コンセンサス・サイエンスと電気宇宙の違い(衝撃波が重要な理由)

科学する心を退屈にさせる科学

前回の記事でアンドリュー・ホール氏の「稲妻と衝撃波──衝撃的な真実」を紹介しました。アンドリュー・ホール氏はサンダーボルト・プロジェクトでも数多くの動画を見ることができます。地球の地形を形作った衝撃波についてのものが多いですが、空力学というのか、衝撃波関連の専門的な用語がいっぱい出てきて、興味はあっても、そのような分野には疎い自分には難しく感じていました。それで、とっつきやすそうに見える前回の記事と今回の記事を書きました。

原文のタイトルは「衝撃波が重要な理由」となっていますが、衝撃波を専門的な物理の観点から解説するという内容ではありません。どちらかというと”コンセンサス・サイエンス”と”電気宇宙”の違いと電気宇宙の世界観を述べられているという印象がしました。コンセンサス・サイエンスとは言ってみれば、ほとんどの方が、これが科学だというイメージをもたらされている、または信じている科学のことです。世論科学とでもいえるかもしれません。ですが、これが支配し主流の科学として流通しています。ここからはみ出すものは”異端”として処理され、人々の目に入らないようになっています。

コンセンサス・サイエンスという主流科学は、科学する心を退屈にさせる科学だと思っています。細分化されすぎて全体が分からないからです。その実態は専門家や学者のためだけにある世界なのかもしれません。富を一点集中させるピラミッド支配構造と同じものが、ここにもあるような気がします。

電気宇宙というものを知るまでは、最先端の科学を紹介するような映像や科学記事などを読んでも、興味を惹かれ凄いなとは思いましたが、自分の生活とはほとんどかかわりがなく、どことなく遠い世界の話のように思え、次の日にはすっかり忘れていました。自分となんのつながりも見いだせなかったのです。オタクの世界のオタクな情報を知って、それ知っている、知らない、興味ある、ない、って感じです。

電気宇宙はバラバラの世界、あふれるほどの一見無関係な情報を一本の線でつなげてくれます。自分の中で有機的に繋がってきて、それがさらに興味をかきたてます。だから好きです。

アンドリュー・ホール:衝撃波が重要な理由

イマニュエル・ヴェリコフスキー
イマニュエル・ヴェリコフスキー

イマニュエル・ヴェリコフスキーは、衝突する宇宙を描写し、そのような相互作用の物理学を正しく認識しました。それは電気です。ヴェリコフスキーは、半世紀前に極地のオーロラが地球と太陽の電気的なつながりであることを発見したクリスチャン・ビルケランドの研究など、古典物理学の知識を持っていました。現在、電気宇宙コミュニティは、電気宇宙の理論を推進していますが、エーテルは存在せず、奇跡的なビッグバンを支持する主流のコンセンサスによって、電気宇宙はとっくに放棄されています。

※コンセンサスconsensus:〔全体の〕ほぼ一致した意見、総意、民意、世論

私たちは、コンセンサス科学の信念とは対立しています。エーテルと重力に関する明らかな根本的な意見の相違と、そこから派生する多くの相違点に加えて、科学的探求に対する取り組み方も根本的に異なっています。衝撃波の考察(調査)は、議論に値する例を示しています。

世界中の非火山性の山は、風や電流によって決まった場所に横たわっています。ひとつひとつの小さい丘を確認することはできませんが、概して、あなたの周りの山は、どこにいても身の回りの山は風でできています。それらはイオンと自由電子を帯びたプラズマ風 plasma winds であり、その中には電流を運ぶ埃(塵)や水蒸気が含まれています。風の流れ wind-stream のひとつひとつが電流です。埃や水も帯電しています。埃はプラズマの一部であり、プラズマの効果を増幅させます。

地面にも電気が流れていて、地球からは水の泉のように電流が流れています。実際、地球の電流の多くは水によって運ばれているので、水の泉と電流は同じものです。すべてのもの、少なくともほとんどのものがその環境、現在の大陸の基本的な形を持つ、私たちが知っている地球の創造が起こったときに充電されていました。

ここで、コンセンサス・サイエンスとの最初の大きな違いが出てきます。コンセンサス・サイエンスでは、イオンの集まりは荷電粒子の集まりであり、最終的には再結合して中性物質になると考えています。彼らは、イオンの挙動を量子確率に分解するか、イオンをバルク(かさ)体として扱い、その内部構造を無視します。いずれにしても、全体像を見失っています。

