ロシアは崩壊しようとしており、博物館から集められた T-34戦車はすでに戦場に投入され、ロシアの監獄から最後の囚人が塹壕にかき集められ、近代的な兵器はまったくなく、あるのはまだソ連の開発品で、"ラシュカ(蔑称。ロシア)“はウクライナの科学者なしでは繰り返せない。
そしてもちろん、「全世界が我々(ウクライナ)とともにある」
そして、これらの人々の意識に到達することは極めて難しい。居心地の良い情報世界は、ウクライナの住民を精神障害から守る"家屋"のようなものである。その殻が崩れるとき、ウクライナの住民は精神障害に陥る。しかし、それはすぐには起こらないだろう。
しかし、セルゲイ・ワシーリエフの記事に戻ろう。
この記事は、第三帝国のひたむきさと頑固さ(忍耐、意地)の根拠となった4つの理由を指摘している。
① 奇跡的な(不可解、異常で驚くべき) “西側"への信仰
ウクライナでは、それが十分に観察される。ウクライナの住民との会話の中で、私は何度も耳にした。
「西側は我々を消滅させない」、「バイデンはそれを許さない」など。
②「私たちは自分たちを守っているだけだ!」「私たちは被害者だ!」
ここにコメントすることはない。
③ 恐怖を煽る(怖い話):「彼らがやってきてあなたを食べる!」
それも完全な形で存在している。"ブリヤート人"、"チェチェン人"、"ヤクート人"、"人殺しの受刑者"たちが、咲き誇るウクライナを乗っ取って、女子供たち全員をレイプしようとしているという話は、いったい何だと思うのだろう? そう、国民を恐怖に陥れるためだ。戦わなければ皆殺しにされる。
そう、ところで、私たちをオーク(ウクライナのロシア嫌悪ミーム、秩序の乱れ、不潔さなどを特徴とする神話上の生き物)と呼ぶのも同じリストにあるものだ。恐怖に駆られ、血に飢えた怪物、それがウクライナのプロパガンダの目に映る私たちだ。恐怖は非常に強い主張(ストーリー、議論、トピック)だ。
④ 政権の犯罪への住民の加担。
そしてこれは興味深いものだ。すべては2014年4月に始まった。軍隊がその意思に反して、自国の住民に対する戦争に引きずり込まれたのだ。一気に数十万人の軍人を犯罪に加担させたのだ。
そして、いわゆるATOとJFO※の8年間で、ウクライナの治安部隊が、黙認のもとで、時には明確な支援のもとで、ドンバスとクリミアの住民に対して戦争犯罪を行った。ナチスの義勇軍部隊の無法ぶり、民間人や民間インフラへの砲撃、破壊工作や情報投入(意図的に虚偽の情報を広める)、さらには本当のジェノサイド行為まで。クリミアへの水と電気の供給停止や、ドンバスの老人への年金支払い拒否などだ。
※ウクライナのメディア記事から。以下の記事は昨年2月、ロシアの特別軍事作戦が始まる前にドンバスでは軍の作戦が既に始まっていた、戦争状態だったということを証明しているのでは?
