誰にでもある「必要とされたい、認められたい」気持ち
誰にでも「必要とされたい」気持ちはあります。認められたいのです。自分の価値を認めてほしいのです。
でも「誰からも必要とされていない」そう思ってしまうことはありませんでしたか?
まるでこの広い世の中に一人だけ取り残されたような気分になってしまって、、、。
ところであなたもまわりの人を無視していませんでしたか?
だれもが「必要とされたい」
『必要のない人間なんてどこにもいません』と言われたとしても、私なんか必要ないと思っている人にとっては虚しく聞こえます。親からも友達からも誰からも必要とされたことがないと思っている人にとって、どんな慰めの言葉も通じません。むしろウザいと思われるかもしれません。それほどまでにあきらめの気持ちも深いのかもしれません。
ですが、私なんか必要ないと思っている人ほど内心では逆に必要とされたいと強く願っているのではないでしょうか? 強く願っているからこそ願いがかなわないので投げやりな態度をとって反対に無視を決め込んでいるのかもしれません。
あなたにとって大切な人、必要な人
誰からも必要とされていないという思いは人とのつながりをシャットアウトしてしまいます。人とのつながりや交流があれば仲間意識を持てるようになり充実感や幸福感をもたらします。反対につながりをシャットアウトしてしまうと寂しさや孤独感を感じてしまいます。そしてよりいっそう絶望感を感じてしまいます。つながりを断って虚しさを感じる方向に行くのか、つながることで楽しさを手にするのか、どちらを選びますか?
ところで、あなたの方から誰かを必要としたことはありましたか?
この人は自分にとってなくてはならない存在という人はいましたか?
言ってみれば友です。あなたが困った時、頼りにできて支えてくれる人です。あなたのことを大事に思ってくれる人のことです。それは誰かに寂しさを埋めてもらうために依存することではありません。普通は親であったり兄弟姉妹、親友であったりします。でもそこには信頼関係と感謝の気持ちがなくてはなりません。信頼関係と感謝の気持ちを持てないまま大きくなってしまうと、必要とし必要とされる感覚が分かりません。
まわりを見渡してください。あなたにとってこの人は大切だなって思えた人はいましたか?
もしかしたら今のあなたにとっては、ほとんどの人が必要のない、大切とは思えない人に見えるのではないでしょうか? もしかしたらあなた自身もその中のひとりかもしれません。あなたがまわりの人を大切(必要)としなければ、まわりの人もあなたを大切(必要)としません。反対にあなたがまわりの人を大切にすれば、まわりの人もあなたを大切にしてくれます。もちろん依存して言いなりの関係になることではありません。
「まわりの人が大切にしてくれるから自分もまわりの人を大切にできる」と思うのは間違い。
あなたは「まわりの人が大切にしてくれるから自分もまわりの人を大切にできる」と思っていませんか? 常識的にはそのとおりです。
この固定観念が間違いのもとです。この固定観念があなたを「私は誰からも必要とされていない」と思わせ、その思いに縛り付けてしまいます。これはとても大切なことなので改めて記事にしました。
落とし穴
誰にでも「必要とされたい」気持ちはあります。誰かに認められたいのです。まわりの人に自分の価値を認めてほしいのです。
ですがここに落とし穴があります。
認められたい気持ちをまわりの人に求めてしまうとうまくいきません。なぜなら、まわりの人の中には認めてくれる人、認めてくれない人が必ずいます。だから認めてほしい気持ちとは裏腹に、まわりの人の態度に振り回され翻弄されてしまいます。あの人は認めてくれた。あの人は認めてくれない。人それぞれだからです。
あなたの方から近づいてください。
大切に思うとはいったいどういうことでしょうか? まわりの人の中に一見そのように見えなくても、いいところ、優れたところ、才能、優しさ、愛をその人の中に見つけられることではないでしょうか? 見つけられるということは、あなたの中にもそれがあるということです。あるから見えます。意外かもしれませんが、あなたはそれを見つける才能をきっと持っています。だから隠してきたのです。ですから早速その仕事に取り掛かるといいのです。
望みさえすれば誰でも変わることができます。できないとすれば、望む前に諦めているのです。とはいえ、あきらめるしかなかった事情があったこともわかります。
諦めてしまったのはいつのことでしたか? 何があって諦めるようになってしまったのでしょうか?
誰でも望めば変われます
未来に関心を向けるよりも、自分自身を責めることに忙しくしていませんか?
それは過去にばかり目を向けていることです。
責めることで得ているものはなんですか?
何か得ているものがあるからこそ辛いと身に染みて感じていても自分を責めることをやめられません。
つながりを求めてください。
私はこういう人間だって判断を下して自分自身を責めることをしなければ、諦める理由なんてありません。判断してしてしまうと、判断したような現実を招いてしまいます。
自分はダメだと判断してしまうと、ダメな自分をこれでもかというくらい経験します。その経験からさらに自分はダメって決めつけてしまいます。悪循環です。
「判断」してしまうと変わることができません。判断=自分はこうだって決めつけてしまうと新しいものが入ってこれないのです。決めつけるということは、本当はそうでないと知っているからです。間違っていると知っているから、決めつけたくなります。
ポジティブであろうとネガティブであろうと判断は手放してください。すべてを肯定してみてください。
あなた自身に対するネガティブな思い込みをひとつひとつ手放してください。そして、人とつながることを選択してください。人とつながると安心感が得られます。お互いに助け合える関係ができます。いい流れがやってきます。ワクワクするような希望が湧いてきます。
ですが最初は怖いです。拒絶されたらどうしようって怖れが先に出てきます。それはあなたを先に進ませない罠です。怖さにフォーカスすると動けなくなります。怖さを突き抜けてその先にあるつながる喜びにフォーカスしてください。