自分はダメという思い込みを消す方法

自分はダメと思ってしまうと元気は出ないし、やる気も失せてしまいます。人それぞれ理由は違っていても、いろいろな辛いことが積み重なってめげてしまうことがあります。そのときもうダメって「負け」を選択してしまったのかもしれません。それが「自分はダメ」のパターンの元です。
あなたはいつ「折れて」しまったのでしょうか? だからといっていつまでもその思いに囚われたくはありません。そんな気分を払拭するには、その時の選択に戻って新たな選択をしてみたらどうでしょうか?

大丈夫✨

ダメパターンが始まったときに戻ってみましょう

「自分はダメ」こう思ってしまうのは、何とか今の自分を変えたい気持ちが半分、あきらめが半分だと思います。子どもの頃から両親との関係で傷ついたり、学校でのいじめ、理不尽なこと、そんなことが度重なると、変わりたい気持ちまで失せてしまいます。
自分はダメな人間なんだと思ってしまい、それが自分なんだと決めてしまったのかもしれません。反対に反発して、それをバネにして頑張るという選択肢もあります。だとしても傷は癒えていませんから、厳しい生き方になるかもしれません。

諦めてしまったのは、どこかの時点で「負け」を選択してしまったという事です。あなたの中で何かが「折れて」しまったのです。

「折れて」しまった思い方考え方を持ったまま変えようとするのは難しいです。なぜならいくら考えてもスタート地点がネガティブな向きに設定されてしまっているからです。次第に諦めるための言い訳探しに傾いていきます。ポジティブな気持ちよりも自分はダメだという気持ちの方が強くなってしまうからです。払拭する方法があるなら知りたいし試してみたいですね。

「自分はダメ」パターンから抜け出す

さてどうしたらここから抜け出せるのでしょうか?  ここでいくら頑張って考えても解決できません。なぜなら「自分はダメ」パターンを作った犯人こそあなたの考え方だからです。その同じ考え方に頼っても解決できません。

まずそれが始まったスタート地点に戻って選択し直すことをします。 

ネガティブなパターンが始まった地点に戻って、その時何があったのか、それがあったことでどんなことを決めたのか、その結果どんな選択をしてしまったのか探ってみましょう。

それをするとき必要になるのは「直感」です。フ~ッとなんとなく浮かんでくる何かです。これまでのあなたの思い方考え方を迂回することがここではとても大切です。
「自分はダメ」パターンを作った張本人がその思い方考え方ですから、これまでのあなたの思い方考え方に戻ってやってしまうとミイラ取りがミイラになります。

直感に従って自問してください

自分自身に質問する前に『もしわたしにわかるとすれば』をつけてください
○そのネガティブなパターンが始まったのは何歳の時でしょうか?
 浮かんできた数字は何ですか?
○そのとき何があったのでしょうか?
 体になにか反応がありますか? それとも情景が浮かびますか?
○その結果、どんな選択をしたのでしょうか?
 
もし感じたら、体にはどんな反応がありますか? その感覚を強めてください。直感で浮かんでくる数字の年齢のあなたをイメージしてください。浮かんでこない時は無理はしないでください。
何も考えずリラックスしてください。浮かんでこなければ時間をおいたり、次の機会にまたやればいいだけのことです。
考えや思いを外して直感を信頼することが何よりも大切です。なんとなく浮かんでくることを信頼してください。それが鍵です。
浮かんできたら、その時の自分、まわりにいた人たちを許して手放してください。そして新しい選択をします。

「ダメだなぁ」と言ってしまう時の本当の気持は逆

「自分はダメ」と決めてしまったのは、親が口癖のように「おまえはダメだなぁ」と言っていたからかもしれません。学校の先生や友達の心無い一言だったのかもしれません。

それはあなたを貶めるために言っていたのでしょうか? 

逆にあなたが誰かに「おまえはダメだなぁ」って言ったと仮定するか、言ったときのことを思い出してください。もっと成長して欲しくてその言葉を使っていませんでしたか?

「ダメだなぁ」の一言はあなたを貶めるために言ったわけではありません。改善してほしいから言っていたことに気がついてください。その言葉を「自分はダメなんだ」と誤解してしまったのです。ただし貶めるのが目的で言っている人がいないというわけではありません。それはあなたが問題なのではなくて、言っている本人の内面があまりにも傷ついているからです。

たんぽぽの綿毛に息を吹きかけ飛ばす

あなたのパターンを知るために

あなたはどんな「ものがたり」「ストーリー」を生きていますか? それが慢性的なパターンを知るのに役立ちます。

「ストーリー」とは人生脚本のようなものです。その脚本はポジティブでしょうか、ネガティブでしょうか? 喜びにあふれた人生でしょうか? それとも苦しい人生でしょうか? 

自分の人生や生き方を振り返ってみたとき、パターンがあることに気付きませんか。それはいったい誰がいつ決めたのでしょうか? 変わろうとしてもなぜか結局いつもの通り、同じパターンに戻ってしまうという事はありませんか? まるで何かがあなたを深いところからコントロールしているかのように。

もしそのストーリーが好ましくないものであれば、意識して手放さなくてはなりません。
支配的なストーリーとは何でしょうか? そのストーリーの代わりにどんなストーリーを選択しますか? この選択はあなたの人生を根底から変えてしまう大切なものです。

Posted by kiyo.I