天気をコントロールする方法(電気宇宙)

彼らは我々に黙って天気を操作したりはしないでしょう。でしょう?

前回に引き続いて、アンドリュー・ホール氏の「How To Control The Weather(天気をコントロールする方法)」です。天気をコントロールすることができるのかという質問に、アンドリュー・ホール氏は太陽も含めた地球の外と内側をひとつの電気回路としてとらえることができれば可能だと言います。この記事では詳しく触れられてはいませんが、地震や火山活動なども電気現象としてとらえることができコントロール可能なはずです。

「戦略的な場所で適切な周波数で地中にパルス照射すれば、世界の一部地域では深刻な熱帯性気候が発生し、他の地域では熱波や干ばつが発生するでしょう。このために原子力潜水艦が使われるかもしれません。影響を受けた回路に沿って火山が噴出し、それに伴って地震や火事が発生し、おそらく空に奇妙な光が見えるためにUFOの目撃も増えるでしょう」

コロナ詐欺を継続させながら、次は温暖化詐欺なのでしょうか? どうやって騙すのか見ものです。二酸化炭素で温暖化するというのも、コロナでパンデミックというのも同じような構図です。ずっと前からやってきたということです。よく話題になっている発光している UFO現象は大半はプラズマ現象です。天体物理も気象学も地質学も”電気”を無視しているので、重力や熱エネルギーなどの流れとしかとらえることができません。包丁を持たない板前さんのようなものです。

板前さんは紙製の包丁で魚をさばき、出された料理を食べる私たちは、元の形が何なのか知らないし分からないまま、想像を膨らませるというのが UFO現象=コンセンサス・サイエンスの姿なのかもしれません。

馴染みのない言葉がたくさん出てきますので、脚注(※)として最後にまとめて資料としました。

稲妻

天気をコントロールする方法(アンドリュー・ホール)

それは可能なのでしょうか?
多くの人が”できない”と言います。自然はあまりにも広大なので、私たち弱い人間が影響を及ぼすことはできないし、複雑すぎて理解することもできないと言います。
もちろん、そんなことはありません。必要なのはエネルギーだけです。十分なエネルギーを適切な方法で導入すれば、気候を変えることができます。

ところで、CO₂はそんなことはしません。理論的には、CO₂は地球が反射するよりもわずかに多くのエネルギーを太陽から取り込みますが、それは大したことではありません。では、実際に天候を動かしているのは何か、そしてそれをどうやって操作するのかについてお話しましょう。そのためには、地球の基本的な姿を見なければなりません。

”地球”とは、私たちが立っている青いビー玉 blue marble 以上のものです。地球は電磁的な泡 bubbleであり、その中には青いビー玉が入っています。その一番端にあるのが、月という小さな小さな泡です。

地球は基本的に電気回路であり、物質は球状の層の幾何学的な形で結合されています。一番外側の層は、地球を取り囲んでいる宇宙空間にまで広がっている電磁場です。最も内側の層はコアです。地球の地殻はその中の一つの層です。

電気的には、地球は球形のキャパシタ(コンデンサ)で、主に地殻と大気にエネルギーを蓄えています。地球は、太陽からの放射エネルギーと、地磁気の磁力線に沿った誘導によって両極に入ってくる起電力を吸収します。コンセンサス・サイエンスは、放射エネルギーだけを認識しています。彼らは、オーロラは極のエネルギーが地球に流入した結果ではないとしています。それがどんなに明白であろうとも。

両極のビルケランド電流が大気中のオーロラを励起し、地電流を誘発します。
両極のビルケランド電流が大気中のオーロラを励起し、地電流を誘発する

コンセンサスは両極で”宇宙線”を測定しますが、それは物理学の一部に過ぎません。地球の層の中には、極の電流によって発生する磁気誘導があります。これらは測定されていませんし、コンセンサス・サイエンスでも認識されていません。青いビー玉の大気中の天候を動かす主な要因は、これらの電流です

大気中の電流は、古典物理学の法則に従って、表面の電荷密度と静電容量による地電流を反映しています。
大気中の電流は、古典物理学の法則に従って、
表面の電荷密度(※0)と静電容量による地電流を反映している

もちろん、それだけではありません。地球の地殻電流の事実は、有史以前から認識されていました。例えば、地殻電流※1のパターンは”レイライン Ley lines”と関連しており、これは地球の”微妙(繊細)な電磁エネルギー subtle electromagnetic energies”の幾何学的な形状であると考える人もいます。それほど微妙なものではなく、地球の地下の電流との関係は深いのです。しかし、一回の記事で大海原を沸騰させるわけにはいかないので、天気のコントロールに専念しましょう。太陽フレアのように素早く、そして単刀直入になりたい、なぜなら今、このことが重要なのかもしれないからです。

