ウクライナ戦争分析 2023.5.4

集団自殺に向かうウクライナと支援国

ブラック マウンテンアナリシス(BMA)というブログのアレックスという方が書かれたウクライナの戦争分析を紹介します。
日本や西側のメディアの報道、"専門家"の解説を見ていると、ロシアは今にも敗北するという奇矯な主張に溢れています。それは、多分、これまで米軍やNATO軍が行ってきたボスニアやイラク、リビア、シリアなどでの民間人がいようがいまいがアパートやインフラを徹底的に破壊しつくすという虐殺を目的にした"戦争"しか見ていないからでしょう。それを"手本"にしているだろうということ自体、犯罪的ですが。

アレックス氏は「要するに、ロシアは反撃を完全に避けるか、あるいは反撃をできるだけ弱くして、自国の軍事的・政治的損失をできるだけ少なくしようとしている」からだと言います。つまり作戦です。また、戦場では物流、補給路が確保されることが必要不可欠です。
「ウクライナが部隊、防衛、攻撃行動を供給できるのは、ロシアが許可しているからに他ならない」と言います。
「ロシアにとって望ましい場所で、組織的に、装備も人員も含めて西側の全軍事力を破壊するほうがよい」
「要するに:ロシアは、ウクライナが可能な限り効果的な集団自殺を行えるように、何もしないままでいる」
と分析しています。

そして「考えられる結果はひとつだけだ。ウクライナの完全な敗北と完全な降伏、非ナチ化、非武装化である」と結論づけています。また、記事の中で、この作戦でのワグナーの役割について、ロシアの指導部に対する辛口の分析もされています。

なお、この記事は5月20日の PMCワグナーによるバフムート解放の前に書かれたものです。カホフカダムの破壊については「KAKHOVKA DAM DESTRUCTION」の詳細な写真、図、分析をご覧ください。

プーチン・アンプラグド
「我々は、西側諸国が2014年に始めた戦争を武力で終わらせようとすることを余儀なくされた。そしてロシアは武力によってこの戦争を終わらせ、旧ウクライナの全領土を米国とウクライナのナチスから解放するつもりだ。それ以外の選択肢はない」
「米国とNATOのウクライナ軍は、西側からどんな新型の兵器を受け取ろうとも、敗北することになる。 兵器が増えれば増えるほど、ウクライナ人の数は減り、かつてのウクライナが残ることになる」
「NATOのヨーロッパ軍による直接介入は、結果を変えることはできない。 しかし、この場合、戦争の火はヨーロッパ全体を巻き込むことになる。 アメリカもその準備はできているようだ」

軍事行動のアップデート4

Operational update 4
The Ukrainian Counteroffensive[i]
軍事行動のアップデート4
ウクライナの反攻[i]について
2023/05/04

【地図】ウクライナでの特別軍事作戦の経過(随時更新)

スプートニク」より

はじめに

皆さんご存知のように、私は、前回の分析や作戦の更新に加え、何か追加することがあるときだけ、更新を書きます。今回、そのような事態が発生しました。私は、今度のウクライナの攻勢について、一言書くことにしました。

私の焦点は、いくつかの可能性のあるシナリオとその意味を示すことです。私がやりたくないのは、そして実際できないのは、攻勢がどこでどのように行われるかを予測することです。あるいは、いつ行われるかもわかりません。わからないのです。

実際、私は以前の記事で、攻勢が行われる可能性が高いことをすでに書き、発表しています。今日は、いくつかの詳細について深く掘り下げてみたいと思います。さらに、アルテモフスク(バフムート)のいくつかの事情について少し書き、さらに全体的な展開を見てみたいのです。

背景

今回の内容をより深く理解するために、以前の分析や作戦の更新をいくつか見てみるのは理にかなっている。特に、以前のシナリオを参照することなく、新しいコンテンツだけを追加することになるからだ。

ここに私の記事がすべて列挙されている。

ウクライナの反攻

基本事項

ウクライナは、ロシア軍に対する攻勢の準備と実行を迫られている。ウクライナを強制する当事者の目的については、すぐに説明する。

しかし、その前に、基本的な事実を再確認しておきたい。
欧米は"焦土化"政策でウクライナとその人的可能性を意図的に焼き尽くそうとしている。もしウクライナが独自に行動し、その目的が何年も続く血なまぐさい反政府戦争でロシアを泥沼化させて倒すことだとしたら、大規模な攻勢は考えず、撤退戦や待ち伏せなどの練り上げられた計画を立てるだろう。

その代わり、欧米が利用できるウクライナのマンパワー(人的資源)という一定のプールがあり、それを使って、最終的にマンパワーが全滅するまで、できるだけ多くの目標を達成することを目指す。そして、マンパワーのプールは確実に消滅する。誰もがそれを知っている。ロシア人も、ウクライナの指導者(裏切り者)も、欧米も、そして全滅するウクライナ兵も。誰もが知っていることだ。それでも、この戦争を終わらせるためには、この必然的なプロセスを踏む必要がある。
全滅である。

