責めることはネガティブな自己暗示。その自己暗示はなんのため?
その自己暗示はなんのため?
自分を責めてばかりいませんか?
気がついたら頭の中でグルグルと自分を責める独り言をつぶやいていませんか?
何かで失敗したり、思ったようにいかなかった時、つい自分を責めたりしがちです。自信を失くして落ち込んでるのにさらに自分に鞭打ちます。
自分には能力がない。
頭が悪い。
容姿に自信が持てない。
仕事やしていることに向いていないかもしれない。
何の取りえもない。
なんてダメな人間なのか。etc.
これ昔の私のことです。あげればきりがないくらいネガティブなイメージが浮かんでくるかもしれません。
ネガティブな言葉に反応するわけ
ネガティブな言葉はいくらでも湧いてきそうです。これなぜだか分かりますか?
それだけネガティブなことを考えている時間が長いということです。こんなことに時間を使っているのは馬鹿らしいと思いませんか?
自分を責めている時には、こうしたネガティブな言葉やイメージを自分自身に投げつけています。まるで自分で自分をいじめているかのようです。
以前のわたしはさんざんこんなことしていました。
こんなときは、誰かに言われた否定的な言葉が胸に突き刺さり、もしかしたらよく思われていないのかもしれない、とか、まわりからどう見られているのかと気になります。そうしたネガティブな言動や評価は当然、外から自分以外の誰かからやってくるものと信じています。
果たしてそうでしょうか?
なぜその言葉に反応してしまったのでしょうか?
誰かに言われる前に「わかっていた」からではないでしょうか? 言われる前に自分の中で「自分はそうだ」ってすでに思い込んでいませんでしたか?
自分を責める言葉を他人に言ったとしたら
普段、自分を責めるときによく使っている言葉はどんな言葉ですか?
それをそのまま他の誰かに投げつけたとしたらどうでしょうか?
自分を責めている言葉を相手に言ったとします。
あんたって
能力がない。
頭が悪い。
容姿が悪い。
仕事に向いてない。
何の取りえもない。
ダメな人。
最悪。etc.
ケンカを売っているようなものですね。
他の誰かにとても言える言葉ではありません。
自分に対してなら平気で言ってしまうのに。違和感を感じないとは不思議ですね。まわりの人にはとても言えないような言葉を自分には当然のように言っているのですから。これではますます落ち込んでしまいます。やる気も失せます。
これは一種の自己暗示ではないでしょうか?
せっせと、なんてダメな自分って暗示にかけているのです。
何のためにこんなことをしているのでしょうか?
自分を責めるのはネガティブな自己暗示です
よけい辛くなるのに、なぜ責めるのでしょうか?
自分を責めていれば不思議なことに、どこかに「安心する」という感覚もありませんか?
義務を果たしたような。
どうも自分を責めている人は責めることが「好き」なのかもしれません。責めていると、なにか反省している気分になれます。自分に罰を与えることで、なにかを償っている気にもなります。
でも、その先に待っているものは、さらなる失望と絶望です。
責めて償った気になったとしても気分が悪くなるだけで、自分を責めた理由(能力がない。向いていない。取りえがない。ダメな人間、、、)はそのままです。むしろ悪い方向に向かうかもしれません。
気分が悪くなるだけと分かっているのに
慣れ親しんでいて、もう習慣のようになっていて自動的な反応になっているのかもしれません。
内心うんざりしているのにそれでも飽きもせず繰り返してしまうのはなぜでしょうか?
信じられないかもしれませんが、そこからなにか得ているものがあるからです。
例えばチャレンジしなくてすむからという気持ちが隠れていませんか?
何もしなくていい都合のよい言い訳ができるかもしれません。責めることに忙しくてチャレンジしなくてすむからです。
責めても何も変わっていません。見方を変えてみると、わざわざ自分を責めるための材料を作るために仕掛けを用意しているのかもしれません。
知らず識らず自分で自分を「罠」にかけているとしたらどうでしょうか?
自分に「罠」を仕掛けている?
この罠にかかってしまうとアリ地獄にはまってしまいます。
ところが本当は、アリ地獄にはめているのです。
試しに「わたしをこのアリ地獄にはめているのは私だ」というフリをしてみてください。
納得できるような、どこか腑に落ちるような感覚がしませんか?
このアリ地獄から抜け出すには
自分に自信が持てないと言って悩んでいる人は多いです。自信を付けようとして何かにチャレンジしようとしても「自信がない」で諦めます。そうなると絶えず不安や自己否定と戦わなければいけません。疲れます。
問題に意識を当てていると問題を惹きつけます。
無意識のうちに頭の中でネガティブな自己暗示が始まっていたら、
その独り言に気がついてください。
いつも同じパターンを繰り返していることを自覚してください。
自分を客観的に観察してください。
しつこい頭の中のつまらない独り言を止めてください。
そしてただちにネガティブな自己暗示をやめてください。
心の中を静かにしてください
グルグルと自分を責める言葉に頭の中を支配されていることに気がついてください。それがエゴというものです。
心の中のおしゃべりを止めると安心と平和がやってきます。
私たちは本当はスピリットです。ただの肉体ではありません。
何度も繰り返し自分を責め、ネガティブな自己暗示をかけ続け、辛い気持ちに耐えることのできた忍耐力のあるあなたならば、ネガティブな自己暗示を止めるなんて簡単でしょう!?
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事でお伝えしたかったことを実践している人がいました。
なんと10代の少年です。