追悼 ウォル・ソーンヒル──エレクトリック・ユニバースの宇宙論は、前例のない科学的・文化的革命
- 1. あなたが知っていると思っている大小様々な物事の全てを脇に置いてください
- 1.1. エレクトリック・ユニバースという異端(異説)
The Electric Universe Heresy by Wal Thornhill- 1.1.1. エレクトリック・サン(電気的太陽)実験 The Electric Sun Experiment
- 1.1.2. エレクトリック・ユニバース The Electric Universe
- 1.1.3. 大きくて何もない宇宙論 Big Nothing Cosmology
- 1.1.4. 物質の電気的構造における質量の起源 The Origin of Mass in the Electrical Structure of Matter
- 1.1.5. 磁力と重力 Magnetism and Gravity
- 1.1.6. 双極子重力とコスモロジー Dipole Gravity and Cosmology
- 1.1.7. 固有の赤方偏移と現実の宇宙 Intrinsic Redshift and the Real Universe
- 1.1.8. 天体の電気的形成 Electrical Formation of Celestial Bodies
- 1.1.9. エレクトリックスター Electric Stars
- 1.1.10. 中性子と原子核 The neutron and the nucleus
- 1.1.11. ニュートリノと本質的なエーテルに関するモデル A model for the neutrino and the essential æther
- 1.1.12. 光の本質 The real nature of light
- 1.1.13. 光速の非障壁 The light-speed non-barrier
- 1.1.14. 首尾一貫したリアルタイムなエレクトリック・ユニバース The coherent, real-time, Electric Universe
- 1.1.15. エレクトリック・バイオロジー(電気的生物学)Electric Biology
- 1.1.16. 全体像 The Bigger Picture
- 1.1. エレクトリック・ユニバースという異端(異説)
あなたが知っていると思っている大小様々な物事の全てを脇に置いてください
去る2月7日、サンダーボルト・プロジェクトの共同創設者で、チーフ・サイエンス・アドバイザーのウォル・ソーンヒル氏が亡くなられました。……無念、……言葉が見つかりません。
もしかして、生前最後の論文になるのかもしれませんが、2020年4月20日に執筆された論文の翻訳をお届けします。ソーンヒル氏は「この論文では、著しく曲解された宇宙観を正すために、いくつかの項目に分けて可能な限りシンプルに概念的な可能性を概説している」と記されています。
The Thunderbolts Project
※葬儀の様子がビデオに収められています。
私たちの友人であり同僚でもあるウォル・ソーンヒルが亡くなったことを、深い悲しみとともにお知らせします。彼は、2023年2月7日(火)、オーストラリアのキャンベラで家族に囲まれながら静かに息を引き取りました。
サンダーボルト・プロジェクトの共同創設者であり、チーフ・サイエンス・アドバイザーであったウォルは、大変惜しまれることでしょう。
The Canberra Timesに掲載された訃報をここに掲載します。
ソーンヒル
ウォレス・ウィリアム(ウォル)
ウォレス・ウィリアム(ウォル)・ソーンヒル
1942年5月2日~2023年2月7日
キャンベラで安らかに逝去。
家族に囲まれて。
フェイの57年間の夫として愛され、献身的に尽くした。
ニッキー、ターニャ、ブロンウィンとそのパートナー、ギャル、ブライアンの愛する父。
ハンナ、ローラ、ジョエル、ジョシュア、ジョーダン、イーラ、ゾハル、ショーン、タラの自慢のパパ。
エインズレイの自慢の孫。
物理学者、宇宙論者
自然哲学者
独立した思想家
サンダーボルト・プロジェクトのチーフ・サイエンス・アドバイザー、サファイア・プロジェクトのサイエンス・コンサルタントを務める。
2月17日(金)午後2時より、ゴールドクリークのチャペルにて、Wal の生前を祝う会が開催されます。2月17日午後2時より。
早すぎる死 ── 永遠に私たちの心の中に
“consilience", or “the unity of knowledge"
“コンシリエンス" すなわち “知の統合"
エレクトリック・ユニバースという異端(異説)
The Electric Universe Heresy by Wal Thornhill
The Electric Universe Heresy by Wal Thornhill
この画期的な論文でウォル・ソーンヒルは新しい万物の理論:エレクトリック・ユニバース(電気的宇宙論)を紹介します。この論文で紹介されている考え方は、全てを覆すものであるため、あなたが知っていると思っている大小様々な物事の全てを脇に置いてください。
ビッグバンがあったのか?
とんでもない。
アインシュタインの相対性理論?
持ちこたえられない。
太陽は熱核融合炉で、いずれは燃料が尽きて燃え尽きる?
いいえ。
ブラックホールはあるのか?
そんなものはありません。
ダークマターやダークエネルギーについてはどうでしょうか?
そんなナンセンスなことは忘れて、21世紀の科学について学び始めましょう。
「……エレクトリック・ユニバースは、宇宙時代の発見を正しく予測し、説明する唯一の首尾一貫した宇宙論である」
例えば、ソーンヒルは、テンペル1彗星へのディープインパクトミッションの予想外の結果を、ほぼ4年前の2001年10月に具体的に予測しています。また、土星の衛星タイタンの雲の下に何が見えるかを予測したのも彼一人でした。
ウォル・ソーンヒル著
2020年4月20日
エレクトリック・サン(電気的太陽)実験 The Electric Sun Experiment
1972年、ある無名の雑誌に掲載された論文が目にとまりました。
アリゾナ州フラッグスタッフのエンジニア、ラルフ・ジョーガンズ(ユルゲンス)が書いたものです。
彼はこう書いています。(※「天体力学とヴェリコフスキーの天変地異説の調和」)
私はこのことを如才無く述べる方法を見つけることができないので、単刀直入に言います。太陽のエネルギーを太陽内部での熱核反応によるとする現代の天体物理学的概念は、太陽の観測可能なほぼすべての側面と矛盾しています(1)。
ラルフ・ジョーガンズ
光球状グラニュール(太陽表面に見られるまだら模様)、スピキュール(太陽の彩層から高速に噴出する比較的低温で高密度のガス)、黒点、彩層、コロナなど、太陽に見られる最も明白な特徴すべてに注目することによって、ジョーガンズは、すべての現象を論理的かつ簡単に説明するように見える、電気で動く太陽の詳細なエンジニアのモデルを作成しました。
星は宇宙空間に孤立した天体であり、何十億年ものあいだ内部の熱核エネルギーを必要とするという固定観念は、天体物理学と原子力エネルギーの研究において、計り知れない浪費をもたらすことになりました。
2012年、経験豊富なカナダのエンジニア、モンゴメリー・チャイルズは、ジョーガンズの電気的太陽モデルを検証するために独自に行う実験を提案しました。彼は、このモデルには「何の違いも見いだせなかった」と言い、これは異例のことだといいます。
夜空を見ると、そのプロセスは単純で、よくコントロールされたものでなければなりません。そうでないと、空が7月4日(アメリカ独立記念日の花火?)のように見えてしまうからです。そこで生まれたのが、「SAFIRE(恒星大気機能制御実験 Stellar Atmospheric Function in Regulation Experiment)」プロジェクトです。その名前が示すように、太陽とそのプラズマ環境の重要な特徴を連続的かつ容易に制御できる方法で模倣するように設計されています。
一方、熱核太陽モデルは仮説(理論上でしか存在しない)であり予測不可能なままです。地球上で太陽のような核融合エネルギーを作り出そうという試みは、どこにも到達していません。核融合エネルギーの分野は慢性的に不安定であり、生産的ではありません。
2019年、バース大学で開催されたエレクトリック・ユニバース UKカンファレンスで、SAFIRE実験の成功が宣言されました。SAFIREチームは数々の高エネルギー実験を行い、元素の変換や極めて高いエネルギーレベルなどの予測を満たしただけでなく、放射性廃棄物の浄化の可能性を示しました。
太陽のエネルギーは、銀河からの電気エネルギーが太陽の大気中で無害な核エネルギーを生み出すことで、私たちの目の前で生み出されています。黒点が暗いのは、光球の下にある太陽の本体が冷たいからです! そして、常識では考えられないことですが、すべての明るい星は、大気中とはいえ、重元素を継続的に生成しています! ですから、ESA(欧州宇宙機関)のクラスター ミッションが最近、太陽風の中で高度にイオン化した鉄原子を発見したことは、決して驚くことではありません(2)※1。
エレクトリック・ユニバース The Electric Universe
エレクトリック・ユニバースは、19世紀に大成功を収めた古典的な科学の手法に立ち返ったものです。前世紀に爆発的に増えた架空の粒子や説明のつかない力とは一線を画し、物理学の原則に忠実で、簡素化を目指しています。
例えば、エレクトリック・ユニバースでは、宇宙で働く力は電気力のみです。磁性、重力、核力などは、電気を帯びた軌道構造を持つ陽子や電子が、電気力に反応して生じるさまざまな効果です。宇宙のすべての物質は電気力によってつながっています。そして、電気力には引力と斥力があるため、ものをまとめる力と引き離す力のバランスがとれています。宇宙はバランスがとれています。
電気力は瞬間的なものであり、あらゆるスケールの軌道系の一貫性と安定性に不可欠です。時間は普遍的なものです。このエレクトリック・ユニバースのリアルタイムなつながりによって、私たちは自分自身と宇宙の中での自分の位置をより明確に理解することができます。