惑星の回路構成は、プラズモイド※2です。プラズモイドの形状(下図)は、双曲面をトロイドで包んだものです。熱力学の観点からすると、エネルギーの定在波です。エネルギーが静止すると、それは誘電体、つまり質量のある物質になります。

太陽エネルギーや宇宙エネルギーがシステムに供給され(入るエネルギー Energy In )、雷雨による高エネルギー放電がそれを散逸させ(出るエネルギー Energy Out )、惑星の地殻層が緩衝材となります(貯まるエネルギー Energy Stored )。電気的には、惑星はエレクトレット※3として機能し、内部の電界と回路が独自の磁気の繭に包まれ、太陽の電界の中に浮かんでいます。太陽の電界 Solar field は、地球の内部の電界に供給し、維持しています。プラズモイドの内部電界 internal field は、それを支える外部電界 external electric field がないと死んでしまいます。

プラズモイドの形状
プラズモイドの形状

上の図の外殻は、地球の地磁気とバンアレン帯を表しています。青いビー玉が埋まっているのは、電流が流れている球状の物質が何層にも重なってできた、この実体の核の部分です。それは、渦巻く電気の”蒸気”雲の中の凝縮液の一滴のようなものです。

他の惑星と同様、地球の表面は中性境界層 neutral boundary layerです。宇宙の中で、気体、水、固体のいずれかの物質が”標準 normal(正常)”とみなされるのは、ほとんどここだけです。それ以外の場所には、いわゆる第四の物質状態であるプラズマが存在します。もし科学が本当に科学的であるならば、プラズマは物質の第一の状態と呼ばれ、中性の物質 neutral matter は”特別な状態”と呼ばれるべきです。

地球を取り巻く大気も、熱帯空気層、高くて薄い成層圏、電離層などの層に分かれています。それぞれの層の境界には、ステップ電圧※4とプラズマ強度の変化があります。また、熱力学的な変化もあります。境界での機械的なせん断、運動量、温度、圧力の変化もあります。これらのマクロな効果は、すべて原子レベルの電気的効果によるものです。

そのため、各層には局所的な電界が発生し、それが蓄積されて大気全体の電界に加算されます。電気的には、この階層化 layering を”球状静電容量 spherical capacitance ”と呼びます。イオン化の度合い、つまりプラズマの”強さ”は高度に応じて増加し、完全に帯電したシース(さやのような覆い)にまで蓄積されます。そして、宇宙です。

地球の内部でも同じように、層化、電荷分離、ステップ電圧、電界、状態変化などが起きています。硬い地殻、スポンジ状のアセノスフェア※5、外核、内核という層(従来のモデルを想定)は、青いビー玉の層です。静電容量※6や誘導電流※7の作用は、地球内部では、複雑で不均質なマトリックスの中の固体回路が関与しているという点で異なりますが、基本的な回路の動作に従うことに変わりはありません。

球形キャパシタ    惑星型キャパシタ     違いはありますか?
左:球形キャパシタ 右:惑星型キャパシタ
違いはありますか?

しかし、バブルの構造は青いビー玉と大気だけでは終わりません。それは、”宇宙 Space”(大文字のSがついた宇宙は、宇宙飛行士がぶら下がる hang(さまよう、リラックスする場所?)までループしている地磁気に沿った磁気誘導の流れの中に自己完結しており、これもまた地球の”宇宙 space”(小文字の”s”は体積の意味)の一部なのです。

惑星回路は、惑星の本当の”体積”を定義します
惑星回路は、惑星の本当の”体積”を定義します

惑星(地球)のバブル(気泡)が環境の変化、つまり太陽環境の変化にさらされると、フィードバック反応が起こります。太陽活動極大期のように、太陽環境と惑星バブルの間の電位が上昇すると、より多くのエネルギーが誘導によってバブルに押し込まれ、そのエネルギーの一部がキャパシタ・シェルに蓄えられます。

太陽活動極小期のように電位が低下すると、バブルは蓄えたエネルギーをコンデンサシェルから放出します。エネルギーを放出するにしても、蓄えるにしても、地球のエネルギーシステムの状態が変化すると、地殻や大気に電流が流れます。それゆえ、悪天候、火山、地震を引き起こすのです。

厳しい(極端な)天候、火山、地震などの作用を刺激するのは、地殻内を流れる電流である地殻電流です。この他にも、両極の電流、地殻内の電流、地殻外の宇宙空間に伸びる電流などがあります。しかし、気象に直接影響を与えるのは地殻内の電流です。したがって、地殻電流に影響を与えることで、気象をコントロールすることができます。