これは非常に悲しいことで、私が望むことではない。彼らは、私やロシア人と同じように、正統派のスラブ人である。ウクライナ人が白痴 moronic idiot であっても、彼らは我々の白痴であり、全滅させるに値しない。そう、ウクライナのナチスを除けば。彼らはまさに考え得る最悪の全滅に値する。

※moronic idiot:ばかな、ばかみたいな、低能の。ばか、あほ、間抜け、雑魚、白痴。ちなみにidiot boxはテレビのこと。

このことを念頭に置くと、今回の攻撃はなぜ行われる必要があるのかが理解できる。それは、訓練されたウクライナ人のうち、まだ何らかの攻撃行動を行える人材の最後の一投なのである。そして、この最後の一団は、戦争が終わる前にある目標を達成する必要がある。残念ながら、避けられない結末であるウクライナの全面降伏、または抵抗するための物理的能力の破壊を達成するためには、この最後の肉の群れを使い果たす必要があることを誰もが知っている。

ウクライナの目的(西側の視点

ウクライナは西側の主人から、以下の目標のうちひとつまたはいくつかを完全または部分的に達成するように命じられている。

少なくとも数千人のロシア人を殺害
ウクライナはこの攻撃のために、情報源によって異なるが、およそ10万人の兵士を集めた。これが、枯渇させることが可能なマンパワー・プールである。通常、攻撃側が防衛線を突破するためには、防衛側に対して3対1のアドバンテージが必要である。ロシアの方がはるかに訓練された軍隊で、はるかに近代的な武器と戦術を持ち、近接航空支援(CAS)の能力を高め続けている空軍があるため、この比率ははるかに高くする必要がある。ウクライナは、ロシア軍1人に対抗するために、およそ10人の兵士を戦場に投入する必要がある。
ここで、説明のために単純化してみよう。ウクライナ軍がザポリージャに10万人全員を集め、メリトポリ方面に集中攻勢をかけると仮定する。
(大笑いですが、お付き合いください)
ロシアが1万人の兵力を投入すれば、ロシア人全員とウクライナ人全員が死んでしまう。繰り返すが、これはあくまで説明のためだ。したがって、ロシアは攻勢を止め、自軍の損失を減らすために、1万人をはるかに超える兵士を投入せざるを得ない。ロシアがザポリージャの防御陣地を5万人で固めれば、ウクライナとの比率は1:10から1:20に跳ね上がると思う。この比率と戦場設定では、ウクライナの攻勢は失敗し、ロシア側の犠牲者は1万人をはるかに下回る可能性が高い。なぜ、このような数字で勝負するのだろうか?
それはとてもシンプルだ。ロシアは1万人の兵士を投入するだけで、ウクライナの攻勢は絶望的なものになるよね? 全員が死ぬが、ウクライナは10万人の兵士を失い、目標を達成することはできない。そうだろう?
まったく違う。これはまだ特別軍事作戦だ。SMOである。このような死傷者はもはや許されない。フェーズ1ではそうであったが、もはやそうではない。
14ヶ月の間に、ロシアはウクライナで2〜3万人ほどの犠牲者を出した。これはすでに悲劇である。もし数日/数週間の間に1万人の兵士を失うことになれば、それは大惨事となるだろう。ウクライナ全土で何千ものウクライナ国旗を掲げた葬儀を覚えているだろうか?
このような状況は、規模は小さいが、今回のシナリオではロシアでも起こりうるだろう。そうなれば、ロシア政府は多くの政治的資本と信頼を失うことになる。兵士を保護する必要がある。それでも、これはSMOであり、そのような数が受け入れられるような戦争にはまだなっていない。
私の言いたいことがお分かりいただけただろうか?
ウクライナ兵は絶望的なのだ。ほとんどの兵士が死ぬ、それは分かっている。しかし、もしそうなら、なぜ、ロシアの地位の不安定化に拍車をかけるために、その過程で数千人のロシア兵を殺すことによって、"プーチン"に対する大きな打撃を達成しないのだろうか。
次のような目的を考えてみよう:

ノヴォロシア(黒海とクリミアのすぐ北の地域を指す行政区域として使用された歴史的な名前)でロシアの主要都市を少なくともひとつ占領する
攻撃は行われるのか? 攻勢はどこで行われるのか? いつ行われるのか? どのような強度で? わからない! 本当にわからない。しかし、私の考えをいくつか紹介しよう。
ロシアの表立った準備から判断すると、ロシアは2段階の攻勢を想定しているようだ。ハリコフ方面への1段階は、おそらく欺瞞と気晴らし、そして本攻勢、つまり第2段階はメリトポリ方面への攻勢である。
誰か知ってる?
ベルゴロドや他のロシア中核領土への侵攻の可能性を議論する人もいる。可能性はあるが、ウクライナにとってそのようなことをする政治的メリットはひとつもないだろう。個人的には、マリウポリが西側とウクライナの双方にとって、獲得すべき大きな賞品であると主張したい。ロシアに最も大きなダメージを与えることができる。
どうやって?

