エジプトのヒエログリフ ── 何かを見逃している?

古代エジプトでは電気がどのように使われていたのか?
このような発想はあまりしないし聞いた事もないのではないでしょうか?

著者のアンドリュー・ホール氏は
「古代エジプトは、私たちが知っている世界とは異なる世界であり、私たちの世界とは異なる電位、異なる周波数、異なるエネルギー、より電化された環境であったことは間違いない。私たちにとっては異質な世界なのだから」と推測しています。

セントエルモの火、イラスト

セントエルモの火 Wiki

今日でもたびたび観測されている現象として、セントエルモの火という現象があります。
ウィキによると
「悪天候時などに船のマストの先端が発光する現象。古くから伝承されてきたが、雷雲が発生するような天候において静電気によって発光するものと考えられている。激しいときは指先や毛髪の先端が発光する。航空機の窓や機体表面にも発生することがある」
「尖った物体の先端で静電気などがコロナ放電を発生させ、青白い発光現象を引き起こしている。先端が負極の場合と正極の場合とでは、形状が異なる。雷による強い電界が船のマストの先端(檣頭)を発光させたり、飛行船に溜まった静電気でも起こることがある。放電による"シュー"という音を伴う場合がある」と説明されています。

航空機に発生したセントエルモの火のCG再現(ブリティッシュ・エアウェイズ9便)

航空機に発生したセントエルモの火のCG再現(ブリティッシュ・エアウェイズ009便)Wiki

私たちの日常生活の中で目にするようなものではありませんが、古代エジプト文明の時代では、ごくありふれた現象だったとしたらどうでしょうか?
 
あまりに飛躍しすぎでしょうか?
例えば、恐竜は今日のような重力の元では、立つことさえできません。これは科学的に証明されています。しかし、恐竜時代のイラストや映画などで地上を走り回っていた姿に馴染んでいる私たちは、立つことができたのか?という疑問さえ抱くことはありません。常識だと思っている知識や概念は本当に正しいのでしょうか?

ついでに、常識だと思っている知識や概念は本当に正しいのかという文脈で、フラットアースを主張する人々がいます。地球が丸いのか平らなのか私は知りませんが、かれらの主張する理屈は笑止千万だということだけ触れておきます。

セントエルモの火、稲妻のような

セントエルモの火

KC-10コックピットのフロントガラスを横切る静電気放電の閃光

KC-10コックピットのフロントガラスを横切る静電気放電の閃光
2017年3月22日、非公開の場所から雷雲に向かってKC-10航空機を飛行中、セントエルモの火を体験する飛行士たち。セントエルモの火は、航空機周囲の電場が空気分子をイオン化し、火花を発生させることで起こる。

セントエルモの火は、魔女の火とも呼ばれる気象現象で、大気の電場中でマスト、尖塔、煙突、動物の角などの棒状の物体からコロナ放電が起こり、発光プラズマが発生する。ブリティッシュ・エアウェイズ009便のように、飛行機の前縁でも観測されている。この現象は、物体の周囲が青や紫に光り、ヒスノイズやブザー音を伴うことが多いが、その強さは電場の強さに比例するため、主に雷雨や火山の噴火時に顕著になる。

聖エルモの火は、船乗りの守護聖人であるフォルミアの聖エラスムス(聖エルモとしても知られる)にちなんで名付けられた。落雷が間近に迫っていることを知らせるこの現象は、船乗りに畏敬の念を抱かせ、時には吉兆とみなされた。

セントエルモの火は、再現可能で実証可能なプラズマの一形態である。影響を受けた物体の周囲の電場が空気分子の電離を引き起こし、低照度の条件下で容易に見えるかすかな光を発生させる。セントエルモの炎を発生させる条件は、雲とその下の地面の間に高電圧の差が存在する雷雨の時に存在する。湿った空気中で放電を起こすには、約100kV/mの局所電界が必要である。電界の大きさは物体の形状(形と大きさ)に大きく依存する。電界は曲率の高い部分に集中するため、尖った物体は必要な電圧を下げる。

チャールズ・ダーウィンは、ビーグル号乗船中にその影響を指摘した。彼はJ.S.ヘンズローに宛てた手紙の中で、ある夜、ビーグル号がプラタ川河口に停泊していたときのエピソードを書いている:
空は稲妻で、水は発光粒子で、マストさえも青い炎で尖っている。
──チャールズ・ダーウィン、1832年
チャールズ・ダーウィンは、著書『ビーグル号航海記』にも上記の夜のことを記している:
マスト・ヘッドとヤード・アーム・エンドはセント・エルモの光で輝き、羽根の形はまるで燐でこすられたかのように、ほとんどなぞることができた。海は非常に明るく、ペンギンの足跡は炎のような航跡で示され、空の暗闇は一瞬、非常に鮮やかな稲妻で照らされた。
──チャールズ・ダーウィン、1832年

