エレクトリック・ユニバース──ウォル・ソーンヒル・インタビュー

目次

“縦方向の電気力"は、光速の200億倍以上速い

2013年の Sott Talk Radioでのウォル・ソーンヒルのインタビュー記事です。今年2月に亡くなられたことは残念でなりませんが、今後もソーンヒル氏の過去の記事を紹介していくつもりです。

内容は宇宙論や物理学に興味のない人にとっても興味深く分かりやすいものだと思います。エレクトリック・ユニバースは電気的宇宙論と翻訳されていますが、ソーンヒル氏が語る内容は宇宙論にとどまらず、哲学というか、あらゆる現象、自然、生命、心理を観察する基礎となる認識の在り方を提案しているように感じます。その意味で、私はソーンヒル氏を一番尊敬しています。

ソーンヒル氏の発言は内容が深遠で、直感的に「そうだ」と思え、考えさせられ、心に響きます。とりわけ、このインタビューの中で面白いと思ったのは「もし私たちが ET(地球外生命体)とコンタクトを取りたかったら、電波や電磁気シグナルは使わないでしょう。なぜなら、どんな知的民族でも、星間距離を越えて通信するために電波を使うことはないからです。この縦方向の電気力を利用するでしょう」という指摘です。
縦方向の電気力?

“縦方向の電気力"は、スピードが光速の200億倍以上と言われています。電気と言えば、私たちは身近な家庭に来ている電気や家電、パソコン、携帯を動かしている電気をイメージしますが、プラズマ宇宙の電気は全く別物かもしれません。勝手な想像ですが、この通信方法はいわゆる"直感"と言われているものや、霊的な世界を解く鍵なのかもしれないと思います。この観点から観察できれば、物質的なものと霊的なものは対立することなくシームレスに"わかる"のだと思います。量子論を持ち出す必要はありません。このインタビューでもソーンヒル氏が指摘しているように「量子論と距離による不気味な作用は、まったく不気味ではありません。それが宇宙の仕組みです」というように、シンプルに、それが宇宙の仕組みなんです。ですから、例えば、スピ界隈でよく使われる、周波数とか波動の理解は、従来の理解に囚われた解釈だと思います。遅いんです。認識のあり方が一般常識のままの、実は私たちを騙しているコンセンサス科学なのです。

さらに「絡み合った量子粒子間のこの見かけ上の瞬間的な相互作用を説明するために、空間のワームホールについての最近の記事」で使われる「このような言葉はすべて誤解を招くもので、これが科学の問題点」であり「定義が不明確で、しばしば混乱や矛盾のある方法で使用される用語が多く使われています」という指摘にあるように、科学の世界でもスピリチュアルな世界でも混乱や誤解を作り出しているような気がします。時空、時間と空間、言葉としてカッコいいです。何かわかったような気になれます。ですが、その二つは別物です。三次元、四次元、高次元、次元とは何ですか? はたまた、タイムライン、パラレルワールド、定義できますか? それが絶対に存在しないと言っているのではありません。ただ、そういう概念を理解する認識のベースが、偽りの現代科学、医学、etc.ではないのかと言いたいだけです。そもそも認識の土台が間違っていたとしたら? その大元は「アインシュタインのゆがんだ眼鏡」ではないかと思っています。

なお、このインタビューは2時間近くのインタビューを書き起こした記事です。日本語の字数にして38,000字あります。読みやすいように、見出しを入れました。

ウォレス・ソーンヒル

ヘッドラインの裏側:エレクトリック・ユニバース──ウォレス・ソーンヒル氏とのインタビュー

Behind the Headlines: The Electric Universe – An interview with Wallace Thornhill

最近の発見をきっかけに、物理的な宇宙を見る新しい方法が生まれつつある。新しい視点は、宇宙における電気の役割を強調し、宇宙的な出来事における重力の寄与がごくわずかであることを示している。

高性能の望遠鏡や最近の宇宙探査機から送られてくる画像は、銀河やそれを構成する星々、太陽系の進化、地球の性質や歴史について、天文学者の長年の思い込みを覆す。

また、この新しい発見は、私たちの祖先が、世界中の神話やシンボルの源である、天空で畏敬の念を抱かせる電気現象を目撃した可能性を示唆している。

2013年12月の Sott Talk Radioでは、オーストラリアの物理学者ウォレス・ソーンヒルにインタビューした。
ウォレスは1964年にメルボルン大学の物理学科を卒業し、ビクター・ホッパー教授の高層大気研究グループの大学院で研究を始めた。大学に入る前、彼はイマニュエル・ヴェリコフスキーのベストセラー『衝突する宇宙』からインスピレーションを受けたという。ウォレスは、デヴィッド・タルボットと共同で、太陽系の近現代史と宇宙の電気的性質という複合的なテーマについて『神々のサンダーボルト』や『エレクトリック・ユニバース』などの本を出版している。つまり、彼はこの最も興味深いテーマについて私たちと話し合うのに理想的な人物だった。

放送時間:1時間54分

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書き起こし:

ニール:こんにちは、リスナーの皆さん、SOTT Talk Radioの新しいエピソードへようこそ。私はホストのナイアル・ブラッドリーです。今夜のスタジオには、ジョー・クインがいます。

ジョー:こんにちは。

ニール:そして、ピエール・レスコードロン。

ピエール:ボンジュール。

ニール:そして、スコット・オグリンです。

スコット:こんにちは。

ニール:今週は特別なゲストをお招きしました。サンダーボルトで有名なウォレス・ソーンヒルさんです。ウォレス・ソーンヒルはオーストラリアの物理学者で、読者やリスナーの多くが知っていると思われるサンダーボルト・プロジェクトのチーフ・サイエンス・アドバイザーです。サンダーボルト・プロジェクトは、認定された科学者と独立した研究者による学際的な共同研究です。彼らの使命は、エレクトリック・ユニバースのパラダイムを探求することです。今日、私たちは彼と一緒に直接議論するつもりです。

ウォルはまた、デイヴィッド・タルボットとの共著で『エレクトリック・ユニバース』と『サンダーボルト・オブ・ザ・ゴッズ』という二冊の素晴らしい本があり、強くお勧めします。サンダーボルト・プロジェクトのウェブサイトはthunderbolts.infoで、ウォル自身のウェブサイトはholoscience.comです。

ようこそ、ウォレス。

ウォル:どうもありがとう。

ニール:番組に出演してくれて本当にありがとう。

ジョー:そして早起きしてくれてありがとう。あなたは、私たちが今いる場所とほぼ正反対の場所にいますね。とにかく近い! 向こうは全く違う世界なんだ。ほとんどね! 時間帯も違うしね!

ピエール:10時間の差があります! 最初の質問から始めましょう。
エレクトリック・ユニバース。なぜこのようなタイトルなのでしょう? ……そして、主流科学では、宇宙は電気的ではないんでしょう?

エレクトリック・ユニバース

ウォル:そうです。このタイトルは、90年代後半に思いついたものです。というのは、神々のサンダーボルトとは一体何なのかという問題に取り組んでいましたが、このサンダーボルトは古代の国々で表現されていたもので、その表現自体は現在の雷とは似ても似つかないものでした。

太陽系で何が起こっているのかを解明する過程で、私はそれ以上のことが起こっていることに気づきました。なぜなら、電気は生物学から気象システムまで、私たちの存在のあらゆるレベルに関与しているからです。太陽では、非常に強力な電気活動などが見られます。また、宇宙を見渡すと、同じようなものが見えます。繰り返されるパターンです。
逆に掘り下げていくと、 原子、そして原子の中の粒子と、どこまで掘り下げていけるのか?
その粒子そのものはどうなんだろう?
何十年もかけて徐々に、そのすべてを説明するのに必要なのは"電気力"だということが分かってきました。ですから『エレクトリック・ユニバース』という本を書くことになったとき、私はこのタイトルをつけました。また、これからの科学は、新しい粒子や新しいエネルギーなどを発明して、現代科学の袋小路にどんどん入っていくのではなくて、単純化していくものだということも指摘しようとしました。

ニール:科学の分野では、電気が重要な役割を果たしていることが認められている分野がたくさんあります。しかし、私があなたの仕事から得たものは、宇宙論に注目し、太陽系の惑星が銀河系やそれ以上のレベルでどのように相互作用しているのか、ということです。これは、並外れた付加価値です。

標準モデルはどのように機能するのでしょうか? 
あなたの研究を読んで「なるほど、それは納得だが、惑星が"降着によって形成される"仕組みについて、大きな質量があり、高い引力があるということを伝えようとしているのが、どうも腑に落ちない」
……なるほど、それがエレクトリック・ユニバースの出発点、大局観なのかもしれませんね。

無視されてきたエレクトリック・ユニバース・モデル

ウォル:星や宇宙の標準モデルは、すべて物質の重力堆積に基づくもので、重力は、私たちが地球全体から飛び離れることができるほど弱い力だということです。地球全体が私たちをつかんでおくことはできないのです。

一方、電気力は驚異的に強力です。重力よりも10の39乗も強力なのに、天文学では無視されています
その理由は、私が大学にいた頃、ティースプーン1杯の塩の中のプラスとマイナスの電荷をすべて分離するのに必要なエネルギーを計算するように言われたことがあるからです。それは、ある意味驚異的な数字でした。つまり、電荷を分離するためにエネルギーが利用できないだけだ、という感じでした。

また、天文学者がこのような重力モデルの宇宙を教わった場合、強力な電気力が働いたときにどのようなことが起こるのか、まったく知らないという問題が生じます。
天文学者は、宇宙は99.99パーセントが荷電粒子、つまり自由に動く荷電粒子であることを認めていますが、常にそれらが同数であると仮定しています。つまり、電気的な力は作用していないのです。これらの粒子はすべて自由に動き、もし電荷の分離があったとしても、その強力な力のために瞬時に中和されるのだと。そこが大きな違いです。

科学も文化的な活動であるという問題があります。科学における基準や、観察と実験、いわゆる経験的アプローチにどう従うかについて、多くの話があります。
しかし、私たちはただの人間であり、子供の頃に教えられた物語に非常に強く執着するものです。実際、この物語をめぐって人々は戦争をするのですから、それが彼らの言うパラダイムの力です。ですから、誰かが全く異なる視点を持ち出すと、それを否定する傾向があります。その話が続くと、その話を広めている人たちを否定し、一般的に問題を引き起こすことになります。しかし、それは科学の進歩が非常に遅いことを意味します。アーサー・ケストラーが『夢遊病者』という本の中で「人々は暗闇の中でつまずきながら歩いている」と表現したようにです。そして、これが今の宇宙探査機から帰ってくる結果の扱い方です。大抵は、存在しないはずのもの、存在しないはずの星、存在しないはずの深い宇宙での挙動など、驚きに関する記事が多いのです。

しかし、エレクトリック・ユニバースは、これらのことがシンプルに説明でき、高度な数学に没頭する必要がないことを示しています。物理学の第一の原則は、概念を正しく理解し、言葉をはっきりさせることです。これは、現代科学には確かにないことです。言葉が曖昧なのです。

素粒子物理学者はチャーム(魅力、クォークの"チャーム")とカラー(色、クォークの"カラー")について話します。一体どういう意味なのでしょうか? 物理的な意味はありません。そしてもう一方の極端な例では、天文学者が(宇宙プラズマ物理・天文学で)磁場線再結合 magnetic reconnection について話しています。それはどういう意味なのでしょう? 緯度と経度の線を結ぼうとするようなものです。意味がないんです。

しかし、電気力を導入し、高エネルギープラズマ放電を扱うエンジニアの仕事を見ると、彼らは皆、世界最大の専門組織である IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)のメンバーで、電気とプラズマの実際の挙動を認識しているのに、彼らは無視されています。IEEEプラズマ科学部門の国際会議で、私はたった一人の天文学者を見たことがあります。彼は電波天文学者で、電波分野での自分の観測とプラズマ科学者が話していることの間に関連性を見出すことができました。つまり、エレクトリック・ユニバース・モデルが実行可能であるばかりでなく、予測可能であることを示す確固たる証拠がすでに得られているにもかかわらず、それが無視され、私たちは変人などと誹謗中傷されています。

ピエール:私たちが子供の頃に身につけた信念の話をされていましたが、学校で身につけた信念のひとつに、宇宙は真空であるというものがありますね。では、真空の中でどうして電気現象が起こるのでしょうか?