地殻電流の流れは、プレートの境界があるところを流れます。火山の列や海岸線の境界、地殻の断層などを形成しています。つまり、探せば簡単に見つけることができるのです。これは、極のビルケランド電流※8による誘導と、静電容量による大陸プレートの縁辺部での電荷蓄積の結果です。

大陸プレートの境界には、地殻電流の表面の痕跡が見られます no.3
大陸プレートの境界には、地殻電流の表面の痕跡が見られる

キャパシタプレート※9の端のフリンジ効果※10で電荷が蓄積され、地球の磁場でそれが移動して電流が発生します。太陽からの入力エネルギーが変化してシステムの状態が変化すると、キャパシタプレートに蓄積される電荷が変化し、地殻電流が変化します。人為的に天候に影響を与えるためには、システムに余分なエネルギーを導入し、地殻電流を増大させればよいのです。

それも大したエネルギーではありません。地殻に飽和している水に吸収されやすいように、おそらくマイクロ波の周波数で、適切な量のエネルギーを導入すればよいのです。回路の固有振動数と共鳴して信号を増幅するためには、適切な周波数と振幅で供給する必要があります。その結果、火山、地震、悪天候などが発生するはずです。

理由はこうです。静電容量は、地殻電流の作用を大気にカップリング※11します。地殻電流が増幅されると、頭上や電荷が蓄積されたシステム上のどこかのノード(結び目)※12で、嵐が発生します。静電容量と誘導の関係です。地中で動く電荷(電流)は、大気中の電流を誘導します。地面に蓄積された電荷は、反対側のプレートである大気に蓄積された電荷と同じように、静電容量によって反映されます。

コンセンサスはそのような結合はないと主張するでしょう。しかし、地球と空の間には常に既知の電界があり、連続したドリフト電流※13があるので、物理的に不可能です。つまり、物理的に誘導と静電容量の法則に対応しなければならないのです。コンセンサスは嘘をついているのか、それとも愚かなのか。

太陽フレアが地球の大気に与える影響と同じで、地上の電流を増幅させるからです。もし極悪非道な(悪魔のような)科学者たちが悪天候を引き起こしたいのであれば、地殻電流を活性化させる自然の太陽嵐を待ち、その電流を共振周波数でプッシュして増幅させるでしょう。ニコラ・テスラは何年も前にこのことに気付いていました。

目的は、信号対雑音比が1よりも大きくなるように導入し、強制的に暴走するフィードバックを起こすことです。これは、スピーカーの近くにマイクを置くと、フィードバックの鳴き声(ハウリング)で意図した信号がかき消されてしまうのと同じことです。太陽嵐によるノイズの大発生を待つことで、極悪非道な者が必要とするのは、システムのバランスを崩して例外的な気象条件を発生させるために、太陽インパルスにちょっとした後押しを加えることだけです。

推測するに、秘密の原子力発電所で発電された数千または数百メガワットの電力を、戦略的な場所で適切な周波数で地中にパルス照射すれば、世界の一部地域では深刻な熱帯性気候が発生し、他の地域では熱波や干ばつが発生するでしょう。このために原子力潜水艦が使われるかもしれません。影響を受けた回路に沿って火山が噴出し、それに伴って地震や火事が発生し、おそらく空に奇妙な光が見えるためにUFOの目撃も増えるでしょう。

そして、私はいつも自分のせいだと思っていたのに...
そして、私はいつも自分のせいだと思っていたのに……

太陽活動極小期に入り、地球には増大した地電流が流れています。その結果、ここ2,3年、火山噴火、干ばつ、悪天候、地震、火災などが劇的に増加しています。しかし、これはDARPA(国防高等研究計画局、アメリカ国防総省の機関)の助けを借りているのではないか、あるいは他の悪意があるのではないか?
ディープステートに何か意図があるというわけではないですよね? 
彼らは我々に黙って天気を操作したりはしないでしょう。……そうでしょう? 