私たちは、年齢も範囲も不明なこの"意識的"宇宙で孤立し、孤独な存在ではありません。私たちは皆、お互いに、地球とエレクトリック・ユニバースに敏感に繋がっています。
エレクトリック・ユニバース宇宙論は、シンプルでエレガントです。小学校で教え始めることができるでしょう。その歴史はインスピレーションに満ちています。
1800年代半ばから1900年代初頭にかけて、ノルウェーではクリスティアン・ビルケランドが電気的な"小さな地球"(テレラ)の実験を行っており、ガウスとウェーバーは物質の電気的な構造を発見していました。ウェーバーは、J.J.トムソンが電子を発見し、原子の"プラムプディング"モデル(ブドウパンモデル)を作り出す約40年前に、一般化した電気力学法則に基づいて原子の軌道構造を予言しました。その後、アーネスト・ラザフォードが重い原子核を発見し、ニールズ・ボーアが軌道構造を提示しました。
一世紀以上経った今でも、物理学者はこの教えを学ばず、素粒子の構造を持たない"プラムプディング"モデルを持っており、"ウインクして存在したり消えたり!"する空想上のクォークで満たされています。
今日、物理学者たちは、物質の性質や空間と時間の概念、物質と質量と重力の関係、星や銀河の本当の姿、宇宙の大きさや年齢などについて思い違いをしたまま苦労しています。したがって、宇宙物理学者が自分たちの扱いにくい問題を解決するために素粒子物理学者を頼り、素粒子物理学者がそれを口実に無意味な素粒子実験に何十億ドルも浪費しても、両方の分野が危機的状況にあることを認める人はほとんどいません。まさに、盲人が盲人を導いているのです。彼らの謎は、彼ら自身が作り出しています。
なぜ、このような事態になったのでしょう?
20世紀、技術者たちは無線通信とコンピューターを完成させ、人間を宇宙に送り出しました。一方、基礎科学は複雑化、非論理化、疑似科学というブラックホールに自ら深く入り込んでいきました。その主な原因は、アインシュタイン以来、自然哲学と物理学が数学者に奪われてしまったことです。
アインシュタインは、おそらく彼の信念のために、自分の貢献について懐疑的であり続けました(3)。一方、彼の研究を神聖化し、異論を神への冒涜として扱うことはアインシュタイン信奉者の自尊心のために役立ちました。
未来の科学史家は、前世紀を厳正に評価することでしょう。未来の子供たちは「宇宙の主要な力は何か?」という基本的な問いに対する答えを「地球の形は何か?」という問いに対する答えを現在知っているのと同様に、確実に知っていることでしょう。重力そのものが電気的な力の一種であることを、彼らは教えてくれるでしょう。それはエレクトリック・ユニバースです。
大きくて何もない宇宙論 Big Nothing Cosmology
現在のところ、ビッグバンの図式は非論理的(筋が通らない、ばかげた、不合理)であり、つじつまの合わないものであり、希望が持てません。私たちは、時間と空間の広大な広がりの中で、岩石の原子に乗って、星の塵の一粒の周りを回っているのだと信じ込まされています。私たちは、奇跡的な虚無の創造と、それに続く爆発、衝突、降着のランダムなプロセスによってここにいます(そしてこれは膨張する宇宙においてのことです)。
生命そのものが、意味のないランダムな事象の連続の結果であると言われています。これらのプロセスは、どれも解明されていません。それでも数学者たちは止まりません。
目に見えない物質や奇妙な力を持ち出すことなく、銀河の自然な渦巻きを説明できるような単純で検証可能な理論ができるまでは、科学者は重力を理解しているとか、重力が宇宙を支配しているとか言うことはできません。
ビッグバン宇宙論の二本柱であるアインシュタインの相対性理論と量子論は相容れないので、本当の意味での宇宙モデルの基礎として使うことはできません。いわゆる現代物理学を捨てて、1世紀前の古典物理学に戻らなければならないのです。学習や偏見を捨て、初心者の気持ちで問題に取り組むこと、これが最大のハードルなのかもしれません。
賢明な代替理論を提供するためには、素粒子と銀河系という両極端のスケールに対する我々の現在の理解の問題点を解決しなければならないことは明らかです。この論文では、著しく曲解された宇宙観を正すために、いくつかの項目に分けて可能な限りシンプルに概念的な可能性を概説しています。
物質の電気的構造における質量の起源 The Origin of Mass in the Electrical Structure of Matter
重力と量子的なふるまいの説明に欠けている間違いなく基本的な何かとは、物質の電気的な構造です。ここでは、原子の話をしているのではありません。さらにもう一段階下がって、すべての素粒子、特に電子と陽子は、その粒子上の電荷に合計される反対極性のより小さい電荷の軌道システム(原子のような)であることを提案しなければなりません。この軌道モデルは、19世紀中頃のドイツの偉大な物理学者ヴィルヘルム・ウェーバーの欠くことのできない洞察でした。
中性子は原子の中に安定な粒子として存在しているわけではありません(後述)。中性子は、重元素を作り、クエーサーや活動銀河核から新しい伴銀河を誕生させるために必要不可欠な存在である原子核や活動銀河核の強力な電気力を避けるために形成された、電子と陽子の一時的な結合体です。
電子は基本的な点状の粒子ではありません。角運動量や"スピン"と呼ばれる優先帯磁方向を持つためには、構造を持たなければなりません。磁気双極子を発生させるためには、電子の中で電荷の軌道運動がなければなりません。電子が安定した粒子であるためには、エネルギーを節約するために、軌道上の電荷間の電気エネルギーの伝達が共振し、瞬時に行われなければなりません。したがって、現在では否定されているヴィルヘルム・ウェーバーの電気力学的法則が実際に適用されるのです。
同じ論拠が、正電荷のパートナーである陽子にも当てはまります。この素粒子モデルは、共鳴量子効果を引き起こすには、物質中に何らかの低レベルの構造がなければならないというアインシュタインの考えを満たすものです。さらに、ウェーバーの法則は瞬間的なものなので、アインシュタインが不満に思っていた、大きく離れた(いわゆる"もつれた entangled “)粒子の間に見られるつながりの"不気味さ"が取り除かれています。
慣性質量と重力質量が等価であるという観測を満足させるような、有効な物質の構造概念を持たなければなりません。まず、ニュートンの法則が質量に言及しており、物質の組成や電荷に言及していないことから、重力は素粒子レベルで作用しているはずです。真空中では、羽とボーリングの玉は同じ加速度で落下します。
第二に、アイザック・ニュートンは、バケツの水を回転させながら地球の重力に逆らってバケツの壁を上昇させるという、単純ですが最も重要な実験の意義を、賢明にも認識しました。この実験は、ニュートンが行ったすべての実験の中で、最も単純で最も重要なもののひとつであると言われています。
アンドレ・アシス教授の代表的な著作である『関係力学』の書評(4)には、簡単にこう書かれています(5)。
水を張ったバケツを回転させる(たとえば天井にロープで取り付け、ロープをねじり、そしてほどく)と、バケツの運動が水に伝わると同時に、液体の表面は(放物線状に)湾曲し、バケツを突然止めても湾曲したままであることがわかる。これは、水がバケツに対する相対的な運動とは無関係に回転を"感じている"ことを意味する。つまり、この回転は、ニュートンの考えでは、絶対空間に対する相対的なものと見なされなければならない[言い換えれば、絶対運動と見なされる、強調追加]。
マルコ・マモーネ・カプリア
ニュートンはこう書いています。
絶対運動と相対運動を区別する効果は、回転軸から遠ざかる力である。純粋に相対的な円運動にはそのような力は存在しない……
アイザック・ニュートン “古典注釈者によって書かれた傍注" プリンキピア
このことは、アインシュタインの相対性理論を破棄するのに十分であったはずです。アインシュタインの"慣性座標系"の等価原理は、任意の移動観測者をそれぞれの宇宙の中心にしてしまう効果があり、これはナンセンスです。物理学をやるには、相対的な基準ではなく、絶対的な測定の基準が必要です。さらに論じるならば、アインシュタインは一般相対性理論において、必要不可欠な重力の力を捨ててしまったのです。
(これについては後述します)
ニュートン vs. アインシュタイン
ニュートンは、物理学が “測定された量"のみに関係しているため、我々が"時間、空間、場所、運動"と呼ぶものを真の存在と勘違いしないように理論家に警告したことは重要である。具体的には、彼はこう言っている。
「これらの言葉[時間、空間、場所、運動]を測定された量に解釈する人々は、正確に保たれるべき言語の正確さを侵す。また、実量とその関係(アナロジー)や感覚的な尺度を混同して、数学的・哲学的真理の純度を汚さない者もいない」と述べている。
つまり、私たちは真の現実を知らないし、真の尺度さえも知らない。したがって、時計と本当の時間、尺度と本当の空間、形と本当の場所を混同しないように注意しなければならない。これらはすべて、彼が『プリンキピア』の冒頭の定義(と第一原理)で述べている問題である。
アインシュタインは、相対時間という尺度を実際の時間(ニュートンは「持続時間」と呼んだ)と取り違えたとき、この誤謬に直接陥ってしまった。ニュートンの持続時間は同時性を可能にするが、アインシュタインの歪んだ時空は現実を混乱させ、同時行為を不可能にする、現実離れした不条理な議論である。同時性は普遍的な一貫性のために不可欠である。
磁力と重力 Magnetism and Gravity
クーロンの電気力の法則は、ニュートンの重力の法則と類似しており、このことが基本的な手がかりとなります。重力質量は電荷と同じ役割を果たしますが、素粒子上の電荷とは無関係です。
1992年、ブラジルのカンピーナス州立大学のアンドレ・アシス教授は、19世紀の偉大な実験家、特にヴィルヘルム・ウェーバーの業績が、磁性や重力、それらの大きさを、電荷中性の電気双極子相互作用で説明できることを示す論文を発表しました!