ニコラ・テスラは1899年、米国コロラド州コロラドスプリングスにある研究所でテスラコイルのテスト中にセントエルモの火を起こした。セントエルモの火はコイルの周囲に見られ、飛び回る蝶の羽を青い後光で照らしたと言われている。

クルックとフレイル

クルックとフレイル


古代エジプトにおけるクルックとフレイル

クルック(ヘカ)とフレイル(ネクハカ)は、古代エジプトの王室礼装の中で最も重要なアイテムの2つである。古代エジプトには、この2つの武具の実物が非常によく残っており、これらの武具を表現した彫像やさまざまな壁面レリーフ、絵画、パピルスもある。

クルックとフレイルは、異なる笏ではあるが、別々に描かれることもあり、通常は他の種類の笏と対になっている。笏は王権の記章であり、他の神々が笏を捧げることはあっても、笏を持つことはなかった。

次の道具というかシンボルが、この記事の中でよく出てきます。あらかじめ頭に入れておくとよいと思います。
▪staff:つえ、ステッキ、こん棒、さお
▪Crook:(曲がった部分のある)司教のつえ、羊飼いのつえ、鉤(グーグル翻訳だとクルックは"詐欺師"と翻訳されることが多い)
▪Flail:(麦などの脱穀に使った)殻ざお、一端にぶらぶらした棒の付いた手持ち道具でなる道具
▪Ankh:エジプト十字架、古代エジプトで生命の象徴となったもので、十字形の上の部分が丸い形をしているもの
Djed:安定を表すエジプトの象形文字の柱のようなシンボル

※キャプションがない画像にはわかる範囲で説明文をこちらで入れました。
[]内の注はこちらで入れました。
また、エジプトの遺跡、壁画などを知りたい方には「The Valley of the Kings(王家の谷)」というサイトをお勧めします。それぞれの遺跡、壁画などが何処にあるのかがわかる地図や構造図に加え、写真が豊富に掲載されています。

エジプトのヒエログリフ ── 私たちは何かを見逃している?

https://thedailyplasma.blog/
The Daily Plasma
August 16, 2023
Egyptian Hieroglyphs – Are we missing something?
A.D. HALL

埋葬室 J

埋葬室 J

先に断っておきますが、私はエジプト学の専門家ではありません。私はエンジニアであり、これから述べることについてエンジニアの視点を提供します。

テーマはもちろん電気であり、古代エジプトで電気がどのように使われていたかです。これまで見過ごされてきた証拠を見てみよう。そうすることで、エジプト人の工学的な洗練さに対する理解が深まり、彼らの精神的な信仰や実践に対する理解が深まると思う。これは誰かが間違っていると言っているのではなく、単に見落とされているものがあるために解釈が不完全になる可能性があるということです。

私たちは、いくつかのヒエログリフの中で人物が使っている道具に注目します。人物の道具や服装、そしてそれらがどのように使用されているのかに注目します。
この画像のコラージュは、道具の一部を描いている。ワス スタッフ、ジェド、アンク、クルック、フレイル[Was Staff, the Djed, the Ankh, the Crook and the Flail ファラオの力と威厳を表すペアのシンボル]。他にもいくつか紹介するが、これから見るほとんどの描写では、これらの組み合わせが使われているようだ。

※ワス セプター(ワセットとも呼ばれる)は、エジプト文化における権力の象徴である。それはまた、セト神と、彼が象徴する混沌の力、ひいてはその支配を表している。クルック(曲がった部分のあるつえ)とフレイル

スタッフ、ジェド、アンク。

スタッフ(杖)、ジェド、アンク

フレイルは肩を、クルックは首に触れる。

フレイルは肩に、クルックは首に触れる

クルックとフレイル

クルックとフレイル

ジェドに触れる

ジェドに触れる

スタッフ(杖)、アンク、クルック、ジェド、フレイルがつながっている

スタッフ(杖)、アンク、クルック、ジェド、フレイルがつながっている

一般的な服装は被り物 headgearと首飾り collar だ。被り物は多岐にわたるが、共通する特徴として、額にコブラの形をした突出したアンテナがある。首飾りは胸を覆うもので、同心円状の金属と宝石のビーズでできている。金属、特に金は、ラピスラズリのような鉱物と同様に、服装にも道具にもふんだんに使われた。

