三角関係。どちらも選ばないという選択

2016年7月3日

三角関係。悩ましいです。
付き合っている人がいない人から見れば、贅沢な悩みかもしれませんが。あちらを立てればこちらが立たずで、いっその事、二人まとめて選ぶことができればいいんですけどね。
で、最後はどうしようもなくなって、占いかなにかに頼るしかないのでしょうか？

結局、悩んで悩んだ挙句どちらかを選ぶことになります。このシチュエーションで二人とも選ばないという選択肢は多分、思い浮かびません。常識では、あり得ない選択です。
二人とも手放すなんてことは普通だったらできません。

こちらの人には、こういういい所があって、もう一人の方は、別のいい所があって、、、そのどちらにも惹かれます。欲しいものです。欲しいものが二人の中にそれぞれあって引き裂かれてしまいます。心が引き裂かれ、どちらかを取れば、もう片方はあきらめるしかありません。

ですが、この二つの欲しいものをふたつとも持っている人は、いないのでしょうか？

どちらか一方を選ぶしか選択肢はない？

二人のいい所を持っている人がいれば悩みは解消です。ですが、そんな「うまい」話があるでしょうか？

そういう人を探そうとすれば、今付き合っている二人ともあきらめなくてはなりません。探して見つかるという保証はどこにもありません。ふたりともご破算になるという事もあります。

二人とも手放して新しい人を探す？　そんな冒険はリスクが大きすぎます。それに付き合っている二人とも、誰かに取られたくありません。こころのどこかに独り占めしたいという気持ちもあります。

仮に、どちらかを選んだとします。
その人が持っていると思った一つは手に入ります。しかし同時にあきらめたものが一つあります。あとで不満が出てこないでしょうか？

選んだ人との関係が上手くいっているときならいいですが、うまくいかなくなった時、やっぱり、この人ではなかったなんて思い始めたら、あきらめた人への気持ちが再燃しないでしょうか？

三角関係で最終的にどちらかを選ぶことになるのは、ごく普通のことですが、選んだとしても、二人の好きな人の間で引き裂かれた思いは解消されてはいません。またそのうち選んだ人との関係で不満が出てくれば同じようなことで悩むことになります。

どちらも選ばないという選択

ですから、あり得ない選択肢、二人とも手放すのが正解かもしれません。

どちらか一方を選んだとしても選んだ人との関係で問題が出てくれば、間違ったかもしれない、この人じゃなかったと後悔するかもしれません。後悔しないためには、ふたりからそれぞれ何を求めていたのか、何が欲しかったのか明確にする必要はあります。

その欲しいものは世界中でその二人しか、しかも別々にしか持っていないのでしょうか？　そんなことありません。ですが執着していると、その当たり前のことが見えません。

本当に手放して執着を手放すのには別の難しさがありますが、ふたつのものを同時に持っている人を心から願えば、、、現れます。
そこには、ひとりの人から欲しいものをすべて得ることはできないという思い込みがあるかもしれません。ですが執着を手放して、心から願えば、その人は現れます。

ひとつ、冗談が浮かびました。
「三角関係で困っているんだけど相談に乗ってくれる？」
「二人とも選ばないのがいいと思うよ」
「ひとりは、あなたなんだけど」
「、、、　」

以下の文はカウンセリング.COMで回答させていただいたときのものに手を加えたものです。

二人とも手放すのは選択肢にありませんか？

付き合っている人と何かの原因でうまくいかなくなった時、必ず誘惑する人が現れます。もう一人よさそうな人が現れて、どちらを選ぶべきなのかと悩みます。どちらかを選ぶという事は、もう一人はあきらめるしかないのですから。

結論から言うと、この二人とも選んではいけません。

二人とも、あなたの真実のパートナーではありません。

難しい選択ですが二人とも手放してください。手放すと二人のいいところを持った人が現れます。

どちらか一方選んでも、もう一人の人がいいかもと思ったきっかけが、ものたりなさやなんらかの問題を感じていたのが原因ですから結局は上手くいきません。どちらを選んでも上手くいかないってどこかで気付いているのではないですか？

二人とも手放してください。手放すと真実のパートナーが手に入ります。手放して本当に欲しいものは何だったのか、振り返ってください。その欲しいものを、あなたが人に与えてください。それが早道です。