プラズマとは

ウォル:その通りです。しかし、最初の宇宙船で宇宙に行ったとき、地球の大気圏を超えたときの電磁気の活動量にはまったく驚かされました。それ以来、宇宙空間はもちろんプラズマだらけだということが分かってきました。いっぱいといっても、例えば1平方メートルあたり数個の粒子しかないのですが。しかし、宇宙という壮大な容積を見ると、それは膨大な量の物質であり、膨大な量の電気であることがわかります。

ピエール:あなたは何度かプラズマの話をされました。私の理解では、プラズマは物質の非常に一般的な相ですが、ほとんどの人はそれが何であるかを知りません。プラズマとは何か、わかりやすく説明していただけますか?

ウォル:聞いてくれてありがとうございます。
地球上では一般的に固体、液体、気体を目にしますが、これらはすべてプラスとマイナスの電荷が同数で、ある程度結合している物質なので、プラズマと呼ばれるものを目撃することはないわけです。というのは、固体や液体、気体をある超高温に加熱すると、すべての粒子がバラバラになるだけでなく、原子そのものが電子を失い始めます。電子を失った原子はプラスに帯電し、マイナスに帯電した電子は自由に動き回ります。これがプラズマです。もちろん、誰もが見たことがあるはずです。

蛍光灯の中にはプラズマがあります。ノベルティ商品のプラズマボールがありますが、そのプラズマボールの中では、電流が蠢くフィラメントに流れていることに気がつくでしょう。まるで生きているかのように見えます。
プラズマ宇宙やエレクトリック・ユニバースが天文学にもたらすもののひとつで、死んだ物体が重力の力で合体するのではなく、生き生きとしています。
プラズマは、雷や炎、アーク溶接などにも見られます。私たちの身の回りにあるものですが、必ずしもプラズマであると認識しているわけではありません。

ジョー:宇宙論の主流や天文学の主流、科学やNASAなどは、宇宙にプラズマが存在するという事実に異論を唱えません。

ウォル:その通りです。
教科書には、宇宙の99.99%はプラズマの形をしていると書かれています。それが目に見える宇宙です。つまり、星そのものがプラズマの球であり、その温度は十分に高く、中の原子はほとんど正電荷の粒子と電子に分解されていると考えられています。

ジョー:だから、彼らはそのことに異論はないんですね。彼らはそう認識している。
では、プラズマが宇宙を理解する上でどのような影響を与えるかという点で、エレクトリック・ユニバース説とオーソドックスな説の間には、どのような違いがあるのでしょうか?

エレクトリック・ユニバースとオーソドックスな説の違い

ウォル:これもいい質問ですね。
その違いは、天文学者は磁気流体力学と呼ばれるプラズマ物理学の一種を教わることです。この言葉は、ほとんどの人にとって何の意味もない素晴らしい言葉ですが、簡単に言うと、磁化された流体ということです。磁気流体力学は電気的には中性ですが、磁場を含んでいます。磁性流体力学の理論は、それなりに複雑です。

プラズマ宇宙論の父であり、ノーベル賞受賞者でもあるハンス・アルヴェーンは、ノーベル賞受賞演説の中で、宇宙での磁気流体力学の使い方が間違っていることを指摘しています。実際、それは彼が犯した間違いでした。しかし、誰もが磁気流体力学の数学的理論の流行に乗っていたので、その段階では誰もそのことを聞こうとはしませんでした。

これは現代科学のもうひとつの問題点であり、数学に固執することです。数学ができることは観察されたものを記述することだけで、それを説明することはできないからです。ですから、非常に注意深くなければなりません。実際に数学を使って宇宙の秘密を解明する前に、自分の概念を正しく理解する必要があります。現在のところ、科学的なコンセプトは方向を誤っています。

ピエール:もし私が正しく理解しているならば、宇宙空間のほとんどはプラズマで出来ていて、プラズマは導電性を持っていますね。そして、放電の話もありました。

ウォル:そうです。

ピエール:では、彗星や惑星、星などの天体の中や間で放電が起きていることをどう理解すればいいのでしょうか?

彗星はプラズマ放電

ウォル:この上ない明らかなプラズマ放電といえば彗星でしょう。
19世紀当時、科学雑誌を手に取ると、彗星の電気的性質について言及されているのを目にします。19世紀末から20世紀初頭にかけて、放電管、ご存じのガイスラー管というものがあり、希薄な気体の中に放電させ、素晴らしい効果を見ることができました。当時の科学者のおもちゃのようなもので、見たものに魅了されました。そして、その現象と彗星の現象との関連性を見出すことができたのです。だから、彗星の電気的性質について言及することもありました。

しかし、宇宙では電気は何もしない、だから彗星は放電ではないというドグマが生まれたことで、すべて消えてしまいました。これが、この厄介な問題です。この問題は、天文学者が、現在の宇宙論者が扱っている実際のプラズマ物理学を教わっていないことに起因しています。プラズマの二つの領域が互いの間を移動するだけで、実際に電流が誘導されることを示しています。ですから、宇宙空間では、天文学者の目の前に電気現象がありますが、それを見ることができません。

このように、ある人には何が起こっているのかが明らかで、ある人にはまったくわからないという状態にある科学を目の当たりにするのは、非常に奇妙なことです。

ジョー:では主流科学はというと、ここでは主流科学を表す言葉としてNASAを非難するつもりですが、NASAはすべての責任を負っていますから、NASAは宇宙では電気は何もしないと主張しているわけです。それでは、存在しないのでしょうか?

NASAは、宇宙では電気は何もしないと主張する

ウォル:ごく短い距離を除いては気にするような現象ではありません。NASAは太陽に関連した電気的な効果は認めますが、地球を越えて太陽系外にまで広がるような回路は認めません。

ジョー:それが真実であると証明できるのに?

ウォル:実際、ハンス・アルヴェーンは太陽の電気回路を描きました。彼が犯した唯一の間違いは、その回路の電力を生み出すのが太陽であると仮定したことです。
私たちが示したのは、太陽は太陽系を越えて銀河系の回路につながり、銀河系の回路はその先にある他の銀河系などにつながっているということです。これは、電気現象に見られるような、異なるスケールでパターンが繰り返される階層的な状況です。

ピエール:太陽系の回路というお話がありました。この回路はどこから始まり、どこで止まり、この回路の中で何が起こっているのか、具体的にはどのようなものなのでしょうか?

太陽、そして宇宙を流れる電流

ウォル:ラジオの内部に埋め込まれているようなものです。自分のすぐそばで起こっていることだけが見えます。もし、あなたがその程度まで小型化されているとしたら、私たちは宇宙の中で確実に小型化されています。
ハンス・アルヴェーンが行ったのは、太陽の極から電流が流れ込み、太陽風と呼ばれるシュート(急流)で流れ出すという回路を描くことでした。太陽風 solar wind は風ではなく電流シートで、流れ出した後、ある地点でカーブして戻り、極点で再び流れ込んできます。そして彼は、この流れを動かしているのは太陽だと考えたのです。しかし、太陽の極には磁力線があり、その磁力線は太陽系外にまで延びていて、外に出てくることはありません。

宇宙を流れる電流は、磁力線に沿って流れるということが、最初にわかることです。だから、太陽の極点には電流が流れています。そこで、私とドン・スコット教授[電気工学の元教授で、私の親しい同僚]が考えたのは、この電流が銀河系回路にどうつながっているのか、ということでした。私たちは今、この問題に取り組んでいます。実際に深宇宙を見ると、恒星回路がライトアップされているのを見ることができるので、そのコンセプトはできています。これは惑星状星雲と呼ばれるものです。
深宇宙でこのようなものを見ることで、そのモデルを私たちの太陽の大きさに移し、太陽圏と呼ばれるものを超えた、太陽の拡大した回路を示すことができるようになると思っています。

ジョー:NASAが重力が主な力だと言っているのに対して、あなたのエレクトリック・ユニバースの研究では、宇宙の天体、惑星などの間に作用する力は電気的なものだと主張していますが、そうなんですか?

重力そのものが電気的な力

ウォル:私たちは、重力という言葉を使うことに異論はありません。NASAが理解していないのは、重力そのものが電気的な力であるということです。これはエレクトリック・ユニバースの単純化のひとつです。磁気も重力の電気力も、すべて同じシンプルな言葉で説明することが可能です。何か違うものを見つけるたびに、力を発明する必要はありません。別の力を発明する必要はないのです。

例えば、天文学者は重力の理論に何か問題があることを知っており、そのために重力に手を加えようとする努力がなされてきました。MOND(Modified Newtonian Dynamics 修正ニュートン力学)と呼ばれるものがあり、重力は私たちのスケールと比較して非常に大きなスケールで異なる働きをするとされています。しかしこれは、その場しのぎのアイデアでしかありません。

私が実際にホームページで紹介したエレクトリック・ユニバース・モデルでは、物体の電荷量によって変化する重力理論があればこそ、重力や太陽系の仕組み、時計のような仕組みが理解できます。彗星が軌道を変えるのは、放電して電荷の性質が変わるためで、そうすることで太陽との間に働く力が変わります。

しかし、標準モデルでは、彗星表面のジェットがその変化をもたらすとしか説明できません。つまり、天文学者が使えるのはこれだけです。標準モデルでは、ボートが水の中を移動するような、衝撃波やこの種のものを扱っています。電気的な活動を見るという発想がないため、宇宙の本質から切り離されてしまっています。

ジョー:ええ、そのようですね。NASAの科学者から見て、そのような人に「重力とは何ですか?」と尋ねたら、教えてくれるでしょうか?

ウォル:いいえ。

ジョー:だから、本当にただの言葉なんですね。

重力とは何か

ウォル:地球上には、重力が何であるかを説明できる科学者はいません。
アインシュタインの形而上学、つまり、ゆがんだ空間の観点からそれを説明しようとすることはできます。しかし、空間を歪ませることはできません。空間は単なる概念であり、三次元の位置であり、それをどうやって歪ませるのでしょうか?