①クリミアへの陸橋を切断することになるだろう。

②クリミアを守る数千人の兵士の命を奪うことになるだろう。
ロシアは戦術的に多くの場所から退却し撤退することができるが、マリウポリはそのような場所ではない。そうなると必然的に武力による防衛戦になり、死傷者の数が非常に多くなる。仮にロシアが防衛に成功したとしても、数千人の犠牲者を出さなければならない。

③ロシアは、町が再建される様子を毎日誇らしげに撮影するという、精華とPRの勝利を失うことになるだろう。

④ロシアは町を再征服する必要があり、その過程で再び町を破壊することになる。再征服は、ロシアにとって非常に血なまぐさい、コストのかかるものになるだろう。

⑤ロシアは自国民、ノヴォロシヤ市民、そして国際的なパートナーからの信頼を大きく失うことになるだろう。

したがって、ウクライナから次のような展開があっても不思議はないだろう:

①ザポリージャ地方で探りを入れ、注意をそらす攻撃を開始する。

②ザポリージャでロシアの注意を引いた後、ハリコフ地方で西側諸国の装備を総動員した機甲攻勢を開始する。とてもリアルに見えるはずだ。2022年夏、ヘルソンで見たように、ウクライナはこの模擬攻勢で数千から数万人の死傷者を負担することになるだろう。

③上記の前線でロシアに全神経を集中させた後、ウクライナはマリウポリに軽量部隊を投入して大規模な投入攻勢を開始することができる。投入攻勢とは何か?
ウクライナがマリウポリに数万人の兵力を投入し、建物内に陣取るためのルートを確保するための攻勢である。最良のシナリオでは、このルートは守備隊に補給するために開いておくことができる。最悪の場合、この人たちは、ロシアにマリウポリを奪還させ、その過程で再び街を破壊するための手段でしかない。

このようなことが起こるとは言っていない。そして、これは私の分析でもない。何が起こるかまったくわからない。ただ、私の見解では、これはロシアに最大のダメージを与えるものであり、ペンタゴンがこの先の展開について楽観的なのは、このためだと想像できる、とだけ言っておきたい。
このシナリオは決して非現実的なものではない。

欧米はウクライナ人のことを気にしていない。前線に投入される10万人のウクライナ軍をもう一度考えてみると、ビジネス用語でいうところの投資として考える必要がある。ウクライナは、はるかに多くの見返りを得ることを期待して、そのすべてを費やすつもりだ。欧米によれば、10万人のウクライナ人の損失よりも価値のある見返りを欧米にもたらすために、この攻撃のために集められたすべてのウクライナ人は、死んだり、傷ついたり、捕虜になったりする。西側諸国にとって、10万人のウクライナ人男性よりも価値のあるものってなんだろう?
何でもいい。西側諸国にとって、彼らは何の価値もない。しかし、もっと現実的に考えてみよう。
上記のマリウポリシナリオは、それ以上の価値がある。西側諸国にとっては、誰も想像できないほどの大きな見返りとなるはずだ。この点については結論から言おう。
マリウポリは王冠の宝石(最も貴重な部分)になるだろう。しかし、もちろん、ノヴォロシアにある他のロシアの都市もターゲットになり得る。

クリミアへの陸橋を少なくとも数時間/数日間分断する
クリミアへの陸橋を切り離すことも、ロシアにとって大きな打撃となる。マリウポリを失うほどではないが、それでもSMOにとってはある種の敗北であり、戦争に移行する可能性もある。さらに、ロシアは領土の防衛のために多くの犠牲者を出すことになる。しかし、ロシアはザポリージャからクリミアの境界まで、いくつかの予備線を持つ機動的な防衛を行うため、その損失はマリウポリシナリオよりはるかに少ないだろう。

少なくとも数時間/数日間、クリミアの地にウクライナの地上部隊を置く
陸橋の切り離しと同じだが、より深刻だ。それはロシアの中核領土への攻撃となる。したがって、モスクワでの抗議行動を誘発する可能性がある。さらに、クリミアの人々の、モスクワが自分たちを守ってくれるという信頼と確信にも影響を与えるだろう。実際、ここでの西側の目的は、SMOがウクライナ/西側を倒すには不十分であることをロシア国民に示し、戦争を要求するプーチンへの抗議を誘発することである。
プーチン大統領が戦争ではなくSMOを推進するのには、ある理由がある。私はそれらを理解している。実際、SMOをウクライナのような国に対する戦争にエスカレートさせることは、ロシアにとって有害である。戦争への転換を支持するような抗議は、ロシア政府にとって好ましいことではないだろう。

ロシアの目標

ロシアにとって、ウクライナによる前線の集中は、どのような状況であっても損害を与えることになる。多くの理由で:

●莫大な犠牲者。1,000~10,000人の兵士が、ベストシナリオとワーストシナリオの間で推定される。これは武力による交戦では避けられないことで、ロシアは少なくとも戦争のフェイズ2以降、これを避けようとしてきた。