次の画像群の道具の配置に注目してほしい。フレイルが肩をブラシでこするように持たれていることに注目してほしい。クルックは首に当てている。そして人物は、手、鼻、杖、アンクを使って互いに触れ合う行為をしている。アンクはしばしば、人物の鼻からほんの少し離れたところで、他の人物の手によって握られている。

[プタハ神とセティ王。アビドスのオシリス神殿]

アビドスのセティ1世神殿レリーフ。神にメナトを捧げ、そのお返しにジェドとアンクを受け取るセティ1世。Credit: Kyera Giannini / flickr

[アビドスのセティ1世神殿レリーフ]
神にメナトを捧げ、そのお返しにジェドとアンクを受け取るセティ1世

オシリスとセティの壁画 古代エジプトに描かれた、再生神オシリスとファラオ・セティのヒエログリフ彫刻。エジプト、アビドスのオシリス神殿の壁。

[オシリスとセティの壁画。アビドスのオシリス神殿の壁]

アマルナのアクエンアテンのレリーフ
アメンヘテプ4世/アクエンアテン王(ネフェルケペルラウェンラ)の頭部と腕が彫られた壁面レリーフの断片。

[アマルナのアクエンアテンのレリーフ]
アメンヘテプ4世/アクエンアテン王(ネフェルケペルラウェンラ)の頭部と腕が彫られた壁面レリーフの断片

カルナックの倒れたオベリスクのレリーフ
ハトシェプスト女王は、ファラオの衣装を身にまとい、男性として描かれ、アメン神によって戴冠されている。アメン神とその名を示すヒエログリフは、アケナトンの時代に汚され、後に復元された。新王国時代、第18王朝、紀元前1465年頃。カルナック。

[カルナックの倒れたオベリスクのレリーフ]
ハトシェプスト女王は、ファラオの衣装を身にまとい、男性として描かれ、アメン神によって戴冠されている

フリンダース・ペトリーによって描かれた詩的な石碑

[フリンダース・ペトリーによって描かれた詩的な石碑]

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古代の象形文字が描かれたエジプトのパピルス

[古代の象形文字が描かれたエジプトのパピルス]

ツタンカーメンの墓の南の壁には、ファラオを冥界に迎える西の女神ハトホルが描かれています。防腐処理の神アヌビスが王の後ろに立っています

[ツタンカーメンの墓の南壁には、西の女神ハトホルがファラオを冥界に迎える様子が描かれている
防腐処理の神アヌビスは王の後ろに立っている]

私が示唆しているのは、彼らは互いにショックを与え合っていたということだ。手や道具を使って互いに電流を流し、接続する様子が描かれている。

私の限られた知識では、このことに言及した人はこれまでいなかった。巨石建築に関するハイテク技術の使用や、ピラミッドが一種の発電機である可能性についての推測はあるが、彼らが自分自身をザッピング[急に動かす、急に強く打つこと。電気を流す、電気ショックかそれに類するもの]していたことを示唆した人がいたことを私は知らない。

しかし、それが描かれているのだ。実にシンプルだ。どの画像でも、人物は自分自身、床、被り物、道具を使ったブラシ状の道具の間をつなぐ行為をしている。ブラシのような道具は、地面に置かれたスタンドやボウル、あるいはフレイルや扇のように手に持って登場する。ファラオはしばしば廷臣に扇がれる姿で描かれる。

金属板のフリンジの付いたタッセル(房飾り)?

金属板のフリンジの付いたタッセル(房飾り)?

円形の羽毛立て。回転したのか?

円形の羽毛立て。回転したのか?