それは幾何学的なアプローチであり、何ひとつ説明できません。物質がどのようにして空間を歪ませるのか、物質とは何か、空間とは何かを説明することはできません。数学以外はほぼ何も残りません。

エレクトリック・ユニバースでは、重力は磁力と非常に似ていると言っています。
ガラスのテーブルの上など、滑りやすい場所に小さな磁石をたくさん置くと、磁石はすべて回転して同じ方向を向き、互いに移動してデイジーチェーン(数珠つなぎ)のようにくっつこうとしますよね。これが重力の仕組みです。ただ、ここで言っているのは、すべての原子を構成するすべての粒子における非常に小さな歪みです。

このことから、説明のつかない疑問に対する非常に興味深い答えがいくつも生まれ、それが重力を遮ることができない理由です。それは、金属であろうと非金属であろうと、体内のすべての原子の粒子が、近くに物質があると同じような反応を示すからです。
原子の中で自由に動けるので、球体ではなく、小さなフットボール状に整列する傾向があります。小さなフットボールの形には、正の端と負の端があります。このプラスとマイナスが引き合うことで、弱い重力が発生します。なぜ重力が弱いのか、その答えがここにあります。それは、素粒子の歪みが極めて小さいからです。

ジョー:その意味で、目の前にあるものを無視するのは、NASAにとって非常に鈍感(理解力が低い)に聞こえますね。電気と電磁気については、以前からきちんとした理解があり、今おっしゃったように、NASAが取り組んでいること、そして長い間取り組んできたことの多くを説明することができます。しかし、あなたが言ったように、NASAは説明できない新しい力、つまりブラックホールを発明せざるを得ない。

ウォル:そうですね。

ジョー:電気のようなよく知られた力で簡単に説明できるのにね。なぜ、どのように、なのかがわからない。

アインシュタインを手放す

ウォル: そう、これが先ほど言ったパラダイムの力です。一度、特定の考え方を信じる文化の中に入ってしまうと、そこから抜け出すのはとても難しいことです。

私は、アインシュタインを手放すのに何十年もかかりました。なぜなら、みんなに頭がおかしいと思われると思ったからです。でも、今はいい仲間に巡り会えたと思います。世界中に何千人もの科学者がいて、そのほとんどが自然哲学連盟に所属していますが、彼らは同じ結論をしばしば異なる角度から出しています。しかし、結果はいつも同じで、アインシュタインの理論は意味をなさないということです。そのため、たくさんの本が出版され、多くの人がそれを読んで「やっぱりわからない」と言います。根本的に意味をなさないからです。

エレクトリック・ユニバースは何も難しいことではなく、高校生の子供たちにも簡単に教えられるようなことです。また、将来的に追求しなければならない、興味深い現実的な問題を提起しています。大きな疑問が解決されないのは、答えが出せないでいる状態だからです。そして、これがエレクトリック・ユニバースの謙虚さでもあります。私たちは、万物の理論を持っていると言っているわけではありませんし、そんなものは今のところありません。

ピエール:先ほど、彗星で起こる放電の話がありましたが、そう言われると、電気虫取り器に入る虫の姿が頭に浮かびます。それがこのデバイスということなのでしょう。この例えは道理にかなっているのでしょうか?

ウォル:もう一度お願いします。その例えはよく聞き取れませんでした。

ピエール:彗星で発生する放電の話もありましたね。

ウォル:はい。

ピエール:それで、あなたがこのフレーズを言ったとき、私の頭の中には、虫取り器に入る虫の姿が浮かびました。この例えが道理にかなっているかどうかを知りたかったのです。

ウォル:氷山とかのこと?

ジョー:いや、電気虫取り器に入る虫です。

ウォル:ああ、虫取り器か。ああ、失礼しました。

ピエール:いや、すいません。それは僕です。僕の問題です。

ウォル:ごめんなさい、ピエール。私はあなたを理解することができるはずです。少し前までフランスにいました。

ピエール:申し訳ありません。

彗星、"汚れた雪玉"ではない

ウォル:なるほど、考えさせてください。
全くないわけではありません。というのは、虫は電気的に不活性なので、電界に入ると一瞬だけ瞬間導体として働き、そこを通過した放電で焼かれてしまうからです。

彗星は実は荷電体なので、太陽系の外側をゆっくり移動するときに、環境との均衡を保つために必要な電子や正電荷の粒子を拾ってきます。そして、それはとても微細です。しかし、太陽に向かって加速し始めると、軌道を移動する後半で、自らを宇宙空間に見出すことになり、急接近してきます。太陽という高電荷を帯びた天体に接近しているのですが、その環境は十分に異なっています。光り始めないと環境に適応できないからです。つまり、グロー放電が起こり、それがコロナを形成します。そして、そのコロナが巨大化することもあります。その後、太陽に近づくにつれて表面が壊れ始め、冷陰極放電と呼ばれる小さな電気ジェットが発生し、電子が剥ぎ取られ、表面の鉱物から原子が剥ぎ取られ始めます。

この"汚れた雪玉"というアイデアは、太陽系が塵とガスの雲から形成されたという、私たちが何世紀も前から抱いてきたイメージから生まれたものです。そのため、彗星は太陽系の外側にあり、時折、太陽系に入り込んでくるという説明しかできませんでした。しかし、すべての証拠がそれに反しています。
そして、これが証拠の面白いところです。誤解されたり、無視されたり、バスケットに押し込まれたり、硬すぎるバスケットに押し込まれたり、そうして人々は、世界がどのように機能しているかについての話をし続けるでしょう。しかし、それは常に彼らの書類棚に座っているデータの断片を無視してきたのです。これは、来年3月にアルバカーキで開催される私たちの会議の特徴のひとつです。私たちは、その証拠について話をするつもりです。

彗星で起こっていることは放電であるという証拠がすべて揃っています。これらの陰極ジェットは非常に細かくコリメート(平行状態)されており、言い換えれば、非常に薄いジェットになっています。これは、ある探査機がこのジェットの中を飛行したときに、天文学者が驚いたことのひとつで、まるで機関銃のようだったと言います。つまり、一瞬だけ存在し、その後は消えてしまいますが、これはそのようなジェットから予想されることです。
彗星の表面から舞い上がった塵や物質がゆっくりと昇華していく様子は、彗星に期待できるものではありません。いずれも、単なる熱駆動のモデルから期待されるものではありません。もちろん、彗星については、明らかに放電現象であることを示す他の多くのことがあります。

ニール:そう、ひとつの理由は明るさです。NASAの標準モデルは、どうやってそれを見ることができるかを説明しているのでしょうか?
つまり、私たちはある地点で通過すれば、自分の肉眼で見ることができます。あの白いのは雪や氷なのでしょうか?

ウォル:熱で表面から浮き上がった物質だと思われます。

ニール:白熱だから燃え尽きる。

ウォル:いや、燃え尽きません。太陽からの紫外線に照らされて蛍光を発しているので、ダメージを与えるのは紫外線だと思われます。でも、これでも観測結果と一致しません。

ジョー:その理論に基づくと、太陽から十分に離れた彗星が、本来よりも明るく燃えていることはありますか?

ウォル:はい、彗星は太陽系外縁部、土星軌道の外側で燃え上がったことがあります。ハレー彗星はそうだったと思います。

ジョー:それについて、彼らはどう説明したんですか?

天文学者が扱うのは衝突、崩壊、爆発だけ

ウォル:うーん、何かにぶつかったんだろうと。つまり、こういうことです。天文学者が扱うのは衝突、崩壊、爆発だけなのです。それらはすべて機械的なものです。

ニール:予測したことが実現しなかったので、予測したことが実現しなかった理由を説明しなければなりません。他の小惑星に横取りされたとか、何か予測できないことが起こったのでしょう。

ウォル:宇宙という広大な空間を考えれば、その可能性は数百万分の1です。しかし、そのようなことは繰り返し起こっており、多くの彗星がそうなっています。彗星は太陽フレアと関連していることが多く、フレアに先立つ太陽活動や、彗星に擾乱が到達する時期に発生する太陽活動もあります。つまり、太陽からの電気的な妨害が再び関与しているようです。

シューメーカー・レビー第9彗星も、木星に衝突したときに同じようなことが起こりました。実際に木星に衝突したのはひとつもありません。いずれも電離層で、破片と惑星との間の放電によって分解されました。そのため、天文学者は衝突の明るさに驚きました。まったく予期していませんでした。また、電気的な活動も多く、オーロラなどが輝いていて、全体的に電気的な出会いでした。

ピエール:彗星、小惑星、隕石については、これまでとはまったく違った捉え方ができますね。つまり、脅威は機械的なもの、つまり直接衝突だけでなく、電気的なものである可能性もあるということでしょうか?

ウォル:脅威は、大部分が不自然な(うそっぽい)ものです。地球自体が帯電体であるため、大きな物体が地球に近づき、その電気的環境に到達すると、磁気圏や電離層で物体が放電し、破壊されることが最も起こりやすいのです。ツングースカもそうだったのではないでしょうか。実際、ロシアの科学者たちは、地上から物体に向かって放電があったという強い地質学的証拠を示しています。目撃談もありました 。地上にはダイアトリームと呼ばれる地層があり、地球の地下から宇宙に向かって稲妻が走ったと説明できます。

※ダイアトリームは、ガス爆発によって形成された角礫岩でできた火山管である。ダイアトリームはしばしば地表を破り、タフコーン、マールと呼ばれる充填された比較的浅いクレーター、または他の火山パイプを生成する。

ソーンヒルの予測どおり

ジョー:彗星の名前を思い出せないのですが、彗星に向けて発射したのではありませんか? NASAが発射したのは、

ニール:テンプルワンです。

ジョー:ええ、銅の棒か何かで、実際に衝突する前に放電が見られたんですね? 放電があったのは……

ウォル:そうです。

ニール:それは、起こるはずのないことだった。

ジョー:もちろん、起こるはずがない。

ウォル:そうだね、あれは完全に驚きだった。その時、コントロールルームで聞いていたんだけど、まったくの衝撃と驚きでした。後に、彗星本体にぶつかる前に薄い外皮にぶつかったのだろうという説明がなされました。それは最悪の場当たり的な対応(一時しのぎ)です。

この実験が4年ほど前に発表されたとき、私は自分のウェブサイトで自分の予測を発表していました。そして、もしそのとき彗星が放電していたなら、実際に彗星に衝突する前に、発射物と彗星本体の間で放電が起こる可能性があると述べていたからです。また、彗星の上に突然、導電性の高い銅イオンが飛散し、その部分が高導電性となり、近くにある放電がそちらに切り替わるので、彗星の放電活動に変化が起こるだろうと予想しました。
もうひとつは、放電や暴発は予想以上にエネルギッシュなものになるだろうということです。この実験の主な目的のひとつだったクレーターの撮影ができなかったので、確かにその通りだったのです。すべてのカメラが爆発(突発)で見えなくなったのです。

ジョー:NASAがエレクトリック・ユニバースという宇宙の性質を無視した場合、私たち人類にとってどのような問題があるのでしょうか?
「宇宙は広いから、不思議なことが起こるんだ」と言う人がいるかもしれませんが、私たちは何を見落としているのでしょう? これには本当にマイナス面があるのでしょうか?

古代の記録、理解できない物語

ウォル:そうですね。なぜなら、私たちが見逃しているのは、おそらく人類史上最も大きな科学の進歩のひとつだからです、というのも、私の仕事は、オレゴン州ポートランドの同僚、デヴィッド・タルボットの仕事と重なるからです。
彼は生涯をかけて、古代の記録を研究しました。空で起こっていることの世界的な記録と、古代の空の神々、惑星の神々の物語を全てです。つまり、ここでも同じようなことが言えます。
オーストラリアのアボリジニが語る夢の時間では、虹色の蛇が地球の表情を変え、さまざまな驚くべきことを行ったとされています。そのとき空には二つの太陽があり、虹色の蛇はそのうちのひとつを飲み込んでしまいました。このようなことはすべて、プラズマ物理学の観点からは実際に説明がつくのですが、標準的な天文学の観点からは説明がつきません。

その結果、私たちの文化は理解できない物語で成り立っています。しかし、エレクトリック・ユニバースはそれらも照らし出してくれます。そうすると、物事の仕組みの中での自分の本当の位置が見えてきて、それが解放感につながります。なぜなら、現在の私たちは非常に非合理的な行動をとっているからです。宇宙における私たちの状況を見ると、私たちは些細なことで争っています。私たちは、環境を破壊しています。私たちは、世界が終わってしまうという未解決の恐怖を抱いています。この世の終わりの恐怖は広く浸透していますが、私たちはそれを理解できていません。

エレクトリック・ユニバースはこれらすべてを説明します。その結果として、科学だけでなく、文化や芸術などあらゆるものが爆発的に発展すると思います。

ジョー:なるほど、それは間違いなくプラスになりますね。でも、私が理解しているのは、あなたが言っていることから私が推測しているのは、空で起こることや神々やさまざまなものについての古代の物語は、エレクトリック・ユニバース理論で説明できるということなのですが、それらの神話についてはどう説明するのでしょうか? それをどのように私たちに明らかにし、私たちはそこから何を学ぶのでしょうか?

