chriskitと音楽②パワーアンプとスピーカーケーブル、配線材

プリアンプの抵抗をVISHAYのVSRに、アッテネーターをAssembled Dale 23 Step Attenuator Volume Control に変更した結果、音質の変化が素晴らしかったので、パワーアンプのP-35IIIの抵抗もVISHAYのVSRに替えました。プリアンプ同様、音声信号が通る抵抗とNFB(ネガティブフィードバック)の抵抗です。

chriskit,P-35III

パワーアンプの整流用ダイオードを変更

残念ながら、パワーアンプでは変化を感じることはできませんでした。パワーアンプの方を先に替えていれば、変化を感じることができたかもしれません。
ただ、これより以前に変更した終段にある出力トランジスタ保護抵抗をDale NS-2B(3W) 0.49Ωにした時は低音に厚みがでました。それによって、プリアンプのローブーストの配線をカットできました。

それともう一つ。整流用ダイオードを変更しました。
これも海神無線で買ったのですが、シリコンカーバイドエピタキシャルプレーナタイプのダイオードというもので、SCS106AG 600V 6Aです。これは音に底力というか、音量のパワーが増えました。これも大きな変化でした。

P-35III 整流ダイオード変更
SCS106AG

定番の電源部のコンデンサの追加。
正確に計算はしていませんが倍くらいの容量になったかな。

入力用コンデンサはタンタルからフィルムタイプに変更しました。それから、配線も少し変えました。スピーカーのマイナス端子はパワーアンプ内部でプリント基板のスピーカーのマイナスのところに落ちるようになっていますが、これを電源部のグラウンドに直接落としました。

配線材は最終的にライカル線

配線材も何度か変更しました。
最初はパーツセットに入っていたハンダメッキより線をそのまま使っていたのですが、なんだか頼りない気がしてきたので、すべてベルデンにやり直しました。プリアンプの方も同様にかえました。その後、また変更しますが、、、。

この当時(10年くらい前)スピーカーのケーブルも同じベルデンにしていました。昔は、今でもそうかもしれませんが、ケーブル類はやたら太いのがいいという神話のようなものがありました。設計者の枡谷さんは普通の家電屋さんで売ってるコードで十分だとおっしゃってました。無酸素銅かなにか知らないけどなんでこんなに高価なのかというようなことも。
しかし、この頃は"高級"なものがいいものだという見た目の満足感を満たしてくれるものが流行っていました。でも、太いし硬いし、扱いづらくて、やたら高価で、振り返ってみれば ??? なんだかバカバカしかったような。

ある日、細い方がいいというのを耳にするようになったので、試しにホームセンターで屋内配線用の電話線に使われている 0.49mmの単線を買って、スピーカーケーブルで試してみました。これ安いんです。確かメーター 50円くらいだったような。10m買っても500円です。
ベルデンのケーブルと聴き比べました。FMから流れてくる人の声が、0.49mmの単線の方が自然に聴こえます。ベルデンは低い声が不自然に聴こえました。予想外で驚きました。思い込みとは恐ろしいものだと気付きました。

太いのがいいというのは、素朴というか、単純というか、気持ちは理解できますが、今は違うんじゃないのと思っています。でも、高価で高級で見た目もかっこよければ、気分がよくなって、音まで変わって聴こえてきますものね。

現在はスピーカーのケーブルとアンプの配線材は細くて柔らかいライカル線を使っています。というのは、しばらくスピーカーのケーブルには電話線の屋内配線用に使われている0.49mmの単線をつかっていました。ところが、聴こえてくる音がつまらなく感じはじめてきました。こうなるとまた新たな線材探しの始まりです。
それと被覆がビニール?製のものは高額なものでもダメです。静電気の影響かどうかわかりませんが、化学製品はよろしくないようです。ライカル線はシリコンですが、綿とか自然のものがいいのだと思います。

スピーカーケーブルもライカル線

目を付けたのは以前、知り合いの家で聴いたことのある Yoshii 9というスピーカーに使われているスピーカーケーブルです。
初めて見たとき、こんな細くてふにゃふにゃで大丈夫なのか? なぜ、わざわざこんなものを使っているんだろうと疑問に思ったことを思い出しました。
さっそく、調査開始です。これまでの常識とは正反対のものです。いろいろ調べてみると、もしかして、いいかも?
秋葉原のオヤイデ電気で RSCB0.2sq 柔軟性シリコンコードというもので10m以上お買い上げで 1mあたり 65円(一本)で買ってきました。ステレオですから二本必要になります。
この柔軟性シリコンコード、通常、ライカル線と呼ばれています。見た目が、イヤホンのコードに使われている柔らかいコードに似ています。細くて頼りない感じです。

スピーカーケーブルをライカル線に替えて一か月くらい聴いてみました。音というのはすぐに判断するのは間違いやすいです。やはり、ある程度長い期間、聴いてみて判断した方が良いと思います。とっかえひっかえなんて訳が分からなくなります。

変更後、なんとなくつまらなく聴こえていた音が生き生きとした感じに変化していました。繊細でしかも、ダイナミックです。結果が良かったので、アンプの内部の配線もこれに変更しました。
これまでの太いのがいいという常識からすれば、正反対の選択なので迷いがありましたが、これでよかったと思っています。細くて頼りなくてふにゃふにゃなので出てくる音もそうなる感じがしますが、むしろ、逆です。不思議ですね。
 Yoshii 9 を設計した由井啓之という方の設計思想は興味深くて面白いです。

それから、銅線は無酸素銅がいいというのが常識のようですが、無酸素銅は音にクセが付く感じがします。やたら高価なだけで音質にはマイナスです。

いろいろと無駄でバカなこともしましたが、今のところ満足しているので、すっかり改造熱は冷めました。音を楽しめています。

P-35III

大事なことを忘れていました。
改造するとしても自己責任でお願いします。責任は持てません。

追記
もう改造というかパーツの入れ替えは止めようと思っていたのですが、少々不満が出てきました。というのは、 VSRは音色はとても気に入っていたのですが、奥行き感というか立体感が弱いのです。それで奥行き感を何とかしたいという気になりまして、別の抵抗を試したくなったのと、コンデンサーとトランジスタも替えました。(2018.4.12追記)

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Posted by kiyo.I