まわりに合わせなくていい。ありのままでいい

ありのままでいることはとても難しい

あなたはありのままでいい。元気づけられ慰めになる言葉です。しかし、ありのままでいることはとても難しいです。自信のなさや焦りが出てくるからです。たいていの人はそれを克服しようとしてがんばります。
そんなことはしなくても良かったのです。

窓際でリラックス

誰とでも仲良くやっていきたいし、周りの人と気持ちのいい人間関係を作りたいものです。なかにはどうしてもなじめない嫌いな人もいるでしょうが、まわりに溶け込み受け入れられていと安心できます。
だからそのために気を使い様々な努力をしているのが普通かもしれません。

その際に、私たちは周囲の人たちに受け入れられようとして、まわりと合わせようとします。気に入ってもらえるよう少しでも印象のいいイメージを心がけます。
成功することも失敗するときもありますが、普通は「良い人」を演じます。ちなみに「悪い人」も同じです。とはいえ、色々な性格の人がいるので、合わせるのに苦労します。なかにはまわりがどうあろうと関係なくわが道を行く人もいます。そういう人でも、まったく気にしないでいられるわけではありません。

受け入れられ、うまくいったとしても、演じているのですから、そのうちどれが本当の自分なのか見失ってしまいます。
自分っていったい何なんだろうって疑問が出てきます。
演じている自分が評価され関係が作られていくので、肝心の出したい自分、本当の自分の出番はなかなかやってきません。

上手くいかないときには悩んでしまいます。何がいけないのだろうか? 何か余計なことを言って失敗でもしたのだろうか? もしかしたら、知らずに相手を傷つけたのかもしれない、ひょっとして、自分は性格が悪いのだろうか? 自分でも気づかないところで問題でもあるのだろうか? 悩み始めればきりがありません。

もとはといえば良好な人間関係を結ぶためにしていたことです。

どこで間違ってしまったのでしょうか?

誰でも、こういう自分でないと受け入れてもらえないのではという自分なりの考えやイメージ持っています。

例えば、いつも明るく振る舞っていなければ、楽しそうにしていなければ、オシャレで身だしなみにも気を付けていなければ、ポジティブな印象でなければと思っています。そして、自分がいいと思うイメージで演じようと努力します。あたりまえのようにしていることかもしれませんが、果たしてそうなのでしょうか?

たとえ上手くいっていたとしても、所詮は作り物で演じていることには違いないので、いつか本当の自分を見失ってしまうのは時間の問題です。反対に上手くいかないときには悩み苦しんでしまいます。ひとりで悩んで努力をしても逆に空回りすることもあります。どちらにしても問題アリです。

こうあるべきという「正しさ」を手放してください

こうでなければダメという「正しさ」=思い込みを手放してみてはどうでしょうか?
まわりに受け入れられるためには、本当はしたくもないのにやっていることを手放してください。

何もしなくてもいいのです
ありのままで。

ところが、次の問題が発生します。
ありのままでいようとすると自信が持てないという不安や、まわりからの評価が気になったり、仲間に入れて欲しいという焦りが出てきます。
それは認めて欲しいという欲求があるからです。誰にでもある欲求です。その欲求が満たされないと誰からも相手にされない気がして怖いのです。そういうときは、認められたいという欲求が自分の中にあるという事を認めることが大切です。それを認めて自覚できると落ち着きます。

あなたは、なにもしなくていいのです。

自分一人でやろうとしなくてもいいのです。
自分一人でやろうとするやり方は──これが普通のやり方ですが──困難を伴います。
努力や我慢、しんどい思いをする必要はありません。
あなたひとりでやろうとするから、問題が起きます。
あなたを通して、大いなる存在にやってもらってください。

受け入れられたくて頑張らなくてもいいのです。作り笑いまでして努力する必要はありません。
思い切ってそれを手放してください。

何もしなくていいのです。

そうすれば、
誰かがあなたのことを見つけてくれます。
演じる事など必要なかったのです。

期待は手放して、楽しみにして待っていてください。

寝転んでパソコン
果報は寝て待て

Posted by kiyo.I