ブラシ状のものに触れる。

ブラシ状のものに触れる

どんぐり型の台座の上に置かれたブラシ状のもの。

どんぐり型の台座の上に置かれたブラシ状のもの

回転する羽根のテーブルが、シンプルなヴァン・デ・グラーフ発電機を作る

回転する羽根のテーブルが、シンプルなヴァン・デ・グラーフ発電機を作る

ブラシ状のものをジェドにこすりつける

ブラシ状のものをジェドにこすりつける

杖をブラシのようなものに触れる

杖をブラシのようなものに触れる

蓮の花やナイルユリなどが描かれているのが通例だが、おそらくそうなのだろう。私の観察では、それらは電荷を集めるものだ。風船に毛糸の靴下をこすりつけると静電気が発生するように。ブラシ状の道具は、布だったり、乾燥したイ草の茎だったり、動物の毛皮だったり、羽毛だったりする。別の素材にブラシをかけると、ヴァン・デ・グラーフ発電機[移動ベルトを使用して絶縁柱の上にある中空の金属球に電荷を蓄積し、非常に高い電位を生成する静電発電機]のように非常に高い電位の表面電荷が発生する。

ブラシ状の道具は、手や道具によって接続され、回路の一部として現れる。被り物と襟も電荷を集めるためのもので、頭部を包む大きな表面積と、"第3の目"に電荷を集めて集中させるためのアンテナがある。

カルナックの倒れたオベリスクのレリーフ ハトシェプスト女王は、ファラオの衣装を身にまとい、男性として描かれ、アメン神によって戴冠されている。アメン神とその名を示すヒエログリフは、アケナトンの時代に汚され、後に復元された。新王国時代、第18王朝、紀元前1465年頃。カルナック。

[アメン神とその名を示すヒエログリフはアケナトンの時代に汚され後に復元された。
新王国時代、第18王朝、紀元前1465年頃。カルナック]

ツタンカーメンの墓にあるコブラのオブジェ

[ツタンカーメンの墓にあるコブラのオブジェ]

パピルス
神々を伴い、アブシールの葬儀寺院で発見されたアヌビス神から命を授かったニ王とシル・ラー。

[神々を伴い、アブシールの葬儀寺院で発見されたアヌビス神から命を授かったニ王とシル・ラー]

アビドスのホルス
このレリーフの細部には、ラー・ホラクティが精巧な「アテフ」の冠を被っている様子が描かれており、その冠には4匹のコブラ(ウレアウス)が組み込まれている。
この浮き彫りは、アビドスのセティ1世神殿の第2多柱室の真西に位置する7つの礼拝堂のひとつ、ホルスの礼拝堂の南壁にあります。
この絵の細部は、ファラオのセティ1世がホルスにカウンターウェイト(首飾り用)と布切れを贈る場面の一部である。セティが聖域に入るところから、神像の掃除や着替えに至るまで、礼拝堂に展示されている毎日の神殿儀礼の36のエピソードのうちの1つである。
アビドスのセティ神殿は、セティ1世によって建設が開始され、息子のラムセス2世によって紀元前13世紀に完成した。

[アビドスのホルス]
このレリーフの細部には、ラー・ホラクティが精巧な"アテフ"の冠を被っている様子が描かれており、その冠には4匹のコブラ(ウレアウス)が組み込まれている。この浮き彫りは、アビドスのセティ1世神殿の第2多柱室の真西に位置する7つの礼拝堂のひとつ、ホルスの礼拝堂の南壁にある。この絵の細部は、ファラオのセティ1世がホルスにカウンターウェイト(首飾り用)と布切れを贈る場面の一部である。セティが聖域に入るところから、神像の掃除や着替えに至るまで、礼拝堂に展示されている毎日の神殿儀礼の36のエピソードのうちのひとつである。アビドスのセティ神殿は、セティ1世によって建設が開始され、息子のラムセス2世によって紀元前13世紀に完成した。

彼らはこれらの道具を使って巨大な静電気を作っているのだが、これは適切な材料を使って物をこすり合わせるだけで、非常に簡単にできることなのだ。被り物やえり飾りは電荷を集中させ、人物の頭の周りに電界を形成する必要がある。セントエルモの火やヤコブの梯子を頭上に作り出すような構造になっている場合もあるようだ。これらの描写のすべてにおいて、彼らは頭の周りに電界、周波数、電流を経験する回路を作っている。

金とビーズの襟

金とビーズの襟

被り物は頭部をジェドのような電場で包む

被り物は頭部をジェドのような電場で包む

頭の周りに電場を固定するための首輪

頭の周りに電場を固定するための首輪

このことに気づいた人はいるだろうか?
エジプト人が電気を使うという認識は目新しいものではないが、頭をザッピングする?
出土品があることから、彼らが電池を作っていたことは知られている。そして、彼らは粉砂糖のようにあらゆるものを金で電気メッキした。しかし、彼らが脳に電気ショックを与えていたと示唆した人はいるのだろうか?

