頑張りたいのに逃げてしまうわけ

頑張りたいという気持ちはあるのに、頑張れる気持ちになれないという時があります。
しなくてはいけないこともよくわかっているのに、そう思えば思うほどできなくなってしまい、無駄に時間を過ごしてしまって、気づいたときは後の祭り。後悔の念だけが増してしまいます。頑張りたいという気持ちとできないという気持ちの関係はどうなっているのでしょうか?

ボンヤリ

自分に要求し過ぎでは? 

頑張れなくなってしまうのは、自分自身にあまりにも大きな期待と要求をしているのかもしれません。これだけやって評価されなければどうしようという不安です。自分で作ったプレッシャーに押しつぶされ、評価されるのが怖くて手をつける前に諦めたくなります。

やるからにはちゃんとやりたいという気持ちが完璧さを要求します。その完璧さの追求が未来への恐れを生み出します。そして結果的に動けなくなってしまいます。

自分自身への期待や要求は、今のままの自分では十分ではないという不足感から生まれます。その不足感を埋め合わせようとして期待し、過度の要求をしてしまう事で自分自身をますます駆り立ててしまう結果になります。疲れます。休むとサボっているような気までしてきます。現に私自身サボっているような気がして気兼ねなく休むことができない時がありました。完璧主義は休息を与えてくれません。これでは今のままの自分では十分ではないという気持ちが増すばかりです。

期待するかわりに、できることから始めてください

期待と要求を手放してください。期待と要求はストレスと未来への不安を作り出します。今のままの自分では十分ではないという気持ちも手放してください。不十分だという気持ちがあなたを重労働に駆り立てます。その苦しさがやる気を無くさせていきます。

今のままの自分では十分ではないという気持ちを手放せれば、休息を取るのが楽にできるようになります。
期待と要求のかわりにできることから始めてください。できればベストを尽くしてください。ベストと言っても、あなたなりのベストです。人と比べて、人のベストではありません。間違わないでください。今やれるだけのことをすれば、それで十分です。

やる気満々。楽しくお勉強

以下の文はカウンセリング.COMで回答させていただいたときのものに手を加えたものです。

完璧主義はあなたから満足感を奪います

完璧主義と自分自身への期待で息もできなくなっているのかもしれません。

「完璧主義」も「期待」も、自分自身に価値を認めていないので期待し完璧さを求めます。価値がないと思っているから、あることを証明したくなります。完璧さと期待が邪魔をして価値があることを認められないのです。

こうあるべきだと「期待」するとストレスの元になります。「完璧主義」は満足させてくれません。ふたつとも手放してください。

そのかわりに目標を設定してください。簡単に達成できる目標です。できたら次の目標を決めます。できなかったときは目標を修正します。出来たことを積み重ねていきます。

できなかったことで自分を責めることに時間を使わないでください。小さな目標を達成するたびに、あなたの中にやる気が起きてきます。

Posted by kiyo.I