ウクライナで起きていたこと─メディアは事実を真逆に描き信じ込ませる
ウクライナで起きていることを見ていると、イラクを思い出します。連日、某公共放送が戦局の解説を熱心に報道していたのを思い出します。大量破壊兵器があるとアメリカの将軍が熱弁をふるい、イラクのフセインはろくでなしだとか、少女が出てきてイラクにされたことを涙ながらに訴えていました。
数年後、大量破壊兵器はもともとなかったこと、少女の話などは作り話だったことが暴露されました。そして一時期、世界を騙して戦争を仕掛けた各国の指導層の責任を追及するという記事を見た覚えがあります。この動きは、いつの間にか消えてしまいました。
数年前、世の中を震撼させたイスラム国なるテロリストはどこに行っちゃったのでしょうか? トランプが大統領の時にアメリカが片づけたという報道がされたのを覚えています。シリアをぐちゃぐちゃにしたテロリストに武器、弾薬、お金を与え支援したのは実はアメリカとNATO諸国です。隠しきれなくなって遂に、あのBBCが真相を報道したことがあります。
イスラムを名乗るテロリストを片付けたのは、シリアのアサド大統領に要請されたロシア軍です。あっという間に片づけました。まだ少し残っているようですけど。ロシアがやっつけたので、その後、報道の世界からは消えました。テロリストの幹部はアメリカとNATO諸国がアフガニスタンに送りました。今はウクライナに送り届けられているのだと思います。今度はここで暴れてねということでしょうか。
アメリカがしたことは、米軍は表立って使えないので、テロリストを使ったシリアという国家の破壊です。イラクにしたことと同じです。当時は、シリアのアサド大統領のことを狂犬だとかすごい言葉を使って非難していました。アサド大統領の演説などを聞いた事がある人はほとんどいないでしょうが、かなり知的で論理的で正直な人の印象を受けました。報道されていたのとは正反対です。で、アメリカは今何をしているのかというと、シリアの石油を勝手に盗んでいます。
今、ウクライナが焦点になっています。イラクやシリアの時と同じようにフェイクニュースが大手メディアから連日のように流されています。新聞の一面やテレビで流されている映像が実は以前の別の場所で起きた災害などの写真や映像などを流用したものだということが早くもバレています。メディアは最初の印象付けが得意ですから、後からばれても関係ないのです。ロシア=悪という印象付けが出来ればいいのです。
数年後、今起きていることはどのように評価されているのでしょうか? このまま騙され続ける社会が続いているのか、これまでの嘘が明らかとなり、ひっくり返っているのか、、、
といっても、初めてこのような話を聞く人にとっては、どうなってるの?って印象を持たれたかもしれません。こんなこと、ニュースでは聞いてない。新聞でも見てない。本当なの?って。無理もありません。普段目にするテレビや新聞などでは、私も聞いていません。”真実”はメディアが作る時代ですから。メディアが報道しないと誰も信じません。メディアと違った意見は陰謀論と呼ばれたりします。
戦争は戦争屋と呼ばれる勢力が起こします。戦争屋とはDSとかネオコンとか軍需産業とそこにつながっている政治家などです。他国への憎悪や不快感を、彼らが持ってコントロールしているメディアが言葉巧みに映像を使って煽り立てます。人々はそれを信じ込みます。そして戦争や紛争に駆り立て、敵対している双方に大量の武器、弾薬を売り込みます。戦争で死傷者が出るので、今度は戦争屋と兄弟分の医療産業の出番です。儲かります。彼らにとって人命など関係ありません。戦争を起こすと、あらゆる産業がフル稼働です。経営者はもうかります。体を張って戦う庶民にはご褒美はありません。勲章くらいですか。運が良ければ生き残れます。
戦争は商売です。だから昔は死の商人と呼ばれていました。そこに薄っぺらい正義感と憎悪が味付けされてメディアによってメンタルを強烈に刺激されます。人殺しをさせるわけですから、それなりの舞台装置が必要です。メディアがその役割を完璧に果たします。