これらと同じ道具を音波振動装置と解釈する説があるが、これは極めて理にかなっている。しかし、良い刺激を与えるには、電界や放電の方がずっと良い。それに、バイブレーターを手に持つと、エネルギーが供給されない限り振動が減衰する。描かれているのは、登場人物、床、調度品、道具の間の回路で、電荷の収集と生成のポイントに連続性を与えている。

コンセンサス・サイエンス以外のほとんどの人は、"デンデラ電球"の象形文字は電気的な何かを描いていると結論付けている。そこで、このヒエログリフをもう少し詳しく見てみよう。

膝立ちしている人物は接地された導体である

膝立ちしている人物は接地された導体である

デンデラのハトホル(イシス)神殿の地下墓地にあるバッテリー駆動のサーチライトとフィラメント・ランプ

デンデラのハトホル(イシス)神殿の地下墓地にあるバッテリー駆動のサーチライトとフィラメント・ランプ

頭がブンブンするGetting a head buzz.(ブザー、唸る、興奮)。

頭が唸る

座っているキャラクターの頭とプラズマ電球の間にある丸い光の輪に注目

座っているキャラクターの頭とプラズマ電球の間にある丸い光の輪に注目

場面全体は回路を描いており、ジェドが巨大な電球のようなものにコンデンサーの電荷を供給している。人物と電球の間、つまり頭の中にプラズマ放電の丸い光の輪がはっきりと描かれている。電球は巨大なプラズマ球で、巨大なコンデンサーによって充電されている。ここには回路があり、周波数があり、人々の頭への放電が起こっている。

ジェドは原始的なプレートコンデンサで、電荷を蓄えるために結晶石で作られたと思われるプレートは、空隙と誘電体コアで仕切られ、孤立した中央の柱の上に立っている。それは回路の一部として描かれ、多くの場合、人物が素手を使ったり、プレートを飛び越えるためにブレード状のコネクターを持ったりする状況で描かれる。

それぞれの登場人物は片手でプレートを橋渡しし、蓄積されたエネルギーを放電している

それぞれの登場人物は片手でプレートを橋渡しし、蓄積されたエネルギーを放電している

象徴的なジェドの彫刻

象徴的なジェドの彫刻

ジェドに触れる

ジェドに触れる

帯電したジェドと被り物に触れる

帯電したジェドと被り物に触れる

ゴールドのジェド・ピン

ゴールドのジェド・ピン

アンク、杖、あるいは手は、火花を散らし、エネルギーが個々人の中を流れるように連続性をコントロールするために使われる。エジプトだけでなく、聖書やその他の書物などにもそのように描かれていることから、当時の人々は、杖を魔法の力を伝えるための一種のスピリチュアルな道具とみなしていたことが確認できる。電気はその条件を満たすだろう。

アンク

アンク

アンクは専門家の間では"生命の鍵"と考えられている。神々が神の命の火花を何らかの理由でファラオの鼻から届けるために使った道具である。まさに生命の火花だ。副鼻腔をザッピングすれば、生きていることを実感できるだろう。

もうひとつ、ランプか香炉と思われる道具がある。他の道具と照らし合わせると、これらはイオン化する炎を出す道具だと思う。おそらく、カーボンブラック、マグネシウム、油、その他の反応性が高い元素を使った反応が含まれているのだろう。画像の道具には2つの部分があり、ひとつは炎に触れるワンド[棒]、もうひとつはランプそのものである。おそらく、ワンド[魔法使い・手品師・妖精などが使う細くてしなやかな棒]は触媒、あるいは加熱時にイオンを発生させるためのフラックス[融剤]で、他の道具は電荷を蓄積するために近くに配置されているのだろう。これらは、使用前に電荷を飽和または脱飽和させることによって、道具を準備する様子を描いているように見える。脱飽和させることは、次に使用する前に残っている"精霊"を吐き出すための浄化行為として完全に理にかなっている。

プラズマ発生器とアースされたブラシの隣に置かれた杖、クローク、フレイル。 玉座はコンデンサーのようだ

プラズマ発生器とアースされたブラシの隣に置かれた杖、クローク、フレイル。
玉座はコンデンサーのようだ

炎のついたワンドと反応容器の隣で充電される杖

炎のついたワンドと反応容器の隣で充電される杖

容器、ワンド、炎の装置

容器、ワンド、炎の装置

変わった(珍しい、普通でない)装置

変わった[珍しい、普通でない]装置

次の絵では、回路に注目してほしい。台座の上にある人物とそうでない人物がいることに注意。鉤状の杖に使われている点線と細切れになった線のパターンと色が、被り物にも使われていることに注意。杖や他の道具を使って、腕や被り物を通して電流を流すために触れているように見える。このモチーフは、電荷が回路を通して拡散する様子を表しているのかもしれない。

