エレクトリック・ユニバース ── プラズマ宇宙が科学を変える(重力理論は破綻している)
考えられないことを考える
電気的宇宙論 Electric Universe の中心的人物である物理学者ウォレス・ソーンヒル氏 Wallace Thornhill は動画の中でイマニュエル・ヴェリコフスキーの『衝突する宇宙』に触れ「考えられないことを考える方法を学びました」と言っています。高校生のとき、この本を読んだそうです。
「考えられないことを考える」とは、いったいどんな意味でしょう?
「超常現象の研究が普通の研究になります。なぜなら、ここにはそれを説明できるメカニズムがあるからです」と発言しています。
超常現象を説明できるメカニズムって何でしょうか?
実は、私たちが日常生活で使っているものです。電気です。
普段見慣れている"電気"で説明できるのでしょうか?
また「エレクトリック・ユニバースは未来の科学への入り口」とも言っています。
どんな可能性が開けてくるのでしょうか?
それこそが「考えられないこと」かもしれません。
なお、電気的宇宙論はプラズマ宇宙論を拡張したものです。
木星の強い磁場の中を移動すると、強い電荷分離(電圧差)が発生し、その結果、イオと木星の極域の間を流れる約2兆ワットの電力の回路に電流が流れる
エレクトリック・ユニバース(電気的宇宙論)では、
ビッグバンはなかった
ブラックホールもない
ダークマターもない
従来の天文学は破綻している
重力の力は電気的な力の現れである、と言います。
一般常識からすれば驚くような事ばかりです。ビッグバンもブラックホールもニュースでもよく耳にするし、あるのが当然と思っていたけれど……
そんな馬鹿な!と思われる方が普通だと思います。
従来のニュートンの重力の法則やアインシュタインの相対性理論や量子力学は普段耳にすることはありますが、電気的宇宙論については知らない方も多いのではないでしょうか?
有名な物理学者の名前がついた日本の科学雑誌のバックナンバーを調べてみたら、相変わらず重力理論と相対性理論、量子論などが中心でした。電気的宇宙論を知らないのも無理もないです。遅れています。それとも知らせたくないのかな?
これまで惑星や彗星に向けて探査衛星が送り込まれ調査がされています。成果が強調されていますが、実際は主流の天文学者が予想もしなかったようなことが起きています。
その度に、信じられない、ビックリだという反応が学者の間で起きています。ところが電気的宇宙論では"驚きの新発見"の数年前に予測していたことでした。だから何が起きたのかも説明できます。
このことだけでも、電気的宇宙論が宇宙の仕組みを説明できる、より良い方法だということが証明されているのに、NASAを始め主流の天文学者は認めようとしていません。頑固ですね。
現象を観察して理論を組み立てるのではなく、理論に現象を無理矢理当てはめようとしているようです。あべこべです。当然"難解"にもなります。
でも、これ、私たちも普通にやっているかもしれません。何気なく。自分の考え、正しさを相手を当てはめて、ああだこうだと判断しています。あまりにもひどいと、私たちはそれを屁理屈と言います。学者が言えば屁理屈にならないのでしょうか?
