なぜ、日本や欧米はロシアを敵視するのか?
アメリカの資本家のポケットを空にした英雄、イギリスの王室を騙した愛国者
さて、どなたのことでしょうか?
サウスフロントというサイトに面白い記事がありましたのでシェアします。
ロシアの意義深い愛国者 RUSSIA’S MAIN PATRIOT
RUSSIA’S MAIN PATRIOT
27.05.2022
ある市民ならびに愛国者についてお話ししよう。
ロシアの名の下に自分の評判と健康を危険にさらす男について。
クレムリンの最も有名なエージェントについてお話ししよう。
この男は、最高司令官の命令を実行するために、先祖の記憶を裏切り、土下座する覚悟があるのだ。
アメリカの資本家のポケットを空にした英雄、イギリスのライオン(英国王室の紋章に用いられるライオン)を騙した愛国者について教えてあげよう。
NATO諸国から強奪し、今も強奪し続けている男について。
彼は一人でやった! 彼は最高のものから学んだのだ!
彼の行動のおかげで、ロシアのビジネスは本当の意味で発展する機会を得た。
彼はドイツの武装解除を行い、そして、そこにとどまるつもりはない。
彼は世界的な危機を引き起こし、ヨーロッパからガスを奪った。今まさに彼の信奉者たちが文明世界の「悪夢」を作り出し、ヨーロッパ人の精神衛生を損なっている。
彼は、米国とEUの農民、起業家、自動車メーカーの仕事を妨害した。
彼の積極的な援助により、アゾフ出身のテロリストがアゾフスタル付近で刑期を終えている。
彼はルーブルを強化し、ロシア人を結集させ、ドンバスのウクライナからの分離を助けた。
彼は一貫してウクライナを非ナチ化している。
ウラジミール・ゼレンスキーだ!
流れが変わった!
これまで、アメリカとNATOはユーゴスラヴィア、コソボ、イラク、アフガニスタン、リビア、シリアと国を破壊してきました。その間、NATOは次から次へ東に向かって加盟国を増やし、ウクライナでロシアに王手をかけました。
チェックメイトのはずでした。
ところがチェックメイトをかけた相手は味方のお仲間でした。今や、燃料と食糧とインフレのトリプルパンチが西欧社会を襲っています。
そのうえ、メディアを総動員した嘘の報道も詰んできたようです。
5月26日付けのワシントンポストに「見捨てられたと感じる東部のウクライナ人義勇軍の兵士たち」という記事が載りました。
ウクライナのドルジュキーウカ(ドネツク州にある重要な都市)は、東部の重要な前線でロシア軍が大砲やグラッドロケットで攻撃する中、塹壕に閉じこもり、1日1個のジャガイモで生活していた。多勢に無勢、訓練も受けておらず、軽火器しか持っていない彼らは、砲撃が終わること、そして自分たちの戦車がロシア軍を狙わないことを祈った。中隊長のセルヒ・ラプコは、最近の戦闘を振り返りながら「彼ら(ロシア軍)はすでに我々の位置を知っていて、ウクライナ軍の戦車が我々の側から撃ってくると、我々の位置がばれてしまう」と言った。「そして、銃や迫撃砲など、あらゆる武器で反撃してくる」
Ukrainian volunteer fighters in the east feel abandoned
「生き残るために祈るしかない」
ウクライナの指導者たちは、ロシアの猛攻に立ち向かうボランティアやプロの軍隊の勝利という、軍隊の不死身のイメージを世間に植え付け育ててきた。ロシアの戦車や陣地を攻撃する映像は、毎日ソーシャルメディアに投稿されている。アーティストたちは愛国的なポスターやビルボード、Tシャツを制作している。郵便局では、黒海でのロシア軍艦の沈没を記念した切手さえ発売された。
ウクライナ軍は、キエフやハリコフを奪取しようとするロシアの動きを阻止することに成功し、東部では戦場で勝利を収めている。しかし、ラプコと彼のボランティアグループの経験は、ドンバスの一部でロシアの進出を食い止めるための紛争とウクライナの闘いについて、珍しく、より現実的な描写を提供している。ウクライナはロシアと同様、死者や負傷者、軍備の損失についてほとんど情報を提供していない。しかし、戦後3カ月が経過し、120人いたこの中隊は、死傷者や脱走者のために54人にまで減少している。
ロシアが2月24日に侵攻してくるまでは、志願兵は民間人であり、ウクライナ東部の最も危険な前線の一つに派遣されるとは思ってもいなかった。彼らはすぐに戦争の矢面に立たされ、軍の上官から見捨てられたと感じ、生き残るために必死になっていることに気づいた。
「指揮官は何の責任も取らない」とラプコは言った。「指揮官は何の責任も取らず、手柄を立てるだけ。何の支援もないんだ」