●ロシアの支配下にある大都市では、機動防衛(あらかじめ設定された予備的な位置への戦術的後退)のためのスペースはあまり残されていない。莫大な犠牲者を出さないために、いくつかは放棄することができる。いくつかの都市(マリウポリなど)は、どのような状況でも放棄することはないだろう。

●重要な都市、陸橋、クリミアへの入り口を失った場合、すでに述べたように、政治的損害が発生する。

●ロシアにとっては、馬鹿なウクライナ人の命も大事なのだ。たとえ彼らが馬鹿であっても、自分たちのことなどどうでもいいと思っている人たちのためにレミングのように死んでいくのだ。長期的には、彼らはまだロシアの世界の一部であり、彼らはロシア人であると考えられている。したがって、少なくとも西側諸国の焦土作戦は、可能な限り緩和される必要がある。
この攻勢によって、数週間以内にウクライナは死者や重傷者合わせて7万人規模の犠牲者を出す可能性がある。戦後、ウクライナのためにこれらの人命を救うことができるように、攻勢を妨げたり、緩和したりすることは、ロシアにとってはるかに有利である。
BMA(Black Mountain Analysis)の長年の読者は、私たちの考え方を知っている。私たちは、ロシアは崩壊を狙って戦っていると予測している。もちろん、人がいなくなったから崩壊が起こることもある。そして、これは確かに非現実的な選択肢ではない。それよりも、マンパワーではなく、軍需品(設備)を破壊することで崩壊を引き起こす方がはるかに有利である。そうすれば、ウクライナの人的ポテンシャルが尽きる前に戦争を終わらせることができる。これについては、以下のロジスティクス(兵站、後方支援)の項目で詳しく説明することにしよう。

見ての通り、ウクライナの反撃はロシアにとって良いことではない。たしかに、これらの兵力や装備は、残念ながら、いずれにせよ破壊する必要がある。しかし、ウクライナの命令ではなく、ロシアの条件、ロシアの選択した場所でそれを行う方が、ロシアにとってはるかに有利である。

ここ数日の戦場での出来事について私が分析したところ、ロシアは攻勢を完全に阻止するか、それが不可能な場合は、可能な限り勢力を削ぎ、被害を少なくしようとしている。これは私の考察だ:

●ウクライナ後方への大規模な爆撃。前線から近くて中距離のあらゆる場所で。クラマトルスク、スラビャンスク、パヴログラードなど。
ロシア空軍が大口径の滑空爆弾を大量に使用するようになったため、これらの攻撃は特に効果的である。目標は後方の部隊、装備、弾薬の供給・集積である。

●上記と同じ目標に対する大量のミサイル攻撃。
これらの攻撃のほとんどは報告されておらず、ウクライナ側でも秘密にしているが、後方の目標に甚大な被害を与えたという報告は十分すぎるほどある。

●私は、ペンタゴンのリークに関するラリー・ジョンソンの分析を全面的に信頼しているが、ここにもロシアの要素があるのかどうかは、まったくわからない。この時期にこのような文書を公開することは、欧米やウクライナにとってあまり好ましいことではない。
誤解のないように言っておく。ロシアが公表の引き金になったとは限らない、不可能ではないにせよ。いや、ロシアがウクライナの社会領域で宣伝することで、この公表を大いに利用できるということでもある。
私は、これはリークではなく、ある目的を持って仕組まれたものだと今でも思っている。どれが、誰によるものかはわからない。しかし、ロシアがこのような文書を、ウクライナ国民と兵士の士気、モチベーション、支持を低下させる手段として利用する可能性は、決して非現実的なことではないだろう。
絶対的に破滅的な(に近い)実情が、何らかの形でウクライナ国民や軍関係者に知れ渡れば、戦場での兵士のパフォーマンスに多大な影響を与えることになりかねない。

要するに、ロシアは反撃を完全に避けるか、あるいは反撃をできるだけ弱くして、自国の軍事的・政治的損失をできるだけ少なくしようとしている

数ヶ月前、BMAは、ロシアがロシアの立場を向上させるために、ウクライナ軍をすり減らしている5つの箇所を特定した。そして、これこそが、安全な距離から、少しずつ、ウクライナ軍を殺していくことなのだ。そうすることで、ロシアは直接の武力衝突 force-on-force engagements(攻防戦?)を避けることができる。ワグナーとアルテモフスク(バクムート)は別物である。それについては後で説明する。

ウクライナ軍をすり減らしている5つの箇所
【地図】ウクライナでの特別軍事作戦の経過(随時更新)

【地図】ウクライナでの特別軍事作戦の経過(随時更新)[スプートニク]

ロシアの防衛戦略

我々はロシアの機動的な防衛戦略とウクライナの二重の策略(ダブルトリック)の手法の両方を見た。新しいものは何もない。場所だけが新しくなる。

ウクライナのダブルトリック(2022年夏):

①大きな犠牲を出しながら、ヘルソンでプロービングアタックを開始。
※probing attacks:探査(攻撃の前段階)攻撃? 探り攻撃?

