昔ながらの梅干し作り。

自然塩で作る梅干し

昨今は、はちみつ入りの梅干しとか減塩の梅干しが多くなってきました。これはいけません。
食塩ではなく自然の海塩だけで漬けるからいいのです。食べやすいからといって甘くしたり減塩が健康にいいと思わされて塩分を摂らないようにするのは間違っています。塩分を摂らないと人間は弱くなってしまいます。熱中症になりやすくなったり免疫力も下がります。

減塩が言われ始めたころ熱中症も増えた感じがします。

梅

塩は塩でも「食塩」は使わないで

ミネラルを取り除いた「食塩」はダメです。食塩は化学薬品です。自然塩と同じ「塩」という名前が付いていますが別物です。化学塩とも言いますが「食塩」は体に害です。とはいうものの市販のほとんどの冷凍食品やお菓子、レトルト食品に使われている「食塩」というのはこの化学塩です。味噌や醤油に使われている塩も市販のものはほとんどがこの「食塩」が使われています。工業製品で安いからです。

「高血圧➡減塩」という図式が刷り込まれている方が圧倒的に多いです。これもテレビや新聞というメディアウイルスのせいでしょうか。何遍もなんべんも繰り返し聞かされているとそうなんだと思い込まされるのです。自分で調べたり考えたりする人はごく少数です。

塩分と高血圧は関係ないよと言っても馬の耳に念仏です。医者の言うことをうのみにします。自分の信じていた「常識」が壊されるのも嫌なのです。信じているといっても信じ込まされているだけの話なのですが。

塩は昔から防腐作用があるので食品の保存に使われています。ですが減塩にしてしまうと腐りやすくなります。でどうするかというと腐らせないために添加物という化学薬品を使います。これでは何のための健康なのか本末転倒です。一度商品に貼ってある成分表示で確かめてみてください。よく分からないようなものがいっぱい入っています。ご自分で調べてみてください。

自然塩だからといってまがい物もあります。ミネラルを取り除いた食塩に後からにがりを添加したものもありますので、商品の注意書きをチェックしてください。

梅干しが体にいいからといって市販の梅干しは減塩であったり体に悪い食塩が使われています。だから僕は手間かもしれませんが手作りです。本当は味噌と同じく3年くらい寝かしたいところなんですが。

梅を漬けたところ

梅干しづくりは簡単です

2年前から梅干しを作り始めました。作る前は梅を天日に干して作るという事すら知りませんでした。黄色に熟した梅を塩とともに漬けるときには、かさばってガラスの容器に一杯になっていても干して半年も置くと五分の一くらいになってしまいます。1kgだとすぐに食べてなくなってしまいます。それで今年はガラスの容器が二つあるので二回に分けて合計で 2kg作りました。

いつもパルシステムで注文しているので、届いたら緑色の梅が黄色く熟するまで日陰の涼しいところに置いておきます。色合いが良くなったら水で洗ってよく乾燥させます。ざるで洗ってときどきひっくり返して半日くらいほったらかしているだけですけど。

乾いているのを確認したらまず竹串を使ってヘタを取っていきます。爪楊枝でもできますが、すぐに先が折れてしまいます。ヘタを取ったらアルコールで消毒します。アルコールが35度以上のお酒に浸していきます。今年はアルコール分が40度のウオッカを使いました。そのあと梅 1kgにつき180gの塩を梅と交互に重ねながら瓶に詰めます。一番上に塩がなるべくかぶさるようにします。最後に重しを入れて終わりです。簡単です。

僕はいつもヘタを取りながらお酒につけていって、その後に梅を一つずつ塩をまぶしながら瓶に詰めていきます。残った塩を上からバサッと振りかけています。この作業をおろそかにするとカビが生えたりするそうです。ですから一つずつ丁寧に塩で梅をコーティングするような感じでつけていきます。幸いカビが生えたことはありません。

ウオッカ

昨年まではパルシステムで購入した長崎産の「海はいのち」を使っていましたが、今年は知り合いの方にいただいたモンゴルの岩塩で「天外天塩」と半々で漬けてみました。二、三日もすると梅から水分が出て一週間くらいで梅全体が塩水につかります。
7月の下旬になったら天気のいい日に三日間ぐらいかけて天日で干して正月が過ぎるころには食べ頃になります。

今年は紫蘇は使いませんでした。出来合いの赤紫蘇はパルシステムでも扱っていますが「食塩」で漬けてあるようなので紫蘇は入れないことにしました。
そうそう梅干しの仕込みの前は梅酒を仕込みました。これもいいですねぇ。

自然塩

今年は梅雨が長引いてなかなか梅を干せません。干せたら様子をご報告します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Posted by kiyo.I