これ以上我慢できないと、ラプコと彼の中尉であるヴィタリー・クルスは今週、中隊のメンバーと共に前線から離れたホテルに引き揚げた。そこで二人は、軍法会議と軍事刑務所に入る可能性があることを承知の上で、ワシントンポスト紙にオフレコで話をした。
By Sudarsan Raghavan
記事にはこの後、ウクライナ兵の置かれた悲惨な現状が語られています。ついに主流メディアも本当のことを告白せざるを得なくなったようです。日本のメディアはいまだにプロパガンダに精を出していますが。それも時間の問題です。
嘘の世界秩序はごまかしきれなくなってきた
ところで、今回のウクライナ紛争、ゼレンスキーとプーチンが裏でつるんでいると分析されている方もいます。最初にあげたサウスフロントの記事を見ても、ゼレンスキーのやっていることは結局のところロシアを利することになっています。もっと言えば、プーチンも含め裏で糸を引いているのはディープステートだという意見もあります。そういう推論も成り立つのかもしれません。そうなのかもしれないし、そうでないのかも。いずれ数年たてば、真相が明らかにされてくるのでしょう。
これまで、ディープステート、ネオコンと言われる勢力は、アメリカとNATOを使ってやりたいようにやってきました。好き勝手やってきて、だいたい目論見通りに事は運んできました。今回ウクライナで進行していることは、それがとん挫したという事です。というか逆流というか、ことごとく目論見が外れ、裏目に出て、逆にディープステート、ネオコンの目論見、意図が誰の目にも見えやすくなってきました。
なぜ、日本や欧米はロシアを敵視するのでしょうか? 考えたことがありますか? 考えたことがある人に対しては、なぜそう思うようになったのでしょうか? 敵視するという"空気感"は、あらかじめ定められた決まりごと=暗黙の了解のように見えます。なぜですか? ロシアがウクライナに"侵攻"したからですか? 戦争を始めたからですか? ロシア敵視はその前から始まっていませんでしたか? ことある毎に日本や欧米の政治家やメディアはロシアを悪者に仕立て上げてきていませんでしたか。なぜですか?
ここで、ロシアがウクライナに"侵攻"したわけでもないし、先に戦争を始めたわけでもないと書いてしまうと、ああ、この記事はロシアのプロパガンダだ、そのように考えている人が書いているんだと思われてしまいます。なぜ?という問いは、多分そこで終わってしまいます。
そうすると、ことある毎に日本や欧米の政治家やメディアがロシアを悪者に仕立て上げてきたわけが見えてきません。
さらに、プーチンはディープステート、ネオコンという戦争屋が目論んでいる世界統一政府という『1984』で予告された世界を作ろうとする勢力と対決している、言い換えれば、一握りの、世界中から富=人の労働、自然の恩恵を奪い取った連中が、奪い取られた側=大多数の人間を羊のように支配したがる勢力と戦っている、と言ってしまうと、陰謀論か何かで頭のやられた人が書いていると思う人もいるかもしれません。
いろんな見方をする方がいらっしゃいますし、もっとぶっ飛んだ見方をする方がいらっしゃいます。何が正しいのかは分からないし、多分、歴史が、まともであれば、決めるのでしょう。ただ、自分としては、あるひとつの考え方、見方が絶対に正しいと信じることはしたくありません。知らないことだらけだし、わからないことだらけだし、想像を絶するようなことがあるのかもしれません。柔軟に修正していきたいと思います。
そして、変だなと思ったことに対して、なぜ? どうして?という問いかけはずっとし続けたいと思います。
それはともかく、時代の流れは変わってきました。犯罪行為を正義の戦いにすり替え、ごり押ししてきた嘘の帝国、ごまかしの世界秩序はメディアを筆頭に、ごまかしきれなくなってきたようです。裏でなにが行われているのか一般人には知る由もありませんが、白を黒と言い、黒を白に思わせてきた世界の流れが劇的に変化してきていることは間違いありません。
ひとり一人が自らの頭と感性を使い、これからの時代に対処していかなければ、これまで通り騙されたままの現実を生きていくことになってしまいます。人任せにしない、政治家や専門家に任せない、メディアの言いなりにならない、誰かに判断を頼らない、そうした生き方を選択しないと生き延びれない時代に入ったのだと思います。ですが、それこそ本当の意味で個人個人の人間性が活かせる生き方ではないでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。