わたしは毒親? 親と子は実は同じ気持ち

2016年7月3日親子関係,毒親

ランドスケープ

苦労して育てた我が子に毒親とか似たようなことを言われると、育ててきたこれまでのことが否定されたような報われない気持ちになります。ですがそこにはそうなってしまった原因がなにかあるはずです。

子供に嫌われてしまった。子供に避けられているような気がする。毒親と言われてしまった。こうなったのは親のせいだと言われた。こうした相談がとても増えてきたような気がします。

ここには二つ大きな問題があるような気がします。
一つ目は、親として子どもにどう対処すればよいのか?
二つ目は、こうなったのは親自らの責任だと考えてしまい、親も子どもも被害者の立場に立ってしまうことです。

被害者の立場というのは、お互いに相手のせいにしたり、自分のせいにしたりします。意地の張り合いになってしまいます。または自分の方が悪いと感じて相手のために犠牲する生き方を選びます。それでは解決の道は見えてきません。それは相手も自分自身も責め、非難や文句は言うけれど解決するための努力を放棄してしまうことです。

老婆と娘のハグ

表面では対立しても内面で感じている気持ちは同じ

表面的に見れば、対立している親と子の関係は、修復しようがないように見えたとしても、二人が内面で感じている気持ちは同じかもしれません。

どういうことかというと、あなたに対する子どもの不満は、あなたが子どもの時に親に対して抱いていた不満と同じではないでしょうか? 思い出してみてください。
あなたが子どもの時に親に対して対処していたやり方と同じように子どももしているのかもしれません。あるいは正反対のことをしているかもしれません。

親に対して不満を持っていませんでしたか? 反抗していませんでしたか? それとも一切表面には出さず我慢していましたか?

どちらにしても同じ気持ちでいたという事が分かれば、それが親と子の間をつなぐ架け橋になります。内面で感じていたその気持ちを正直に伝えあうことでお互いを理解する道が開けます。

子育てのスピリチュアル・ルール―直感力を伸ばし、たましいを育む
ソニア・ショケット
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 135,957

自分の立場を正当化すると、うまくいきません

大切なことは、自分の立場を正当化しないことです。正当化してしまうと子どもはその時点で話しても無駄だと感じてしまいます。至らなかったところは至らなかったこととして認めてください。親だからといって人間ができているとは限らないのですから。

親が抱えている問題は子どもに現れます。親が子供のためとはいえ我慢し犠牲していれば、子どもも同じように犠牲の人生を歩んでしまいます。子どもに現れた問題は、親が解決すべき問題だったのです。

たいてい親は子のためと思い犠牲してしまいがちです。
子どものために良かれと思って・・・

ですが、これは上手くいきません。子から見れば、親が我慢していることが重荷になるからです。やっていることは間違ってはいませんが、自分を後回しにして犠牲しているとしたら子どもからすればどう映るでしょうか?
これはパートナーとの関係でもいえます。いいことをしているのに相手から見れば負担に感じてしまいます。わたしのためにこんなに苦労させてしまってと思っているかもしれません。
犠牲すると親も子もうまくいきません。親は親で自分の人生を生きるのが一番いいのです。そうすると子どもは子どもの方で自分の人生を生きることに罪悪感を感じません。


以下の文はカウンセリング.COMで回答させていただいたときのものに手を加えたものです。

子供時代を思い出してください。同じ思いをきっとしたはずです

ほとんどの親は「毒親」かもしれません。
わたしも子育てでは反省することがいっぱいあります。これでよかったのか、もう少し何かできたかもしれないとか、そんな気持ちになります。

完璧な親っているのでしょうか?
子育ての方法とか教えてもらったわけではありませんから、自分がされたように無意識に子どもにもしてしまうものです。

その意味では、あなたの両親も「毒親」だったのではありませんか?
でも、たいがい親というものは子を傷つけたいなんて思ってもいません。すべて子のためと思ってやって来たのが普通だと思います。

しかし子どもとは、修復が望めないほど関係が悪化しているならば、子どもさんとの間で、かなりすれ違いというか思い違いがあったのではないでしょうか。

どうやったら、私は毒親から抜け出せますか? カウンセリングの方法はありますか? とのことですが、ひとつ方法があります。

今、子どもがあなたに対して感じていることと同じ気持ちをあなたも親に対して感じていたはずです。でも、あなたと同じように、あなたの親もすべて子のためと思ってやって来たはずだということに気づいてください。
それが、二人の間の架け橋になります。

手紙を出されてはいかがでしょうか?
自分が子どもだった時、親に対して感じた正直な気持ちや、子どもを傷つけてしまったことについて書いて送るのがいいと思います。
親は何気ない気持ちで言ったことが、傷つけてしまっていたということはよくあることです。親は覚えていなくても、子はいつまでも覚えています。あなたが覚えているのと同じように。
一人で悩まないでください。遠方であれば電話カウンセリングもありますし、メールでのカウンセリングもできます。

最後までお読みいただきありがとうございました。