重力は定義されていない
ソーンヒルは「ヴェリコフスキーの天体物理学」で言っています。
「1950年、イマニュエル・ヴェリコフスキーは、センセーショナルなベストセラーとなった著書『衝突する宇宙』の中で、重力は電磁現象であることを文書的証拠に基づいて提唱し、天文学者に挑戦した。アメリカの主要な天文学者たちは激怒し、まるで中世の聖職者のように振る舞った。神聖化された重力宇宙論が侵害されていたからだ。彼らは教科書の出版社であるマクミラン社に、ベストセラーの本を燃やすよう圧力をかけた。ニュートンもアインシュタインも重力を説明していないという事実は、気づいてないように見えた」
重力って万有引力や遠心力で説明しているものもありますが、調べてみると分かります。どうも、あることになっているというのが正解みたいです。あることになっているものって他にもありますね。ウイルスとか、新型コロナとか、温暖化、マスクから貨幣制度まで…… たどってみると、え~、根拠ないじゃん。ということになるものでいっぱいです。
炎は部分的にイオン化されたプラズマであるため、二つの異なる電荷を持つプレート間の電界内のろうそくの炎は横向きになる
「1979年、ヴェリコフスキーは1946年に出版した『重力のない宇宙』という研究論文をウォル(ソーンヒル)に贈った。彼は、荷電した油滴の実験では"一つの同じ作用が、二つの根本的に異なる原理に起因している"と指摘し、油滴は重力と荷電したプレートの上にある電気的な引力の間でバランスをとっていることを指摘した。これは自然哲学への回帰であり、近代につながる科学的進歩をもたらし、今一度進歩に欠かせないものとなった。ヴェリコフスキーの天才は、太陽系の最近の破局の歴史と、それを理解するために必要な天体物理学の鍵を提供した」
これは、現代の科学、天体物理学や量子論が、数式ですべてが解けるかのような幻想を抱かせて、仮定に仮定を積み重ね、数学の世界の迷路にはまり込んで、わけがわからなくなっていることに警鐘を鳴らしているのだと思います。
100年以上前、パイロットを乗せた空飛ぶ機械が数学的に不可能であることを証明した数学者(サイモン・ニューカム)がいたそうです。証明した同じ年(1903年)、ライト兄弟が空を飛びました。
さて、重力って何でしょうか? 当たり前だと思ってますが。
今、手に500㎖のペットボトルを持っているとします。500gくらいの重さを感じます。頭の上に乗せてみます。やはり重さを感じます。次に、その水を飲んだら重さを感じますか?
「EU(Electric Universe)のエッセンシャルガイドーはじめに」の中で重力の説明がされています。
「近代天文学の初期の理論的基礎は、17世紀から18世紀にかけてのヨハネス・ケプラーとアイザック・ニュートンの研究によって築かれた。ニュートンが初めて重力の法則で惑星の動きを説明した1687年以来、科学は星や銀河の形成や惑星系の誕生などの大規模な出来事をすべて重力に頼って説明してきた」
「天体の質量とそれらの間の距離のみに依存する重力の法則は、太陽系内の惑星や衛星の動きを説明するのに非常にうまく機能する。しかし、天文学者がそれを銀河や銀河団に適用しようとすると、観測された運動を説明するために必要な質量のほぼ90%が欠落していることがわかる」
「……したがって、ツビッキー Zwicky は、欠落している質量は見えないか"暗い"必要があると結論付けた。……これは、重力モデルを機能させるために必要な場所に、この想像上のものを配置するための免許状だ」
「他の数学的推測が続いた。宇宙の物体の赤方偏移についての仮定は、宇宙が膨張しているという結論に至った。その後、他の憶測が拡大が加速しているという考えにつながった。受け入れがたい状況に直面して、天文学者は完全に新しい種類の問題、引き付けるのではなく反発する目に見えない"何か"を仮定した。アインシュタインは質量をエネルギーと同一視したので(E =mc²)、この新しい種類の物質は、純粋なエネルギーのように機能する質量の形であると解釈された……天文学者たちはこれを"ダークエネルギー"と呼び、理論的な構造全体が依拠している重力を克服する能力があると仮定している」
「つまり、重力モデルでは、すべての星とすべての銀河、および検出できる星間のすべての物質は、推定質量のわずか4%にすぎない。……何か非常に現実的なもの、おそらく明らかなものが、標準的な重力モデルにはほとんど確実に欠けている」
また「宇宙の磁場と電場」によると
「重力は比較的非常に弱い力である。 陽子と電子の間の電気クーロン力は重力の1039倍のオーダー(後に39のゼロをつけた1)である」
つまり、電磁気力に比べて重力はほとんど無視できる力だということです。
小さな磁石が地球の重力に逆らってボールベアリングを引き付けて保持する
「小さな磁石を使って鉄の物体、たとえばボールベアリングを拾うと、電磁力の相対的な強さのヒントを得ることができる。地球の重力の引力全体がボールベアリングに作用しているとしても、磁石はボールベアリングに十分近いときにこれを簡単に克服する。宇宙では、重力は電磁力が遮蔽または中和されている場所でのみ重要になる」
「球形の質量と電荷の場合、重力と電気クーロン力の両方が距離の2乗に反比例して変化するため、距離とともに急速に減少する」
つまり、重力は離れれば離れるほど力を失います。
プラズマとは?