結論として、この一般化されたウェーバー電気力学のモデルでは、静電気は0次効果、磁気とファラデーの誘導は2次効果、重力は4次効果、慣性力と近日点歳差は6次電磁気効果として得られると言えるだろう(6)。
アンドレ・アシス教授
アシス教授は、電子や陽子が慣性を示すことから、このモデルが電子や陽子にも適用できることを指摘しました。力の大きさのオーダーは観測結果と一致しており、これは驚くべき事実です。
原子の電気双極子力による分子結合の理論を構築した著名な物理学者フリッツ・ロンドンは、重力の電気双極子モデルを考えていました。私たちが経験する重力と同様に、ロンドン力は、ガラステーブルの上の棒磁石のように、電気双極子が回転して整列することができるので、引力となるだけなのです。この誘導双極子間の電気的引力は、物質が液体や固体に凝縮することを可能にする力です。
同様に、素粒子スケールでは、電子と陽子を構造化したエレクトリック・ユニバース・モデルでは、原子内の電子と陽子の中を回る素粒子電荷の軌道が歪んで素粒子電気双極子となり、それが自由に回転することで放射状に並ぶことで重力が発生しているのです。この軌道の歪み(下図参照)は、単に物体の各原子内の重い原子核が、その物体の質量中心に向かってオフセットしていることに起因しています。
重力は、天体内のすべての電子と陽子によって形成される放射状に並んだ素粒子電気双極子の和によって生じます。重力は素粒子現象であるため、質量にのみ依存します。また、素粒子現象であるため、重力を電気的に遮蔽することはできません。つまり、物体の慣性は、宇宙に存在する他のすべての天体との重力相互作用によるものです。慣性質量は重力質量と等価です。
重力の原因は何か?
・最初は星や惑星からの強力な電磁力。
・重力によって誘発された原子の双極子によって内部電場が形成され、惑星は内極が正、外極が負となる"双極子エレクトレット"となる。
・各原子内部の誘導電場は、同様にすべての電子と陽子を歪めて、同様に小さな電気双極子となる。
・この整列した素粒子の双極子の和が、微小な重力を生み出しているのである。
・重力は、陽子や電子の電荷に依存しない素粒子の効果であるため、電気的に遮蔽することはできない。
ニュートンの万有引力定数、すなわちGは、万有引力でも不変でもありません。質量を含む次元を持つので従属変数です。また、重力によって誘起された天体の球状エレクトレット(表面電荷)内の蓄積電気エネルギー、すなわち電荷分布にも依存します。したがって、重力を測定しても、天体の密度や組成を推し量ることはできないのです。例えば、彗星核は岩石質で地質がはっきりしていて、表面に氷がないことが観測されており、ダーティ・スノーボール・モデルを退けます。
彗星は"エレクトリック・サン・モデル" の “ロゼッタストーン(理解する鍵)“です(7)。彗星の表面電荷の変化は、回転の乱れやいわゆる"非重力的"な加速を生じさせます。太陽の電場中を遠く離れて移動する彗星には、より負に帯電する時間がたっぷりあります。
彗星は太陽系内を太陽に向かって加速しているため、彗星にかかる電気的ストレスが急増し、巨大なプラズマシース(コマ)とよく集中したコールドカソード(冷陰極)放電ジェットを含むプラズマ放電が発生します。太陽風との電荷交換により、彗星の質量と慣性モーメントが変化し、原因不明の重力加速度や回転異常が発生します。酸素を含む鉱物粒子や原子が表面から電気的にスパッタリングされます。
原子核には"非重力"の力はありません。酸素原子は太陽風からの陽子と結合し、従来は彗星核の水氷とされていた誤解を招くようなOHシグネチャー(痕跡)を与えます(8)。
ヴィルヘルム・エドゥアルト・ウェーバー
ウィルヘルム・ウェーバーは、カール・フリードリッヒ・ガウスの助手兼共同研究者として働いていた。ウェーバーの助けにより、ガウスは磁場の強さを正確に測定する方法を発明し、今日まで、磁石の強さをガウスという単位で測定している。
1870年、ウェーバーは、1897年にJ.J.トムソンが電子の概念を提唱する以前に、双極子(正と負)の電気粒子が、その流れ方向と、もし2本の電線に沿った流れを想像するなら、電線の間の横方向(側面に沿って)または"横方向(横断して)"の両方で互いに引き合い、反発し合うと仮定した。
これに対して、現在の一般的な見方は、粒子は場(あるいは配線、通常理解されている)の影響を受け、配線は粒子に影響を与えるが、粒子同士は影響を与えないとする考え方だ。電子の半径の計算や電子と陽子の質量比の計算が暗黙のうちに行われていたことは議論の余地がある。
双極子重力とコスモロジー Dipole Gravity and Cosmology
すべての天体で、同じように電気重力の極が外側を向いていることに注目してください。つまり、同じ電荷極性を持つ粒子であるかのように、互いに重力的に反発し合っているのです。宇宙の他の部分から地球にかかる反発重力は、6×1024キログラムの地球が、反発する太陽の周りを6ヶ月ごとに秒速60キロメートルで加速するのに十分です。重力は実在する力です。
重力の両極性(分極)
・重力は棒磁石のように二つの極がある。
・重力によって引き起こされた原子の双極子は、弱い反発力を持つ内部重力場を構成する!
・宇宙のすべての星や惑星は、逆二乗則の力で互いに反発し合っている!