アンソニー・ペラット

ウォル:例えば、ジュピターが持っていた稲妻の矢は、古代の人々によって彫られたもので、現代の私たちが考える稲光とは似ても似つかない、ギザギザの稲妻のようなイメージです。神々の稲妻は、プラスモイドと呼ばれる形状をしています。とても入り組んだ(渦巻き状の)形をしています。これはフットボールのような形をしていて、真ん中にピンチがあり、両端から炎か何かが出ることもあります。これは地上の雷とは関係ありませんが、放電が非常に薄いプラズマ、つまり宇宙の薄いプラズマの中で起こる形です。

歴史的な記録の前にさかのぼって、世界中の岩に刻まれたペトログリフを見てみると、ある特定の図形が際立っていて、それが世界中で何十万、何百万と繰り返されていることがわかります。そして、スクワッターマンフィギュアと呼ばれています。脚を体に対して直角にしゃがんで、ふくらはぎを地面につけて、腕を体に対して直角に上げているような姿です。しかし、このキャラクターの肘と膝の下には二つの明るい円があり、これは一体全体何を表しているのだろうという疑問がありました。

ほとんどの場合、これは一種の様式化された人間の姿であり、したがってスクワッター(しゃがむ)マン squatter manであると考えられていました。しかし、プラズマ物理学の第一人者である彼(アンソニー・ペラット)の秀でたもののひとつに、"プラズマ不安定性"と呼ばれるものに彼の名前(Peratt Instabilities)がつけられています。これは彼が高電圧放電で研究したためです。そして、非常に特徴的な一連の形をとります。そのうちのひとつは、横から見ると、肘と膝の間に二つの輪、あるいは二つの円があるスクワッターマンのように見えます。

彼はプラズマの不安定性の他の形態を特定したため、岩の彫刻と一緒に、それはとても明確で、とてもうまく調和します。つまり、古代人は空に驚異的なものを見たということです。それは、太陽系内の惑星間の放電でした。もちろん、天文学者によれば、それは不可能なことです。

ジョー:それは、この原始的な古代の洞窟の人たちが、NASAよりも宇宙の性質について知っていたことを示唆していますね。

ウォル:そうです。だから私たちは、彼らの話を単なる神話や伝説であり、現実とは無関係だと切り捨てるのではなく、もっと注意深く耳を傾けるべきなのです。

ジョー:これらの神話や伝説に書かれていること、洞窟の壁などに刻まれていることは、彗星や何かとの接近遭遇を示すもので、単なる何かではなく、人々の生活に直接影響を与えるものだったと思いますか?

ドラマチックな一連の出来事、巨大なプラズマ放電現象

ウォル:ピラミッドが建てられたときの話は、そのときの記憶ですから、先史時代に起こったことです。しかし、それは古代文明によって記念されたものであり、もちろん、私たちは知っているように、それはどこからともなく湧いてくるように見えます。しかし、古代文明は、それ以前に存在したあらゆるものの廃墟から生まれたのです。つまり、人類、地球、太陽系の歴史には、非常にドラマチックな最近の一連の出来事があり、それは私たちが実際にかなりの程度まで組み立てられるもので、天文学者が現在信じている、宇宙で最も生命を発見しやすい場所と一致します。そしてそれは、褐色矮星に関連した惑星であり、意味はわかると思いますが、ぼんやりと光っているが、生命を育むのに十分なエネルギーを持った小さな星です。

地球の歴史は、そのようなタイプのシステムのひとつに巻き込まれていたようです。これは完全なSFのように聞こえますが、私たちは証拠を積み重ねて、それが事実であるように見えます。古代人が見ていたもの、岩に記録していたものは、太陽系史の最終章で、地球が火星や金星のような惑星に間近で脅かされていたことを示すページだったのです。

惑星が接近して電気的環境が衝突すると、巨大なプラズマ放電現象が発生します。これを古代人は岩の上に表現していたのです。彼らは、これがとても重要で、とても驚くべきことで、とても恐ろしいことであると考えました。というのも、この関連付けを行ったプラズマ物理学者は、この人たちがやったことを岩の破片に刻み込もうとしたところ、とんでもない苦労をしたと言っていました。彼は、古代人が実際にどのようにしてそれを完成させたのか分かりませんでした。

ジョー:つまり、彼らは動機づけられていたんですね。

この世の終わりの信念、宗教の創造

ウォル:彼らは動機づけられていました。私たちが理解できない現代の恐怖や動機の一端を垣間見ることができます。もちろん、精神医学や心理学では、過去に何が起こったのかを理解することができれば、そこから回復することができると考えられています。そして、私たち人類の行動は非常に一貫性がないため、私たち人類は、頼りになるグローバルな説明と癒しを切実に必要としているのだと思います。

ジョー:そうですとも。なるほど、この世の終わりの信念や、あなたが話しているような体験が、私たちの地球上で比較的最近に行われたものだとわかるようになるには、それほど想像力は必要ではないんですね。1万年から2万年前の話でしょうか。

ウォル:そうです。

ジョー:他の天体と接近して地球を揺るがすような経験をし、それが楽しい経験ではなかったので、この世の終わりの発想につながった。地球上の人々にとっては、放電による空襲があったのでしょうね。

ウォル生き残った人たちは、滅びた人たちを、神々の恐ろしい怒りをもたらした張本人だと非難する傾向がありました。この、われわれと彼ら(は本質的に違う。平和的に共存できない。われわれ以外の外部の人は敵だ)という態度は、現代社会でも顕著です。われわれは真の信じる人であり、おまえたちは異教徒であり、否定者である、という。

科学の世界でも、信念があり、その信念に異議を唱えると否定派と呼ばれることがあります。ですから、このことを理解することは、私たちの戦争的な行動が極めて不合理であることを理解することになり、解放されることになると思うのです。それは、人類が終末の日、つまり世界の終わりと感じたときに受けたひどい破壊を再現しようとする試みなのです。

ジョー:それが最終的に宗教の創造につながったのだろうと想像できます。そして、それは世界の紛争の大きな原因のひとつであり、ずっとそうでした。

ウォル:そう、そして、その意味を理解しないことで、争いはなくなりません。

ジョー:NASAはこのまま宗教として法人化すればいいと思います。

ウォル:そうですね、現代の天文学や宇宙論は、実践的な天文学者や有名な天文学者によって、宗教と比較されてきました。フレッド・ホイルはその一人だと思います。ビッグバン理論が証拠の間違った解釈に基づいていることを示したホルトン・アープ博士もそうです。このような人たちは、標準的な見解に挑戦しようとすると、宗教と同じようにその証拠を否定されるのです。

ジョー:異端者は……

ウォル:今日、異端者を焼くことはありません。ただ

ジョー:追放する(排斥する、葬り去る)、ですね。

ウォル:最先端を行く人たちの多くは、そのような受け止められ方をした結果、自殺した人がかなりいます。

ピエール:不思議なんですが、宇宙の混乱(不安、動揺)のエピソードは、周期的なものだと思いますか?

地球と人類の歴史は、褐色矮星が太陽に捕獲されることに関係している

ウォル:残念ながらそうではありません。おそらく宇宙では定期的に(頻繁に)起こっていることでしょうが、人類の歴史上、二度と起こらない出来事だと思います。二つの星が捕らえられ、ひとつの星がもう一つの星を捕らえるというようなことです。

もちろん、重力理論上、これは事実上不可能なことです。しかし、重力を電気現象として理解するエレクトリック・ユニバースでは、自然の成り行きとして予想されることです。これが、双子星、三子星など、多くの星系を見ることができる理由のひとつです。重力降着による星形成のモデルでは考えられませんが、エレクトリック・ユニバース・モデルで予想されることです。

地球と人類の歴史は、褐色矮星が太陽に捕獲されることに関係しています。それはとてもシンプルなことであり、また複雑なことでもあります。惑星は、私たちが教えられているような方法で形成されるわけではありません。惑星は、事実上、宇宙雲の中の稲妻のようなもので形成されます。これこそ、天文学者が近年発見したもので、予想もしなかったのでたまげてしまいました。星が、まるで宇宙の糸をつないだビーズのように、光り輝くフィラメントのように連なっているのを見るとは思ってもみませんでした。

ジョー:私が正しく理解しているかどうか確認するために、あなたが話している、二度と見ることができない出来事は、古代の洞窟画に描かれていた出来事と同じなのでしょうか?

太陽系は、なぜ時計仕掛けのように動くのか

ウォル:そうです。描写はそれほど多くありません。エピソードの様々な部分が記憶されていたりして、現代科学の理解を用いることで、何が議論されていたかを法医学的につなぎ合わせてみることができます。実はこれがエレクトリック・ユニバースの鍵のひとつです。探偵が信頼できない多くの目撃者から話を聞き出すのと同じように、科学捜査のテクニックを応用する必要があることに気づいたからです。私の友人であるデイブ・タルボットや他の比較神話学者たちは、このようなことを行ってきました。この技法を使えば、驚くほど多くのことを発見することができます。

私たちは、この騒乱の一番の原因を提示することができました。その過程で、私の仕事は、既知の物理学の観点から、これがどのように機能するのかを解明することでした。なぜなら、そのどれもが現代の天文学に適合していないからです。しかし、すべてがうまくいっており、これが素晴らしいのです。

現代天文学では、太陽系が時計仕掛けのように動く理由すら説明できません。なぜなら、二つ以上の天体の重力系は本質的に不安定だからです。宇宙的に見れば、比較的短い時間でバラバラになり、飛び散るはずです。しかし、私たちはそのようなことを観察していません。

太陽系は時計のように動いていて、そのため、何十億年も前にさかのぼって計算することで、さまざまな理論が生み出されてきました。しかし、そんなことはできません。太陽系には歴史があり、動的なもので、ほとんど生き物です。電気的に動かされ、現在では考えられないような方法で電気力に反応しています。

ジョー:太陽に捕らえられた褐色矮星が、私たちの惑星と褐色矮星の間で相互作用を起こしたと言いましたね。

ウォル:太陽系内の天体が接近すると、その天体の間で電気的な交流が起こります。私はこのことを解明し、私のウェブサイトでも紹介しています。この電気的な交換、つまり惑星間の雷鳴が、現在のような安定性を生み出していると思われるのです。というのも、惑星はそれを繰り返さないように、自分たちの間隔を空けていくからです。

例えば、金星の彗星の尾は、実際には放電です。非常に薄いダークモードの放電であり、地球の軌道に到達し、地球の尾は火星に到達することが今日わかっています。そして、火星に到達すると、火星は地球規模の砂嵐に見舞われ、電離層は青い霞 blue haze(かすみ、もや)を取り除き、天文学者は青い霞を見通すことができるようになります。過去数世紀、それは火星のブルークリアと呼ばれていました。これらはすべて電気的なものですが、それらの惑星が地球にもっと近づいた場合に起こることに比べれば、今はとても小さなことです。

ジョー:もし可能であれば、当時この惑星にいた人たちがどのような体験をしたのか、説明していただけますか? 稲妻が地球を襲い、人々を追い回すという話だけでしょうか? また、地球上では地震が多発したのではと思うのですが?

地震は地下の雷

ウォル:その通りです。実際、地震は地下の雷、火山、地震活動の一形態です。地震のエネルギーは岩石の移動で説明されていますが、地下の雷を考慮すれば、エネルギーは確保できます。また、地震の上空で観測される電離層の電子数、光、ガスの放出など、地表で起こるさまざまな不思議な物理現象は、電気が関与していることを実感させます。ですから、地震はたくさん起きていたはずです。潮汐の影響もあったでしょうし、海が陸地に押し寄せたりして、かなり恐ろしいことになったはずです。

この部分を実際につなぎ合わせるのは、サンダーボルト・チームのもう一人、ドワルドゥ・カルドナという人のライフワークです。彼は一連の本を出版し、目撃されたことを最も完全に記録して、私が話しているこのシナリオの観点からどう解釈できるかを説明しています。この本は記念碑的なもので、まだ5巻まで出ていますが、私たちが何者なのか、また、天文学者が、宇宙で生命を発見する可能性が最も高いのは褐色矮星の衛星かその上だと言うのは一部正しいということを理解できるようになり、とても興味深い読み物になっています。しかし、天文学者は、星が何であるかを理解していないので、もちろん、その妨げになっています。

難解な数学的、理論的、演繹的なアプローチは退屈

本当の答えは、彼らが予想しているよりももっとすごいものなのです。このようなことは、私たちの初期の星系が太陽に捕らえられる前の空の様子から明らかにすることができました。つまり、私たちは侵入者(余計者、もぐり)なのだ、というような驚くべき考えが生まれます。私たちは、この太陽系の異星人です。そんな風に考えることで、宇宙における私たちの本当の居場所、そして宇宙における生命と人生の見事な事業について考えることができます。それはどのように始まるのでしょうか?