②ハリコフで大規模な攻勢を開始し、後にクラマトルスクやスラビャンスクを包囲するために用意された、重要な(まさに!)地域をタイミングよく奪還した。

③南方への攻勢を続け、ヘルソン市を制圧した。
(血なまぐさい武力衝突を避けるため、ロシアが許可した)

ロシアの機動防御:

①最も貴重な部隊である空挺部隊との武力衝突を避けるため、ヘルソン郊外から段階的に撤退した。
これにより、市民を避難させ、ドニエプル川を越えてロシア軍を1日で撤退させるという見事な作戦を展開する時間を稼いだ。

②ロシア軍のハリコフ地方からの段階的撤退は、ロシアの損失は最小限に抑えられ、ウクライナ人の死者は数千人に上った。

これらのことを念頭に置いて、今後のことを考えるべきだろう。

さて、ロシアの防衛について考えてみよう。この項は手短に済ませることにする。ロシアの要塞については、すでに多くの人が分析している。私がやりたいのはそういうことではない。私は全体像を見たいと思う。どんな要塞も打ち破られる可能性がある。そして、要塞や塹壕システムを保持することは、攻撃側がロシアの大砲を抑えることができれば、防御側にも大きな損失をもたらす。

それはどういう意味か?
ロシアの大砲が敵を抑え込むことができる限り、要塞は多くの損失を出すことなく、比較的うまく機能することができる。ロシアの損失の主な原因は、ウクライナの大砲だろう。ウクライナ側が攻勢をかけたいのであれば、大砲は配置されているはずだ。

もしウクライナ人がロシアの大砲を圧倒し、第一防衛線(塹壕システム)に近づくことに成功すれば、ロシア人は撤退せざるを得ないだろう。保持できないからではない。そうではない。しかし、塹壕戦での不必要な犠牲を避けるためだ。SMOでロシア軍がすべきことはそれではない。
ワグナーは何か違う。それについては、後でまた説明しよう。

次の防衛線も同様である。

ウクライナが第3ラインに到達する前に、ロシアの軍事ドクトリンは、ウクライナ人を包囲するために、侵攻軍の攻撃角から左右に側面攻撃を命じるだろう。より少ない労力と少ない犠牲で攻撃軍を破壊できると判断されれば、そうなる可能性はある。

それよりも可能性が高いのは、すべての防衛線が火袋 fire bag であり地雷の罠でもあるということだ。
侵略軍は各防衛線を取った後、激しい爆撃を受けることになる。

仮に、議論のために、攻勢がザポリージャで行われると仮定すると、次のようなシナリオが考えられる:

①攻撃隊形が第一防衛線に到達するまで、滑空弾(空軍)、ミサイル、大砲で攻撃する。
第一防衛線に到達した場合、

②第一防衛ラインから退却する。
敵がさらに前進した場合、

③第二防衛ラインから退却する。

④第二防衛ラインの左右の侵攻軍を予備軍で教義的に包囲し、破壊することを試みる。
これが成功しない場合は、さらに後方に用意された次のラインの塹壕システムまで後退する。

⑤これを繰り返す。

機動防御のアプローチを説明するためだけに、実際の場所はなく、模式的に可視化したものを作成した。私は攻勢がどこで行われるのかも、準備されたロシアの防衛施設をすべて知っているわけでもないので、一枚の絵の中で現実のものと想像上のものを混同しないよう、仮想の防衛線を作ることにした。

ウクライナ地図

この絵は、ウクライナ側がドニエプル川を迂回し、同時にザポリージャから降りてくるという、二つのベクトルアプローチ(ベクトル法)をとることを想定している。

この場合、ロシア軍は距離を取って戦い、ウクライナ軍が接近しすぎると何度か撤退し、メリトポリかクリミアとの国境に到達することができる。どちらもロシア側にとっては非常に望ましくない事態だ。もちろん、用意された火袋、待ち伏せ、地雷原などについても再度触れておく。

さて、防御的なアプローチを説明した後で、この方向への攻撃はウクライナ人の純粋な虐殺になることは、誰にとっても絶対に明らかだろう。間違いなく、その比率は1対15を超えるロシア軍有利なものになるだろう。このことは誰もが知っていることであり、だからこそ、この方向が攻勢のメインになるとは信じがたい。あるいは、攻勢があるのかどうかもわからない。ロシア側は攻勢を阻止しようと懸命になっていることを忘れてはならない。

NATOのプランナーは馬鹿ではないし、非常に有能である。ウクライナ人の命など気にせず、健康で丈夫な部隊はすべて投入する(すでにデッドマンウォーキング)とはいえ、彼らには確かに達成したい目標がある。軍事的な目標ではなく、政治的な目標である。私は、攻勢が行われた場合、NATOが用意したサプライズを経験する可能性があると想定している。

ロジスティクス[兵站、後方支援、物流]ウクライナがそれでもロジスティクスを許される理由

ウクライナがいまだロジスティクス能力を維持している理由

ウクライナが部隊、防衛、攻撃行動を供給できるのは、ロシアが許可しているからに他ならない。

ロシアは数日以内にウクライナの表立った物流を完全にストップさせることができる。私は橋と列車の交通の話をしている。障害を与える必要があるターゲットは、ソ連が作ったものなのでよく知られており、移動したり、隠れたり/隠したりすることはない:

●橋梁
●変電所
●機関区(機関車基地)
●鉄道車両や機関車のメンテナンスステーション
●主要な物流拠点、鉄道拠点

上記のようなインフラをなくすのは、かなりバカげた話だ。私は、SMOが始まった当初から、これらの破壊に反対する主張をしてきた。BMA(ブラック マウンテンアナリシス)を始める前、私は以前のTwitterアカウントで反論していた。

なぜか?