パピルス

回路を形成する

中心人物が台座の上に立ちながら、蓄積した電荷をファラオの帽子に移そうとしているように見える。ファラオはアースされており、彼の王冠とフレイルは異なる色をしているが、これはおそらく彼が反対の電荷で"浄化"され、神々との高電圧接続の準備ができていることを示しているのだろう。

そして、被り物の高さで吊り下げられた3つのカルトゥーシュ[象形文字で記された王の名を囲む、装飾用の楕円形の枠]と、その上の2つのオーブ[球形のもの]もこのパターンで縁取られている。これらは、この図に存在する物理的な物体を表しているように見える。グリフがテキストボックスを示しているのか、物理的なアイテムを示しているのか、あるいはその両方を示しているのか、見分けがつかない場合がある。

テキストボックス、あるいは接地された台座(柱脚.)?

テキストボックス、あるいは接地された台座(柱脚)?

おそらく、私たちは意味の層を見逃しており、カルトゥーシュは、回転すると、接地された床と電界を発生させ、人物を包み込み、電位を増幅させるマニ車を表しているのだろう。ショッカー[電気ショックを与える人物]は台座の上で隔離され、接地されたファラオとの間にステップ電圧を発生させる。

あるいは、バッテリーとコンデンサーを備えた専用の部屋で電荷を発生させ、電極によって壁を通して送り込むのかもしれない。

送電線

送電線

バッテリールーム

バッテリールーム

バスバー(母線、主回路となる導体)

バスバー[母線、主回路となる導体]

ファラオはショックを受けるのが好きだったようだ。大きければ大きいほどいい。たぶん、これが彼の強さを証明する方法だったのだろう。宇宙の力との神聖なつながり、そしてそのエネルギーを民衆と分かち合う能力。彼らがこのように電気を使用していたというのは、確立された解釈とまったく矛盾しないように思えるし、なぜ彼らがこの帽子や道具を重要視していたのかさえも確認できる。

古代エジプトの女神ワジェトとネクベトによるファラオ・プトレマイオス8世の戴冠式

メナージュ・ア・ザップ
[古代エジプトの女神ワジェトとネクベトによるファラオ・プトレマイオス8世の戴冠式]

※ちなみに、メナージュ・ア・トロワとは、 3人が一緒に暮らす状況、特にそのうちの1人が他の2人と性的関係を持っている状況を指す。

彼らは、電気を生活の中で使い、宇宙の力を扱っていることを理解している人々の立場から、"生命の火花"を祝っていたのである。私たちは、何世紀にもわたって重層化された神々の教義に惑わされ、彼らが持っていた自然に対する深い理解を過小評価しているのではないだろうか。これは他の古代文化にも言えることで、私たち、直線的な推論をする科学的還元主義者は、意識を低下させる[弱める]という目標をとっくに達成してしまっているのだと思う。

考慮すべきもうひとつの側面は、これらの電気儀式が巨石で造られた神殿で行われていることである。いくつかのグリフには、人物が座る、あるいは触れる台座が描かれている。ある種の部屋の中にいるように見えるものもある。これらの儀式は、地球の深部、花崗岩の部屋の中、あるいは野外で、地球の自然電場を増幅する台座の上で行われていたのかもしれない。

アメンヘルクシェフの墓のプタハ」。
祠堂に立ち、典型的な青い帽子をかぶったこのアメンヘルクシェフの墓の彩色レリーフは、プタハ神を描いている。メンフィスの宇宙観によれば、プタハ神は、ユダヤ教やキリスト教の神とは異なり、思考と言葉の力によって世界を構想した神である。
アメンヘルケプシェフは王族の書記で、騎兵隊の司令官であり、ラムセス3世の息子であった。彼の墓(QV 55)は、ルクソール西岸の王妃の谷にある。

[アメンヘルクシェフの墓のプタハ]
祠堂に立ち、典型的な青い帽子をかぶったこのアメンヘルクシェフの墓の彩色レリーフは、プタハ神を描いている。メンフィスの宇宙観によれば、プタハ神は、ユダヤ教やキリスト教の神とは異なり、思考と言葉の力によって世界を構想した神である。アメンヘルケプシェフは王族の書記で、騎兵隊の司令官であり、ラムセス3世の息子だった。彼の墓(QV 55)は、ルクソール西岸の王妃の谷にある。

エジプトのヒエログリフ画像

[エジプトのヒエログリフ画像]

Egypt
床下のキツネの回転木馬?

