いつも同じ繰り返し。悩むと繰り返します
物事がどうも思わしくない、同じことを繰り返している気がする、一つのことがずっと気になる、こんな時は思い方や考え方がワンパターンにハマっているのかもしれません。
心の中は繰り返す思いでいっぱい
○トラウマからどうしても抜け出せないでいる人
○コンプレックスのことばかり気になる人
○同じことで自分を責め続けてしまう人
○自分が嫌いだ。好きになれないという人
○許せない人が忘れられない人
○物事を批判的に見てしまう人
○文句がつい出てしまう人
○喪失感がぬぐえない人
○こだわりが強い人
○「どうしても」が口癖になっている人
○自己評価がネガティブな人
共通しているのは、ある一つのことに繰り返し立ち戻ってしまう事です。どうしてもそのことが気になって頭にこびりついてしまって、そこから離れたくても離れられないのです。
それはこころの中で物事への反応の仕方がワンパターンになっているのかもしれません。そうすると、いつも同じように考え、思い悩み、同じような結論に至ります。これではいつまでたっても同じことの繰り返しになってしまいます。
例えばトラウマを経験していると、あのことが忘れられない ➡ 起きたことは事実 ➡ 変えようがない ➡ 何度も思い出してしまう。ひとたびループが出来上がってしまうとそれが積み重なって固定してしまいます。積み重なった思い=同じ反応の仕方の繰り返し=ワンパターンです。その事に気づけば変えることができます。止められます。
思考は複雑そうに見えて意外にワンパターンです。こういう時にはこう反応するという一種のパターン、ルールが出来上がっています。
繰り返してしまうのはなぜでしょう?
私たちは表面ではどちらかというと”ワンパターン”を嫌います。退屈だし、同じことを繰り返していると飽きてしまいます。人間は機械ではないので単純作業は飽きてしまいます。その反面”安心感”もあります。映画でもドラマでも一緒ですね。スリルがないとつまらないしワンパターンの繰り返しに安ど感を覚えます。
ですが心の中のことになると、自分を責めたり、人を批判したり、コンプレックスが気になるといった悩みについては何度も何度も同じことを考えているのに退屈だとか飽きるとは言いません。不思議です。
ここになかなか悩みから抜け出せない秘密が隠されているのかもしれません。
悩みや自分のことやまわりの目が気になるという事は、あなたに大切なことを教えてくれています。そこに問題を解決する鍵があるという事を。何か行動するように求められているのです。
ですが、いつも同じパターンを繰り返すという事は、「わたしには変えることができない」「わたしには変える力がない」と言っていることと同じです。
「わたしには変えることができない」ですって!?
「変えられない、変わらない」そんなことはありません。少し勇気が必要かもしれません。いつもとは違う事をするのですから。いつもと同じ反応、対応、態度をするのは“ラク“かもしれません。チャレンジしたりリスクを負う必要がないので”安心”です。でも“ラク“をする引き換えに何を得ていますか? 気休めの”安心”ですか?
「わたしには変える力がない」という事はどうしようもないってあきらめているのです。この状況は変えられない、自分は変わりようがないって自分を放棄しているのです。あきらめると力が湧いてきますか? ますます自分の中に引きこもってしまって”愚痴”を言うしかなくなります。
反対に「変えられる」「変わりたい」「どうにかなる」と思うと、あなたの中にある眠っていた力が呼び覚まされます。何かが動き始めます。どんなときも喜びと楽しさがある方を選択してください。すると力が内側から湧いてきます。それはスイッチを入れて初めて気が付きます。
「変えることができない」なんてとんでもありません。あなたがその力を使おうとしなかっただけです。出来るのにしてこなかっただけです。あなたの中にあるその能力を疑わないでください。疑うと元の木阿弥です。エネルギーが湧いてくる方を選ぶのか、しぼませる方を選ぶのか選択できるのはあなたしかいません。その力はあなたからの呼びかけを待っているのです。