・ニュートンの引力は影響範囲が限定されている。
・このことが、多くの例外を説明できるかもしれない。
もちろん反発双極子重力は、重力降着、合体、衝突による銀河、星、惑星の形成を許しません。それは、膨張しない電気的宇宙のバランスと秩序を保証します。
プラズマ宇宙論の父、ハンス・アルヴェーンは、重力系を “以前の電磁システムの灰" と考えました。そのため、重力は太陽のプラズマのヘリオシース(ヘリオスフィア)の中だけに適用され、銀河の電磁波環境から私たちを保護してくれます。電磁波の影響を受ける銀河には通用しません。
ハンス・オロフ・ゴスタ・アルヴェーン(1908-1995)
ハンス・オロフ・ゴスタ・アルヴェーンは、プラズマ宇宙論の基礎理論の多くを提供し、1970年にノーベル物理学賞を受賞したスウェーデンの電気技師、物理学者。アルヴェーンは、オーロラ、バンアレン放射線帯、宇宙磁気の地球への影響、天の川におけるプラズマのふるまいなどに関する知識と理解に貢献した。
固有の赤方偏移と現実の宇宙 Intrinsic Redshift and the Real Universe
反発重力の観測的証拠は、"現代のガリレオ"であるホルトン・アープ博士によって集められました(9)。アイザック・ニュートン以来、"押す重力"という概念は存在していましたが、道理にかなった物理的説明を見出すのに苦労していました──今になってようやく重力が理解されたのです。
アープは、赤方偏移の高いクエーサーと赤方偏移の低い活動銀河の間に物理的な関連性を見出し、可視宇宙が宇宙論者が考えるよりずっと小さいことを示しました。ある素晴らしい例では、クエーサーが銀河の手前にあります!(10) つまり、赤方偏移は、高速での後退によるドップラー効果ではなく、若いクエーサーに固有の効果です。エドウィン・ハッブルは、膨張宇宙仮説はあり得ないと考えたのは正しかったのです(11)。彼が必要とした"新しい自然界の原理"は、赤方偏移を完全に理解することでした。
クエーサーは、可視宇宙の果てにある孤立した天体ではありません。クエーサーは、活動的な銀河の中心から放出された天体です。クエーサーの親から離れると赤方偏移が小さくなり、明るさが増します。赤方偏移が大きく暗いのは、クエーサーの若さを示すものであり、我々からの距離ではありません(12)。私たちが見ているのは、ハッブルの"小さな有限の宇宙"です。ビッグバンはあり得ません(決して起きない)!
重要なことは、アープがクエーサーからの赤方偏移の光を定量化できることを発見したことです。──クエーサーからの光は、別々の過程で親からの距離に応じて減少します。これは、この効果がクエーサー内の物質に固有であることを証明するものです。量子現象は原子スケールでしか起こらないというナンセンスさが、ここにも表れています。
プラズマ宇宙論者に従えば、エレクトリック・ユニバースでは、クエーサーは対向する中性子ビームとして生まれ、活動銀河のトロイダル高密度プラズモイド核の軸に沿って超高速バーストで脱出します(13)。中性子は電子と陽子に崩壊すると、銀河磁場の中で減速し始め、重力分極と質量を持つ凝縮物質を形成します。アープが観測したように、クエーサーは質量を増し、速度を落とします。軽い電子は、親銀河の磁場によって陽子よりも遅くなり、クエーサーは電子不足の状態で一生を始めます。クエーサー内の電気分極は、銀河ジェットの"へその緒"からの電子が到着し、陽子と再結合して水素原子を形成するにつれて、着実に増加しています。クエーサー原子の電子と陽子のエネルギー状態(電気分極)が大きくなると、どちらか一方のエネルギー(質量)が(原子のように)量子閾値に達し、新しい共鳴状態にジャンプします。これにより、原子の放出スペクトルは量子遷移で周波数が上昇 ─つまり、赤方偏移が減少─ します。
このモデルに基づけば、驚くべき、主張されている"宇宙の加速膨張"の概念は無効です。超新星1aは、その固有の光度が銀河からの電力に依存するため、"標準光源"として使用できません。赤方偏移が大きいほど、電力と光度が低下するため、宇宙の加速膨張という誤った理論が生まれ、謎の"ダークエネルギー"という別のその場しのぎの’解決策’が導入されたのです。
目に見える宇宙は膨張していません。アープは、宇宙が比較的静的でバランスが取れていることを発見しました。そのため、重力は宇宙的には反発する力であると推論しました。
赤方偏移
上の図は、赤方偏移を観測者からの距離の尺度としてとらえた従来の考え方である。宇宙が膨張すると(図の一番下のビッグバンの結果)、光が引き伸ばされると説明されている。この伸びを赤方偏移と呼んでいる。原理は、赤は可視光線の中で最も波長が長いということだ。だから、色のスペクトルで赤に向かう光の色は、たとえそれが本当に赤でなくても赤方偏移とみなされるのである。赤方偏移の反対は青方偏移である。
エレクトリック・ユニバースは、宇宙の膨張を測定するための"標準光源"として使われている超新星のクラスに根本的な欠陥があると主張している。ホルトン・アープ博士が発見したように、赤方偏移はクエーサーの年齢とその親銀河との関係を示すものである。このことから、宇宙は膨張しておらず、ビッグバンも存在しなかったことがわかる。
ビッグバン仮説は、1927年にローマ・カトリックの神父で宇宙学者のジョルジュ・ルメートル神父によって初めて提唱されたことは注目に値する。彼は、この出来事を「創造の瞬間に宇宙の卵が爆発した」と見ている(S. Singh. The Big Bang. London: Fourth Estate, 2004参照)
天体の電気的形成 Electrical Formation of Celestial Bodies
プラズマ宇宙論では、渦巻き銀河や星は、可視宇宙を貫く銀河間ビルケランド電流フィラメントが生み出す強力な長距離電磁力によって付加され、形成されていることが示されています(14)。このような銀河間のフィラメントが、観測された宇宙の網 cosmic web を作り出しています。重力にはそれができません。
エレクトリック・ユニバースとは、簡単に言うと、天の川銀河の内側で、星と惑星が、分子雲の中の"星間稲妻"に沿って、同じ時期に、同じ電磁的な降着プロセスで形成されるというものです。
ハーシェルは、天の川の平面付近に横たわる冷たいガス雲の壮大な眺めを提供し、予想外の激しい活動を明らかにした。この暗く冷たい領域には、まるで宇宙の真珠のような恒星工場が点在している(15)。
ESAレポート、2009年10月2日
さらに、二次天体は、突然の電気的ストレスを受けた星が、新星やフレアリング現象でバルク帯電物質を放出することで、均衡を回復する唯一の手段である電気的放出によって形成されます。これは一般に、星に近い軌道を回る"ホットジュピター"や、ガス惑星が星に捕獲される過程で、より遠いガス惑星の衛星がたくさんできることに由来しています。"降着円盤"は一般に"放出円盤"です。
例えば、土星の一過性の氷の輪は、土星が最近太陽に電気的に捕獲され、惑星からの放出現象が起きたことを意味します。このことは、地球上の水が土星で発見されたものと一致することが後に発見されたとき、非常に重要な意味を持つようになりました! (16) 地球上の大量の水の起源に関する謎は、ついに解き明かされるかもしれません。
また、銀河や星、惑星の自転の謎も、電気的な誕生プロセスで説明できます。
ビルケランド(バークランド)電流は、電流フィラメントをねじったもので、ペア電線からの電磁波の放射、すなわちエネルギー損失を低減するために、電気技術者によく知られた形状です。蓄積された物質は、双子のフィラメントの軸に向かって螺旋状に入り込み、単一の回転体、あるいは一対の近接軌道の天体を形成します。
「連星の起源は、長い間、天文学の中心的な問題のひとつだった」(17) 。
原始星や若い星は、分子雲中の宇宙的なビルケランド電流路に沿って間隔をあけて張られた"引き伸ばしたようなコア構造"の中に連星ペアで存在する可能性が高いことが分かってきました。同様に、惑星間のビルケランド電流の"カミナリ thunderbolts “が接近遭遇することで、塵の多いプラズマ中で小さな連星が形成され、それが融合して多くの彗星や小惑星に見られるような古典的なダンベル型になるかもしれません。また、渦巻き型銀河の中心にある"箱のような/ピーナッツ"の形をした不可解な中央の膨らみも、このモデルで簡単に説明できるかもしれません。重力降着説は通用しません。
ビルケランド電流
上の画像の左から右、上から下へ:(1) 銀河系のビルケランド電流のネットワーク、(2) ビルケランド電流の内部方向転換によるレイヤーの逆回転、 (3) 土星の北極のレイヤーの動きによる逆回転(NASAの映像参照)、 (4) 木星の北極の同様の回転(こちらも同じくNASAの映像参照)。ビルケランド電流の第一人者は、ドナルド・スコット氏である。優れた入門書として、スコットのモデルをこちらでご覧ください。
エレクトリックスター Electric Stars
星は、分子雲中のビルケランド電流の流路に沿って"宇宙の紐の上の真珠のように"形成されます。