これらの疑問はすべて、突然、新しい展望を開き、新たな問いを提供してくれます。しかし、こうしたこと全体が、学校の子どもたちに科学への回帰を促すことになると思います。なぜなら、難解な数学的、理論的、演繹的なアプローチは退屈で、ゲーム好きな人たち以外は離れていってしまうからです。もちろん、そのような人たちは今、実際に神の心を読むことができると言っているわけですが。彼らは鏡を見ているのです。数学者を見ているに過ぎません。その言い回しを使うなら、神は数学者以上の存在だったのです。

ジョー:そうですね、他の天体間の放電が地球にもたらしたであろう出来事の描写は、聖書のノアの大洪水や出エジプトのようなものを思い起こさせますね。実際に起こったことについての誤解が、どのようにして宗教を作るために利用されたかという考えに戻りますが、これは完全に作り話で、後付で現実味を帯び、私たちは皆それを信じています。

枠を超える

ウォル:そして、(人間以外のものが)擬人化された側面もあります。英雄や女神などの物語や苦悩する乙女の物語はすべて元型です。これは比較神話学者や、過去の元型に注目したジョーゼフ・キャンベルのような人々によって指摘されている通りです。そして、その元型はすべて、この太陽系の最近の歴史という観点から説明されています。戦いの神マルスと、美しい女神ヴィーナスの二つの側面、そして蛇の毛を持つ荒ぶる怪物メドゥーサです。ところで、蛇の毛は放電現象でした。

このように、コンセプトを受け入れると、これらのことが突然、鮮明に見えてきます。これがエレクトリック・ユニバースに興味を持つ人の課題のひとつであり、初心者の気持ちで取り組まなければならないのです。これがブレークスルーの方法です。自分の信念を捨てなければなりませんが、それはとても難しいことです。しかし、もしあなたがしばらくの間、不信感を抱いて、全体像を理解することができたなら、その時こそ人々の心をつかむことができます。人生が変わったと言われることもあります。というのも、その意味は科学の枠を超えたところにあるからです。

ジョー:ええ、もちろん。その通りだと思います。褐色矮星が太陽に取り込まれ、このような混乱が起こることはもうないだろうとおっしゃっていましたが、それは良いことだと思いますが、彗星という意味ではもっと小さな天体が気になります。もし、別の彗星がやってくるとしたら、どれくらいの距離で地球を通過すれば、何らかの直接の影響があるのでしょうか?

ツングースカ、ビエラ彗星、奇妙な現象

ウォル:電離層に干渉するため、非常に近い距離でなければならないでしょう。その影響は、むしろツングースカのようなもので、人が住んでいる地域、人口が密集している地域に壊滅的な影響を与える可能性があります。
ロシアのあの人口の少ない地域の上空で壊滅的な被害を受けました。
1850年代にビエラ彗星という彗星が崩壊したことがあり、その時、地球にはさまざまな奇妙な影響がありました。奇妙な天候があり、北アメリカではシカゴ大火のような奇妙な火災がありました。

ジョー:でもそれは、確かオリアリー夫人の牛のせいにされたんじゃなかったかな? バケツか何かを蹴っ飛ばしたとか?

ニール:それがNASAの最初の説でした。[笑]

ウォル:しかし、実際に起こった現象を読んでみると、その後に書かれた本もありますが、実はその本もこれらのことの一部を記述していると思います。起こったことは、通常の火災ではなく、プラズマ放電火災から予想される典型的なものです。また、砂の落下もありましたが、これは説明のつかないものでした。空から砂が降ってくるというのは、どういうことなのでしょうか?

まあ、入ってきた物体を放電で破壊すれば可能です。実際、地球上の砂の一面の広がりは、地質学的なものではなく、宇宙から降ってきた物質によるものだと思われます。

ジョー:ビエラ彗星とシカゴの火事の時の報告書を読みました。また、この火の通り道にいた人が死体で発見されたが、燃えておらず、ポケットの中で1セント銅貨やコインが溶け合っていたという話や、何トンもの未加工の鉄が明らかに溶けて、再び固まったという話もあります。

ウォル:その通りです。石や建物の一部が溶岩のように流れました。

ジョー:それは奇妙ですね。

ウォル:だから、かなり変な感じでしたね、ええ。そういうものだと思います。クレーターの多くは電気的なものです。アメリカで有名な、流星クレーターがいい例です。そのクレーターの床を掘って、重鉱物や金属など、衝突した物体から期待されるものを探したそうです。しかし、そのクレーターは放電クレーターであったため、何も見つかりませんでした。今後も見つかることはないでしょう。

放電クレーターは常に円形か、円形がいくつも重なっていて細長い形をしています。これは、雷が常に直角に上から直撃するためで、斜めや横からではありません。月面のクレーターのほとんどは円形で、しかも非常に新しいものが多く、他のクレーターの縁にクレーターが乗っかっているのを見かけますが、爆発によるダメージはあまり期待できません。しかし、稲妻は地表を型取ります。

実際にスパーク加工された表面の電子顕微鏡写真を見て、これを検証することができます。電子顕微鏡写真では、同じような特徴が見られますが、これは、月や他の惑星体で見られるような、異なるスケールのパターンが再び繰り返されています。

だから地質学者は、地球は閉じた系で、今動いているものが過去に動いていた唯一の力であるという考えに自分を縛ってきました。それはそうではなく、単なる思い込みです。実際は電気的な力で山脈を作ったり、海溝を刻んだりなど、ほんの数分のうちにできてしまいます。ですから、地層や火山、地震、クレーターなどの地球の形成について、これまでとはまったく違った見方ができるようになります。現在、彼らはその解釈に制限を受けています。

ジョー:私たちの惑星は、ただ形成されたわけではなさそうですね。電気的な現象によって形成され、刷新された。

地球の電気的な傷跡

ウォル:そうです。他の惑星から惑星が誕生するのは非常に活発で、電気的な現象が起こる可能性があります。例えば、ガス惑星が乱されたり、電荷が蓄積されたりして、電気的な力が重力に打ち勝つような場合です。そうすると、物質が宇宙空間に放出されることがあります。これはよくあることです。

太陽はコロナ質量放出で何十億トンもの物質を放出します。深宇宙にある他の星も驚異的な量の物質を宇宙空間に放出することが確認されています。これが通常のプロセスであり、あらゆるスケールで起こりうるということは決して考慮されません。しかし、これはガス惑星の周りに一連の衛星を形成する方法です。彼らの親はすぐそこにいます。衛星が回っている天体の本体から生まれたのです。そのため、衛星が誕生する過程で、誕生する天体の表面は電気的にひどく削られることがあり、地球もそうでした。例えば、海底盆地(海盆)がその例です。大陸が漂流する必要はありません。実際、地球上には大陸を漂流させるような力はありません。地球が誕生したとき、両極を結ぶ放電が起こり、それが海盆を削り取ったのだと思います。

なぜこのようなことを言うかというと、もしこれが、塵とガスの雲から形成されるすべての惑星の標準的なプロセスであれば、各惑星の表面は非常によく似ていると予想されるでしょう。しかし、そうではありません。みんな違います。それぞれの歴史があります。

彗星も同じです。彗星がどうなるかを予測できない理由のひとつは、彗星にはそれぞれの歴史があるからです。彗星はすべて、惑星の表面を彫刻したときにできた破片です。火星には非常に多くの物質が漂っています。実際、火星からの隕石は今も地球に降り注いでいます。

古代人は、このような宇宙的な雷撃によって火星の表面が削られるのを目撃しました。彼らはその様子を描写し、実際に記念として残しています。火星の傷跡の彫刻を見ることができます。北アメリカのインディアンは、これを"スカーフェイス(傷跡のある顔)“と呼んでいます。

論点は、望遠鏡で火星を見たときに、火星の三分の一ほどを占める火星の最大の特徴は、巨大なヴァレス・マリネリスの電気的傷跡であるということです。これは間違いなく電気的な傷跡です。

ニール:そして、それはおそらく山脈にも及んでいる。

ウォル:そうです。

ニール:それは魅力的なアイデアですね。

ウォル:一般的に山脈は花崗岩を下地にしており、花崗岩は貫入岩と呼ばれるものです。岩石の内部で何かが起きて、岩石が溶けて周囲の岩石に侵入するようなイメージです。まるで稲妻が岩盤を貫通し、その稲妻の化石が花崗岩であるかのようです。山脈の核は花崗岩であることが多く、山脈を作ったのは電気的な力であったことを示唆しています。

また、リッジ&ガリー(尾根と渓谷)効果と呼ばれる、リヒテンベルク図形のようなものもあります。見たことがあるかどうかわかりませんが、リヒテンベルク図形は、非導電性の表面で得られるパターンです。火花放電があり、その表面で放電を誘発すると、リヒテンベルク図形と呼ばれるものができます。ゴルフ場に雷が落ちて芝生が焼けたとき、放射状に広がる微細な構造、このパターンが見えることがあります。例えば、ヒマラヤ山脈の尾根と小峡谷の模様は、典型的なリヒテンベルク図形です。

ですから、地球の山脈は、確かに電気的なインプットがあって作られています。しかも、そのうちのいくつかは、人類の記憶の中で起こったことだと分かっています。北米インディアンには、北米の重要な地形の形成に関する伝説があり、他の場所でも同様のものを見つけることができます。オーストラリアでは、アボリジニが虹の蛇によって土地の様相を変え、山を築き、泉(水溜り)を作り、川の流れを作りました。

地質学者がこの新しいツールを手にしたとき、やるべきことがたくさんあるので、このテーマは非常に大きく広がるでしょう。例えば、クレーターを訪れて、放射能やクレーター周辺の奇妙な磁気の影響を検査することで、これらのことを検証することができます。ですから、私たちは思い付くままこのアイデアを選んでいるわけではありません。可能性に触発された人たちが、今、外に出てこの仕事をやっています。

ジョー:このような力が、比較的最近になって私たちの惑星を形成してきたと考えると、ある意味、畏敬の念を覚えますし、またそうなるかもしれません。しかし、その意味で、科学の主流がこの事実を受け入れようとしないのは理解できます。というのも、私たちの種としての位置を格下げしてしまうようなものだからです。私たちは単にこの惑星にいるだけで、もうそれほど特別な存在ではなく、私たちのことなど気にも留めていない大きな力が存在し、惑星を地上掃射して大陸やその上のすべてのものを再編成してしまうかもしれません。

アインシュタインの光速の壁は理論上の壁

ウォル:私は、エレクトリック・ユニバースが生物学の領域で行っていることのひとつに、科学者が現在見ているよりも下のレベルで何が起こっているのかを知る手がかりを与えてくれるということがあります。それは、宇宙のあらゆるものがつながっているということです。また、宇宙ではリアルタイムで情報を入手することができます。これは、アインシュタインの光速の壁が立ちはだかるため、現在では考えられないことですが、理論上の壁であって、現実にはありません。

