身近な人をどう思っていますか? いいところを見つけるには

まわりの人を評価するとき、褒めることが多いですか? けなしたり批判的になることが多いですか?
何かを選択する時、ポジティブな選択とネガティブな選択、天秤にかけると、どちらが多いですか?

その質問をしたら普通はポジティブな選択だと答える人が多いかもしれません。それにしては世の中、ポジティブな雰囲気だとはあまり思えません。

友人や知り合いなど周りの人を評価する時、ポジティブにいいところを探していましたか? それともネガティブに悪いところや欠点が目についていましたか?
あいつ仕事が遅いとか、気が利かないとか言っていませんか? 職場や学校、家庭で、身近な人を肯定的に評価していましたか? それとも否定的に評価していましたか?

見つけた!

人を見た時、いいところに目がいきますか? 悪いところが気になりますか?

実のところ、よく聞くのは、悪口だったり、噂話だったりするのではないでしょうか?
以前、3メートル離れれば、もう同僚の悪口を言ってるという職場の話を聞いた事があります。笑い話ですが。

家庭でも、夫が妻に妻が夫に、親が子に子が親に、それぞれ普段はどんな気持ちや感情を抱いているのでしょうか? 学校や職場ではどうですか? チョットだけ、振り返ってみてください。

なにかしら不満や言葉には出さない小言はありませんか? 中には公然たるバトルに発展している関係もあるかもしれません。興味深いことに、相手に対してネガティブな思いを口に出さなくても思っているだけで、現実がギクシャクしたものになってしまうのです。

わたしも、そうした経験があります。
カミさんのことを心の中で批判していると、口に出していないのに現実の生活がなにかうまくいかないのです。
「批判」というのは、大袈裟なものではなくて、日常生活でのちょっとした文句のことです。相手に対する期待=こうしてほしいのに、なんでやってくれないんだろう?って思っていたりしませんか? なかにはあからさまにネガティブに人や物を評価する人もいます。

「あのひとは〇〇、このひとは〇〇」
やってませんか?
それがいつものことになると、関係は悪くなりギスギスしてきます。

いいところ探しゲーム、やってみませんか?

ここで、発想を変えて逆の選択もあります。良いところを見つけていくのです。
ポジティブなところに焦点を当てると、相手のポジティブな反応や行動を引き出します。不思議ですが、そう見えてきます。テストしてみるつもりで試してみましょう。

一週間くらいの間、周りの人全員の、いいところ探しゲームです。ネガティブな思いが浮かんできたら、選択し直します。ネガティブなところではなく、ポジティブなところを意識します。ただ焦点を当てる場所を変えてみるだけです。
試してみませんか? 
わたしもやってみます。していくうちにわかりますが、自分自身のポジティブな面まで見つけやすくなります。

相手の”いいところ”を見ていると、自分の”いいところ”にも気がついてきます

心理学にせよ何にせよ現実生活の中で実際に使えなければ、何の意味もありません。ただの知識に終わってしまいます。生活の中で自分の心のありようを変えて試してみることで気付くことがあります。
心のあり方をポジティブにしていると、ポジティブな現実をつくります。反対に、ネガティブな姿勢でいると、受け入れがたいことが起きてきます。実際に試してみるとわかります。自分が抱くイメージ次第で、現実が変わるのを体験することができます。

とはいえ、すぐに反映されるわけではありません。時間差があります。そうすると関連を見失ってしまいます。すぐ忘れてしまうといった方がいいかもしれません。人間は飽きっぽいのです。
最初は半年が一日分だというくらいのつもりで気長にチャレンジしてください。

「いいところ探しゲーム」やってみませんか? 意識と現実のつながりが分かってきます。 

Posted by kiyo.I