保育園からナチスに②──ネオナチは”いじめっ子”
欧米の威を借りたウクライナのゆくえ
フェントン・マーケットプレイスのコストコで水曜日に買い物をしていた女性に、
“ホワイト・プライド"のスローガンの下にナチスの鉤十字のタトゥーと思われるものが確認された。
Times of San Diego
学校に例えて言えば、ウクライナは"いじめっ子"です。"俺が大将" “従わなければ痛い目に合わせるぞ"の悪ガキ連中です。つまり、欧米がバックについた、実は貧乏くじを引いたウクライナ。まわりの人は威張っている側につきます。それが日本と西欧です。
悪ガキが我が物顔で支配する教室。まわりのみんなは悪ガキの顔色を窺い、機嫌を損なわないよう従っています。そこに異議を唱える正義の味方が現れます。それがロシアです。
悪ガキは、たいしたことないと高を括っています。ところが、やることなすこと裏目に出ます。ウクライナという国は存在しなくなるかもしれないところまで追いつめられています。ロシアへの制裁は、制裁した側が一方的に損害を被っています。気付けば、まわりではやし立てていた仲間はロシア側についています。
悪ガキはコテンパンにやっつけられます。テレビの報道を真に受けている人には寝耳に水です。いったい何が起きたの?
それが今起きていることです。
前記事のパート1は主に幼児から始まるヘイト思想の"躾"や子どもへの軍事キャンプを通した殺人推奨"教育"のレポートでした。パート2は「ファシズムは血以上のものを要求する」ウクライナでの現実に焦点が当てられています。
「ナチスは親が忠誠を誓わなくても、子供たちに総統に忠誠を誓うよう教えた。ファシズムが求めるのは、血のつながりに勝る忠誠心である」というカルト思想を子どもたちに"教育"している現状がレポートされています。
今、グローバリストは世界統一政府という名のもとに日本や西側世界で、毒ワクチンや昆虫食を通した人口削減、養鶏所や豚や牛の飼育所の立て続けに起きる火災、鳥インフルエンザを理由にした処分など、挙げればきりがないほど非人道的な施策を進めています。また、LGBTなどの動きも、男女や家族の伝統的な価値観を混乱させることで"世界統一政府"の"指導層"への「ファシズムが求める血のつながりに勝る忠誠心」を植え付ける策略のように思えます。
しかし、ロシアのウクライナへの特別軍事作戦を境に、このような理不尽な暗い未来に向かう流れが大きく変わってきています。それを象徴するのがドル支配の終焉と世界的なアメリカ離れです。
保育園からナチスに、パート2
Deborah L. Armstrong
Aug 9, 2022
From Nurseries to Nazis, Part 2
The shocking “education” of children in Ukraine
デボラ・L・アームストロング
2022年8月9日
ウクライナの衝撃的な子どもたちの"教育"
子供たちに銃を教えるウクライナ兵。Photo credit: Yandex
兄弟は兄弟を、父は子を死に追いやり、子は親に反抗して殺すだろう。
──マタイによる福音書10章21節 新国際版
ウクライナの民族主義者たちは、自分たちを劣ったロシアの血に染まらない純粋なヴァイキング・アーリア人のように見せようとしているが、実はロシア人とウクライナ人は、古代ルーシやその前の時代までさかのぼる同じ遺伝的ルーツを持つ。
学者たちの間では様々な議論があるが、有力な説は、ルーシは地元のスラブ民族とバイキング商人の子孫で、ルーシの最初の都市(主にノヴゴロドやキエフ)を築いたとするものだ。
ノヴゴロドは、862年に現在のロシア北西部のラドガ地方に到着したスカンジナビアのバイキングの首長ルリクによって創設されたと考えられている。彼やその末裔、バイキングやスラブ人の従者たちが、キエフ・ルーシと呼ばれるようになった。彼らは882年頃、南にある"丘の上の街" Kiy─キエフを占領し、そこを首都とした。
ノヴゴロドの古城壁。Photo credit VelikiyNovgorod
11世紀のキエフ・ルーシの領土。Photo credit: WorldHistory