むかしは宇宙は真空だと習いました。つまり、何もないと。何もない中に太陽や惑星、はるか遠くに星雲が散らばっているというイメージを抱いていました。今はどう教えているのでしょうか?
プラズマ・ユニバースでは「今日、宇宙で観測可能なすべての物質の99.999%がプラズマ状態にあることが認識されている……」。これは従来の科学でも認められている事実です。
それでは宇宙の99.999%と言われるプラズマとは何でしょうか?
「EU(Electric Universe)のエッセンシャルガイドー第3章プラズマ」によると、
「宇宙はプラズマで満たされていることが知られている。実はプラズマは、宇宙に存在する物質の中で最も一般的なものである。地球上の火やネオン、雷などから、銀河系や銀河間空間まで、幅広いところに存在している。私たちがプラズマに慣れていないのは、人類が薄い生物圏の中に住んでいて、その大部分が固体、液体、気体で構成されていて、私たちの感覚が調整されているからだ。例えば、私たちは火をプラズマとして体験しているのではなく、明るい炎を見て熱さを感じているだけなのだ。炎の中にプラズマが実際に存在していることを示すことができるのは科学的な実験だけである」
「プラズマは、そのユニークな性質から、通常、固体、液体、気体とは異なる物質の相であると考えられている。普遍的に最も一般的な状態であるため、物質の"最初の"状態と考えることもできるが “物質の第四状態"と呼ばれることが多い」
プラズマと「火地風水」の類似
「物質の四つの状態またはフェーズ、およびそれらの間の遷移。初期のギリシャ語の地球、水、空気、火の"主要な要素"との類似性に注意してください。プラズマが最も高いエネルギー含有量を持つ状態であることは明らかでだ。──このエネルギーは宇宙のどこから来るのでしょうか?」
意識に点火するエネルギーは占星術で言うと"火"にあたります。火=プラズマ、風=気体、水=液体、地=固体ということになりそうです。
コロナホールや他の活動領域の近くで太陽に重ねられた磁力線
太陽は、
「太陽がプロミネンスとして巨大な質量の"電離ガス(プラズマ)"を放出し、太陽自身の強力な重力に逆らってコロナ質量放出を行うことは、このことを簡潔に説明するのに役立つ。太陽の"風"はプラズマであり、移動する荷電粒子で構成されており、電流としても知られている。簡単に言えば、流体でも"風"でも"高温ガス"でもない。流体力学の他の言葉を使うことは……重力よりも強力な電流やプラズマ現象の現実の説明には役立たない」
太陽は内側で核融合によって、"燃えている"わけではありません。孤立した星でもありません。宇宙空間から電気エネルギーを集めて光り輝いています。すべては電気的に接続されています。
失敗した重力理論とはベースが違います
「電気モデルはビッグバンモデルに頼っていないことに注意してください。電気モデルは、私たちが見たすべての場所でイオンと電子を検出すると単純に言っている」
プラズマは実は身近な存在です。それと気づいていないだけで。
「プラズマは地球の生物圏では一般的ではないかもしれないが、多くの形態の雷、北半球と南半球のオーロラ、静電気の火花、スパークプラグの点火装置、あらゆる種類の炎、真空管(バルブ)、電気アーク溶接、電気アーク炉、放電加工、有毒廃棄物処理のためのプラズマトーチ、ネオンや他の蛍光灯の管や電球に見られる」
プラズマの振る舞い
「宇宙プラズマを考える上で重要なことは、ガスとは全く異なる振る舞いをすることが多いということだ。プラズマの特徴である荷電粒子は電磁場の影響を受けており、その電磁場は粒子自身が発生させたり、変化させたりすることができる。
特にプラズマは自分自身の中で細胞やフィラメントを形成しているので、それがプラズマと呼ばれるようになったが、これらがフィードバックループのようにプラズマの挙動を変化させている。