マルクルンド対流(18)として知られる電磁降着過程は、電離ポテンシャルを高めることによって、電流チャネル軸から放射状に元素を分離させます。その結果、重い元素は最も低温で軸に近いところに存在し、ヘリウムと水素は一番外側の大気を形成します。星のコアで熱核エネルギーが発生するという仮想的な極限状態は満たされていません。惑星も同じようなプロセスで形成されます。この区別は、単に物体の質量と周囲のプラズマ電気環境に対する反応によるものです。星や惑星は質量を増し、やがて電気的なへその緒が蛇行しながら取り残されていきます。
A.スタッツ、 A.グールド「オリオン座のスリングショット(パチンコ)機構:フィラメントによる原始星の放出に対する運動学的証拠」(19)
しかし、星が発する無線周波数によって太陽系付近で確かめられるような、どこにでもある低エネルギーのビルケランド電流フィラメントによる’ダークモード’電流の焦点として働き続けています(20)。
質量は物質の性質であって、物質の量ではないので、物体の質量はその組成について何も語ることができないことに注意してください。質量は、E=mc2によれば、エネルギー的な変数です。天体の表面の電荷は、天体内の双極子場の強さに寄与するため、天体の重力質量に影響を与えます。
例えば、過去に地球上に存在したメガファウナやメガフローラなどの存在は、地球が地質学的に最近、劇的な電気環境の変化を遂げたことを知らせています。骨や筋肉の断面強度から計算すると、それらの巨人が存在し、俊足であるためには、かつての地球の重力は現在の3分の1から4分の1程度の強さであったに違いありません(21)。太陽系の惑星には、それぞれ歴史があります。原初の降着によって形成された段階的なシステムでないことは明らかです。
ニュートンの重力の法則は、反発的な意味で、それらの重力的に魅力的な"影響圏 spheres of influence“を超えた惑星間空間において適用されます。それらの影響圏内にある小天体は、惑星によって引き起こされる引力のある分極によって支配されています。
私たちは、最も近い極である地球の表面に鉄粉のように引き寄せられるだけなのです。私たちは、地球の一部として密接に繋がっています。
しかし、おそらく最大の問題は、同じ極が内側を向いている双極子重力は、高密度のコアを持つ凝縮体ではなく、中空の殻を生み出す傾向があるということです。だから、白色矮星や中性子星、ブラックホールといった超高密度の天体は存在しません。
地球の殻モデルは、深発地震のデータを簡単に理解することができます(22)。標準的な地球内部モデルでは、地震波異常を説明するために、特別な性質を持つ内核と外核をアドホックに(特別に)必要としています。これは、地球が形成される過程で、物質が上方から内表面に落下してくるため、予想されることです。そして、内部に侵食する力はありません。
もちろん、空洞はいくつかの天体の低質量と予測された低密度に寄与するでしょう。太陽の平均密度は、地球の平均密度の25パーセントに過ぎません(ただし、光球は表面ではなく、太陽の電離層の上部にあたる)。土星は水の上に浮いていることになります。
彗星は、ディープインパクト実験や67P彗星に見られるように、表面が岩石や砂で覆われているが、非常に低い密度を示しています。意味深いことには、最近、小惑星に2キログラムの銅球を時速7,200キロで発射したところ「小惑星リュウグウの岩肌の下に砂のような物質がある」ことがわかったことです(23)。
中性子と原子核 The neutron and the nucleus
中性子が原子核の外側で陽子と電子の電荷を比較的長寿命の準安定共振で結合し、数分で崩壊することが観測されています。その崩壊には原因があるはずで、ニュートリノとの相互作用が関係しているようです。しかし、原子核の中に中性子が存在するという証拠はありません。原子核の中には、既知の必要な中性子の結合エネルギーを提供するような結合エネルギーは存在しないようです。
エレクトリック・ユニバース・モデルでは、力はただひとつ、電気力だけです。ですから、中性子は原子核の中に存在することができません。原子核は、陽子と十分な数の電子が結合した幾何学的な構造をしており、陽子間の反発力が電子間の近接によって相殺され、結果として吸引力が働くようになっています。原子核は陽子と共有電子から構成されています。これは “構造化原子モデル structured atom model “として研究されており、元素の同位体の詳細や安定性、化学的性質を理解する上で大きな期待が寄せられています(24)※2。
中性子星という天体は存在しません。プラズマ宇宙論者は、パルス中性子星からの詳細な信号を、通常の恒星磁気圏の電気的活動という観点から説明しています(25)。
ニュートリノと本質的なエーテルに関するモデル A model for the neutrino and the essential æther
有名な方程式 E = mc2は、本や百科事典が質量’m’を物質に関する現象としてではなく、物質そのものとして扱っていることに気付かない例です。しかし、この単純な方程式は、宇宙論にとって基本的な深遠な真理を語っています。それは、エネルギー、質量、光速はすべて物質の属性であるということです。
この認識(気づき)は、現代の形而上学の霧を瞬時に一掃してくれます。
質量は物質のエネルギーに依存します。そして、光の速度は、それが通過する物質的媒質に影響されるため、普遍的な定数ではありません。マクスウェルのエーテルが復権されなければなりません。宇宙には、光の伝達のために不可欠な物質的媒質があります。"完全な真空"は存在しません。また、質量がゼロの粒子は存在し得ないので、光子は存在しません。
根本的に、エネルギーは物質の電磁気的な構造に束縛されています。
アインシュタインが1920年に語った「特殊相対性理論によれば、物質も放射線も特殊な分散型エネルギーの形態にすぎない」というのは間違っていました(26)。"エネルギー"が物理学で定義されないままなのは、この混乱のためです。
エレクトリック・ユニバースでは、エネルギーとは、宇宙に存在する他のすべての荷電物質に対する荷電物質の運動の尺度であると定義しています。荷電していない素粒子は、反対方向に荷電した素粒子の同数の合成物であるため、荷電していない素粒子も含まれます。
物質がなければ、ビッグバンの瞬間の"純粋なエネルギー"も、その後の"真空エネルギー"もあり得ません。物質は消滅させることができません。"反物質"という言葉は誤解を招きやすく、正しくありません。
ある粒子とその"反粒子"が合体すると、蓄積された電磁エネルギーが放出され、合体した構成亜原子粒子が合体して、内部エネルギー、すなわち質量が消滅した崩壊した安定粒子を形成するはずです。このような粒子はニュートリノと呼ばれます。ニュートリノが十分な共鳴電磁エネルギーを受けて粒子とその鏡像粒子を再形成した場合、その過程は逆転します。このトピックについて、ホルトン・アープ博士は次のように書いています。
“新しい"物質というのはありえない。したがって、私たちが物質の創造と言う場合、物質がどこか他の場所から(どこにもない)、あるいは無からこの宇宙に入ってくるという意味ではない。それは、以前から存在していた質量とエネルギーが変化することを意味しなければならない(27)。
ホルトン・アープ
空っぽの空間は、空っぽではありません。それはニュートリノのエーテルです。それらは宇宙の物質の源であり、ガンマ線の爆発によって原子の材料ができるのを待っているのです。軌道を回る荷電子からなるニュートリノは、マクスウェルの電磁方程式で要求される中性の誘電体"エーテル"を形成しています。これは、電気双極子の連鎖によって電気力が直接伝達される媒体です。
光の本質 The real nature of light
光の本当の性質は何なのか?
波であり粒子であることはありえません。アインシュタインの特殊相対性理論では、マクスウェルが光の伝播に必要とした媒質(エーテル)が破棄されました。アインシュタインは、マイケルソン=モーリーの実験によって、その考えを確信しました。しかし、この実験では残余(誤差)が見られ、それはエーテルが地球の回転に"引きずられる"ことで説明できます。このことは、後にデイトン・ミラーが行った、より厳密な実験の繰り返しによって確認されました。デイトン・ミラーの話は興味深い読み物です。もし、自己欺瞞の途方もない力がなければ、常識的に考えて、波が何もないところに存在することはありえません。マクスウェルは正しかった。光は誘電体媒質であるエーテル中を進む横波の電磁波です。
宇宙にはニュートリノがあふれています。そして、ニュートリノは他の物質と同様に電荷の共鳴軌道系であるため、電場と整列した電気双極子を形成するように歪む distorting(歪む、ねじる)ことで、電気力に応答することになります。真空中の光の速度は、交互に横切る電気力に対するニュートリノの慣性モーメントに関連していると見ることができます。
アインシュタインを大スターの地位に押し上げた、太陽による星の光の屈曲についてはどうでしょうか?