キエフ・ルーシは、13世紀のルリク王朝時代まで支配し、チンギス・カンの子孫が率いる騎馬民族の大軍"黄金の大群“に侵攻された。キエフの諸侯は、多勢に無勢で、服従しなければ自分たちが死ぬと恐れていた。15世紀に、その支配者が倒されるまで、新しい支配者に忠誠を誓った。
この領域の歴史は複雑である。豊かな黒土、穏やかな気候、黒海とアゾフ海沿岸に広がる太陽の光が降り注ぐビーチなど、現在ウクライナとして知られる肥沃な土地に憧れる人たちはたくさんいた。
ウクライナという言葉は、スラブ語の"南"(ロシア語でユーグyug)と"地域"(ロシア語でライオンraion)を意味する言葉に由来する。この言葉自体は、"辺境の地" “南の地域"と訳されている。ロシア帝国の時代からソビエト時代にかけて、ウクライナは、小作農民によって食料の大半、特に小麦が栽培される穀倉地帯だった。
ウクライナはソビエト時代に"共和国"という地位を与えられ、ソビエトの支配下で一定の自治が認められていたが、ソビエト連邦が崩壊すると、ウクライナは独立した。しかし、それ以前の数百年間、ウクライナはロシアの一地方とみなされていた。多くのウクライナ人は、自分たちのことをロシア人だと思っていた。彼らはしばしば(宗教・人種などが異なる人が)結婚して子供を作り、民族主義者の激しい(敵意に満ちた)不平は別として、ウクライナ人が異なる民族であるとは思われていなかった。
ロシア人とウクライナ人の血の繋がりは強い。しかし、ファシズムはもっと強いようだ。
ファシズムは血以上のものを要求する
「この重大な瞬間におけるわが国の歴史的使命は、世界の白色人種の生存のための最後の聖戦、すなわち、セム族(ユダヤ人)主導の劣等人種に対する聖戦を導くことである」
──アンドリー・ビレツキー(マイダン活動家、アゾフ大隊創設者)
ウクライナを引き裂いた血なまぐさいマイダンのクーデター後の数年間、ウクライナの民族主義者でナチスに協力したステパン・バンデラの信奉者であるバンデライトは、国家の支援を受けてウクライナの子供たちへの教育を強化した。この連載の第1回で取り上げたような特別な教科書を教室に導入し、子どもたちにロシア語は敵の言葉だと教えた。当然、ウクライナ東部、ドンバス地方に住む人たちは恐怖を覚えた。彼らの多くはロシア語を話す人たちだ。
子どもたちは学校で、"圧制者の言葉"を話す両親を恥じるように言われた。そして、ロシア語を話す子どもたちやロシア語を話す家庭の子どもたちは、他の子どもたちからいじめられた。
ロシア語を話すウクライナ人に対するナショナリストたちの敵意は、すでにマイダンのときに恐ろしいほどの残虐性をもって解き放たれていたが、その後の数年間で、それはさらに醜悪さを増していくことになる。アゾフ大隊のようなネオナチ民兵は、キエフの完全な承認を得て活動し、ドンバスの民間人を標的として攻撃を開始した。彼らは、学校、病院、公共市場、重要な民間インフラを砲撃した。女性や子どもを含む人々を強姦し殺害した。これが、ウクライナ東部のロシア語を話す人々の反乱を引き起こし、ドネツクとルガンスクの分離人民共和国を設立させた。
当初、バンデライトはウクライナ東部でウクライナ兵に自分たちの家族、友人、隣人を撃つことを強要することができなかった。多くの者が亡命し、ドンバスで拡大する民兵に加わり、自分たちの地域を攻撃するナショナリストと戦った。
ダニアル・アル・タクビル、コールサイン “ムジャヒッド"
Source: New Cold War
そして2015年、ウクライナは “スペシャルタスク・パトロール"を結成し、その隊列を別の種類の兵士で埋め尽くした。ネオナチであり、元 ISISメンバーで有罪判決を受けた殺人者であるダニアル・アル・タクビルのような男は、ナショナリストに賞賛されている。アル・タクビルは、犠牲者の何人かを死ぬまでレイプし、生きたまま焼くこともいとわなかった。彼と彼の同類は、ウクライナ・ナショナリスト組織の遺産であり、70年前に彼らの祖先が行ったように、ドンバスでホロコーストを実行することを熱望している。