●ロシアにとっては、航空優勢で友好的な人口がいるロシアの近くでウクライナと戦うことが絶対的に望ましい。ウクライナにとっては非常に弊害をもたらす。ゆえに、ウクライナはドンバスにすべてを輸送することを許可される必要がある。

●NATOは、政治的な理由(BRICS/中国など)から、その戦闘力をできるだけ効果的に配置することを許可される必要がある。

●ウクライナ全土で長いゲリラ戦が行われることは、ロシアにとって非常に好ましくない。ロシアにとって望ましい場所で、組織的に、装備も人員も含めて西側の全軍事力を破壊するほうがよい。前出の私の5つの破砕個所を参照されたい。

●もしロシアが今日ウクライナの兵站を止めるなら、ドンバス戦線はおそらく崩壊するだろう。しかし、NATOは隠密行動に出ざるを得なくなり、その努力を鈍らせることになる。そうなれば、ウクライナ全土で避けられないゲリラ戦が発生することになる。そして、手つかずの都市に撤退し、その都市も破壊されることになる。

●要するに:ロシアは、ウクライナが可能な限り効果的な集団自殺を行えるように、何もしないままでいる。ロシアは、ウクライナ人に迷惑をかけながら、自分たちやもっと重要な装備を大量に輸送して死の罠にはめるようなことはしたくないのだろう。

したがって、これがウクライナがまだロジスティクス能力を持っている理由なのだ。ここで、ロジスティクスの基本を説明した。このことを考慮すると、ウクライナ(NATO)は戦争に必要なすべてのロジスティクスを可能にするために、とんでもない仕事を抱えていると結論づけることができる。
さて、南方(クリミア方面)の大河ドニエプル川での反撃について考えてみよう。NATOとウクライナは、この努力を可能にするために、信じられないほどの数の資源を投入している。実際、これはまったく馬鹿げたことで、ウクライナの男性人口を自国民と対立させることで、何らかの政治的目標を達成するために欧米が強要したものである。現代のレミング(群集心理に駆り立てられる愚民のたとえ)だ。

一方、ウクライナがこうした非常識な兵站を維持するために、後方だけで15万人から30万人程度を引き止める必要があるのは、ロシアにとって全く有利なことである。おめでとう。

ウクライナ反攻の物流面での持続可能性

一番短い段落:ア・マッドネス

不可能ではないが、上記のように、このような状況下で兵站(物流)活動を行うには数万人の専門家が必要である。どのような状況か?
制空権がない大河を渡っての作戦。ザポリージャで川を迂回するのは、ドニエプル川を直接渡河するのと同じ労力と狂気である。

メリトポリ/クリミアへの攻勢の持続可能性について書けば書くほど、他の方向で何らかのサプライズを経験することになると思う。もし攻勢が全く行われないとしたら。
メリトポリ/クリミアはまさにこれ:

成功という名の全滅、イメージイラスト

アルテモフスク(バフムート)

基本

アルテモフスクでのロシアの努力の目的は、ウクライナの兵力と装備をさらにすり減らすことだった。アルテモフスクのウクライナ軍守備隊は、20%の専門部隊と特殊部隊、80%の徴兵で構成されており、毎日"新鮮な"徴兵を補充していると言える。

それは、それが働く方法である。ウクライナには2つのものが必要だ:

①ドンバス前線全体の崩壊を許さないために、アルテモフスクを押さえること。
なぜか?

②最後の大きな政治目標を達成するための反攻を準備するためだ。
ドンバスで崩壊する前線全体にウクライナ人が対処しなければならないのであれば、これは不可能である。

ウクライナの反攻がソレダル ─ アルテモフスクに向けられるとしても、私はまったく不思議に思わない。

ウクライナ軍

前述のように、ウクライナはアルテモフスクを保持するために、主に訓練を受けていない徴集兵を使用している。調整とロジスティクスのために一部の専門将校と特殊部隊を加えている。

ウクライナの日々の兵力損失は凄まじいものがある。しかし、アルテモフスクがあと2ヶ月は持ちこたえるべきであり、それまでに反攻が終了していなければならないことを考慮すると、次のように計算されるであろう。1日400人×30日/月×2ヶ月=24,000人の犠牲者が6月末に追加される。アルテモフスクの穴を塞ぐために主に徴集兵を使うことで、東部戦線を安定させ、反攻の後方を確保するには(遺憾ながら、いまいましいほど)これで十分である。