床下のキツネの回転木馬?

股間の何か……推測はしたくない。

股間の何か……推測はしたくない

悲鳴は誰にも聞こえない

悲鳴は誰にも聞こえない

部屋の中でイオン化されたガスを使えば、必然的に空気を希釈することになる。これはプラズマの活性を非常に高めるが、窒息死や毒性といった結果をもたらすかもしれない。おそらく、ヘリウムのような許容できる気体を発生させたのだろう。あるいは、その場は控え室に限られ、そこで簡単な清めの儀式が行われたのかもしれない。考えてみる価値はあるだろう。

床はすべての回路のカギを握っている。床は石で、導電性である可能性が高い。座っている人物は、しばしば絶縁する枕や台座の上にいて、道具を床に接地させる前に電位を構築する。

座っている人物はまた、床に接地しているように見える低い玉座に座っており、まるでコンデンサーの一種であるかのような外見をしている。それは、彼らのひょうきんな帽子の上から背筋に衝撃を与えるだろう。

初期の電気椅子

初期の電気椅子

背骨、副鼻腔、頭蓋骨に電流を流すと、エキゾチックな効果がある。ロボトミー手術に有効なのは分かっている。雷の被害者は一般的に悪い影響を受ける。一方、プラズマ電極を使った"結婚補助具[大人のおもちゃ]"もあるのだから、電気火花が悪いことばかりではないだろう。願わくば、エジプト人はポジティブな結果を得る方法を知っていてほしい。

神殿に花崗岩、砂岩、石灰岩を使い、あらゆる種類の地下のアーチ形天井[地下納骨所]を作り、帯水層やその他の水場の上に配置し、世界各地に配置したのは、地球の電場を利用するために戦略的に選ばれたのだと私は信じている。

エンジニアとして私が確実に言えることは、世界中の巨石の土台から発見された小さな銅、青銅、鉄のコネクターには、構造上の目的はないということだ。数トンの石を動かすのに十分な力があれば、これらのピンはすぐに折れてしまうだろう。唯一の合理的な目的は、石ブロック間の電気的導通を確保し、電荷を均等に分散させ、接合部で不要な火花を発生させないことである。

電気的導通のためのコネクター

電気的導通のためのコネクター

Ancient metal clamps discovered on megaliths, temples, and other prehistoric monuments worldwide

世界中の巨石、神殿、その他の先史時代の遺跡から発見された古代の金属製クランプ

モルタルなしで石と石を丹念に嵌め合わせた理由も同じだ。──しっかりとした導通を確保するためだ。また、完成した石に残された謎めいたコブは、持ち上げるためでも、石工が怠けたからでもない。門、出入り口、通路の周囲に配置され、人々が歩く場所から放電をそらすためなのだ。

通電した石、特に雷に打たれた石は、電流を吸収して放電する。そして、あなたが歩こうとしている出入り口の向こう側で、そのようなことが起こるのは避けたいものだ。つまり、コブは電荷を蓄積し、安全に放電させるための集電ポイントであり、石の継ぎ目や開口部、通路の近くに置かれることで、石の脱飽和を助けるのだ。

ペルー、オリャンタイタンボでのいくつかのこぶ

[ペルー、オリャンタイタンボのいくつかの"こぶ"]

梁山採石場は、中国明王朝第3代皇帝永楽帝(在位1402-1424年)の時代に放棄された未完成の大きな石碑で有名である。

梁山採石場は、中国明王朝第3代皇帝永楽帝(在位1402-1424年)の時代に放棄された未完成の大きな石碑]

古代エジプトは、私たちが知っている世界とは異なる世界であり、私たちの世界とは異なる電位、異なる周波数、異なるエネルギー、より電化された環境であったことは間違いない。私たちにとっては異質な世界なのだから。

以下のリンク先の記事は、古代の建築慣習に光を当てている。

MITのエンジニアが古代の材料からスーパーキャパシターを作る

この記事では、MITのエンジニアがセメント、水、カーボンブラックからキャパシタを作った方法を紹介している。彼らの実験によれば、カーボンブラックをコンクリートでわずかにドーピング[不純物添加]することで、有用なコンデンサーの電荷を保持できるようになる。研究チームは、一辺が約3.5メートルのナノカーボンブラックに不純物を加えたコンクリートブロックが、一般家庭の日常使用に十分な約10キロワット時のエネルギーを蓄えることができると計算した。つまり、この技術を使えば、自宅の基礎が蓄電装置になる可能性がある。