脚注(資料)

0 電荷密度 charge density:電気量の密度。単位体積当たりの電荷の分布量(体積密度)。金属や半導体では、電荷密度は0と近似できる。

 地電流:地中を流れている自然電流。地殻を構成している土、砂、岩石などはある程度の電気伝導度をもつ。そのため磁気嵐や地磁気日変化などの磁場の時間変化が、電磁誘導によって地中に引き起こすのがこの地電流である。

 プラズモイド:一定の磁場構造をともなったプラズマの塊のこと。太陽フレアの際にはプラズモイドができて上空へ噴出する現象がしばしば見られ、地球磁気圏でもプラズモイドが太陽と反対側にできて惑星間空間へ吹き出して行く現象が見られる

3 エレクトレット:強い誘電性をもった絶縁体に電場を加えて電気分極を起こさせ,その電場を去っても帯電が保たれている物質をいう。磁場の中に置いた強磁性体が磁化してできる磁石をマグネットと呼ぶのに対応して名づけられた。エレクトレットは,1924年、江口元太郎が世界に先がけてカルナバ蠟と松やにを混合して溶融し,直流電圧を加えて電気分極して固めてつくった物質が最初である。

 ステップ電圧:脚の間の電位差、つまりひとつの段からふたつ(またはそれ以上)離れた点の間の電位差。別の説明では、通電された接地された物体の近くに立っている人の足の間の電圧。これは、”電極”から異なる距離にある2点間の電圧分布曲線によって与えられる電圧の差に等しくなる。接地点の近くに立つだけで、障害時に怪我をする危険性がある。
また、ヤフー知恵袋には「0→1(波高値)の立ち上がりの急峻なパルス(これをステップ入力と呼びます、ステップ電圧も同じ意味合いです)を入力したとき、出力波形が台形になまったり、パルスの波高値に落ち着くまでリンギングと呼ばれる振動を生じたりします。これをステップ応答と呼びます」
分かりやすい説明が見つかりませんでした。「ステップ電圧は電気教育を受けた人々にしか知られていない」とも記述されています。イメージとして、こちらに図がありました。

階段波ボルタンメトリー(SCV)のポテンシャル波形

 アセノスフェア:岩流圏、硬い岩盤であるリソノスフェアの下にある、流動的なマントル層
  
 静電容量 capacitance:電荷を蓄える性質、コンデンサなどの絶縁された導体において、どのくらい電荷が蓄えられるかを表す量である。電気容量(electric capacity)、またはキャパシタンス(capacitance)とも呼ばれる 

 誘導電流:閉回路に電磁誘導が生じる際に発生する電流。電磁誘導は磁束の変化によって導体に電位差(電圧)が発生する現象。また『中2理科「電磁誘導」誘導電流の流れる向き』がわかりやすいかもしれません。  

  ビルケランド電流 :惑星状星雲もプラズマで形成されており、そこには特徴的なフィラメント構造が多く見られる。これはプラズマの自己組織化によって生み出される形であり、その内部にはビルケランド電流と呼ばれる電流が流れている
『電気宇宙』第1章」でより詳しく書かれています。

 キャパシタプレート capacitor plate:コンデンサー極板:電荷を溜めることができる装置をコンデンサーといい、溜めるための導体を極板という。※コンデンサーという言葉は日本で定着していますが、濃縮するという意味ですから不適切な訳語です。そのまま”キャパシタ”がいいとおもいます。

10 フリンジ効果:「平行な2枚の板でコンデンサを構成した場合、電界は板の端で急激に終わるわけではない。プレートの外側には、プレートからプレートへと曲がる電界が存在する。そのため、実際の静電容量は、理想的な計算式で算出したものよりも大きくなる。フリンジフィールドがあるので、より多くの電界がある」
図で見た方が早いです。
Quora「左側のデバイスは、電界が実際にどのように見えるかを示しています。コンデンサの外側ではゼロではなく、特に端の部分では電界が少し曲がっています。このように、デバイスの外側に広がる曲がった電界がフリンジ電界です」

そして、私はいつも自分のせいだと思っていたのに……

11 カップリング coupling:2つのものを組み合わせる、結合させることで、男女関係に使われたり、機械においては、軸と軸を結合する部品としてのジョイントのことです。電気回路ではカップリングとは回路間を結合するという意味 

12 ノード node:電子回路において、2本以上の配線が接続される点。回路図では黒丸で描く。物理では、ウィキによると「ノードとは、定在波に沿って、波の振幅が最小となる点のこと。例えば、振動するギターの弦では、弦の端がノードとなる」 ウィキのサイトの図で見た方が早いです。

13 ドリフト電流 drift current:起電力と呼ばれる電場が与えられたことで生じる電流または電荷キャリアの移動のこと。drift とは流されること、漂流、吹きだまり、浮動のこと。
Yahoo知恵袋によると、「電圧をかけられた半導体の中で、電子または正孔が移動することによる電流を”ドリフト電流”と言います。正孔の移動も結局は電子の移動ですから、"電圧をかけられ電子が移動して電流が流れる"という通常の導体内の電流と同じ仕組みです」

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Posted by kiyo.I