この仕組みを理解するために、1930年代のドイツを見ればわかるように、ナチスは親が忠誠を誓わなくても、子供たちに総統に忠誠を誓うよう教えた。ファシズムが求めるのは、血のつながりに勝る忠誠心である。
戦争が終わりに近づくと、ヒトラーは"千年王国"をあと数日長持ちさせるために、これらの子供たちを犠牲にすることに何のためらいも感じなかった。1945年春、ベルリンに迫ったソビエトとの戦いに、子供や老人、女性で構成された国民突撃隊 Volkssturm(人民の嵐)部隊を送り込んだ。
血だけでは十分ではない。死があれば十分なのだ。
ゲッペルス、総力戦の首席代表就任後、シレジア州ラウバンでフォルクシュトゥルムの兵士たちと。16歳のウィリー・ヒュブナーが出迎える。写真(デジタル着色)、1945年9月3日。
(ゲッベルスから二級鉄十字章を授与されるラウバンの防衛に加わった16歳のヒトラーユーゲント隊員ウィリー・ヒュブナー)
Photo credit: WordPress
異論を唱えることは許されない
ウクライナで行われている(そして今も行われている)子供たちの教育方法に恐怖を覚えたのは、ドンバスの"ロシア分離主義者"だけではなかった。
キエフから500キロ離れたドニエプロペトロフスク市(ウクライナ新政府は"ドニプロ"と改称)では、小学生の親たちが、ロシア語を"敵の言葉"と呼ぶ教師に対して苦情を申し立てた。
2021年、学校№137の小学2年生の親たちは、新任教師のヴィクトリア・ジュダノヴァが7歳と8歳の子どもたちに「ロシア人は敵で、ここにやってきてウクライナを植民地にした」「ウクライナ語を話さない人は “国家の敵"でウクライナの敵を支援している」と教えていると訴えた。
両親はスクリーンショットなどの証拠を持っていたが、学校側は「犯罪とは思えない」と回答し、教師を交代させることはなかったという。オンライン翻訳サービスを使えば、このウクライナのウェブサイトで、ある母親の教師への不満に関する議論を読むことができる。しかし、結果的には、学校は"愛国的な教師"を支持し、母親は"不滅の連隊“(第2次世界大戦の連合軍退役軍人とその子孫からなる世界的グループ、"親ソ連"とみなされるためウクライナに反対)を支持したとして中傷された。また、子どもたちが親にウクライナ語を要求するようになったのは、そうでなければ “敵"だからだ。
2018年、ウクライナ・ユダヤ人委員会のディレクター、エドゥアルド・ドリンスキーは Facebookで、キエフの体育館 №315で軍の勇士に関する講義が行われたと書いた。学生たちは、ナチスのガリチア親衛隊師団という"栄光の"武勇伝が与えられた。ドリンスキーは「これは[ナチスの]協力、SSでの奉仕、シュッツマンシャフト(ナチスドイツが占領した東ヨーロッパ諸国でレジスタンスと戦うために作成された、東の占領国のネイティブ警官の協力的な補助警察大隊)、補助警察、民間人との戦闘を例に、武勇と度胸を教えるときの学校の最新の傾向である」と書いている。
キエフのギムナジウム№315での講義の写真。授業で見せたスライドには、SS師団ガリチアのシンボルである"吼えるライオン"が描かれている。
Photo credit: Eduard Dolinsky
ユダヤ人の大量殺戮に直接関与した狂信的なナチス、フリッツ・フライターク武装親衛隊の准将(左)は、新たに編成された第14 SSガリシア師団から敬礼を受けている。咆哮するライオンのマークが再び登場する。
Photo credit: EspiritDeCorps
2017年、NBCニュースはシリーズ “Left Field"の中で、ネオナチの民兵組織 “アゾフ大隊"が主催する子供向けのアゾヴェツ訓練キャンプについての番組を制作した。
以下のクリップでは、子供たちが公然と「モスカルに死を!」と唱えているのを聞くことができる。モスカルとは、以前にも書いたように、ロシア人を指す中傷である。
焚き火の周りに集まった子供たちは、叫びながら唱えている、
「私たちのスローガン “とは?
私たちはウクライナの子どもたち!
モスクワが廃墟になろうとも、私たちは気にしない!
私たちは全世界を征服するんだ!
死ね、モスカルに死を!