マイケルソン=モーリーの実験で見つかった残余(誤差)は、地球とすべての重みのある天体がエーテル"大気"を一緒に"引きずって"いることを示しています。太陽の近くで星の光が曲がるのは、重力によって太陽に押さえつけられている広範なニュートリノ大気がもたらす効果です。結局のところ,ニュートリノはある程度の質量を持っています。光はより密度の高い媒質の中で遅くなり、光の通常の屈折や曲げを引き起こします。
この図は、原著論文に掲載されたものです。
光源はs、45度線は半シルバーミラー、bとcはミラー、dは観察者である。
マイケルソン=モーリーの実験
マイケルソン=モーリーの実験は、エーテルが存在しないことを証明するものとして、従来から知られている。基本的には、光波の干渉特性を利用して、観測された光が暗くなったり明るくなったりすることを利用するものだった。同じ速度で進む二本の光線を単純に合流させると、その波模様(波のうねりをイメージしてください)が同期する(つまり、山と谷の位置が揃う)。その結果、明るい光になる。しかし、一方の光線が他方より遅れて、一方の谷が他方の山に収束すると、観測される光線は光が弱くなる。
マイケルソン=モーリーの実験の前提は、エーテルが何らかの流れであることだった。もし、エーテルが流れているならば、上流では遅く、下流では速く、交差する流れでは別の速度の光の波が伝わっているに違いないと考えたのである。そこで、マイケルソンは、半反射鏡を使って、二つの光線のうち半分の光線を直角に通過させる実験を行い、装置全体を回転テーブルの上に置いた。この実験のアニメーションはこちら。テーブルを回転させると、エーテルの流れの干渉により、光が暗くなったり明るくなったりするのが観察されるはずである。この実験はさまざまな条件下で行われたが、そのような揺らぎは観察されなかった。
光速の非障壁 The light-speed non-barrier
光速が情報伝達のための現実的な速度障壁(限界)であるという考え方は捨てなければなりません。
光速は、我々の取るに足りないスケールでは速く感じるかもしれませんが、宇宙のスケールでは遅い(のろい)のです。このような速度制限を設けると、宇宙は全く支離滅裂になってしまいます。重力を含むウェーバーの電磁気学は瞬時です。もしそうでなければ、安定した原子も惑星系も銀河も存在しません。
重力が縦方向の双極電気力であることを考えると、電気力の超光速的な作用の直接的な証拠があります。実際、ニュートンの有名な方程式では、重力は太陽系のスケールで瞬時に作用することが要求されています。地球が太陽の重力に応答するのは、8分前の太陽の位置ではなく、今現在の太陽の位置です。そうでなければ、地球をはじめとする太陽系のすべての惑星は、数千年のうちにトルクを受け、宇宙の彼方へと飛ばされてしまうでしょう。
首尾一貫したリアルタイムなエレクトリック・ユニバース The coherent, real-time, Electric Universe
時間についてはどうでしょう?
宇宙のすべての物質は、重力の電気的な力によってリアルタイムに接続されており、時間は普遍的なものです。時間の歪みやタイムトラベルはあり得ません──それは常識がいつも私たちに語っていたことです。しかし、最も正確な時計である原子時計は、そのエネルギーによって共振状態が変化してしまいます。そして、エネルギーの本当の定義がわかれば、地球の上を周回する原子時計は、地上にある原子時計とは異なる速度で “時を刻む"ことがわかります。
アインシュタインは忘れてください! 全地球測位衛星(GPS)のために技術者がすることは、地上の時計が軌道上で異なる数の"目盛"を数えるように設定し、地上の時計と時間を合わせることです。
エレクトリック・バイオロジー(電気的生物学)Electric Biology
通常の物質に関する情報がリアルタイムに伝達されるのであれば、複雑な生命システムのコヒーレンス(一貫性、統一性)に必要な、より繊細な情報はなぜ伝達されないのでしょうか?
現代の生物学では、生命システムがどのようにして体全体の一貫した制御を維持しているのか、全く分かっていません。ここでは、生物学者ルパート・シェルドレイクによる形態共鳴理論や、細胞生物学者ブルース・リプトンによる細胞外壁の受容体に宿る生きている細胞の"知性"を論じた科学者たちが担う分野に入っています。私たちは、心と体のつながり、生命システムの"微細なエネルギー"、記憶と意識を追求するための真の科学モデルを手に入れたのです。今日のミクロの専門家にとってタブーとされてきた多くのテーマが、ついに調査する可能性が開かれるかもしれません。このモデルは、首尾一貫した、相互接続された、意識のある宇宙を論じています。
全体像 The Bigger Picture
エレクトリック・ユニバースの宇宙論は、前例のない科学的・文化的革命です。
地球と人類の最近の歴史の驚異的で畏敬の念を抱かせるパノラマの中で、芸術、歴史、科学が一体となります。おそらく、宇宙から地球を見た数少ない人間だけが、そのような視点がもたらすインスピレーションを感じているのかもしれません。1968年のクリスマスイブ、フランク・ボーマン、ジム・ラヴェル、ビル・アンダースの三人の宇宙飛行士を乗せたアポロ8号が月周回軌道に乗りました。4回目の軌道の初め、月の裏側から宇宙船が現れ、歴史上最も影響力のある画像のひとつである"地球の出"が撮影されました。
この映像はアンダースに衝撃を与え、後に「ここが唯一の家なのに、互いに銃を撃ち合い、核戦争の脅威を感じ、自爆ベストを着るのに忙しくしている。驚かされる」と言いました。彼は宗教的な信念を捨てました。それは「ビリーが昨日いい子だったかどうか」判断する(批判的な)神がそこにいるとは思えなかったからです。
アンダースのこのコメントは、宇宙を理解する前に、まず自分自身を理解しなければならないことを強調しています。そして、私たちが長期的に生存するためには、私たちの実存的な恐怖の源を理解しなければなりません。この恐怖が、私たちがお互いに、そして地球に対して行っている不合理で破壊的な行動の根底にあります。
現代のビッグバン宇宙論は、ピタゴラスとプラトンの神秘主義に回帰しており、私たちに役立つものは何もないし、賢明でさえもありません。真の科学(28)、すなわち真理の探求が、狂気の第一次世界大戦の終結に伴うカタルシスの中で中断されたことは、重要な意味を持つように思われます。世界は、再現された終末の現実から逃れようと躍起になっていました。
最近になって、私は、電気と磁気の実験をしていた19世紀のヨーロッパの偉大な科学者たちが、重力、磁気、光、原子、電気的宇宙について、現実的で一貫した理解に近づいていたことを発見しました。悲しいかな、私たちは1世紀以上も無駄にしてしまったのです。
ビッグバンの起源は、原初の"宇宙の卵"が裂けて開いたという創造神話にあります。歴史的には、惑星の神々が終末的な武器である"神々の雷鳴"を振りかざして、説明のつかない英雄的行為をしています。なぜ、惑星の神々について世界的な合意があるのでしょうか?
金星は常に女性であり、長く流れる髪を持つ美しい王女、あるいはその分身である毒々しい蛇のような髪を持つ恐ろしいメデューサの怪物です。火星は常に男性であり、カオスの怪物から美しい姫を救う典型的な戦士のヒーローです。彼は戦いで傷を負っています。
北アメリカのインディアンは火星を"スカーフェイス(顔に傷痕がある)“と呼びました。夜空に浮かぶ小さな光の粒のドラマチックな物語は、どのようにして生まれたのでしょうか?
ニュートンの時計仕掛けの太陽系を信じ、"悪いこと"は不可解な遠い過去にしか起こらないと躾けられた現代の専門家たちには、このような基礎的な疑問は決して浮かびません。
逆説的ですが、宗教は人間存在の中で最も分裂的な(不和を起こさせる、意見の相違を生む)特徴を持っています。宗教は科学的な答えを提供するのではなく、人類が直面している根本的な問題を提起しているのです。チキン・リトル※が終末の日、ドゥームズデイに魅了される起源は何なのか?
私はこれまで、核の冬、彗星の衝突、氷河期、そして今、地球温暖化とパンデミックへの恐怖を目の当たりにしてきました。人類が天の神々、古代の戦いの神々、世界の終末の武器である雷鳴に執着するようになったのはなぜでしょうか?