例えば、重力はリアルタイムで作用しなければならないことが示されています。ニュートンの法則には時間が含まれていないため、地球は太陽が空のどこに見えるかではなく、今どこにいるのかを知らなければなりません。なぜなら、私たちや太陽に光が届くのは8分半後で、その時には太陽は移動してしまっているからです。
もし、地球が太陽の見える位置まで引っ張られたら、パチンコのような現象が起こり、地球やすべての惑星が同じ問題に悩まされるでしょう。そして、数万年単位で太陽系の外に放り出されることになります。そんなことは起きません。

ところで、ある天文学者は、連星が近くを公転していることを説明するために、重力が作用する速度を計算しました。というのは、それが最も厳しいテストだからです。その結果、重力の速度は2×10の10乗[2x1010]倍、つまり光速の200億倍以上でなければならないと計算しました。

光の速度は速いと思っていましたが、銀河系や太陽系のスケールで見ると、カタツムリのような速さです。太陽の光は、外惑星に届くのに何時間もかかります。銀河系スケールではカタツムリのようなスピードです。星からの光が銀河系を横断するのに10万年かかるというのは、本当に遅いのです。

光速よりもずっと速く動くものがある

太陽系が首尾一貫したシステムであるためには、光速をはるかに超える重力が働いている必要があります。渦巻き銀河が形成され、安定したシステムであるためには、そのシステム内のすべての星が、他の星の位置をリアルタイムで知っている必要があります。つまり、重力の速さを知ることができます。

先ほど、重力は電気的な力であると言いました。つまり、電気力はその速度で動作しなければならないということです。また、素粒子が安定するためにも必要なことです。というのも、原子の中の粒子がお互いの位置をリアルタイムで把握していないと、システム全体がバラバラになってしまい、安定した原子というものが存在しません。私たちが観察している世界では、光速よりもずっと速く動くものがあるというのがシンプルな条件です。

私たちは宇宙の他のすべての同様のシステムと通信している

生物学的システムは原子で構成されており、すべての原子は重力相互作用を通じて他の原子の存在をリアルタイムで知っているように見えますが、それはあなたの体の中のすべての原子の間にリアルタイムで電気的相互作用があることを意味します。光速の遅れもなく、神経パルス信号の遅れもなく、つまり、あなたはコヒーレントな(首尾一貫した)システムとして動作しているということです。

しかし、それは同時に、あなたが宇宙の他のすべての同様のシステムと通信していることを意味します。つまり、私たちの存在は、自分よりも偉大なものの表現なのです。私は、このことがとても力を与えるものだと感じています。

私たちは、何十億という銀河の中の、取るに足らない銀河の、取るに足らない星の周りにある、この小さな岩の上に孤立しているわけではありません。私たちは、知的な宇宙を構成する、なくてはならない、機能する一部です。私たちの目的は宇宙を理解することであり、そうすることで自己を反映した部分を形成しているのだと思われます。宇宙は、私たちを通して自分自身について学んでいます。それが、私たちの人生を生きる価値あるものにしています。

ジョー:ええ、もちろんです。人類全体がどのように相互作用しているかという点で、さらに何かあるのでしょうか。つまり、私たちはある意味で宇宙の他のすべてのものの不可欠な一部であり、人類全体、たとえば個人と情報のレベルで何らかのコミュニケーションがあるとおっしゃるのでしょうか?

ウォル:そうです。

ジョー:情報と電気はどのように関係していますか? それについて何かありますか?

光速をはるかに超えて働く電気力がある

ウォル:そうですね。これは、私が自分の研究を"エレクトリック・ユニバース"と名付けた理由のひとつでもありますが、その中心には、光速をはるかに超えて働く電気力があることに気づきました。つまり、私たちは首尾一貫したリアルタイムの存在です。

もちろん、私が直面している問題は、それを言ってしまうと、アインシュタインの相対性理論を捨ててしまうことです。つまり、光速が遅いと、二つの異なる観測者の同時性を議論するときに、それを考慮しなければならないということです。それでいいんです。つまり、方程式がうまくいくことはわかったが、それが何を意味するのか? 遅い信号の方法を使っているということ以外は、まったく意味がありません。

ジョー:それは、主流科学によって利用されてきた遠距離での作用という考え方が裏付けていますね。

量子論は本質的な概念(=すべての物質の間には、光速をはるかに超える力が働いている)が欠けている

ウォル:量子論と距離による不気味な(気味の悪い)作用は、まったく不気味ではありません。それが宇宙の仕組みです。絡み合った量子粒子間の、この見かけ上の瞬間的な相互作用を説明するために、空間のワームホールについての最近の記事があります。このような言葉はすべて誤解を招くもので、これが科学の問題点です。定義が不明確で、しばしば混乱や矛盾のある方法で使用される用語が多く使われています。

科学を単純化し、簡単な用語を使えば、現実に戻ることができると私は思います。量子論が単なるレシピ本であり、何が起こっているのかを説明するものではないのは、その下にあるコンセプトが欠けているからです。

本質的な概念は、すべての物質の間には、光速をはるかに超える力が働いているということです。だから、アインシュタインの相対性理論やその他諸々のことは忘れてください。そして、コヒーレンス(一貫性、統一性)と情報伝達のためには、それがシグナル伝達の好ましい方法であるということです。

重力=縦方向の電気力は遮蔽できない

もうひとつは、重力と同じで、遮蔽することができないことです。だから、ファラデーケージで行われるESP[超感覚的知覚]実験がうまくいくのです。ファラデーケージは、この信号伝達に対して完全に透明です。もし私たちがET[地球外生命体]とコンタクトを取りたかったら、電波や電磁気シグナルは使わないでしょう。なぜなら、どんな知的民族でも、星間距離を越えて通信するために電波を使うことはないからです。この縦方向の電気力※2を利用するのでしょう。私たちはそれについて何も知らないのです。

テスラはその方向に向かっていました。しかし、彼の仕事の多くは偽書的(出典・典拠などが不確か、疑わしい)なもので、彼が実際に何を発見し、何を発見しなかったかはわかりません。しかし、確かに彼が気付いていたこと、縦方向の電気力が深くprofound(深遠で、核心を突いて)重要であったことを示す証拠があります。

ジョー:もし科学の主流が、この電気力やエレクトリック・ユニバース理論や、その背後にある透明性が高く証明可能なアイデアを採用したら、突然、科学のまったく新しい領域に入り込み、おそらく神秘主義やスピリチュアルにさえ近づき始めるだろうと思うと、驚きますね。科学では証明できないけれど、私たちが発見するのを待っているようなものを指す言葉(表現)です。

ウォル: 私たちが理解するのを待っています。ただ、私たちの概念は中世に根ざしています。科学の領域では、この先にいろいろな可能性があります。

重力の概念を理解すれば、どうすれば重力を打ち破れる(無効化する)かを考えることができます。電気的な力であれば、極性を逆にすればいい。ただ、重力の起源が物質の中にあることを誰も理解していなかったので、重力を打ち負かす方法がわからなかったのです。しかし、これが手がかりになるのは明らかです。強い電界に置かれた誘電体に注目する必要があります。というのは、その誘電体の中の素粒子の極性を反転させてしまうからです。ですから、空飛ぶ円盤やUFOなどは、私たちの想像の産物ではないかもしれません。

制度化され、過度に専門化された科学は、行くべき道ではない

一方、生物学のコースの反対側では、西洋医学が、機械論的な(機械のような、非人間的な)意味で身体を見て、複雑な化学的相互作用として考えるだけで、ひどく制限されていることを実感します。それよりもはるかに多くのものがあります。そのことを理解するために最前線で活躍している科学者がいます。ルパート・シェルドレイクの名前を挙げれば、皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。

ジョー:ええ。

ウォル:細胞生物学者のブルース・リプトン。これらの人々は、生物学的システムにおける外部からの影響について研究しています。そして、それはもちろん、あらゆる種類の自然医学の側面にも関連しています。そして、医学界は、自然療法を医学の主流カリキュラムに組み込もうとする試みを封じようとすることで、実は私たちに何の役にも立っていないことに気づき始めます。

化学に基づいて食品を製造することは、欠陥のあるパラダイムであり、非常に危険なことです。それは、私たちが初期に原子爆弾で遊んでいたときのようなものです。それをやっていた連中は、自分たちが何をやっているのか分かっていなかったんです。彼らは自分たちが何をしているのか理解しないまま、全人類に関わるリスクを背負っていました。

科学者にもっと責任を持たせなければなりません。そして、その方法のひとつが、ますます少ないことをますます知っている(他のことを何も知らない)硬直した小さな規律を打ち破ることです。彼らの仕事は自分とは関係ないと思っているので、廊下にいる人たちとは話をしません。しかし、全体像が見え始め、すべての役割とその関係がわかるようになると、これは科学のやり方としてはまったく機能しないものであることに気づきます。制度化され、過度に専門化され、ある専門分野に特化した科学は、行くべき道ではありません。

ジョー:それは同感です。

ピエール:縦電流の概念に戻りますが、電流や電気現象が光速を超える超光速になるのはどうしてなのか、説明していただけますか?

光の速度、エーテルの排除と再導入

ウォル:光の速度は、それが通過する媒質(媒体)の反応によって決定されます。さて、媒質というと、もちろん光の速度は、真空中を進む光子や横波の速度を表すと思われます。しかし、真空中で電界を維持することはできません。物質が存在しなければならないのです。それは帯電した物質という意味ではなく、歪んで小さな電気双極子を形成することができるものという意味です。ということは、真空というものは存在しないということです。

何もない空間は実はチームになっていて、ニュートリノとチームになっています。ニュートリノは標準的な粒子です。つまり、他のすべての素粒子と同じ構造をしていて、歪んで小さな電気双極子を形成することができます。ですから、光で見ているのは、ニュートリノという媒体を伝わってくる撹乱、横方向の撹乱です。

光の速度は、ガラスや水などを通過するときに変化することが分かっているため、光の速度は一定ではありません。通過する媒体によって変化するものです。これによって、エーテルの考え方が再導入されました。マクスウェルの電磁気学の方程式にはエーテルが必要です。

アインシュタインはエーテルを排除し、具体的にどのように電磁波が動き続けるのかを説明しませんでした。そこでアインシュタインは、質量がない粒子であるはずの陽子を発明しましたが、質量がない粒子など宇宙には存在しません。そして、それに関して暴露されたことを忘れている。まったくもってナンセンスです。すべての粒子には質量がなければなりません。なぜなら、粒子にはエネルギーが含まれており、そのエネルギーは粒子の中の粒子の運動に束縛されているからです。今度の場合も、繰り返されるパターンのようなものです。

これがエレクトリック・ユニバースの特徴であり、このような宇宙のフラクタル性なのです。掘り下げれば掘り下げるほど、より詳細なものが見えてきて、それが繰り返されるパターンです。

重力は縦方向に引っ張られることで作動し、電磁気や光はロープを振ることで作動する

それで、光の話をしましたが、この媒体を伝わるには時間がかかるわけです。一方、重力は素粒子の分極化です。ですから、真空中ではすべてのニュートリノが、端から端まで、このような歪み、縦方向の歪みを持ちます。それはまるで鎖のようです。

鎖を引っ張ると、反対側に立っている人は鎖が引っ張られた瞬間を感じることができますが、誰かが長い鎖やロープの端を振ると、その波が自分に届くまでに時間がかかるという違いがあることはご存じでしょう。これが、その違いです。

重力は縦方向に引っ張られることで作動し、電磁気や光はロープを振ることで作動し、反対側の端まで届くのに時間がかかります。これが違いです。また、池に石を落とすようなものです。石を落とした場所から少し離れた水中にマイクがあると、マイクには石が落ちた音がすぐに聞こえますが、石の波紋は何秒か、何分かかかってあなたに届くので、その差は歴然です。

ピエール:チェーンやロープに例えると、とてもわかりやすいですね。もうひとつ質問があります。

前に、ビエラ彗星が天候の乱れを引き起こしたとおっしゃっていましたね。私は、地球の気象は、高気圧、低気圧(サイクロン)、竜巻、ハリケーン、稲光(雷)など、スパイラル現象に満ちていると考えていました。私は、宇宙の他の部分と同じように、主流科学によると、私たちの大気も空洞であり、電気的な現象で動いているわけではないという見解を疑っています。実際には何が起きているのでしょうか?
地球の天候における電気の役割はなんでしょうか?