死ね、モスカルに死を!」
2014年、"アゾフ大隊"と呼ばれるウクライナの民間人武装集団が、親ロシア派の分離独立派と戦うために結成された。3年後、彼らはウクライナ国家警備隊に吸収され、現在進行中の紛争に従事していないときは、親ウクライナ的なキャンプファイヤーの歌、厳しい軍事訓練、国民性についての強硬な姿勢で、毎年子供向けのサマーキャンプを運営している。
映像では、アゾヴェツの子どもたちが準軍事的な訓練を受ける様子が説明されている。9歳のスモルニーという少年は、このキャンプが彼にとって「夢みたい dream come true」と語っている。現地に赴いた英国訛りのジャーナリストによると、子どもたちはテントで寝泊まりし、戦争を想定して午前3時に発煙筒で起こされることが多いという。その時の"戦争"は、ドンバスのロシア語圏の人々とのものだった。
このジャーナリストは彼らを「ウクライナ生まれのロシア人シンパ」と呼んでいるが、ロシア人とウクライナ人は本当はひとつの血であり、その違いは遺伝的なものではなく、政治的なものであることを理解していないようだ。
インストラクターの一人は、自分はナチスではなくナショナリストであると主張し話した。しかし、インストラクターは、ナチスのシンボルを服につけたり、皮膚に刺青を入れたりし、子どもたちにナチスの敬礼を教え、ナチスの大量殺人者バンデラを “ウクライナの英雄"と言っている。
「クリミア、そしてクバンを取り戻そう!」
インストラクターの一人が、バスで移動するキャンプの一団にそう叫ぶ。
子どもたちは、それに応えて叫ぶ。
「クリミアを取り戻し、クバンを取り戻そう!」
「モスカルのスカンクを追い払おう!」と叫ぶ。
カメラに映らないところで、インストラクターは「今日の世代は、次の世代のために基礎を固めなければならない」と言う。
ジャーナリストは、彼らの人種差別を直接には訴えないが「彼らのイデオロギーは、ウクライナの他の地域にとっては過激です。彼らは移民が嫌いで、外国人が嫌いなのです」と認めている。
「ウクライナの他の地域」というのは、間違いなく"外国人"(非アーリア系ウクライナ人)が住むウクライナのロシア語圏やロマ(ジプシー)語圏を指しているのは間違いないだろう。
次に、子供たちが土を這いながら、準軍事的な障害物コースを苦労して通る様子が映し出される。
背景では、子供たちが繰り返す、
「モスカルをやっつけろ! モスカルをやっつけろ! 死体を積み上げろ!」
2022年以前のウクライナのナチスに関する主要メディアのヘッドラインを表示するインターネットミーム。
2022年2月以前の欧米メディア(上)
2022年2月以降の欧米メディア:"ウクライナに栄光あれ!"(下)
ウクライナはナチスの協力者を祝福し、ポグロムの指導者に批判的な本を禁止した | 欧州の極右戦闘員がウクライナのために闘う | ウクライナは、ナチスの協力者を記念する祝日を指定した | 英国人がウクライナのネオナチ軍団に参加 |
ウクライナは極右の暴力に問題を抱えている(この見出しはRTが書いたものではない) | ウクライナのナショナリストの行進でナチスのシンボルや敬礼が展示されていた | キエフの極右グループは武装解除を拒否している | ネオナチと極右がウクライナで行進している |
ウクライナで数百人がナチスの協力者に毎年敬意を表して行進している | ウクライナのC14を"ネオナチ"と呼ぶのは(まだ)OKだ | FBI: ウクライナで米軍の訓練を受けたネオナチ民兵は現在、米国の白人至上主義者を訓練している | 極右がウクライナの権力闘争の渦中でどのようにトップポストを手に入れたか |
ウクライナ紛争:スウェーデンから来た"ホワイトパワー"戦士 | 新たなユーラシア極右の台頭: | ウクライナのネオナチC14自警団はロマの家族を追い出し、彼らのキャンプを燃やした | ウクライナの極右の脅威 |
ウクライナ紛争: 子供兵士が戦いに参加 | ウクライナ軍の極右過激派がカナダでの訓練を自慢していたと報告 | ウクライナは紛争における極右の役割を過小評価している | 斧とハンマーで、極右自警団はキエフの別のロマ人キャンプを破壊した |
ステパン・バンデラとは何者か? | ドイツのテレビがウクライナ兵のヘルメットにナチスのシンボルを映し出す | 「ウクライナに栄光あれ」軍隊の新しい歌詞はナショナリストの過去を呼び起こす | 「白人を守れ」ウクライナの極右に取り込まれるアメリカの過激派 |
極右グループはウクライナの主要な西部軍事訓練拠点で作られた |
それまで数年間、トレーニングキャンプを訪れた西側ジャーナリストは、ヴォーグがバンデラとその信者を宣伝する記事を掲載したヨーロッパ、オーストラリア、北アメリカで受け入れられ、賞賛さえされるようになったことに公然と恐怖を覚えた。
2015年、イギリスの出版社「デイリー・メール」のジャーナリストは、アゾヴェツのキャンプを訪れ、意見を述べた。
「彼らは、親ロシアの分離主義者と合意した休戦に公然と反対する超国家主義者で、鉤十字を愛する大隊である。アゾフの過激派は今、6歳の子どもたちに射撃の仕方を教えている。これは、この国で起きている血なまぐさい紛争に彼らを誘い込むために行われている」
アゾヴェツの子どもたちは、自動小銃の組み立てと分解を学んでいる。Photo credit: DailyMail
当時、西側諸国のジャーナリストたちは、トレーニング・キャンプに対して、もっと正直な反応を示していた。
「ウクライナのナショナリストのキャンプは、子供たちに殺人を訓練する」と、AP通信は2018年に書いている。
「ウクライナのナショナリストグループが設立したキャンプでは、子供たちにアサルトライフルを使ってロシア人やそのシンパを殺すように教えている。彼らはまた、LGBTの権利の嘲笑を含むナショナリストのイデオロギーを植え付けられている」
ガーディアン紙は2017年、アゾヴェツのキャンプのひとつをナチス・ドイツのヒトラーユーゲントキャンプと比較した映画を制作した。