私は高校生の時、その答えを見つけました。1950年、教科書出版社であるマクミラン社からイマニュエル・ヴェリコフスキーの『衝突する宇宙』という本が発売され、ベストセラーになりました。この本は、惑星の神々とその相互作用に関する世界的な言及を、綿密な資料と多くの専門分野にわたる科学捜査によって調査したもので、私にインスピレーションを与えてくれました。各惑星の原型や偉業は、世界中で同じです。地球が天空のスペクタクルの下で回転しているとき、それらは目撃されたに違いありません。しかし、私たちは過去の失敗から学ぶことはないようです。
『衝突する宇宙』は、中世の焚書坑儒のような目に遭い、マクミラン社の教科書事業をボイコットすると脅されて、版権を譲渡させられました。マクミラン社は、そのベストセラーの権利をダブルデイ社に譲渡することを余儀なくされました。
※チキン・リトル Chicken Little:声高な悲観論者、騒々しい臆病者。寓話に登場するキャラクターの名にちなむ。頭に何かが落ちてきたので慌てふためき「空が落ちてくる」と騒ぎ立てた。
イマニュエル・ヴェリコフスキー(1895-1979)
イマニュエル・ヴェリコフスキーは、"ヴェリコフスキー事件"と呼ばれるようになった論争で有名である。この事件は、主流の科学者にとって恥ずべき瞬間であり、彼らはそれまで装っていた合理的な客観的思考者ではなく、カルトの感情的な支持者であることを示した。実際、彼らの振る舞いはあまりに不作法(見苦しい)であったため、当時の大衆向けの科学者であったカール・セーガンは、ヴェリコフスキーに対する悪質な攻撃で、科学者や学者が理性的な態度と品位を失ってしまったことを遺憾に思い、謝罪を表明している。彼の著書『衝突する宇宙』は、太陽系における大規模な惑星変位と、歴史上の記憶や世界中の聖書物語や神話に記録されている、地球への壊滅的な影響を示す証拠の山を考察した驚くべき学際的研究である。
著名な天文学者であるフレッド・ホイル卿はこう書いています。
この本(『衝突する宇宙』)は、一般大衆と天文学者の両方にセンセーションを巻き起こし、後者はほとんど暴力的なまでに憤りをあらわにするようになった。ハーロー・シャプレーのような著名な人物が深く関わっていた。シャプレーは、支離滅裂なまでに怒ったとも言える。
フレッド・ホイル卿
ヴェリコフスキーについて、ホイルはこう書いています。
彼は文書による証拠の優位性を信じていたが、私たちは数学的規則、つまり、次の皆既日食がいつどこで起こるかを高い精度で予測することができる規則の優位性を信じていたのだ。
フレッド・ホイル卿
原初のニュートン式時計仕掛けの太陽系を信じ、それに反する証拠を却下することは、非科学的ではあるが、数学的理論家の特徴です。それは自由自在な後付けの計算を可能にします。しかし、物理法則は人間が作ったものであり、改定される可能性があります。特に、この21世紀になっても、重力の力については物理的に説明がつきません。この法則は、惑星の軌道を純粋に数学的に記述したものです。しかし、アンバランスな重力の力は、三つ以上の軌道を回る天体の秩序を維持するためのフィードバック機構を持っていません。この憂慮すべき事実は無視されています(29)。それにもかかわらず、ホイルは心を動かされ、問いかけました。
ヴェリコフスキーが、天文学者が文化的に隠蔽しなければならない状況を、確かに科学的に受け入れがたい形で明らかにしたということなのだろうか? もしかして、暗がり(裏)で、議論することが許されない過去の歴史があるのだろうか?(30)
フレッド・ホイル卿
ヴェリコフスキーは「科学的に受け入れがたい形で」ホイルの疑念を晴らしました(31)。彼は、前世紀の専門家とは異なり、博学者で精神分析家、幅広い教養を持った古典的な科学者でした。彼の考えでは、人類は太陽系に最近の大災害の歴史があることを知りたくないという明確な願望を示しています。すべての大災害は、想像を絶するほど遠い過去に押しやられます。だから、斉一論者の地球の歴史は「昔々、ずっと昔……」という安心できる寝物語のように読めます。
その一方で、私たちは惑星間雷撃によってもたらされた天からの破壊を再現することができる武器を開発し、それらの武器を記憶喪失者の手に委ね、トラウマ後の潜在意識が過去を繰り返そうとする衝動に気づかないようにしています。ヴェリコフスキーは、私たちが過去を思い出さない限り、過去を癒すことはできず、互いに対して、また地球に対して、擁護できない行動という非合理的なパターンを繰り返す運命にあると警告しました。私たちは自分たちの最大の敵なのです。
明らかに、ヴェリコフスキーと彼に続く神話史家たち(32)が記述したのは、地球と他の惑星との電気的な接近遭遇だったため、彼の誇張された書名『衝突する宇宙』は誤解を招くものでした。言うまでもなく、私たちは、月は遠い昔、初期の地球が火星サイズの天体と衝突してできたものだと読んで知っています。このような話は、宇宙物理学者の道具箱が空っぽであることの結果です。
宇宙物理学者は、爆発と衝突しか知りません。宇宙論が “科学の女王"だと理解する専門家は、地球上に存在しません。その理由は、宇宙論があらゆる学問分野の境界を越えて一貫性を必要とするからです。ミクロの専門性を重視する地球上のどの大学も、それを提供することはできません。
自然哲学は、スティーブン・ホーキング博士によって死んだと宣告されました。しかし「"ハード"サイエンティスト(自然界の仕組みを探求する科学者)に科学的である方法を教えるのは、哲学という帰納的な科学である」(33)。
また、ジャック・バーザンが書いたように「もし彼が自殺行為(?心頭滅却、無の心、無私)の耽溺から退くならば、哲学者である人間は、彼を導く祖先の声を見出すだろう」 (34)。
60年代初頭の大学では、理系の学部生で大学の図書館の人類学のコーナーに出没していたのは私一人だったと思います。様々な文化の創造神話を読んで、私はヴェリコフスキーが答えを出さなければならない主張をしていることを確信しました。
エレクトリック・ユニバースの宇宙論は、芸術、工学、科学の分野から同じようにインスピレーションを受けた学者たちと共有した、生涯をかけた独自の研究の結果です。この宇宙論は、先史時代にまで遡る人類の天空に関する証拠を含んでいるため、太陽系の最近の歴史と、一連の惑星間の劇的な出来事の経験について、驚くほど詳細な全体像を示しています。その結果、エレクトリック・ユニバースは、宇宙時代の発見を正しく予測し、説明することができた唯一の首尾一貫した宇宙論となりました。そして2019年には、星の電気的性質を調査するための数百万ドルの独立実験が成功しました(35)。科学に革命をもたらすでしょう。
エレクトリック・ユニバースは、この青い宝石のような惑星に未来をもたらすために、科学的・文化的パラダイムを飛躍させるものです。
© ウォレス・ソーンヒル 2020
ウォレス・ウィリアム・ソーンヒルは、メルボルン大学で物理学と電子工学の理学士号を取得している。大学院を中退し、オーストラリアIBMで11年間働く。1967年、オーストラリア国立大学の研究科でIBMのシステムエンジニアを務め、アポロ計画で月へ向かった同大学の図書館や科学者にアクセスする機会を得た。
評価と受賞歴
ソーンヒルは、2010年にハンガリーの欧州テレシオ・ガリレイ科学アカデミーから金メダルを授与された。2011年には、メリーランド大学で自然哲学連合(NPA)のジョン・チャペル記念講演「エレクトリック・ユニバースの星」を行い、NPA 2013年サニャック賞(生涯功労賞)を受賞した。
出版物
ソーンヒルは、同僚のデヴィッド・タルボット (The Saturn Myth の著者)と共に「Thunderbolts of the Gods」と「The Electric Universe」という、太陽系の最近の歴史と宇宙の電気的性質という2つの題材を合わせた本を出版している。また、「ビッグバン?」「エレクトリック・サン」「コメット」の電子書籍も出版されている。
SAFIRE
ソーンヒルと同僚の元電気工学者ドナルド・スコット教授は、カナダのトロントで数百万ドルをかけたSAFIRE実験を開始し、すべての星に適用可能な太陽の電気モデルの実験に成功した。カナダの原子力科学者の中には、この実験をこの種の実験の中で最も進んだものと呼ぶ人もいる。この実験では、エネルギーの生産や元素の変換に成功し、太陽光球とその上空で観察される状態を示した。
エレクトリック・ユニバース
エレクトリック・ユニバースは、1997年1月にオレゴン州ポートランドで開催された世界会議で初めて発表された。その後、オレゴン州ポートランドとワシントン州シアトルでワークショップと会議が開催された。ソーンヒルは、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、中東の学会で発表している。
追加リソース
詳細については、ソーンヒル氏の個人ウェブサイトをご覧ください:holoscience.com.