同様に、エジプト人やその他の巨石建造者たちは、花崗岩やその他の天然の電気特性を持つ石を使っていた。花崗岩はケイ酸塩で構成されている。── ケイ酸塩は珪素と酸素の化合物に他の元素が少し混ざったもので、電荷を拡散しやすい結晶や小板を形成する。花崗岩は導電性が高く、圧電性[ピエゾ電気]であるため、振動させると電流が発生する。

音波振動は、石を刺激して周波数を与える最も簡単な方法だろう。直流電流が発生し、共鳴する音波周波数によってパルス化される。彼らが行ったことはすべて、静電気の帯電と放電に基づいていたようだ。ニコラ・テスラがまだ生まれていなかったからだ。

私は、神殿の奥深くで花崗岩の自然エネルギーに包まれ、部屋の外ではトランペットや太鼓の音波振動によって強化されている様子を想像することができる。お香が部屋を濃密な香りで満たし、僧侶たちが私の肌に羽毛のテーブルを当てて呪文を唱えるときの、うなり声とパチパチという音だけが響く中、私の霊的な目覚めをじっと待つ。これらのことが私の心を幻覚で満たし、私の体を乾いた期待で満たし、私の頭をざわめく気配で包み込む。

そして、大きな衝撃(音)!
誰かが私の鼻にアンクを突き立てると、私のお尻から頭頂部に向かって火が放たれ、自分でも知らなかったチャクラが活性化する。私ではなく、ファラオのような、それに値する誰かがそうするのが見えた。マヤの王たちはペニスを突き刺した。これはもっとひどいように聞こえる。

おそらく電流が霊的な体験を刺激したのだろう。もしかしたら、電流が超能力を高めたのかもしれない。サイケデリックな体験を刺激したのかもしれない。おそらくその3つすべてだろう。だから彼らの神々は犬の頭をしているのかもしれない。考えてみれば、頭を叩くことは多くの古代の謎に関係しているのかもしれない。

細長い頭蓋骨

細長い頭蓋骨

細長い頭蓋骨

細長い頭蓋骨

このような怪物は、赤ん坊の頭を縛ったことが原因なのだろうか? それとも、頭をザッピングしたために不自然にこのように成長したのだろうか? エジプト人は本当に、銅のノコギリで石を叩いたり切ったりして、天文学的に複雑な建造物を作ったのだろうか? それとも、石に電流を流して石をばらばらにし、より可鍛性[鍛造できる,展性のある]にしたのだろうか? 古代エジプトの作品を見るとき、私はこのような疑問を抱く。最後に、私が電気回路の要素を見ることができた画像をいくつか紹介しよう。皆さんも"電気的な目"で見て、何かを見つけてほしい。

エジプト、天文天井
エジプト:デンダラのハトホル神殿。

エジプト、天文天井
エジプト:デンダラのハトホル神殿。ヒポスタイル・ホールの天井のコファーには、彩色された装飾が施されている。高さ15mの左の棺には、ウシの耳を持つハトホルの頭部が描かれている。輝く顔をした女神は、顎の下に見える神殿のファサードを守るため、自分を守るように運命づけられた太陽の光線を浴びている。グレコ・ローマ時代。エジプト:デンダーラのハトホル神殿。デンダーラのハトホル神殿では、拝殿の天井の棺に絵の装飾が施されている。高さ15メートルの左側の部屋には、ウシの耳を持つハトホルの頭部が見える。輝く顔をした女神は、太陽ラーの光線を浴びているが、これは女神を守るためだけでなく、女神の神殿を守るためでもある。

エスナにあるエジプトのクヌム神殿の壁に刻まれたヒエログリフの彫刻

[エスナにあるエジプトのクヌム神殿の壁に刻まれたヒエログリフの彫刻]

アビドス、セティ1世神殿、アヌビス神が描かれたレリーフ

[アビドス、セティ1世神殿、アヌビス神が描かれたレリーフ]

壁に描かれた古代エジプトの象形文字

[壁に描かれた古代エジプトの象形文字]

ツタンカーメンとその妻

[ツタンカーメンとその妻]

Egypt
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Ancient Egypt
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──おわり
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

@kiyo18383090

Posted by kiyo.I