chriskitと音楽①プリアンプ

chriskit, mark8D基盤と配線

クリスキットのアンプとスピーカーボックスを使い始めて20年以上になります。 chriskit mark8D と P-35III、そして 200ℓのスピーカーボックスに16cm のフォステックスのフルレンジスピーカー、CDプレーヤーはソニーの CDP-XB920 の組み合わせです。パソコンは LINUX UBUNTU をオーディオ用に使ってます。これは LINUX MINT に変更しました。

この組み合わせで主にクラシックとジャズ、Brian Eno、民族音楽、高校から大学生の頃よく聴いた70年代のプログレッシブ・ロックを聴くことが多いです。

工作が好きなせいかどうか、もっといい音にならないかなとアンプの改造を一年に1回位のペースでやってました。設計した枡谷さんには申し訳ないのですが、こればかりは性分というしかないようです。パーツだけ変えているので良いかなと。スミマセン。

改造といっても、本当によくなっているのかどうかは分かりません。主観的なものです。以前の状態と同時に比べる事なんてできません。二台同じものを持っていれば別ですが。 それに、音の善し悪しなんて判断するのはとても難しいです。音はすぐに消えていきます。はっきり言って分かりません。そんな気がするという程度の話だと思います。 同じ状態の装置でも、晴れた日、雨の日、聴いた時の体調、気分、状態によって違って聴こえてきます。環境にも左右されますし、体調にも左右されます。いい音というのも曖昧で、人によって基準が違います。違和感がなくて自然に聴こえて楽しめればいいのかなと。

その上、録音やマスタリングによっても違ってきます。わたしはオーディオに関する評論や記事の類は話半分で、ふ~ん、そうなんだ程度に思っているのが賢明かなと考えています。コマーシャルメッセージですから必ずスポンサーが付いています。売り上げに響きます。ですから、これから話す私の体験も、そんな感じで聞いていただければと思っています。

ビックリするほど変化したパーツの変更

それでは、今まで改造した中で効果のあったものを紹介していきます。 最初はプリアンプの chriskit mark8D。

chriskit, mark8D基盤

写真には、コンデンサーの上に外国のコインが乗っかっています。おまじないみたいなものなので、気にしないでください。真ん中あたりに見える黒いマッチ箱のような形をしたものが VISHAY VSR です。

びっくりするくらい違って聴こえたのは抵抗とボリュームを交換した時でした。

抵抗は VISHAY(ビシェイ)無誘導金属箔抵抗の VSR という製品です。一個 1000円以上します。10年以上前、秋葉原の海神無線で買ったときは1500円したような記憶があります。ちなみに、もっと高額なのもあります。 ステレオなので×2 です。高いです。アホだなと思いながらも買いました。抵抗なんて普通、10円、20円、もっと安いものはいくらでもあります。

こんな値段の張るものをよく買ったなと思いますが、その違いたるやビックリするものでした。信号が通るところと、NFB がかかるところに使ったのですが、驚きました。透明感が出て、情報量が明らかに違って聴こえました。この違いは誰が聴いてもわかるくらいの変化だと思います。 これまでしてきた改造は一体何だったのか!? それくらいの明らかな違いです。感動ものでした。お金はかかりましたが、買ってよかった!

Assembled Dale 23 Step Attenuator Volume Controlアッテネーター

二つ目はボリューム=アッテネーターです。 日本製のものは 4~5万円はかるくします。一つずつ抵抗をはんだ付けしていくので値段が高いのは仕方ないとして、これは私にはちょっと値段が高すぎる。でもなんとかしたい。 ありました! eBay で探したら、Assembled Dale 23 Step Attenuator Volume Control というのがありました! 当時、円高だったので、送料込みで 4000円くらいだったような。香港、中国製です。 大丈夫かなと不安もあったのですが、拙い英語でやりとりして、思ったより早く送られてきました。

肝心の音質の変化ですが、モーツァルトの二台のピアノのためのソナタを聴いた時でした。それまでは二つのピアノの音の違いなど分からなかったし、気にもかけていなかったのですが、このアッテネーターに替えたら、なんと、二台のピアノの音色の違いを聴き分けることができました。これにはビックリ。苦労した甲斐がありました。 というのも、eBay で購入手続きをする手間もありましたが、シャフトの太さがそれまで使っていた、あらかじめセットされていたボリュームコントロールより太かったのです。穴を拡げるしかなかったので、ドリルを買ったのですが、躊躇してしまいました。 そこまでやるか? しばらく悩んだ末、下にあるテープモニターの穴にちょうど入ったので、こちらに取り付けることにしました。一つ余分につまみが増えました。

chriskit, mark8Dパネル

テープモニターは使わないので、そこに入れました。ちょっとブザマです。

この製品、中国製(香港)でちょっと不安でしたが、今のところ何の支障もありません。

 VISHAY の VSR 抵抗と、香港製のアッテネーター、この二つを替えることで音質がガラリと変わりました。これ以外にもフィルムコンデンサーをいくつか替えています。

ところで、よくというか必ず出てくる話題がコンデンサー(キャパシター)を替えたらこんなに良くなったよという話ではないでしょうか? 常識になっている感じもしますが、どこのメーカーか分からないような怪しいものは別として、ちゃんとした製品であれば、あまり変わらないのではないでしょうか。 とはいえ、いいものはありました。今は販売されていませんが BlackGate というキャパシターは今でも印象に残っていて、実際使っています。

chriskit, mark8D電源部のブラックゲート

コンデンサーの変更は抵抗を VISHAYのVSR に、アッテネーターを Assembled Dale 23 Step Attenuator Volume Control (50kΩ)に交換した体験からすれば、小さいことのような気がしました。抵抗の違いがいちばん音に影響を与えるようです。ボリュームやアッテネーターは抵抗そのものですから、お金に余裕があればここにいいものを使うのが効果的です。

パーツの変更に加え、テープモニターの配線とローブーストの配線をカットして、よりシンプルにしたのも音質向上につながったかも知れません。

これで、クラシックからジャズ、ロック、民族音楽までオールマイティに聴くことができるようになりました。

追記 アッテネーターはコイズミ無線さんで「Allo アンプ用アッテネーター Stepped Attenuator」を扱ってらっしゃいますね。

もう改造というかパーツの入れ替えは止めようと思っていたのですが、少々不満が出てきました。というのは、 VSRは音色はとても気に入っていたのですが、奥行き感というか立体感が弱いのです。それで奥行き感を何とかしたいという気になりまして、別の抵抗を試したくなったのと、コンデンサーもついでに替えようと思っています。ですが記事にできるのは来年になるかもしれません。 正月(2018年)を挟んで抵抗を変更する作業をしていたのですが、やっと記事にできました。

Posted by kiyo.I