先ほど、戦争は戦争屋が起こすと言いました。この戦争屋と呼ばれる勢力を国内から排除してきたのがロシアのプーチンです。ですから、戦争屋とその支配下にある大手のメディアからは目の敵にされてきました。その戦争屋の支配している国が、この日本や欧米諸国です。民主主義国家と呼ばれる国々です。ですから”民主主義国家”はいざとなれば、戦争を煽ります。煽られて、憲法がどうだとか、国防がどうだとか、義勇兵まで出て来る始末です。冷静に観察してみてください。報道によって、一体何を印象付けようとしているのか? どこに向けさせようとしているのか? 争いと憎悪だということに気付くでしょう。シンプルです。
ロシアが侵攻したと世間では騒いでいます。2014年にオバマとバイデンによって、ウクライナではネオナチを使ってウクライナ市民の虐殺を行い、クーデターを起こして侵略したのは欧米諸国です。彼らはメディアを持っているので、起きたことを真逆に描き出します。これまで起きたことの真相は前回の三回の連載で記事にしました。
そんなこと、ニュースでは聞いてない、という声がまたしても聞こえてきそうです。ここでもまた、ニュース! 報道されてない!です。当たり前です。放送局や新聞社は戦争屋とお仲間の支配層の持ち物です。シンプルです。彼らに都合の良い宣伝をするための道具です。見せられる私たちは操り人形です。
戦争は戦争屋が起こす。これがベースです。戦争屋と呼ばれる勢力を国内から排除してきたのがロシアです。ということはロシアには戦争を仕掛ける動機はありません。ロシアには侵略の意志などないと思います。それに”侵略”しているわけではありません。異論がおありの方も多いでしょうが、論争するつもりはありません。私は事実だから、そう思うというだけです。
戦争はDSとかネオコンといった戦争屋が起こす。ロシアは彼らを排除してきた。そこから必然的に導き出せる結論として、ロシアに侵略の意図はないと思っています。ネオナチの排除が目的です。
私たちは、ニュースや報道といったメディアの流す情報の枠内でしか考えられないように躾けられています。今でも、ニュースや報道は正しいと思っている方が多いと思います。公共の電波を使ってとか、さんざん公共性を印象付けられてきました。ですから、それとは逆の事実を目にすると拒絶反応を起こします。誰にとっても頭の中が混乱するのは嫌です。それでなくても、いろいろな問題を抱えて四苦八苦しているのですから。
先ほど、他国への憎悪や不快感と言いました。憎悪とは言えないまでも嫌悪感や不快感は誰もが身近な人に持っています。家族の中の誰かから始まり、友人、仕事関係、その”種”は誰の中にもあります。その解決方法を知らないので、教えられていないので、我慢に我慢を重ね、時々爆発します。それで済めばいい方かもしれません。そこに他国への憎悪や不快感を煽る情報に接すると身近な”あの人”を飛び越え民族レベルの憎悪に簡単に飛躍します。
なぜ、私たちは人間間の、民族間の、国家間の争いを解決する方法を教えられていないのでしょうか?
考えようとしないのでしょうか?
いきなり、煽られて、パブロフの犬状態になって、日頃の本音が出てきます。
平時というか平和な時は、対話が大事とか、相手の意見を聞いてとか、言います。ですが、紛争の時には、何事か起きると、ちゃっかり忘れ去られています。いきなりメディアは”敵”を攻撃し始めます。反対意見や別の視点を提案したりしません。なぜですか? いつも同じ方向に煽ります。なぜですか?
私は以前、心理学を学んでいました。それは大変、役に立ちました。今でも自分にとっては宝です。ですが、今は、偽りの解決策だと思っています。こんなことを言うとお叱りを受けそうですが。
私たちは、何か考えるとき、思う時、それまで与えられた教育やメディアの情報など、様々な知識の枠組みの中で考え思います。それが大前提です。大前提そのものを疑うことはしません。自動的に、そのベースの上で考え思います。先ほど、戦争は戦争屋が起こす。これがベースだと言いました。それと同じです。
私たちはそれぞれ価値基準というものを持っています。お金がある方がいい、容姿端麗がいい、学歴がある方がいい、有名会社に勤めた方がいい、コミュニケーション能力が高い方がいい、、、挙げればきりがないほど。もちろん、自分なりの価値観を持っているという方もいらっしゃるでしょう。ですが、この常識的な価値観の持つ力とは無縁ではあり得ません。
一方、スピリチュアルな教えは、個人個人それぞれ価値があると教えます。隣人を愛しなさいと宗教は説きます。さて、先ほど挙げた一般的な価値観の海の中で、どうやって実現できますか?