また、Thunderboltsのウェブサイト:thunderbolts.infoもご覧ください。
エレクトリック・ユニバースに関する素晴らしいビデオシリーズ(現在までに1500万回再生されています)については、YouTubeのSpace Newsを見て、現在156,000人いる購読者リストに加わってください。
脚注
1
ラルフ・ジョーガンズ「天体力学とヴェリコフスキーの天変地異説の調和」Pensee. Fall 1972. p. 9
2
「鉄は地球近辺のどこにでもある」Physics.org.
※1:「ESAのクラスター計画による18年以上のデータを用いて、地球を取り巻く宇宙の重金属の分布が明らかにされた。
宇宙には物質がないと思われがちだが、実は何もないわけではなく、物質の分布が非常にまばらであることが分かっている。地球近傍の宇宙空間は、負の電荷を持つ電子と正の電荷を持つイオンが混在した荷電粒子で満たされている。
このイオンは、地球空間で見られる電気力学的なプロセスの重要な担い手であり、この宇宙空間の乱流・変化しやすい性質の一因となっている」
3
1949年3月28日付のソロヴィン教授への私信で、
「私が自分のライフワークを冷静に振り返っていることは、想像に難くありません。しかし、近くから見ると、かなり違って見えます。自分の立場を貫く納得させるコンセプトはひとつもなく、自分の歩んでいる道は果たして正しいのだろうかと不安になります」
B・ホフマンより引用。
Albert Einstein – Creator and Rebel. New York : Viking Press, 1972.
4
マルコ・M・カプリヤ「アンドレ・K・T・アシス、関係力学のレビュー」 Apeiron. Montreal 1999. p. 285.
5
アンドレ・K・T・アシス「リレーショナル・メカニックス」Apeiron. Montreal. pp. 51-8.
6
アンドレ・K・T・アシス「電磁気学からの重力の導出」Can. J. Phys. 70, 1992. pp. 330-40.
7
W. ソーンヒル「電気的彗星と小惑星」
8
B. J. R. デビッドソン他「非重力モデルから推定された9P/Tempel 1彗星の核の性質」 Icarus 187, 2007. p. 312.
水の生成速度は「近日点前30日頃から50日間」低下するが、これは氷彗星モデルでは予想できないが、正太陽に対する負彗星の最小半径加速度と一致するため、電気モデルと一致すると考えられる。
9
ホルトン・アープ 「ル・サージュ重力説の観測的推進力、押す重力Pushing Gravity:ル・サージュ重力説の新しい視点」Apeiron. Montreal, 2002.
10
ジェフリー・バービッジ他「NGC 7319 の核のごく近くで高赤方偏移の X 線を放射する QSO を発見」
11
エドウィン・ハッブル:
「現在入手可能な証拠に基づくと、コペルニクスの時代にもあったように、小さな有限の宇宙か、感覚的に無限の宇宙と新しい自然原理のどちらかを選ぶことになりそうだ。そして、以前と同様に、その選択は単純という属性によって決定されるかもしれない」
「膨張する宇宙の問題」Science 95, 1942. pp. 212-215.
12
ホルトン・アープ「Seeing Red:赤方偏移。宇宙論とアカデミック・サイエンス」Apeiron. Montreal 1998.
13
参照:エリック・J・ラーナー「ビッグバンはなかった」Simon & Schuster, 1991. p. 244 ff.
14
https://www.plasma-universe.com/galaxy-formation/、「星の電気的誕生」
15
ESAレポート「ハーシェルが見た宇宙の真珠」、2009年10月2日
16
「土星の環や衛星に含まれる水は、地球上のそれと同じだ」Phys.org. 3/12/2018.
17
「連星の起源」Phys.org. 21/8/2017.
18
ゴラン・マルクルンド「宇宙化学プラズマにおける化学分離のメカニズムとしてのフォースフリー磁場中のプラズマ対流」Nature 277, 1979. p. 370-1.
19
天文・天体物理学 590, A2, 2016.
20
ゲリット・ヴァーシューア「銀河系高緯度における中性水素フィラメント」Astrophys Space Sci 185, 1991. pp. 305-32.
21
T. ホールデン「恐竜は重力の問題を引き起こすか?」
22
ヤン・ランプレヒト「ホロウ・プラネット(中空の惑星):可能性のある中空世界の実現可能性の研究」 2013.
23
「小惑星リュウグウへの人工衝突の初の発見」Phys.org. 20 March 2020.
24
参照:https://etherealmatters.org/sam
※2:構造化原子モデル(SAM)の概要
原子核は構造的で、静的で、理解しやすい!
原子核の中には陽子と中性子が存在すると科学者は信じている。しかし、原子核がどのように組織化されているのか、あるいは組織化されているのかどうかについては、多くの意見が分かれている。
量子力学では、原子核は数学で理解するしかなく、核子の位置はさまざまであり、構造を知ることはできないとしている。これは妥当な結論なのだろうか?
粒子があることは分かっているのだから、何らかの形で配置されているのは当然だ。私たちがまだ発見していないだけということはないのだろうか?
構造化原子モデルとは、原子核が高度に組織化され、安定しているとする理論である。この組織化が、元素の性質や化学的性質を生み出している。原子核の作り方を定義するルールは比較的単純で、自然界に存在する重要な原則に則っている。
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K. R. ヒーリー、A. L. ペラット「パルサー磁気圏の放射特性。観測、理論、実験」Astrophysics and Space Science 227. pp. 229-53.
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G. B. ジェフェリー、W. ペレット「相対性理論の傍証。アインシュタイン、エーテルと相対性理論:1920年5月5日、ライデン大学で行われた講演」
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ホルトン・アープ「Seeing Red:赤方偏移、宇宙論、学術的科学」Apeiron 1998. p. 239.
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ブルース・G・チャールトン「試みさえしない……真の科学の堕落」バッキンガム大学出版局
「現代の研究は支離滅裂であり、したがって、チェックやテストを装っているものは、単に無関係というだけでなく、積極的に誤解を招くものである。──永久に結論の出ない研究に延々と資金を提供するための言い訳にすぎない」
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ジェラルド・ジェイ・サスマン、ジャック・ウィズダム「太陽系のカオス的進化」Science 257(3), 1992. pp. 56-62.
「太陽系の進化は全体として混沌としており、指数関数的に分岐する時間スケールは約400万年である」
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フレッド・ホイル「風が吹くところには我が家がある」pp.285-86.
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イマニュエル・ヴェリコフスキー『記憶喪失の人類』
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デヴィッド・タルボット「サンダーボルト・オブ・ザ・ゴッズ」(2002年)ドワルドゥ・カルドナ「ニューボーン・スター」(2016) エヴ・コクラン「化石の神々と忘れ去られた世界」(2010年)
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デヴィッド・ハリマン「論理の飛躍:物理学における帰納法」2010. p. 243.
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ジャック・バーザン「科学:栄光のエンターテインメント」p. 306.
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参照:safireproject.com
What Causes Gravity?
・Powerful Electromagnetic forces from stars and planets initially.
・Gravitational induced atomic dipoles set up an internal electric field – the planet becomes a 'dipolar electret’ with the inner pole positive and the outer pole negative.
・The induced electric field inside each atom similarly distorts all of the electrons and protons to become tiny electric dipoles as well.
・It is the sum of all the aligned subatomic dipoles that produces the puny force of gravity.
・Gravity cannot be electrically shielded because it is a subatomic effect, independent of charge on the proton and electron.
Negative pole, Positive pole, Electrons, Earth’s centre, Heavy positive nucleus offset from atom’s centre
Gravitational Polarization
・Gravity has two poles, like a bar magnet.
・Gravitationally induced atomic dipoles set up an internal gravitational field that is weakly repulsive!
・All stars and planets in the universe repel each other with an inverse square law force!
・Newton’s attractive force has a limited sphere of influence.
・This may explain many anomalies.
This diagram is from the original paper.
The source of light is at s, the 45 degree line is half-silvered mirror, b and c are mirrors and d the observer.
──おわり
最後までお読みいただき、ありがとうございました。