地球の天候における電気の役割、電力は外部から供給されている

ウォル:そうですね。先ほど申し上げたように、ハンス・アルヴェーンは太陽の回路を解明しました。そして、地球はその回路に組み込まれており、すべての惑星は太陽の回路に組み込まれています。ですから、私たちの天気は、太陽と銀河系の環境との間に流れる電流に大きく依存しています。これは、気象モデルや気候モデルには入力されていないことなので、気象の専門家や気候の専門家というのは存在しないとも言えます。つまり、大きな要素のひとつが欠落しているからです。

外惑星を見ると、太陽系で最も速い風が吹いているのは、最も遠い惑星にあります。海王星は時速数千キロメートルを超える風が吹いていると思いますが、太陽から最も遠い惑星です。熱の入力はほとんどありません。

地球ではもちろん、天候を動かすのは熱の入力だと考えられています。確かに熱は大きな影響を与えますが、主要なパターンそのものは電気的に説明するのが適切です。特に、大きな回転系を持つ強力な嵐や、雲などによる上層大気への巨大な接続を見ることができます。しかし、近年、地球と太陽の間にある探査機によって、磁場を追跡することができるようになりました。彼らはこれをフラックスチューブ flux tubes(磁束管)と呼んでいますが、これも何の説明にもなっていない用語のひとつです。

これは、太陽と地球の間にある、ノベルティー商品のプラズマボールに見られるような電流フィラメントです。電流フィラメントは磁気圏に入り込みます。そして現在、磁気圏と電離層、電離層と地球の間、大きな嵐の上に見える奇妙なもの、スプライトやエルフ、魔法のような名前をつけられた地球のすべてで、この電荷が移動していることを発見しています。

つまり、気象システムには直接的に電気が供給されています。通例、雷雨が地球大気の電気回路を駆動すると考えられています。しかし、そうではありません。雷雨は、電離層に入力された電力が地球に到達しようとし、最も便利な方法で地上に到達する方法を見つけるための効果に過ぎません。そして、通常、漏電したコンデンサーは、地上への経路を見つけることができる弱い場所を見つけ、そこに雷が走ることになります。そして、電離層と地上の間を移動する稲妻の走行を目の当たりにしています。

雷は雲の中で発生するのではありません。雲の上で発生した雷は、雲が地上の一部として機能するのを待っています。このことは、雷雨の中を高高度で気球飛翔することで証明されています。この実験を行った科学者は、電荷がすでにそこにあることに驚いたと述べています。彼は、稲妻の後に徐々に電荷が蓄積されると思っていましたが、そうではなく、すでに電荷が存在し、動き出すのを待っているのだと言いました。銃の撃鉄を起こした状態で、引き金が引かれるのを待っているのです。

この電気的な要因で雷が説明されるわけですが、雷が説明されないとでも思っているのでしょうか? 雷雨が稲妻を起こすのに必要な電圧を発生させることについては、まだ解明されていない(謎のままだ)そうです。答えはすでに出ています。電力は外部から供給されています。

ニール:それは太陽から来るんですか?

太陽の内部で核爆発が起こっているわけではない

ウォル:それは太陽から来ます。そして、あなたは次のステップに進み、太陽からのパワーはどうなのかと言います。そして「それもまた、太陽以外から来ている」と言うでしょう。太陽のすべての特徴は、それが事実であることを示すものです。

黒点を見ると、私たちが太陽と呼んでいる明るい放電の下を覗いていることになります。そして、光球の下は暗く、ずっと温度が低い。太陽の内部で核爆発が起こっているわけではありません。

太陽は、他の惑星と同じように、より大きな天体です。プラズマは、宇宙の稲妻に沿った宇宙の雲の中で星を形成するとき、星のコアを形成するために最初に付加される元素が重元素であることを、宇宙学者はすでに明らかにしています。それが金属や物質で、惑星の核を構成するようなものです。そして、外側に行くと、軽い元素と水素やヘリウムといった気体になります。そして、それはもちろん光を放つ部分です。これが、恒星が水素でできていると考える理由ですが、単純に外側の大気が光っているからです。

ピエール:つまり、私が正しく理解しているのであれば、太陽黒点が発生するとき、それは太陽を取り囲む明るい元素が光って見える電流であり、それが太陽系に広がっていく。ここからはパラドックスですが、ここ数年、太陽黒点レベルが非常に低くなっているように見受けられます。太陽は異常に静かで、同時に主流科学は地球温暖化を進めていると主張しています。太陽活動の低下と地球温暖化の主張はどう折り合いをつけるのでしょうか?

人間が気候に与える影響は、実質的にゼロ

ウォル:私たちがしなければならないのは、太陽の電力供給について何の保証もないという事実に慣れることだと思います。なぜなら、それは外的なものであり、銀河系における私たちの位置と関連しているため、変化する可能性があるからです。星はかなり急速に変化することが観察されています。

一般的に、近くの星を見渡すと、ありがたいことに、私たちに起こるようなことではなさそうです。しかし、太陽に入力される電力は、地球の天候や天候の厳しさなどにも直接影響を与えます。これは、今のところ、見向きもされないことです。

地球温暖化というのは、あまりにも単純(短絡的)で、証明されていない議論です。実際、太陽は私たちのエネルギーの源ですから、何か変化があればそこに目を向けることになります。将来的には、太陽の回路を太陽系のはるか彼方まで描き出すことができるようになり、天気予報のようなものができるようになるといいですね。人間が気候に与える影響については、実質的にゼロと言っていいでしょう。

ニール:あなたはアル・ゴア(地球温暖化論者「不都合な真実」)のコンセンサスには加わっていないのですね?

ウォル:まさか、それはない。

ピエール:この件に関しては同意見です。

ウォル科学は挙手で成立するものではありません。
重力とは何か、電気とは何か、これは何なのか、それは何なのかという基本的なことが、現代の科学ではまったく理解されていないことを考えると、これらのテーマに関する本当の専門家というのは存在しないことがわかります。また、人為的な地球温暖化シナリオの欠陥をすべて指摘している科学者もたくさんいますが、もちろん彼らは否定派で、これはもちろん宗教的信念であるというニュアンスになります。

ジョー:異端者と呼べばいいんだよ、どうぞ、異端者と呼んでくれ。

無知な風潮の中での地球温暖化=想像上のシナリオ

ウォル:異端者、その通りです、はい。つまり、否定派や異端者の話をすると、もう科学の話ではなくなってしまいます。問題を扱っていないのですから。いわゆる否定派の人たちは、対処しなければならない問題を提起しています。それを無視することはできません。

私の見解では、このことは私のウェブサイトでも「無知な風潮の中での地球温暖化 Global Warming in a Climate of Ignorance」という見出しで書きましたが、理解し、概念を正しく理解するまでは、これらの公式発表はすべて無価値です。私たちがすべきことは、太陽から地球への供給が安定していることを保証できないことを理解し、何が起こってもそれに適応できるようにすることだと思います。それが私たちにできるすべてです。私たちはコントロールできません。私たちがこれらのことをコントロールできるという考えはナンセンスですが、それは、私たちが終末の日に直面したことで生じたこの狂気の一部です。

私が科学に興味を持つようになってから、つまり4歳くらいからですが、どのような時代であっても、常に大災害を恐れていることに気づきました。彗星が最も一般的ですが、彗星からの衝撃など、何らかの外的要因で地球に起こる災害があります。

人類は、その歴史、つまり未知の、あるいは認識されていない歴史のために、コントロールすることに必死なのです。自分たちのことをもっとよく理解するようになれば、想像上のシナリオに反応して、はしゃいだり、愚かなことをしたりすることもなくなるかもしれません。これは、長い歴史の中の最新のものに過ぎません。

ジョー:あなたがおっしゃるように、どの時代も人々は上空からの終末の到来を心配していましたが、ここ数年、私たちは大気圏に突入する火球や隕石の目撃・観測・報告数に大きな関心を持っています。最近で最も注目されたのは、今年初めにロシアで起きたチェリャビンスクでの一件です。アメリカ流星協会は、この種の記録で長い実績がありますが、そのウェブサイトでは、10年か12年前の各年について、2005年から今年の今日までを見てみると、これらの年よりもかなり顕著に、劇的に増加していることがわかります。年々増加の一途をたどっています。YouTubeを見れば、こうしたものを発見した人々のさまざまな動画が見つかります。私は10年前の記憶すらない。空に火の玉を見たとか、大きな音を聞いたとか、チェリャビンスクの件でも、こんなにたくさんの報告やニュース報道があったでしょうか。私たちは、ここに何かあるんじゃないかと思うだけという点で、ひとつのタイプのものから外れているのでしょうか? どうなんでしょう?

空に火の玉、大きな音……

ウォル:気をつけなければならないのは、報告制度が年々変化していないかどうかです。地球にぶつかる物質の量が増えているエポックに当たる可能性もあります。

なぜこんなことを言うかというと、科学者たちは彗星は太陽系外からやってくると信じているにもかかわらず、天文学者のトム・ヴァン・フランダーン[残念ながら故人]※1が非常に優れた研究をしていて、彗星の軌道は太陽系内で爆発によって生まれたことを示唆していると言ったからです。爆発する惑星と彼は呼んでいました。
今、私たちは太陽系を飛び回るデブリ(破片)を説明するために、爆発する惑星を発明しようとする必要はありません。惑星の表面を電気的に削り取ることで、膨大な量、山脈全体、あらゆるものが宇宙空間に放出されます。そして、その物質の一部は軌道に乗り、相対立する二つの惑星の月となります。あるいは、彗星や小惑星になるデブリもあります。だから私は、彗星と小惑星の間には、その軌道を除けば実質的な区別はないと言ってきました。彗星も小惑星も、その遭遇によって生まれたデブリ(破片)です。

つまり、同じ方向、同じ速度で放出された物質の雲が存在する可能性があり、その中には彗星の軌道のように非常に遠い軌道を持つものがあると想像できます。ということは、ある時点で太陽系内に入ってきたときに、地球が遭遇するデブリの量が増加する可能性があるということです。ですから、地球に衝突するデブリの量が本当に増えても、何の問題もないと思います。

ジョー:つまり、デブリの群れのようなものが発生する可能性があるということですね……

ウォル:そうです。これは、彗星が分裂するときに起こるようなことです。その結果、毎年一定の間隔で隕石の群れが発生することになります。

ジョー:ふたご座流星群やその他のさまざまな流星を見ることができますが、それらは非常に小さいものです。長年、人々は流星 falling star や流れ星 shooting star として見てきましたが、小さな斑点にしか見えないし、非常に大きなものはごく少数です。しかし、私が話しているものはもっと大きいようで、かなりの数が実際に衝突し、地球の表面に到達しています。ということは、もしかしたら、太陽系を周期的に周回するデブリの群れという可能性はないでしょうか?

ウォル:はい、それはあり得ます。実際、過去にそういうことがあったのだろうと思います。暗黒時代や中世では、社会がある程度崩壊していたと思われる疑いもあります。問題は、災害を引き起こし、多くの懸念(心配)が生じ、人々の通常の懸念(心配)が他のものに取って代わられるような、何らかの外的影響があったのではないかということです。これはあり得ます。だから、これらの過去の出来事の反響が、時代を超えて続いていきます。

ジョー:マイク・ベイリーをご存じかどうかわかりませんが、彼は年輪年代学者で、彗星に関する本を何冊も書いています。

ウォル:そう、そうです。

ニール:彼とパトリック・マカファティは、古い文化的なテキスト、特にアイルランドの神話を参考にしましたが、彼らは世界的に見ても、環境履歴と比較するという、あなた方と同じようなアプローチをとっています。

ウォル:マイク・ベイリーは、私が設立当初から関わっているイギリスのグループと関係があり、マイクのことは知っているし、彼らの会合で話をしたこともあります。

ジョー:これは非公開のグループですか、それとも名前がありますか?