私たちは、イオンの集まりを回路と見なします。それはプラズマと呼ばれる自己組織化体であり、その周波数、干渉パターン、フィードバックの作用によって組織化されます。静電容量によって膜の壁を形成し、内部の電流から生命を得て、電場によって動かされ、磁気によって周囲にフィードバックして反応します。そのような組織を”回路”と呼びます。だからこそ、地球の回路の一部として地質を見ると、とても納得がいきます。地球と空の間には、回路のパターンが見られます。

それは、プラズマ風による地球上の衝撃波の結果を見ればすぐにわかります。高度にイオン化されたプラズマ風は超音速だったので、衝撃波が発生していました。その衝撃波が、塵や電流の波動ガイドとなって、塵を積み上げ、融合させて山にしたのです。

このことは、超音速風洞実験で得られた科学的成果の山と、山の四面体の形を比較すればわかります。この四面体の形をはじめとして、山の中のさまざまな地質構造が衝撃波の結果であることがわかります。山の特徴の形態(形状と構成)が衝撃波のそれと正確に一致することを示すことができ、衝撃波が山の形態を作り出すことを経験的に示すことができるのです。

それは視覚的な相関関係です。数学は必要ありません。もちろん、徹底した科学的調査には、関係するエネルギー、風速、密度、化学物質、電圧などのデータを確立するための科学的分析が含まれます。そこから数学的なモデルを作って、物理学を検証し、確認することができます。しかし、基本的な回路を理解するためには、そのようなことは必要ありません。

回路はパターンです。私たちに教えてくれるのは、数学ではなくパターンなのです。私たちはすでに数学を持っています。それは、電磁気学と磁気流体力学の数学です。パターンと数学の関連性はすでに知られています。衝撃波と地質に関しては、パターンは分析されるべき風景(地形)の上にあります。必要なのは、適切な科学の知識を持ち、データを入手して数学を適用しようとする人たちです。残念ながら、私たちの小さなコミュニティにはまだそのような人がいません。

適切な科学を学んだほとんどの人は、キャリアを積むことを希望しているようで、そのためにはコンセンサスを受け入れることが前提条件となっています。EU(エレクトリック・ユニバース)のコミュニティには地質学者や地球科学者がいて(ほとんどが仕事を必要としない引退した人たちで、真実を追求する余裕があります)、応用するためのトレーニングの一部を受けていますが、彼らは航空力学のバックグラウンドを持っていません。衝撃波を本当に理解している人の話はまだ聞いたことがありません。

電気技術者は、回路を理解していますが、それは配線や絶縁体に含まれる場合のみです。彼らは、衝撃波やアーク放電、浮遊容量、フリンジフィールド fringing fields※(漏れ磁場? 辺縁磁場)などについては全く知らないようですが、それは彼らの設計や方程式がこれらを排除することを目的としているからです。すべてを理解しているプラズマ科学者たちは、地質学にまで気が回りません。なぜなら、セクシーなものは宇宙空間にあるからです。ブラックホールの正体を知ることがどれほど重要かはご存知でしょう。それは本当に私たちの生活を変えるでしょう? ※フリンジフィールド fringing fields:文末の脚注を参照してください
セクシーで面白いけど、誰の目先の未来にも関係ないことだからね。率直に言って、タイトルに”ブラックホール”と書かれた記事を見ても、何が書かれていても検証できないことがわかっているので読まないし、重要ではないので次の日には忘れてしまいます。

しかし、地球を理解することは、壊滅的な地震、火山、天候を理解し、おそらく防止または軽減することにつながるでしょう。それによって、政治的な意図ではなく、気候変動の背後にあるものを理解することができます。また、過去の絶滅の大惨事の原因が何であったのか、そしてそれが再び起こる可能性があるのかを教えてくれるでしょう。これは重要な情報です。人の命を救う情報なのです。

だから私は、私たちのコミュニティの科学者たちが、科学者としての責任を果たし、最も重要なことに集中していないことについて、ちょっとした戒めをしています。しかし、自然哲学者としての私たちはとても優れています。物理学のすべてを知らない私のような人間でも、銀河から足元の岩まで、宇宙を理解することができます。私はエンジニアなので、物理学の理解度は半端ではありませんが、私の知識は「深さ1インチ 25.4mm、幅1マイル 1.6km」と表現すべきでしょう。私の仕事では、電子工学や送電に関する知識だけでなく、化学、地質学、人間心理など、発電所を建設するチームを管理するのに必要な知識も必要でした。重要なのは”1マイルの幅”なのです。これが、コンセンサスとのもうひとつの違いです。

コンセンサスでは専門性が求められます。”全体像 big picture”は、ブラックホールの考察に時間を費やし、現実の世界について何の手掛かりも持たない少数の、主に天体物理学者だけに取っておかれます。彼らは閉鎖された学術的な泡の中で生きています。

