月と想念と音と
月の不思議、ブライアン・イーノのアポロ
月は不思議な天体です。写真で撮るとヘンテコになることがあります。後日見ると画像が変化してることもあります。
電気的宇宙論によると、宇宙はプラズマと電気ですべて接続されていると言います。光はこれ以上速いものはないといわれていますが、電気的宇宙論によると最も遅いといいます。プラズマの世界ではアンドロメダ星雲まで一秒もかからないといいます。意識は一瞬で伝わるといいますが、プラズマ宇宙論では不思議でも何でもないのです。
ヴェリコフスキー博士は月は「無印の墓場」だと言いました。打ち捨てられた墓場のイメージかもしれません。無意識に引き寄せられる魔性の空の上の墓場。
月にロマンを感じていた方にはイメージを壊してごめんなさい。
またヴェリコフスキーは「月のない地球」の中で『月があった前の時代へのいくつかの暗示は、聖書の中にも見られるかもしれません。ヨブ記25:5では、「高地に平安をもたらす」主の偉大さが賛美され、「月があったが、それが輝くことのなかった前」のことが語られています。また、詩篇72:5にはこう書かれています。"あなたは太陽の時から、また月の時よりも前から恐れられていた。代々の世代」とは非常に長い時間を意味します。』
これはまた別の記事で取り上げる予定です。
1969年アポロ11号が初めて月に行きました。
実は行っていないという話もありますが、その話題は脇に置いて、、、
それは僕が中学生の頃でした。
テレビ中継を固唾を呑んで食い入るように見ていました。ちょうど母親が亡くなったことと重なって忘れられない思い出です。あれが作りものだったとしたら何なんでしょう。
あれからもう50年経ったなんて信じられません。
あの頃は未来への挑戦とかフロンティア精神というものがリアルな現実としてあったような気がします。
ベトナム反戦運動、学園紛争、ビートルズ解散、高度経済成長たけなわ、世の中が騒然としていました。
その頃聴いていた音楽はもっぱら洋楽のみで、キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、EL&P、イエス、ヴェルベット・アンダーグラウンド、ファウストなどをよく聴いていました。
1983年にブライアン・イーノが「アポロ」というアルバムを出しました。今でも愛聴盤でブライアン・イーノの大ファンなんです。レコードもCDも持っています。宇宙に浮遊するような音楽が素晴らしくて、母の思い出や、あの頃の自分や、いろんなことがないまぜになって哀しいような懐かしいような時間が止まったような形容しがたい思いに今でもとらわれてしまいます。
いつ頃だったかは忘れましたが、レーベルを見ると1989年になっている「宇宙へのフロンティア FOR ALL MANKIND」というLD(レーザーディスク)が出ました。たしかビデオテープでも発売されていました。
J・F・ケネディの月へ行くという有名な演説で始まるアポロ計画のドキュメンタリー映像です。音楽はブライアン・イーノ。定価が12000円もしました。今ではYoutubeで見れます。
2段目か3段目かのロケットが切り離され、その切り離された円筒形のロケットの円い筒がゆっくりと回転して、そこに青い地球が現れるシーンには感動しました。地球をバックにしたアポロ宇宙船や銀色に光る月を背景にした月着陸船と司令船のぽっかりと浮遊するシーンに魅了されました。
(13:10、28:05、40:50、43:00、1:14:45)⇦印象深いシーン
月に思いを馳せながら、ブライアン・イーノの「APOLLO Atomospheres & Soundtracks」で月に飛び立ってください。
アポロ(限定ハードカヴァー・ブック・エディション)(完全生産限定盤) ブライアン・イーノ(アーティスト), B.E.(Writer), B.E.(その他)