受験勉強、やる気が出ない

受験勉強、就職もそうですが、受からなければ意味がありません。結果が全てです。
その事実がより一層プレッシャーを加えてしまいます。そのプレッシャーが励みになれば良い結果につながりそうですが、反対だと何もかも投げ出したくなってしまいます。

机を背に窓の外を眺める

どれくらい自分自身に期待をかけていますか?

期待しても期待されてもストレスの元です。
期待が生まれるという事は何か要求しているものがあるということです。受験を例にとれば自分自身に対しては合格することを要求します。まわりのとりわけ家族に対しては合格できるための環境を整えるよう要求しています。要求しているという事は何かが足りないという思いがあるからです。満ち足りていれば要求する必要はありません。そこには合格するための実力や自信が足りない、自分への理解、援助が足りないという気持ちが隠れています。その証拠に、不合格になった時、実力や自信のなさ、理解の不足を責めてしまいます。
つまり、期待するという事は不足感、欠乏感を埋め合わせしようとすることなのです。自信や学力、家族の理解が足りないことへの文句が形を変えたものと言いかえることもできます。

こうあって欲しい、こうあらねばならないという期待は、その期待が裏切られたとき、簡単に文句に変わってしまいます。どうして、なぜ思い描いたようにならないの?って自分やまわりの人をなじってしまいます。さらに文句はあらゆるものを破壊します。
期待が強すぎると、現実には期待と反対の結果を招いてしまいます。失敗と失望に終わりがちです。

期待と要求を手放してください。期待のかわりに目標を設定してください。自分の要求で頭の中がいっぱいだと現実を見失い感謝を忘れてしまいます。自分だけでどうにかできると考えていると、何も受け取れず入ってきません。信頼しその流れに身を任せてください。

受験勉強が手につかない

浪人生です。

勉強をしようしようと思っているのに、1,2問解いただけですぐに手が止まり、他の事を考えたりスマホを触ったりしてしまいます。
現役の時もこんな感じで、2月なのにも関わらず古本屋で立ち読みして一日を潰したりしていて、浪人生になったら直そうと思ったのに、ほとんど変わってません。勿論受験は全落ちしました。ひどい場合、塾の授業もサボったりしています。
親が「今日遅いから」とか言うと、どうにかして家に早く帰って遊ぶ事を考えてしまいます。「今日から直そう」と思って家を出ても、机に向かうと一気にやる気がなくなってしまいます

高校受験の時は、中高一貫から更に無理を言って私立の進学校に行かせてもらって、大学や塾も「お金の事は心配せず行きたい所を選びなさい」と言ってくれて、「お前は頭が良いからきっと良い大学に行ける」と応援もしてくれてるのに、こんな体たらくな自分が嫌で、生まれてこなきゃよかったんじゃないかとすら思ってます。
母親からも「お前ががんばってるように見えない。どうしても大学に行きたいと思ってるのか? 思ってないなら受験なんてやめた方が良い」と言われて、正にその通りで何も言えなくなってしまいました。
もう家に居ても塾に居てもどこにいても怖くて、受験なんか投げ出して行方不明になりたい、なんて思って、逃げたいと思ってる自分がまた嫌です。

言い方は悪いですが、自分より成績が悪かった奴もマーチに受かったりして、自分は何をしてるんだろうと自己嫌悪です。あまりにも自己嫌悪が激しくて寝るときに泣いてしまった事もあります。
それなのにいっちょまえに難関国立コースを選んだりして、そんなあさましいプライドを持ってる自分が更に嫌で…

子供の頃から、母に「勉強せずに良い成績とっても調子にのらない。大人になったら通じないよ」と言われて、気付いたらその通りになってしまいました。
こんな自分が、仮に受験をしのいだとしても果たして将来明るい未来が待っているのかと言われたら、絶対にNOです。
どうすれば逃げずに立ち向かえるようになるでしょうか

期待すればするほどプレッシャーになります

しなければいけないのに、やる気が起きないというのは、もがけばもがくほど底なし沼にはまったようで、気が重いですね。底なし沼ですから、結局のところ、その状況からは逃げられません。

自分に期待しすぎているのではないでしょうか? 同時に、期待されていると思い込んでいることもあるでしょう。
試験でも、全問正解するべきなのに、とか、朝から晩まで数時間、勉強するべきなのに、と出来ない目標を立てて、できっこないと思って最初からあきらめてしまっているのかもしれません。
その上、両親から期待されているはずだと過度にプレッシャーをかけているのかもしれません。

このようにあるべきだとか、こうするべき、こうなるべきだといった期待があなたの足を逆に引っ張っているのです。たとえ期待通りになったとしても、満足できません。もっと上をと欲求不満になるか、足りないものを探すからです。こうなると「期待」はストレスと自己嫌悪の原因です。

こう考えることもできます。あまりに大きな期待をすることで、出来ないという思いが先にしてきて、何もしない言い訳にしているのかもしれません。

「期待」は手放しましょう。
自分の中の「こうあるべき」とか「こうなるべき」を探して手放してください。そして、「期待」のかわりに「目標」を立ててください。
最初は小さな「目標」で十分です。もしかしたら、小さな「目標」では不十分だと思うかもしれません。それこそが「期待」と自己嫌悪のストレスの元です。

質問された方からのコメント

ものセラさん
お返事がこんなに遅れて本当に申し訳ありません。
この一ヶ月間、なんとか頑張ろうとしてきました。
できるだけ塾の自習室にいるようにして、勉強を無理しないでも、少しずつやろうとしてきました。無理でした。そして夏の終わりの模試はボロボロでした。

実は、ものセラさんの回答を見た時に、俺は泣いてしまいました。正にその通りでした。塾は朝から晩までいなきゃいけない。予習復習はきっちり一つずつやらなくちゃいけない。両親の恩に応えなきゃいけない。だって全部自分の責任だから、自分が望んだからと。

ものセラさんは小さい目標を立てると言ってくれましたが、今からそんなの間に合うんでしょうか。第一志望に合格なんて、そんなことをまだ望んでる俺がいるんです。
こんなこと、ただの甘えですが、俺はどうすればいいんでしょうか。

LINEを使ってカウンセリングさせていただきました。

Posted by kiyo.I