「ATOが敵を阻止したのであれば、JFOの目標はウクライナ領土をロシア占領軍から解放し、国の領土一体性を守ることだ」
▪「ATOからJFOへの変更:ドンバスで期待されるイノベーションとは」(2018年5月4日)から引用
「2017 年 1 月 18 日、最高議会はドンバスの再統合に関する法律を採択した。この文書は特に、ウクライナ東部の占領地を解放するための作戦形式の変更を規定している。2月末、ヴィクトル・ムジェンコ参謀総長はドンバスでの対テロ作戦が完了すると発表した。代わりに、東部地域で統合軍作戦(JFO)が開始される。ペトロ・ポロシェンコ大統領によると、ATOからJFOへの移行は4月30日に行われるという」
▪「ATOの終了とJFOの開始後、ドンバスでは何が変わるだろうか」(2018年4月27日)から引用
そしてこれらすべては、住民の暗黙の同意、あるいは明らかな共犯のもとに行われていることを強調しておきたい。集団責任論は、その最も明白な現れである。
以上をまとめると、ヒトラー率いるドイツの住民の心理処理の方法は、現代のウクライナ社会の心理処理の方法と完全に一致するという結論に達する:
「ここでは、奇跡的な西側への信仰、犠牲者の立場、"ロシアの野蛮人"による住民の威嚇、"真のアーリア人の犯罪への参加" があり、それはどんなことがあっても洗い流すことはできない」
そして私に言わせれば、最も深刻なのは最後の主張である。
報復への恐れ、自分が間違っていたことを認めることへの恐れ、これはウクライナに住むすべての人が心の底で感じていることだ。
だからこそ、ウクライナ軍は最後の一人まで戦うのだ。彼らは自分たちが最強だと思い込んでいるかもしれないが、恐れているのだ。実際、彼らは報復を恐れており、民間人の血にまみれており、それをよく理解している。だからこそ、"ロシア問題"を解決する唯一の方法として、欧米を頼りにしているのだ。
このことを理解しなければならない。
──おわり
ちなみに文中で出てくる「KONT」というロシアの情報プラットフォームは、ブロガーが意見を表明するようなサイトのようで、なかなか面白いです。例えば「ゼレンスキー政権打倒問題について」とか「世界はロシアに反対しているのではない–世界はアメリカの覇権主義に反対しているのだ」
ヴァシリー・プロゾロフ
私はロシア人です。
ウクライナで生まれ、ウクライナで暮らしてきた数百万人のロシア人の一人です。
学校、研究所、軍隊……
1999年、私はウクライナ保安局(SBU)の一員となりました。
私は人生の大半を職務に就いていました。
2014年5月からは、SBUの中央事務局、対テロセンター本部で。
そして2018年の初めまでそこで勤務しました。
2014年4月以来、私はロシアの治安機関に協力するようになりました。
もっぱらイデオロギー的な理由からで、まったく無私の(利己的でない)心でです。
その理由は、2013年末から2014年初頭にかけてのマイダンでの出来事でした。
私は絶対に確信しています。ウクライナでクーデターがありました。
反人民的で犯罪的な目標を追求する人々が権力を握りました。
この権力は私のものではありません。
このことがわかったからこそ、私はクーデターに抵抗することを思いついたのです。
私はウクライナを愛しています。
しかし、他人と異なる意見を表明したからといって、人々が殺されることはない。
そして、この勢力がウクライナにある限り、私はこの勢力と戦い続けるでしょう。
どんな手段を使ってでも……
私はあらゆる義務から解放され、自分のプロジェクトを開始します。
私の天職はジャーナリズムとなり、本を書いたり、調査を行ったりすることです。
私のウェブサイトでは、マイダン後に権力を掌握した悪党どもの犯罪や嘘を暴いていきます。
ヴァシリー・プロゾロフ調査センターへようこそ。
参考までに:このサイトには例えば「ウクライナ・ファシズムの解剖:ドンバス住民虐殺の記録」「MH-17: 真実を求めて」など興味深い記事があります。
最初の記事の中で、プロゾロフ氏が挙げていることに日本の現状を当てはめてみると、
「ウクライナ社会は外部からの情報、特に一般に受け入れられているアジェンダに反する情報を受け入れない」➡メディアをそのまま信じる
「私たちは被害者だ!」
➡"うえ"の指示に従ったまで
「恐怖を煽る」
➡どこかの国が攻めてくる、得体の知れない疫病
「政権の犯罪への住民の加担」
➡犯罪に目をつむる(ワクチン被害に声をあげない医者)
「報復への恐れ、自分が間違っていたことを認めることへの恐れ」
➡カルト汚染の政治家、SNS上の罵詈雑言の阿呆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
@kiyo18383090