ハイヤーセルフを「知る」

前回の『助けてもらってください』の続きです。

こっそり隠れたコントロール

コントロールを手放そうとするときは、なにかしら不安や怖れが出てきます。車のハンドルを手放すようで怖いです。どこに行くのか分からないので怖いのは当たり前です。
ですが、自分がどこに向かっているのか明瞭に知っている人というのは案外少ないのではないでしょうか?

実はこの記事を書こうと思ったのは「自力」を手放しましょう、コントロールを手放しましょうと言っている自分が手放していないものがあることに気が付いたからでした。

あまりにも自分一人の力でやろうとする感覚が当たり前すぎて、体の一部のようになっていて、溶け込んでいて、意識の中にあることにすら気が付きませんでした。大前提も大前提、空気のような存在で空気があることにまったく気が付かない感覚に似ています。

コントロールを手放していない状態=エゴの意識でいる状態で人に助けを求めたり、ハイヤーセルフに助けを求めた時、自分の中で何が起きていたのか内面を観察してみました。

もしかして、自分では助けを求めたつもりでいたハイヤーセルフを裏でこっそりとコントロールしようとしていたのかもしれないと気が付いたのです。

ネコのかくれんぼ

困った時の神だのみ=隠れたコントロール

もしそうしているとしたら、困った時にだけ頼ろうとしていたのかもしれません。
わたしは問題がある時にだけ自分の都合のいいように利用しようとしていたのです。

だとしたら、人もハイヤーセルフも協力してくれるわけがありません。

このことは自分自身をチェックした時、無自覚にどこか利用しようとしていた意識が隠れていたことに気が付きました。これではうまくいくわけがありません。

ハイヤーセルフとかスピリチュアルなことを語って、今頃そんなことを言ってるのと言われそうです。気付いただけマシでしょうか。自分ではエゴの支配からは抜け出していると思ってはいても、そうではありませんでした。

エゴの意識から高次元の意識にある日突然切り替わるわけではありません。多分。それがこの現実世界に生きている宿命であり課題なのでしょう。

水たまりに映る人影

エゴって何? ハイヤーセルフって何?

心理学やスピリチュアルな世界では、エゴとかハイヤーセルフ、高次元の存在という言葉がよく使われます。

しかしエゴとはどういうものなのか?
ハイヤーセルフとはどういうものなのか?
どうつながればいいのか?
という事について具体的で明確な説明はなかなか見当たりません。一番知りたいことなのに分かり易い説明が見当たりません。

分かり易い説明はないのかなと、ずっと探し続けていました。

やっと見つけたと思ったのがこの本でした。人にもお勧めできる本です。それはソニア・ショケットという方が書いた本です。

第六感 ひらめきと直感のチャンネルを開く方法
ソニア・ショケット
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 161,243

ただ解説してあるだけではなく目に見えないものを知りたい人、サイキックな能力を開発したい人にとっても、とても優れたガイドです。
この本で学んだことは、求めていた「分かり易い説明」なんて必要なかったという事でした。

ハイヤーセルフを「知る」

エゴとは何か?
ハイヤーセルフとは何か? が
たとえ言葉で「知った」としても「わかった」としても使えなければ意味がありません。
本の中で『考えることはやめて、ただハイヤーセルフにゆだねることを知っていればよいのです』という言葉があります。
考えるのをやめるという事は「悩まない」という事です。悩みや問題にとらわれることは時間の無駄です。考えてもどうにもなりません。私たちはそのことを散々味わったはずです。

悩みや考えることは直ちにやめて、ソニアさんの言うように
私のハイヤーセルフが支配しています
潜在意識よ、おぼえていてください。私のハイヤーセルフがボスです

私はこの言葉を繰り返し繰り返し潜在意識に言い聞かせています。

そしてある時、第六感からのひらめきで気が付くんです。
「あ、これが求めていた答えだ」って。
この体験でハイヤーセルフを「知る」んです。体験することなんだとやっと気が付きました。なんてバカなんだろう。

ハイヤーセルフという言葉、本当は日本語で言いたいです。なんていえばいいんだろう? 一言で、馴染みのある言葉で。

追記
ハイヤーセルフって低次のセルフも同時にイメージさせます。
higher self と lower self、高次でないと、高次元でないとダメって考えてしまいそうです。これって分離意識から出る言葉かも?
日本人は「お天道様が見てる」でいいのかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Posted by kiyo.I