プラズマの振る舞いはフラクタルの振る舞いに少し似ている。どちらも比較的単純な振る舞いのルールから生じる複雑なシステムである。しかし、フラクタルとは異なり、プラズマは不安定性の影響を受けており、さらに複雑さを増している。
その複雑さを考慮に入れていない宇宙の理論的または数学的モデルは、システムの動作の重要な側面を見逃し、正確なモデル化に失敗することになる」
これまでの主流になっている重力で宇宙を説明しようとする天文学、物理学は実際の宇宙を説明しきれていません。破綻しています。エレクトリック・ユニバース(電気的宇宙論)が説明できる最有力候補として躍り出てきている現状を拙いながらも説明させていただきました。
まだまだ、このシリーズは続けます。
最後に『重力 vs プラズマ』という動画を紹介します。
[要旨]
メル・アチソンのTPOD(Thunderbolts Picture of the Day)「Gravity vs Plasma」のこの翻案(既存の事柄の趣旨を生かして作りかえたもの)では、科学における重要なパラダイムシフトの本質が、単に異なる視点の問題であることを説明している。異なる場所から見ると風景が違って見えるように、科学の事実や理論は、知的風景の異なる概念的な場所から理解されると違って見える」
以下のプレゼンテーションは、 メル・アチソン氏のサンダーボルツの 「ピクチャー・オブ・ザ・デイ」の記事[プラズマ 対 重力]に 加筆したものです。
重力 vs プラズマ ── 重力理論は破綻している
【字幕の出し方】スマホだと画面右下の縦になった(•••)または CC マークから日本語字幕が選べます。パソコンだと右下にある歯車をクリックして「字幕」とか「自動翻訳」から操作してください。
風景が異なる場所から見ると違って見えるように、科学の事実や理論も、知的風景の異なるコンセプトから理解すると違って見える。プトレマイオスは、地球から見た宇宙の姿を描いた。コペルニクスは、それが太陽からどのように見えたかを説明した。ニュートンは重力からの景色を描いた。
“地球" “太陽" “重力"という言葉は、"そこにある何か"ではなく、観測の中から選ばれたものを意味づけたり、意味を創造したりする概念であることに注意してください。重力は、例えば、落下するリンゴや回転する惑星を意味していた。その他の視点からは、リンゴと惑星の間には何のつながりもないことを"見た"。
定義が変更された。かつて"惑星"という言葉で重要視されていた観測は、他の観測に置き換えられた。新しい数学的技術が開発されたが、それは古い視点を持つ人々にとっては無意味なものに見えただろう。その結果、孤立した"ビリヤードの玉"が時折お互いを揺さぶるという"重力宇宙"の見方が生まれた。これは、入れ子になった球体のシステムまたはエピサイクルのアセンブリの古い眺めを置き換えた。
※エピサイクル(周回円 ギリシア時代に地球を中心として (固定して) 複雑な惑星の運動を記述するために考えられた学説のひとつ)
いま、"エレクトリック・ユニバース Electric Universe " は視点が違う。例えば、その"プラズマ"の定義が、従来の"イオン化ガス"の定義ではないことに注目してください。後者の定義は、理想気体や熱電離について知っていることに立ち返ることで、プラズマについて何かを理解できるという結論に飛びつく。理想気体の法則は、従来の見方では重要な見識だが、電気的な見方では目隠しになり、目の前にあるものが見えなくなる。
むしろ、"プラズマ"とは、フィラメント、長距離引力と短距離反発、編み込み、特徴的な速度、プラズモイドの形成と崩壊、異なるスケールでの特性の同一性など、複雑な電気的力の創発的な(すなわち、より高次のレベルまたは統計的レベルの)秩序性のことである。