ワグナー

やはり、"反攻"というのは、単にアルテモフスクとソレダルの奪還を目的としたものであっても、全く不思議はない。ロシアにとっても大きな痛手となるだろう。そのようなシナリオでは、ワグナーは敗北する必要がある。それは不可能ではない。それは次のような意味を持つだろう:

●ワグナーの敗戦・弱体化。
(後ほど深く掘り下げる)

●ロシア軍による再奪還が極めて困難な巨大都市圏の攻略。

●ロシアはこれらの場所を奪還するために多大な努力を払わなければならないだろう。今回はワグナー抜きで、ロシア軍の正規軍で。
(ワグナーが敗れたり、著しく弱体化した場合に備えて)

●現在ロシアにとって不利なSMOの戦争への転換を余儀なくされる。
注:ワグナーはSMOである。そのことはすぐに説明する。

●ロシアにとって大きなPRと軍事的敗北。
欧米はこれで大儲けできる。

●戦争だ!

ワグナーとは何なのか、私の理解を説明させてほしい。これはあくまでも私の分析であり、全く間違っている可能性もあることを頭に入れておいてほしい:

ワグナーとは、ロシアの経営学でいうところのコストセンターに相当する。
ロシアはワグナーを使って、ロシアの優秀な義勇兵を集積し、直接攻撃行動に移している。ロシア軍は、都市環境での直接攻撃行動はおろか、力対力 force-on-force action での戦闘も関与できない。このような戦闘は、死傷率が最も高い。私の家族の多くが、第2次世界大戦やユーゴスラビア戦争で、このような突撃分遣隊に所属していたから、それは知っている。
このような死傷率は、SMOとは相容れないものだ。まず、ドンバスの民兵がこの仕事をした。彼らの死傷者は非常に多かったが、ロシア軍には属していなかった。その後、ドンバスがロシア連邦に編入され、結果的に彼らの軍隊となった後、ワグナーがこの仕事を完全に引き継いだ。汚くて大変な仕事をし、犠牲者を出し、ロシア軍のバランスシートをきれいに保つ。私は数カ月前にすでにこの手法を批判した。もう一度、批判したい。
SMOを実施しているロシア軍は、死傷者数も敵との直接交戦回数もずっと少ない。SMOは、義勇軍"ワグナー"が行っているようなレベルの死傷者を維持するように設計されていない。そのような場合、ロシアでは多くの疑問が生じるだろう。
徴兵された人々に、確実に死を迎えるように命令することと、自分が何にサインしたかを正確に知っている志願兵にそれをすることは、別なことだ。たとえば、数カ月前にウグレダルを襲撃した海兵隊の例を見てみよう。彼らはロシアの極東にある知事に連絡し、知事が介入してきた。当然かもしれない。責任者の将軍がバカだったのかもしれない。しかし、私が示したいのは、もしロシアの正規軍がワグナーやウクライナ人並みの犠牲者を出したらどうなるか、ということだけである。ニュースなどでもロシア全土で取り上げられるだろう。
ボランティアはボランティアだ。彼らは自分が何にサインしているのかよく分かっているし、高いプロ意識を持っている。ワグナーは定期的にロシア軍や特殊部隊から部隊を募集しているのだろう。もしかしたら、SMOの部隊からも直接出てくるかもしれない。もし彼らが死んだら、別のアカウント/コストセンターで死ぬ。そして、親族がいたとしても、彼らはボランティアだったのだから、何もできないのだ。
エフゲニー・プリゴジンが、ワグナーに関連して、今後のウクライナの攻勢について公に懸念を表明しているのには理由がある。議論のために、ウクライナの反攻がアルテモフスク/ソレダル方面で行われ、それが成功すると仮定しよう。さらに、ウクライナ側がワグナーの大部分を破壊することに成功したと仮定してみよう。ロシアには、犠牲を伴う攻撃作戦を行うための兵力が残されていない。
ロシアは宣戦布告をする必要があり、そうすれば、蓄積され訓練された軍隊のすべてを必要なことに使うことができる。私は、そのような措置が必要な状況を避けるために、攻勢を回避/停止した方が良いと主張する。
覚えておいてほしい。2014年から2022年1月までのワグナーは、2022年2月以降のワグナーとは別のワグナーである。現在はロシア軍の指揮統制に完全に統合された部分である。しかし、組織的な意味ではそうではない。死傷者、資金調達、物資は明白な理由で切り離されている。

そのようなシナリオが起こりうる/起こる/起こるだろうと私が考えているのか?
私はむしろノーと言いたい。しかし、誰にもわからない。これは最後の一投だ。私たちは、あらゆることを想定しておく必要がある。どのような状況であれ、ロシアの参謀本部、ここではスロヴィキン将軍自身が、攻撃開始前に、空軍とミサイル部隊の攻撃力をほとんど奪うように注意していると私は見ているし、そう信じている。