ウクライナでは、極右の民兵組織 “アゾフ"が最前線で戦い、子どもたちのためのサマーキャンプを運営している。
「これはウクライナの未来だ」とインストラクターの一人は言う。
「だから子どもたちに(中略)ウクライナを愛するように教えている」
「ウクライナに栄光あれ!」
別のインストラクターは「英雄に栄光あれ!」と叫ぶ。
「国家に栄光あれ!」
子供たちは拳で心臓を叩きながら唱和する。
「なによりもウクライナ!」
子どもたちは唱えている。ショートパンツを履いた少女が、太ももの裏に “白人の誇り White Pride“と書かれた英語のタトゥーを晒している。
「ほとんどすべての子どもたちが毎年来ています」と女性インストラクターは言う。
「彼らの精神、力、パワーを強化するためです」
子供たちがガスマスクをつけて障害物コースを走る様子が映し出されている。
「私たちは未来の戦士を準備しています。ウクライナを守り、愛する人たちです。彼らはあらゆることに備える必要があります」
自分たちの両親や家族を殺すことさえも覚悟ができているのだろうか?
翻訳にご協力いただいたLilya Takumbetova、Lara Demidova、Alexander Zavaly、Dmitry Kuznetsov、Irina Strakhovaに感謝します。
・・・
この記事は、3部構成の調査報告書「保育園からナチスへ。ウクライナの衝撃的な子どもたちの"教育"」のパート2です。
パート1はこちら、パート3はこちらでご覧いただけます。
編集して追加:ところで、この記事の一番上の写真に写っているSSのヘルメットをかぶった男は、ロシアの捕虜を拷問しているところを目撃されている人物であることは間違いないだろう。この男は捕虜の足を撃ち抜いて、血を流すのを見ていた。彼は、同じ皮のような肌、同じアヒル鼻、同じしかめっ面で、頭を右に振っている。
これが彼の写真です。ご自身で判断してください。
“NYTがウクライナ兵が戦争犯罪を犯している映像を確認"。Photo source
子供たちに教えるには素晴らしい人ですよね?
・・・
デボラ・アームストロング
──おわり
※「2022年2月以前の欧米メディア」の記事の一覧です。
Western Media before Feb. 2022:
Ukraine celebrates Nazi collaborator, bans book critical of pogroms leader.
Ukraine’s got a problem with far-right violence (and no, RT didn’t write this headline).
Hundreds march in Ukraine in annual tribute to Nazi collaborator.
Ukraine conflict: 'White power’ warrior from Sweden.
Ukraine conflict: Child soldiers join the fight.
Who was Stepan Bandera?
Far-right fighters from Europe fight for Ukraine.
Nazi symbols, salutes on display at Ukrainian nationalist march.
Yes, It’s (still) OK to call Ukraine’s C14 “neo-Nazi".
A new Eurasian far right rising:
Far-right extremists in Ukrainian military bragged about Canadian training, report says.
German TV shows Nazi symbols on helmets of Ukraine soldiers.
Ukraine designates national holiday to commemorate Nazi collaborator.
Kiev’s far-right groups refuse to disarm.
FBI: Neo-Nazi militia trained by US military in Ukraine now training US white supremacists.
Ukrainian Neo-Nazi C14 vigilantes drive out Roma families, burn their camp.
Ukraine underplays role of far right in conflict.
New 'glory to Ukraine’ army chant invokes nationalist past.
Far-right group made its in Ukraine’s major western military training hub.
Britons join neo-Nazi milita in Ukraine.
Neo-Nazis and the far-right are on the March in Ukraine.
How the far-right took top posts in Ukraine’s power vacuum.
Ukraine’s far-right menace.
With axes and hammers, far-right vigilantes destroy another romany camp in Kyiv.
“Defend the white race": American extremists being co-opted by Ukraine’s far-right.
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
@kiyo18383090