一瞬なら私にもできそうです。もちろん、そこから離れて生活されている方はいらっしゃるでしょう。しかし、たいていは、自分は、あれもないこれもない、劣っているという思いを抱かざるを得ない社会で生きているのではありませんか?
つまり、ベースとなる大前提の価値観をおぜん立てしたのは支配層だったのではありませんか? そして、メディアを使って毎日のように、その価値観を刷り込まれます。その価値観の海でわたしたちは泳いでいます。
もし、お金や地位や学歴や容姿などが優れていることに価値があるというもろもろの観念や思い込み、常識が無ければ、悩みなど発生しないのではないでしょうか? いいとか悪いとか判断することが無ければ、ひとり一人が自分なりに充実した暮らしを送れるのではないでしょうか?
ですから、悩みというものは支配層が作り出した抑圧的な価値観が生み出すのだと思えてきました。悩みを生み出す舞台、舞台装置は彼らが作ってきたのだと思います。作られたその土俵の上で、私たちはドラマを演じさせられているのかもしれません。その大前提の上で、人々は愛し、悩み、争い、憎み、、、
その大前提に手を付けることなく、目を向けることなく、気付くことなく、心理的に、スピリチュアルに、解決しようとしても一時の満足にしかならないのではないかと思えてきました。海の水を一生懸命汲みだしているようなものです。
では、抜け出すには、どうすればいいのでしょうか?
大きな大きな嘘に気付くことだと思います。今の時代ほど、嘘に気付ける時代はありません。そして、嘘に従わないこと。すべてフィクションです。メディアは人をダメにします。出来れば、自分の中の嘘、誤魔化しにも気付いてください。
例えば、どこかの国が別の国を攻撃したらどうしようとか、どこかの国が攻めてきたらどうしようという不安があります。聞いた瞬間、強力な信念や思想を持った人は別として、自分の中に解決策がない事に気がつきます。そして誰か信頼できそうな人の意見を探したり、聞きに行きます。それがメディアだったり、特定の個人だったりします。仲間を探したりもします。こんな時、メディアは冷静にと言いながら、煽る情報を流し続けます。私たちは慌てふためきます。
先ほど、戦争は戦争屋が起こすと言いました。”どこか特定の国が攻めてくる”のではないのです。支配層がお膳立てをしているのです。その土俵の上で、あらかじめ予定され設定された大前提という枠の中で、彼らが設定した考え方思い方の枠の中で、私たちは右往左往するようになっているのです。コロナで、ワクチンだ、それは毒だというのも同じです。もちろん、ワクチンは危険ですけど。彼らがあつらえた土俵の上で、そもそも考えているということを忘れています。
だから、結論は決まっているのです。争いと対立と憎悪への道です。もちろん、そうは考えないという方はいらっしゃいます。全体の方向性として、そうだということです。シンプルです。
電気宇宙論のソーンヒル氏が言うように、考え方思い方の枠組み、パラダイムほど強力なものはありません。そのパラダイムを日夜刷り込んでいるのがメディアに他なりません。それでも信用したい方は、ご自由にどうぞ。
最後に、ご存知の方は多いでしょうが、何かを調べたいときには、普段使っているブラウザ、あらかじめインストールされているアプリは使わない方が賢明です。検閲のない、追跡されないブラウザ、アプリはいろいろあります。それを使って、同じ検索したい言葉を入れてみてください。違いが分かります。検索エンジンによってかなり違います。”微妙”な言葉ほど顕著です。ですが、検索のために普段使っているものも便利と言えば便利です。使い分けてください。検索エンジンはメディアの”意見”そのものですから。
最後までお読みいただきありがとうございました。