私は、ロシア人が寝転がって死んだふりをするとは思っていない。今、あなたが置かれている最悪のポジションは、攻勢に備えるウクライナ兵の肌の上にいることである。現在、あなたが抱えている唯一の問題は、重傷を負うか、捕虜になるか(最良のシナリオ)、あるいはどのような残酷な方法で死ぬかだ。負傷者全員を安全に避難させる方法がないため、ほとんどの人が死ぬだろう。正統派スラブ人である私は、喜んでそう書いているのではない。なんてひどいことだ。

交渉

さて、"座って平和を語ろう"と常に提唱している人たちがいる。なるほど。指を鳴らせば平和になるのか?
私は、ロシアが再び存在に関わる争いに巻き込まれていることを言いたいのだ。NATOをウクライナから追い出すことに成功しなければ、その存在そのものが常に脅かされることになる。もしウクライナの一部でも解放されないものがあれば、それがNATOのロシアに対する新たな試みの種となる。だからこそ、ロシアの主な目的は、ウクライナの完全な非ナチ化と非武装化、そして欧州安全保障のための新条約草案の履行なのだ。

これらの目的が達成されない限り、ロシアはユーゴスラビアのように複数の小さな国家に分割される脅威に常にさらされている。

では、この人たちは、"座って平和を語れ"で平和が実現すると思っているのか?

今、停戦を含む和平交渉をすることの言外の意味は何なのか?

●ウクライナ東部と南部のわずかな土地のために、2万~3万人のロシア人(ロシア軍+ドンバス民兵+ワグナー)が死んでしまった。

●ロシアに対する脅威はまだ存在するだろう。実際、敵対行為の終了後すぐにウクライナがNATOに加盟するだろうから、さらに大きな脅威となるだろう。ウクライナがどのような条約にサインするかは問題ではない。例えば、NATOに加盟しないとか。ウクライナは翌日にはNATOに加盟するだろう。

交渉はフェーズ1が終わるまで可能だった。血と装備と政治的/経済的資本をすべて投入した後では、もう後戻りはできない。すべての目標を完全に達成することだけが、現実の選択肢となる。プーチン大統領は、多極化する世界秩序の構築のために、ロシアの国家全体を投資した。今、ウクライナで何か交渉が行われれば、このプロジェクトとロシアは終わりを迎えることになる。それは、西側諸国が依然として結果と条件を決定することができるということを意味する。

では、ウクライナは一体何のために交渉すべきなのか?

●欧州安全保障条約の草案の実施か?
●NATOの政策?
●非ナチス化?
●非武装化?

どのような権限で?
ウクライナは自分たちのことを何一つ決めることができない。欧州やNATOの安全保障について、どのように交渉すべきなのか?

だから、ウクライナと一緒にそのような目標を交渉するのは、まったくのたわごとだ。ウクライナ人に座って"平和を語れ"と言う人がいるのは理解できない。上記のような事実を考えると、本当に理解に苦しむ。

西側諸国と交渉する?
ウクライナ人とロシア人の間の殺戮は、西側諸国にとっては大当たりだ。彼らは、双方の軍隊ができるだけ多く死ぬように、あらゆる手を尽くすだろう。ウクライナのさらなる動員? 素晴らしい!
ロシアのさらなる動員? もっとすごい。もっと血を流せ。さらに焦土と化す。
欧米の資金と装備で維持できる限り、それは維持される。

ロシアは誰と交渉するべきか?

ロシア:「いいか、NATO君、もし君が1998年の国境まで撤退しないなら、我々はウクライナ全体を破壊し、その男性人口のほとんどを殺すよ」
NATO : 「あははははは、どうぞお好きに」

不幸なことに、これはウクライナが完全に崩壊し(最終的に)最も可能性の高い消滅するまで戦われることになるだろう。不幸なのは、ウクライナが消滅してしまう可能性が高いからではない。そうではなく、スラブ人の命が大量に失われるからだ。お互いに対して。不愉快だ。

さらなる展開

ロシアとソ連の軍事ドクトリンについて書いた記事を覚えているだろうか?

ウクライナの攻勢後、我々はロシアが動き出すのを見ることができると予想される。詳しくはこの記事を再読してほしい

考えられる結果はひとつだけだ。
ウクライナの完全な敗北と完全な降伏、非ナチ化、非武装化である。

これは希望的観測ではなく、私の専門的な分析であり、ほとんどすべての記事でそのための無数の論拠を列挙してきた。

私はある記事で、職業的ウクライナ軍 professional Ukrainian army の終わり(戦争の終わりではない)が迫っていることに言及した。これはウクライナの攻勢後に明らかになるであろう。

[i] 編集:ピケ(EditPiquet@gmail.com 問い合わせ用)

ブラックマウンテンアナリシス、ロゴ

ブラックマウンテンアナリシス Black Mountain Analysis は、読者支援型の出版物です。新しい記事を受け取り、私の仕事を支援するために、無料または有料の購読者になることを検討してください。

──おわり
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
@kiyo18383090

Posted by kiyo.I