ウォル:いいえ。学際的研究協会(The Society for Interdisciplinary Studies)という団体で、ウェブで見ることができるし、私はよく彼らの会合で講演をしています。だから、もし私に直接会いたい人がいたら、そこにも注目してください。

ジョー:The Society for Interdisciplinary Studies(学際的研究協会)とは、なんとも謎めいた名前ですね。

ウォル:そう、SISと呼ばれています。

ジョー:あなたやマイク・ベイリー、そして他の関係者からすると、その名前の下に何かとても重要なことを隠しているように聞こえますね!

ウォル:隠すつもりはありません。SISは、過去に起こったかもしれない様々な出来事や、古代史をどのように解明するかに興味を持つ、非常に強力な歴史グループによって設立されました。王家の血筋とか、そういうものです。私は特にそのようなことには関心がありませんでした。私はおそらく、科学分野の主要な貢献者の一人ですが、他にも多くの貢献者がいます。学際的な研究を行う学会として、これからの時代はこうあるべきだということです。垣根はあってはならない。人々は、あるものから別のものへと自由に行き来し、自分の考えをぶつけることができるはずです。これこそが、学会のすべてです。

ジョー:まったくそのとおりです。なぜなら、それが真実を阻む要因のひとつだと思うからです。私たちの地球、歴史、宇宙、そしてその中での私たちの位置について、研究に関わっているさまざまな分野の人々が情報を共有し、本当の意味で合意することです。しかし、今はすべてが区分けされており、両者は離れていて、決して出会うことはありません。地質学者と歴史学者、それだけで、お互いに話をすることはありません。

縄張り意識は、本当の科学とは相容れない
メディアは “専門家"から与えられた情報を怠惰に受け入れている

ウォル:それよりももっとひどいことがあります。大学の学科に行けば、AはBの理論に同意しないのでBと話をしないし、その逆もあります。相手の資料も読まない。このような縄張り意識は、本当の科学とは相容れないものです。

ニール:ええ、その通りです。それと、お金と欲ですね。あなたはご自分でこう書いています。
「現代の科学は、政府が資金を提供し、政治的な成果に結びついた一枚岩の構造になっている。このような状況において、急進的な変化を実現することは、過去のどの時代よりも困難であることは間違いない。反体制的な科学者に資金を提供することはできない。匿名査読制度によって認められなくなった一流の科学雑誌への掲載が危ぶまれる。一方、メディアは “専門家"から与えられた情報を怠惰に受け入れている」

ウォル:そうです。これはシステム的な問題です。ルネッサンスの時代には、ルネッサンスの学者たちを励ますために、後援者を見つけることが必要でした。私たちがしなければならなかったことは、私たちの活動から得られるインスピレーションをもとに、ミーティングなどの資金を提供してくれる人を探す必要がありました。

私はいつも、メッセージを伝えるには、ネットワークを作り、理解しやすくし、インスピレーションを与えることが必要だと感じています。その一言に尽きます。そのため、私たちのグループには、たとえば会議の開催や実験に時間と労力を割いてくれる素晴らしいボランティアが大勢います。エレクトリック・ユニバースは、科学を個人に還元するものだからです。

もし、あなたが自宅のガレージで、反重力装置の作り方を調べようとしたなら、そのチャンスはあります。あるいは、低エネルギーの核反応を利用したエネルギー装置の作り方など、さまざまな方法があります。せっかくの機会ですから、ぜひ挑戦してみてください。

私たちが実際に機能しているのは、今いるすべてのボランティアのおかげです。グループのインスピレーションは強力なものです。アメリカでの会合にも参加してもらっていますが、今ではアメリカでエレクトリック・ユニバースの年次総会を開催しています。もちろん、将来的には資金が集まれば他の場所でも行いたいのですが、参加した人たちは「今までで一番素晴らしい会議だ」と言ってくれます。なぜなら、この会議は幅広く、相互につながっていて、どんなテーマについて質問しても、それについて面白いことを言ってくれるからです。

ニール:すごいな、ウォル。あなたにもっと力を。

パラダイムシフト

ジョー:そろそろ時間が迫ってきました。できることはほとんどやったと思います。まず最初に、この番組に来てくれたことに感謝します。そして次に、あなたとあなたの同僚が長い間、困難な状況の中で行ってきたすべての仕事に対して感謝します。このインタビューと今夜の話を総合すると、これが本質的なことであることは明らかです。この情報は本質的なもので、私たちという種、地球、宇宙、すべてを理解するためのパラダイムシフトだということです。人類が真の意味で進化しようとするならば、この情報はその核となるものだと思います。

ウォル:私は SF作家のアーサー・C・クラークが好きですが、彼は『幼年期の終り Childhood’s End』という本を書いています。私は、これは子供時代の終わりであり、宇宙人の介入は必要ないと考えています。私たちは自分たちでそれを成し遂げることができます。

ニール:私たちは成長する必要があります。

ウォル:そうです。

ピエール:著作、ありがとうございます。あなたの本は、たとえそれが主流ではなく、主流メディアや主流科学が推奨していないものであっても、私たちの何人かは非常にインスピレーションを受けるものでした。だから、この素晴らしい贈り物に感謝します。本当にありがとうございます。

ジョー:では、本の名前をもう一度言いますが……

ピエール:ええ、リスナーの皆さんにあなたの本のタイトルをお伝えします。あなた、ウォレス・ソーンヒル、そして同僚であるデヴィッド・タルボットが書いた『エレクトリック・ユニバース』です。素晴らしい本です。わかりやすく説明してくれるし、写真も多いし、100ページくらいありますが、この本は、棚に並んでいる主流の科学書よりも、いや、それ以上に優れています。だから、今すぐ買って読んでみてください。

ジョー:すべての学校で教科書にすべきです。それが私たちの目指すべきところです。主なウェブサイトはthunderbolts.info、チェックしてみてください、ウォルの個人的なウェブサイトは holoscience.comです。ウォルさん、本当にありがとうございました。また、お話しする機会があるかもしれません。とてもよかったです。

ウォル:ピエール、ジョー、スコット、そしてニール、ありがとう。学校の教科書ということについては、私も同意見です。私の考えでは、子どもたちには代替案(別の可能性、選択肢)を提示し、自分の考えを持たせるべきだと考えています。

ジョー:もちろんです。さて、皆さん、今週はこの辺で失礼します。全体的に素晴らしい内容でした。素晴らしい番組でした。私たちはそれを心から楽しんでいます。皆さんも楽しんでいただけたでしょうか? そして、またすぐに戻ってきます。季節柄、2週間ほどお休みをいただいてからになるかもしれません! でも、またすぐに別の番組で戻ってきます。
それまで、さようなら。

──おわり

資料

トム・ヴァン・フランダーンの研究とインタビューの中で出てくる「縦方向の電気力」の参考資料です。
ここでは掲載していませんが、トム・ヴァン・フランダーンの論文は「重力の速さ──実験が示すもの」です。
トム・ヴァン・フランダーンの研究については「相対性理論を再考する by Tom Bethell」※1の「記事一覧」です。その中で紹介されている関連論文が※2の「縦方向の伝搬速度」です。いずれも一部引用させていただきました。

トム・ヴァン・フランダーン 記事一覧(※1)

Tom Van Flandern Articles

これまで述べてきたような反体制的な物理学者たちは、さまざまな点で意見を異にしているが、彼らは次のような命題のもとに団結し始めている。電磁波が伝わるエーテルは実際に存在するが、それはマクスウェルが提唱したような、すべてを包み込むような均一なエーテルではない。しかし、それはマクスウェルが提唱した包括的で均一なエーテルではなく、すべての天体が持っている重力場に対応するものである。(太陽、惑星、恒星の)表面に近いところでは、場、すなわちエーテルは比較的密度が高い。宇宙空間に向かうにつれて、エーテルはより減衰していく。ベックマンがこの仮説を初めて紹介したのは『アインシュタイン・プラス2』だと思う。ベックマンによると、この仮説は1950年代にプラハの電波工学・電子工学研究所の大学院生、ジリ・ポコルニーから初めて提案された。ポコルニーはその後、プラハのカレル大学の物理学科に入り、現在は引退している。

特殊相対性理論や一般相対性理論を必要とするような事実は、局所的な重力場に対応するエーテルを仮定することでより簡単に説明できると私は考えている。マイケルソンは"エーテル風"や"フリンジシフト"を発見したが、それは当然、地球の重力場が地球とともに前進しているからである。

アインシュタインを世界的に有名にした一般相対性理論の証明である、太陽付近の星光の曲がりについては、不均一な光媒体があれば簡単に説明できることである。波がより密度の高い媒質に入ると、波面の向きが変わることは、物理学の法則としてよく知られている。ハワード・ヘイデンによれば、屈折した星光は、このように “高校の代数学で数行で"導き出すことができる。そして、正確に導き出された。一般相対性理論のテンソル計算とリーマン幾何学は、近似値しか与えない。同様に、レーダービームが太陽の近くを通過し、水星から跳ね返ってくるときに観測される"シャピロ時間遅延"も同様である。

アインシュタインの定式化(素人には理解できないだろうが)を使って、“時空の曲率"の観点からこのすべてを理解しようとする人もいるかもしれない。しかし、もっと簡単な方法があることを知るべきだ


アインシュタインの相対性理論を捨てて、"光を運ぶ媒質がある"と仮定するのが、"気が狂わずに"このすべてを理解する最も簡単な方法だとフランダーンは言う。この媒質の中を時計が移動すると「原子時計の各電子がその軌道を一周するのに時間がかかる」。そのため、静止している時計に比べて、一定時間内に刻む"刻み"の数が少なくなる。つまり、動く時計が遅くなるのは「この媒体を通過することで、よりゆっくりと動作する」からなのだ。

遅くなっているのは時間ではない。時計が遅くなっているのだ。特殊相対性理論を"確認"したとされる実験は、すべて地表の実験室で行われたもので、動く粒子や動く原子時計はすべて、地球の重力場を"通過"しているため、速度が低下するのである。

縦方向の伝搬速度、振動する重力場と電場(※2)

Propagation Speed of Longitudinally
Oscillating Gravitational and Electrical Fields

William D. Walker and J. Dual
(General relativistic analysis performed in collaboration with T. Chen)
Institute of Mechanics, Swiss Federal Institute of Technology, 8092 Zurich, Switzerland
E-mail: walker@ifm.mavt.ethz.ch, dual@ifm.mavt.ethz.ch

縦方向の伝搬速度
振動する重力場と電場
ウィリアム・D・ウォーカー、J・デュアル
(一般相対論的解析は T. Chenと共同で行った)

著者らは数年前から、重力相互作用の速度を測定できる実験装置の開発の可能性を検討してきた。1950年代から1960年代にかけて、いくつかの研究者が、別の質量の近くで質量を縦振動させ、その結果生じる重力による縦振動を検出することができるかもしれないと提案した。そして、振動周波数、質量間の距離、二つの質量間の振動の位相差の測定から、位相速度を決定することができた。初期の研究者たちは、重力の位相速度が光速に等しいと仮定していた。予想される位相のずれは、典型的な実験セットアップの場合、1マイクロ度のオーダーだった。そのため当時は技術が限られていたため、重力実験は行われなかった。

1963年、R.P.ファインマンは一般物理学の本を出版し、その中で振動する電荷の電場を分析した。ファインマンの結論は、振動する電場は光速よりもはるかに速く、振動軸に沿ってほぼ瞬時に伝搬するというものだった。振動する質量の問題との類似性から、物理学界では、縦振動する重力場と縦振動する電場の位相速度は、近接場の実験室で測定するには速すぎるという結論が出された。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Posted by kiyo.I