そのままの自分でいたいのにいれない

誰でも他人には自分を良く見せたいです。良く見せようとすると人前に出ること自体が緊張の連続になってしまいそうです。気を張ってしまうのは自分でない別の人を装っているからかもしれません。そのままの自分では嫌われるかもしれないなどと思っていると人を避けたくなります。ありのままの自分でいることに不安を持ってしまうと落ち着ける居場所がありません。落ち着ける居場所がなければ疲れてしまいます。

そのままの自分でいることが意外に難しい

そのままの自分でいることが否定されたような気になるのは、過去に無神経な発言や容姿や性格のことでネガティブなことを言われて傷ついたのかもしれません。言われたことがたとえ正しかったとしても、何度も指摘されると、直すことより気にすることの方に労力を使ってしまいます。

解放感 仰向けで空を見上げる

仮に指摘されたネガティブなことを「そうだ」と思ったとします。「そうだ」と思ったから言われたことがその人の中で「事実」となります。気になって仕方がなくなり直そうと努力したり、反対に直せそうに思えない時には罪悪感で自分自身を責めて気に病むことになりかねません。

絶えずその事が気になり対人関係で緊張を生みます。まわりの人の言動に動揺しやすくなったり、自らの言動にもチェックを入れなくてはいられなくなります。

人は良くないところは隠そうとします。隠すと今度はバレるかもしれないという心配を生みます。その怖れで緊張します。ストレスがたまります。
こうして、次々に新たな問題を作り出すことになります。

気が張って疲れる原因

人にはよく見られたいものです。
ですが自分の容姿や性格の良くないと思っているところや嫌っているところを見せまいとして隠そうとすると、気が張って疲れます。対人関係が鬱陶しくなります。

隠し続けると、ずっとそのことで悩み続けることになってしまいます。困ったことに良くないところと決めてしまったその判断は、自分の中では皮肉なことに「正しい」のです。

そのままでいい。

そのままの自分は嫌われるに違いないとどこかで思い違いをしてしまったのです。

隠すことはやめて、そういうところもあるって、受け入れて認めてみてください。あなたがあなたでいれば問題は起きません。
受け入れると、「そうだ」と思っていた自分自身へのネガティブな評価が本当は間違っていたかもしれないって気付きはじめます。落ち着ける居場所ができ心が休まります。
問題や悩みばかり見ることから解放されて、ポジティブなことにエネルギーを使えます。それが楽で楽しい生き方ではないでしょうか。

隠そうとしない方が上手くいきます

自分のどこかに欠点があると思うと隠したくなります。
私たちは隠せば自分を守れると思いますが、逆に隠していることが気になって緊張してしまいます。むしろ事態は悪い方へ行くかもしれません。
私たちは心の中にしまい込んだ過去の痛みを感じないようにするために自己防衛しようとしますが、結局は隠そうとしたその痛みがあなたを苦しめます。

不思議ですが、逆に隠して守ろうとしない方があなたは安全になります。
仮に悪いところがあったとしても、人はそれであなたの人間性を判断したりはしません。むしろオープンにしてしまった方が人はあなたを受け入れてくれます。
すると、あなたが助かります。仮に悪いところがあったからといって、言い訳は必要ありません。自然のままのあなたでいいのです。

隠さなくていいと分かれば、どれだけ楽でしょうか。

Posted by kiyo.I