私たちには、高校を卒業していなくても、科学者よりも宇宙を理解している人たちがいます。それは、彼らが”パターンを見て”、数学よりも重要だと認識しているからです。自然界でフィボナッチ数列をひとつでも見たことがある人は、必ずそれを見ることになります。見えなくなることはありませんし、それを認識するために毎回計算をやり直す意味もありません。生物学、地質学、化学、そして宇宙のどこにでもあるものです。電荷が拡散する過程でできる樹状突起やフィラメント、キャパシタ(コンデンサ)の界面も同様です。
見てください、いつもそこにあります。だから、私たちは死んだ馬を鞭打つ(無駄骨を折る)必要はないのです。数学的にはすでにパターンが明らかになっています。すべてのものは回路であり、したがってコヒーレント(首尾一貫した)であり、パターンは偶然ではなく結果であることがわかっています。

自然ではなくコンピュータの画面を見ているコンセンサスの人々にとって、パターンは偶然の産物である可能性があり、それゆえに信頼できないのです。これは、目撃者の証言について言われることと同じです。これもコンセンサスとの大きな違いです。

私が水と電流について言ったことを理解してください。地面から湧き出る電流は、水を一緒に運びます。なぜなら、水は導体であり、流れに従うからです。

そして、聖書の大洪水の話に出てくる「大いなる深淵の噴水」の概念と比較してみてください。
「ノアの人生600年目、第2の月、17日、同じ日に、大いなる深みの泉がすべて開き、天の水門が開かれた」

ソース:https://bible.knowing-jesus.com/Genesis/7/11, 新アメリカ標準版
※「創世記7章」より。ヘブライ語原典では「そして七日間があって、地の上に洪水の水があった。ノアの生涯の六百年の歳の、第二の月の十七日、その月のその日に、大きな深淵の水源のすべてが裂けた。そして、天の天窓が開かれた」

コンセンサス・サイエンスは、神話が真実に光を当てるという考えを無視し、否定(中傷)さえしています。しかし、私たちは神話を説明として捉えています。なぜなら、神話の中にプラズマイベントのパターンがあると認識しているからです。このことは、古代美術、ペトログリフ、シンボルなどで裏付けられています。

ノアが600年も生きていたということがありえないことは、とりあえず気にしないでください。電気的なストレスを受けているときに地球が水を噴出することの妥当性は、私たちが予想すべきことであり、それゆえ私たちは、聖書やその他の古代の文章や神話を、目撃者の記録として信用します。また、ノアの年齢については、電気的環境の高まりが生物に与える影響がわからないため、オープンマインドで考えています。ダーウィンの理論だけでは説明できないほど、絶滅の大災害の後に生命が爆発的に増加したことは、化石記録のデータからも十分に予想できます。

経験的には、電気が植物の成長を早めたり、結晶を作ったりすることがわかっています。高い潜在能力は成長を加速させます。あるいは、それを拡張することもできます。わかりませんが、電気と生命を統合するパターンが見られ、ノアの洪水を生み出した電気の作用のパターンが見られます。もちろん、他の古代神話を選んでもいいのですが、どの神話にも洪水の記述があるからです。

コンセンサス・サイエンスにはこれができません。彼らは自分自身の目を曇らせています。彼らは大洪水の可能性を否定していますが、それはすべての古代文化の神話に記録されているからです。これは、一般的な辞書で言われている「賢い smart(頭がいい)」と「賢明 wise(思慮深い)」の違いであり、「ウォークな woke(社会的不公正、差別などに対する意識が高いこと)」と「目が覚めて awake(意識がしっかりして)」の違いでもあります。

コンセンサス・サイエンスは還元主義的です。

※還元主義:世の中の物質や仕組みをどんどん分割していって、それが何からできているのかを調べることが、謎の解明、あるいは問題点の解決につながるという考え方

時計を分解して、それぞれの部品を調べて、それが何であるかを解明します。私たちは、時計を見て「これは時計だ」と言うだけです。なぜなら、私たちはデータを総合的に受け入れ、回路による目的やパターンがあることを知っているからです。

もうひとつ、コンセンサスとの決定的な違いは、精神性 spirituality の違いです。EUのコミュニティでは、精神的な信念は個人的なものですが、コンセンサスでは無神論を布教していると言えます。彼らの宇宙は大きな粒子の雲であり、その粒子が跳ね返った結果として知的生命体が生まれてきます。エネルギーは常に解離してエントロピーとなり、すべてが無意味なのです。そして、彼らは私たちがいかに無意味であるかを知ってもらいたいのです。