重力的視点(gravity view)を明確にするために開発された数学的な速記法と、それに基づく技術を使用するために開発された数学的な速記法は、プラズマの視点(plasma view)では機能しない。
プラズマの視点から見た宇宙は、広範囲の共鳴効果を持つ持続的な相互作用を持つ集合体のひとつであり、停止して転がる宇宙ではなく"駆動される"宇宙である。
つまり、定義も違えば、事実も違えば、数学も違えば、理論も違うのだ。プラズマ物理学者は重力物理学者とは概念的に違う場所に立っているので、宇宙が違って見える。そして、それぞれのパラダイムの内容を比較することはできないが、それぞれの視点を比較することはできる。B. J. F. ロナーガンの理解の性質に関する1957年の仕事(洞察力)は、異なる視点を比較できるひとつの根拠を提供する。
理論は行ったり来たりするが、理論の根底にある機能、目的、構築は認知の性質から生じる。人と宇宙との関わり方のひとつとして、認知は、特定の目標を達成するための知的な道具(理論)を流行らせている。したがって、いくつかの理論の中から、その効用価値に基づいてひとつを優先することができる。最大の効率と最小の努力で目標を達成する可能性が最も高いと思われるものだ。
宇宙を理解するという目標を効率的に達成するためのひとつの基準は、包括性(総合性)だ。また、知的な風景と物理的な風景を比較すると、視点が高ければ高いほど、より広い視野が得られる。この意味では、クーン Kuhn のパラダイムシフトのエピソードで区切られたパラダイムの中での知識の蓄積期間のプロセスは、より高い視点がより高い純度のものを提供するための進歩的な達成として理解することができる。この理解から、よく使われる(パラダイムの外で適用されると乱用される)"正邪" “正誤" “真偽"の判断は無意味であることに注意してほしい。
このような視点で比較すると、プラズマパラダイムは重力パラダイムよりも証拠の領域が広いという点で “高い"と言える。より多くの現象を説明するだけでなく、それらの現象を包括的かつ単一的な理論で説明している。それは、より多くの風景、その風景のより多くの特徴、そしてそれらの特徴の間のより多くの関係を"見る"。
対照的に、重力は、より少ない特徴を見ているし、それらをバラバラの事象として見ており、それぞれが個別のその場しのぎの説明を必要としている。
例えば、すべての惑星のすべての特徴には、独自の理論がある。
衝突クレーター(不可能)
火山(疑わしい)
潮汐力の亀裂(錯誤)
洪水の水の消失(神業?)
上り坂を流れる溶岩(矛盾する)
暴走した温室効果(不安煽り)、など
重力の一般性はその場限りの発明によって不明瞭にされ、それらの発明はプラズマの視点に内在するディテールを説明することができない。
重力は新しい観測(によって見つかった事実)を説明するのに失敗する。脱線し事実を拒絶する。超巨大星が超高速で回転していることや、爆発する恒星の衝撃波が複雑な構造を作り出していること、共喰い的な銀河、観測された物質を圧倒する暗黒物質、銀河とクェーサーの間で切り取られた写真、赤方偏移の量子化に直面して沈黙、などなど。ますます多くの証拠が無視されている。
ニュートンはプラズマに気づいていなかった。今日、彼の弟子たちは、いつ、どのようにそれに目を閉じるかを学ぶ訓練に何年も費やしている。問題になっているのはビッグバンや一般相対性理論、量子力学だけではなく、それらすべての基礎となっているものだ。重力は疲弊して破綻した概念だ。
より高度で総合的な基礎が必要だ。重力のテクノロジーは、重力よりも大きな視点に引き上げてくれた。そして、私たちには新しいアイデアと、新しい展望を理解するための新しいツールが必要だ。
──おわり
最後までお読みいただきありがとうございました。
この歳になって、物理学の翻訳のまねごとをすることになるとは思いませんでした。