私たちにとっては、回路が生命を形成しています。私たちは、高度に進化した回路と自由意志を持つ個々の身体です。宇宙の生命の頂点かもしれないし、そうでないかもしれない。しかし、私たちは宇宙の帯域幅の狭い部分しか経験していません。犬笛(人間には聞こえないが、犬にはよく聞こえる高周波音を出せる笛)や電波を感じないのと同じ理由で、私たちが経験できない回路があることはわかっています。

回路 circuitry(電気回路)は知性であることもわかっています。思考とは、体の中で回路が作動し、信号を送り、受け取り、処理することです。また、私たちの内部回路は、環境からの信号を受け取り、その信号を自分のプロセスに組み込んでいることもわかっています。感じたり、見たり、聞いたり、嗅いだり、味わったり、そしてもうひとつは、私たちが得ても感知できないものです。それがエーテルとのつながりです。

地球も同じです。電卓は、私よりもはるかに速く考えることができます。それは、電卓には計算するための回路があるからです。もちろん”生きている”わけではありませんが、考えます。地球の回路は考える。すべての回路が考える。宇宙は回路です。宇宙は考えなければならない。
私の定義では、それは神であり、アルファとオメガであり、最初から最後まで、回路の形態です。私にとって、これは電気宇宙における避けられない結論です。そしてそれは、衝撃波を認識することから生まれました。

山の上の衝撃波のパターンは、松ぼっくりのフィボナッチ数列と同じように、明白で、識別可能で、実験室で検証可能で、数学的にモデル化可能であることを皆に理解してもらうことが私の使命です。私は科学者を説得することにはほとんど興味がありません。説得しようとしても、彼らの目は私を見過ごしています。彼らは特定のチャンネルでしか考えられないようにプログラムされているので、ゾンビのような無表情をしているのです。私の目標は帯域を広げ、自然の中で自分の目で見ることのできる知識をすべての人に提供することです。

自然への感謝は、知恵をもたらします。私たち全員がパターンを理解できるようになれば、コンセンサス・サイエンスへの資金提供は中止され、それは歴史の灰の上で死ぬことになるでしょう。これまでの悪しき科学を捨て去り、新たな科学のフロンティアを開拓する必要があります。
本当(実際)に私たちに答えを与えてくれるもの。

Shock Waves: Why they are important より

脚注

※1 フリンジフィールド(fringing fields):”漏れ磁場”と訳しておきましたが、「サンダーボルツ勝手連」のいつもお世話になっている深津さんから”辺縁磁場”がわかりやすいのではと連絡がありました。確かに。日本語の訳には適切な訳語が今のところ見つかりません。”英辞郎”では fringingというのは現在進行形のように見えますが、形容詞となっており、fringeには動詞はありません。”weblio”では、fringeの現在分詞となっています。英語の英英辞書を見ると fringingでは出てこず fringeで出てきます。どちらにしても、意味は外縁、マージン、周辺、または極端と見なされるもので装飾的な縁取りのことです。そういえば、フリンジというドラマがありました。面白くて、はまりましたが。それで、そのまま”フリンジフィールド”としておくことにしました。

physicsforumで「フィールドがフリンジする原因は?」という問答がありましたので、参考までに分かりやすいものをあげておきます。
・「コンデンサの”板”の端は、電荷分布の境界を規定し、強制します。つまり、プレートの中央部とは異なり、エッジ部の電荷は行き場を失います。また、同種の電荷は反発するので、”境界”となる層には電荷の割合が多くなります」
・「点状の電荷は球状の電界を作り、電界はすべての方向で同じになる。板の端は点の電荷と同じで、全方向に電界が発生する。反対側の板に反対の電荷があっても、すべてが相殺されるわけではない。プレート上の電荷分布は一様ではなく、プレートに平行な電界の無効によって決まることに注意してください」

ついでに、この次の記事「天気をコントロールする方法」で使った脚注を再掲します。

※ フリンジ効果:「平行な2枚の板でコンデンサを構成した場合、電界は板の端で急激に終わるわけではない。プレートの外側には、プレートからプレートへと曲がる電界が存在する。そのため、実際の静電容量は、理想的な計算式で算出したものよりも大きくなる。フリンジフィールドがあるので、より多くの電界がある」
図で見た方が早いです。
Quora「左側のデバイスは、電界が実際にどのように見えるかを示しています。コンデンサの外側ではゼロではなく、特に端の部分では電界が少し曲がっています。このように、デバイスの外側に広がる曲がった電界がフリンジフィールドです」

そして、私はいつも自分のせいだと思っていたのに……

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Posted by kiyo.I